愛知県豊田市の取水施設「明治用水頭首工(とうしゅこう)」で大規模な漏水が起きた問題で2日、専門家らが原因や復旧方法について話し合う検討委員会(委員長=石黒覚・三重大名誉教授)の初会合が開かれた。会合では堰(せき)の下に水の通り道ができる「パイピング現象」が起きた可能性が指摘された。 検討委は東海農政局(名古屋市)に設置され、大学教授や研究者ら6人で構成される。 石黒委員長は、会合後の会見… この記事は有料会員記事です。残り220文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
函館でスルメイカ初水揚げ、「いけすイカ」続々 燃料費高騰で厳しく
阿部浩明2022年6月2日 20時00分 函館で名物のスルメイカ初水揚げ…初セリの最高値は去年に比べ=HTB提供 北海道内のスルメイカ漁が解禁となり、2日早朝、函館市の漁港で初水揚げがあった。近年の漁獲量低迷に燃料費高騰が追い打ちをかけ、今季も厳しい船出となった。 1日の解禁とともに道南から16隻が出漁。帰港した船の水槽から、生きたままの「いけすイカ」が続々とすくい上げられた。市水産物地方卸売市場で894キロが初競りにかけられ、最高価格で1キロ2100円(昨年1650円)の値がついた。 津軽半島沖から戻った吉田智さん(68)は約80キロを水揚げ。1回の出漁で約6万円の燃料費がかかるといい、「漁獲は昨年並みだが燃料代でぎりぎりだよ」。函館魚市場の平松伸孝取締役部長(58)は「コロナ禍も落ち着いて観光客も増えてきたので、今後の需要に期待したい」と話した。 函館水産試験場の調査によると、秋田県沖から松前沖にかけての日本海ではスルメイカの分布は過去5年の平均を下回り、「非常に低密度」という。(阿部浩明) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
太平洋横断の堀江さん、ゴールは4日ごろか 「黒潮大蛇行」に苦労
浅倉拓也2022年6月2日 20時08分 ヨットで世界最高齢での太平洋横断に挑んでいる海洋冒険家の堀江謙一さん(83)は、4日ごろに紀伊水道上のゴールを通過する見通しとなった。事務局が2日、発表した。通常は日本の沿岸を流れる黒潮が大きく南に蛇行する状態が続いており、紀伊水道へ向かうのに苦労しているという。このためゴールの予測が立ちにくい状況で、5日以降にずれる可能性もある。 堀江さんは2日現在、高知県の室戸岬の沖合を航行している。ゴールは紀伊日ノ御埼(ひのみさき)灯台(和歌山県)と伊島(いしま)灯台(徳島県)を結んだ紀伊水道上の線としている。その後は別の船に引航されて新西宮ヨットハーバー(兵庫県)に帰港し、検疫などの手続きを経て上陸。セレモニーが開かれる予定だ。(浅倉拓也) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日韓W杯にもらった勇気と感動に生かされた それぞれの20年
日韓共催の2002年サッカーワールドカップ(W杯)から20年。アジア初、そして初の2カ国共同開催。歴史的な大会は、人々に何を残したのか。 朴賢子(パクヒョンチャ)さん(56)が東京・大久保に韓国料理店「テーハンミング」を開いたのは02年10月。背中を押したのは直前のW杯だった。 1991年、夫の留学のため来日。自身も日本語を学びながら韓国食品の販売などのビジネスを始めたが、男児2人を出産後は仕事から遠ざかった。いつか好きな料理を仕事にしたいと夢見つつも踏み出せずにいた頃、W杯が始まった。 新大久保の職安通りを連日、韓国の赤、日本の青のユニホームを着た両国サポーターが埋めた。老若男女が入り乱れ、楽しそうに応援していた。韓国代表は過去最高の4強まで勝ち上がった。そんな光景を見て、「できないことなんて何もないな」と店を始めることを決意。倉庫だった建物を借りて改装した。 夫が留学生だった頃、お金がなくて、「焼き肉をおなかいっぱい食べたいね」といつも2人で話していた。最初は焼き肉店として始め、客の要望でチヂミやチャプチェ、のり巻きなどの家庭料理が次々とメニューに加わった。 開店した頃は小学生と幼稚園児だった息子たちが手を離れると、宮廷料理や地方の郷土料理を学ぶため韓国と行き来するようになった。店で勉強会と試食を組み合わせたイベントをたびたび開催。大学や自治体のカルチャーセンターでも料理を教えるようになった。 20年前の日韓W杯、その時何を感じていましたか? 大会期間中にアフガニスタンに向かった大学生、大会期間中にロシアチームを受け入れ、日本戦では引き分けを願っていた女性の20年も紹介します。 店名の由来はサッカーの応援… この記事は有料会員記事です。残り2397文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
生物クラブだった雅子さま、カイコも素手で 愛子さまも受け継ぐ養蚕
皇后雅子さまが5月から、歴代皇后の伝統行事「養蚕」の作業を始めている。実は、生物好きの雅子さま。カイコも素手で触りながら、心を尽くして取り組んでいるという。その姿勢は、長女愛子さまにも受け継がれているようだ。お二人の詳しい様子を側近らが語った。 雅子さまは今月1日、皇居の紅葉山御養蚕所を天皇陛下と愛子さまとともに訪問。ご一家はカイコのさわり心地を楽しみながら、生育の様子などを職員に尋ね、楽しそうに作業をしたという。この日の作業は、カイコに桑の葉を与える「御給桑(きゅうそう)」と、繭作り用の器にカイコを移す「上蔟(じょうぞく)」。愛子さまが、こうした作業に携わるのは初めてで、もともと「機会があればぜひ行きたい」と語っていたという。 皇居の森のほぼ中心部にある古びた木造の建物が、紅葉山御養蚕所だ。1914(大正3)年に建てられたこの養蚕所は今も現役だ。木々が生い茂る中にたたずむ姿は、当時にタイムスリップしたかのようだ。ここで、歴代の皇后による養蚕が約150年も続いてきた。繭から取れた生糸は、文化財の復元や国賓への贈り物などに使われている。 上皇后美智子さまから引き継… この記事は有料会員記事です。残り882文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
体育大会中に熱中症か、女子生徒ら40人が体調不良 大阪女学院中高
2022年6月2日 16時16分(2022年6月2日 17時45分更新) 2日午後3時15分ごろ、大阪市中央区玉造2丁目の大阪女学院中学・高校で「体育大会中に10代の女子約15人が熱中症のようだ」と119番通報があった。大阪市消防局によると午後4時半現在、体調不良者を約40人確認しているという。救急車などのべ42台が出動し、8人を病院に搬送したという。 同校によると、この日は中学・高校の6学年が参加する体育大会を実施していた。中学3年の娘の応援に来ていたという女性(48)は「応援合戦のあたりから体調が悪くなる生徒が出始めた。先生方が担架で生徒を保健室に運んでいた」と話した。女性の娘も保健室で休んだという。 気象庁のホームページによると、大阪市中央区でこの日、最高気温29・2度を記録。平年より2・3度高く、6月下旬並みの暑さだった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Baseball players don’t dance? The Savannah Bananas beg to differ
How does a dance writer from the Northeast end up fixated on a collegiate summer league baseball team from Savannah, Georgia? A few months ago, a video of a baseball coach dancing to “Waltz of the Flowers” — concluding with a virtuosic series of pirouettes — showed up in my […]
4630万誤入金の町、説明会で誤記相次ぐ 住民「すべていい加減」
山口県阿武町は、4630万円の誤入金問題をめぐって1日夜、初の住民説明会を開き、一連の経緯を説明した。返金を拒んだ田口翔容疑者(24)=電子計算機使用詐欺容疑で逮捕=と町職員とのやりとりの詳細も明かされ、参加者からは、住民が逮捕される「事件」に発展したミスをただす声が相次いだ。 明かされた容疑者とのやり取り詳細 午後7時、会場となった町民センターの多目的ホールに、約100人の住民が集まった。事前に並べていた椅子が足りず、職員が急いで対応した。説明会は1時間半以上に及んだ。 花田憲彦町長は冒頭、「町民… この記事は有料会員記事です。残り1072文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警察学校に密着取材…頭も体もフル活用 私生活と使命のはざまで
警察官として必要な知識や技術、心構えなどを学ぶ岩手県警察学校(盛岡市青山1丁目)。学生たちは同じ志を持った仲間と共同生活を送り、きびしい訓練に挑んでいる。5月24日に開かれた体験入校に記者(52)が参加すると、警察官の卵たちが充実した毎日を過ごしていた。 「がんばれー」。午後3時過ぎ。近くの小学校の児童たちが下校途中、グラウンド脇を歩きながら大きな声で応援してくれた。険しい表情だった教官が笑顔を浮かべて手を振っている。 機動隊の出動服の上から装着する完全個人装備。アメフトや野球のキャッチャーの防具よりも頑丈そうだ。重さ約5キロ。ヘルメットをかぶり、顔面を守るシールドを下ろす。不織布マスクのせいもあり、立っているだけで息が上がりそうになる。きつい。これに5キロ以上の盾を持つ。 脇を締め、腰を落として踏ん… この記事は有料会員記事です。残り1698文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
滋賀のブラジル人学校、クラスター発生で経営危機 立ち上がった住民
滋賀県愛荘町のブラジル人学校「サンタナ学園」が、コロナ禍で経営危機に陥っている。生徒らに感染が広がったため親たちが仕事に行けず、月謝が滞る家庭が増えている。地元住民らはクラウドファンディング(CF)を実施し、学園を支えようとしている。 サンタナ学園には県内の1~18歳の子ども約80人が通う。日本で公的補助の対象となる各種学校の認可はなく、運営費の大部分は保護者からの月謝が頼りだ。 コロナ禍では、製造業の派遣労働者として働く親たちの仕事が減った。さらに今年1月、幼児らを中心にクラスター(感染者集団)が発生し、2週間にわたって休校。保護者らも濃厚接触などに伴う休業が続き、月謝が滞りがちだという。 学園は1998年、ブラジル… この記事は有料会員記事です。残り455文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル