東海道の終点、京都・三条大橋のリニューアル案が10日、公表された。老朽化に伴い、住民や橋の専門家らが検討していた。来年度末の工事完了を目指す。 豊臣秀吉が架けた、日本初の石柱橋とされる。木製の欄干は、デザインを変えずにヒノキで新調。伝統的な色や模様を使った歩道や柵を新設するという。 工事には4億円以上かかる見… この記事は有料会員記事です。残り63文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
西九州新幹線のダイヤ発表 上下47本 朝夕は1時間あたり片道2本
JR九州は10日、9月23日に開業する西九州新幹線(武雄温泉―長崎)と、乗り継ぎの在来線特急のダイヤを発表した。新幹線は武雄温泉―長崎が上下で1日44本、新大村―長崎を3本の計47本。同社は「朝方と夕方は1時間あたり片道で2本、日中は1本の運行」としている。 西九州新幹線の列車は6両編成で名称は「かもめ」。博多―長崎は最速1時間20分で、これまでより30分短くなる。 停車駅で3パターンを設定… この記事は有料会員記事です。残り389文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
訪日客再び 受け入れ準備進む観光地 マスクの着用は理解得られる?
訪日外国人客(インバウンド)の受け入れ手続きが10日、約2年ぶりに再開された。当面は政府が新型コロナウイルスの感染リスクが低いと判断した国・地域からの添乗員付きツアー客に限られる。実際に来日が始まる6月下旬以降に向けて、受け入れ準備を進める観光地の期待は高まるが、日本の感染対策に理解を得られるか心配する声もある。 東京・浅草の仲見世通りは10日の日中、和服姿の女性や修学旅行の中学生らでにぎわっていた。仲見世商店街振興組合では全88店に、マスク着用や手洗いなどを呼びかける英文のポスターを配布。受け入れに向けて準備を進める。金子弘之理事長は「これがコロナ禍の『終わりの始まり』であってほしい」と期待した。 江戸時代から仲見世に店を構える「江戸趣味小玩具 助六」の木村可奈江さん(51)は「コロナ禍で売り上げがゼロだった日もあった」とこの間を振り返る。 インバウンドの増加に期待を寄せつつ、感染対策への心配も。親指サイズの人形などを販売するが、手に取って品定めする人も少なくないという。政府は、混み合った施設などでのマスク着用をうたう旅行会社向けの指針をつくっている。「マスクをしてください、触らないでくださいと、一人ひとり声をかけたい」 伊勢志摩観光の中心地、伊勢神宮(三重県伊勢市)周辺でも、参拝者増への期待が高まる。 市によると、今年5月までの参拝者数は前年同期比約1・7倍の267万6452人。回復基調にあるが、外国人とされる参拝者数はわずか0・16%の4230人にとどまる。 海外からの旅行客が増えることで国内の感染状況は悪化しないのか。記事の後半では、感染症に詳しい専門家に見立てを聞きました。 内宮前の観光施設「おかげ横… この記事は有料会員記事です。残り2611文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪・淀川で遺体発見 京都・宇治川で流された男児か
2022年6月11日 0時00分 10日午後4時10分ごろ、大阪府高槻市東上牧3丁目の淀川で、釣りをしていた男性から「うつぶせの水死体を見つけた」と110番通報があった。府警は、5日に京都市伏見区の宇治川の観月橋上流で流され、行方不明になっている男児(11)の可能性もあるとみて調べている。 府警枚方署によると、ズボンが男児の着用していたものと似ているという。宇治川の観月橋付近から発見場所までの距離は直線で約11キロ。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沈没事故を教訓に…観光船の事業許可、5年ごとの更新制へ 国交省
北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故を受け、国土交通省は10日、再発防止策を議論する有識者検討会で、小型観光船の事業許可を5年ごとの更新制とする方針を示した。更新時に国が安全対策や教育訓練などの計画をチェックし、安全意識の低い事業者は撤退させる考えだ。 方針は検討会でおおむね了承された。導入時期は今後、検討するという。 カズワンをめぐっては、昨年も2度、事故を起こし、運航会社が国の監査を受けていた。その後も運航管理者の対応や定点連絡といった安全対策が不十分だったとみられ、不適格な業者に対するチェックの強化が課題となっていた。 そのため国交省は、小型観光… この記事は有料会員記事です。残り367文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
都心高級ホテル、伊豆大島の温泉…「もっとTokyo」に相次ぐ予約
新型コロナウイルスの感染拡大で中断していた東京都の観光支援事業「もっとTokyo」が1年7カ月ぶりに再開した10日、旅行会社や専用サイトには申し込みが相次いだ。都心の高級ホテルへの宿泊や、自然を楽しめる伊豆大島への温泉旅行など幅広いプランが並び、売り切れた商品も出ている。 旅行大手の近畿日本ツーリスト(新宿区)はこの日、ホームページで販売を始めると、夕方までに大半の予約が埋まった。担当者は「お得感が強い事業。お客様が待ち望んでいたのを実感した」と話した。日本旅行(中央区)は同日中に予定数に達し、販売を終えた。担当者は「観光需要が高まっている」と分析した。JTB(品川区)は商品の準備が整い次第、予約を受け付けるという。 同事業では、旅行会社や宿泊… この記事は有料会員記事です。残り241文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新型コロナ、1万5600人の感染確認 27日連続で前週比減
新型コロナウイルスの国内感染者は10日午後8時現在、新たに1万5600人が確認された。1週間前(3日)より3667人少なく、27日連続で前週の同じ曜日を下回った。死者は21人だった。 この日全国で最も感染者が多かったのは東京都で、1600人の感染を発表。1週間前から511人減り、28日連続で前週の同じ曜日を下回った。10日までの1週間平均の感染状況を見ると、1日あたりの感染者数は1697・0人で、前週(2187・1人)の77・6%だった。 2番目に多かったのは、沖縄県の1440人だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「謎めいた古生物」全身骨格を発掘 8割以上で「最も完全な形」
岐阜県瑞浪市の土岐川で、絶滅した海生哺乳類「パレオパラドキシア」の骨とみられる化石が見つかった。市化石博物館が10日、頭部を含む全身の8割以上の骨格を発掘した。ほぼ完全な形で発掘されたのは国内でも珍しいという。 化石は5日、住民が同市釜戸町の河川敷を清掃中に見つけた。腰骨や肋骨(ろっこつ)など体の後ろ側の長さ約1・8メートルの部分が露出し、背骨はつながっていた。頭部なども埋もれているとみた博物館が10日、大型ドリルなどで掘り出した。全長2~2・5メートルと推定される。 「謎めいた古生物」という意味のパレオパラドキシアは、2800万~1100万年前に生息していた。ジュゴンに似た生態だったと考えられているが、食性などは詳しくわかっていない。 骨の5割以上が見つかると全身骨格と呼ばれ、埼玉県や福島県など国内でこれまで6体が見つかっているが、8割以上の完全な骨格は例がないという。発掘に立ち会った国立科学博物館の甲能(こうの)直樹博士(哺乳類古生物学)は「肉食か草食かなど様々な論争があるが、解明に役立ってくれるだろう」と期待する。 博物館の安藤佑介学芸員(3… この記事は有料会員記事です。残り205文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
札幌は「ネガティブな情報出てくる」 IOC関係者、五輪招致で苦言
札幌市の2030年冬季五輪招致の機運を高めるため、市と日本オリンピック委員会(JOC)がつくる「プロモーション委員会」の2回目の会合が10日、同市内であった。市は意向調査で賛成派が過半数を占めたことなどから、開催地が事実上選定される年末までに世論の支持を一層広げたい考えだが、有識者からは支持率の低さや市の活動状況への苦言の声が出た。 この日の会合で、札幌市が五輪でアピールしたい「共生社会」などの話題が続く中、苦言を呈したのは国際オリンピック委員会(IOC)委員の渡辺守成氏(国際体操連盟会長)。同じ30年招致を目指す米ソルトレークシティーが「かなり追い上げてきている」と指摘した。 オンライン参加した渡辺氏は、招致賛成派が「札幌は52%でソルトレークは87%」とし、札幌の立場は26年冬季五輪招致で伊ミラノ・コルティナダンペッツォに敗れたストックホルム・オーレ(スウェーデン)の状況に近いとした。 そのうえで、「札幌はネガティブな情報は出てくるがポジティブな情報が出てこない」「もっと支持率を高めなければいけない」と述べた。 さらに、「とはいえもう6月… この記事は有料会員記事です。残り497文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
機動隊、騎馬隊…1600人が部隊出動訓練 警視庁、2年半ぶり開催
鶴信吾2022年6月10日 20時27分 警視庁の部隊出動訓練が10日、明治神宮外苑(東京都新宿区)であった。コロナ禍や大雪の影響での中止や延期を経て、約2年半ぶりの開催。車両部隊や徒歩部隊など計1600人余りが参加した。 徒歩部隊は、機動隊をはじめテロ対策の専門部隊、災害時の救助活動の部隊などが行進。その後、パトカーや白バイ、警備車両をはじめとする車両部隊や、警察犬や騎馬隊などの特科部隊も行進した。 訓練は警察官の士気高揚などが目的。大石吉彦警視総監は訓示で、「威風堂々の行進。心強く感じた」と評価した。昨年の東京五輪・パラリンピックや今年5月の日米豪印(クアッド)首脳会合での警備をねぎらい、「都民国民の安全を守り抜く強い思いと執念、覚悟を持って日々の職務に邁進(まいしん)してもらいたい」と指示した。(鶴信吾) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル