学生のときに社員が借りた奨学金を、企業が肩代わりする奨学金返還支援。日本学生支援機構(JASSO)は昨年4月、企業から直接、奨学金の返還を受け付ける代理返還制度を始めた。JASSOによると全国で348社(5月1日現在)が導入し、今後も増える見通しという。 これまでの企業による奨学金の返還支援は、企業が社員の給与に返還分を上乗せして支給し、社員がJASSOに返還する仕組みだった。この場合、上乗せ分は給与の一部と見なされ、所得税の課税対象になる。 これに対し、企業がJASSOに返還する制度では、社員の所得にならず課税されないほか、企業は損金算入でき、法人税額を減らせるメリットがある。 JASSOによると、企業の… この記事は有料会員記事です。残り334文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
泡盛の器を探して 「カラカラ」に「ダチビン」 やちむんに古酒注ぐ
イチャリバチョーデー。 そんな言い方が沖縄にある。「一度会ったらみんな兄弟」という意味である。たしかに酒場で泡盛を飲んでいると、その言葉の意味がしみじみ分かる。飲み過ぎも、飲めない人に勧めるのもNGだが、人との垣根を作らない不思議な力を泡盛は秘めているのかもしれない。 「釜ケ崎人情」「花街の母」など大阪の風土に根ざした曲を数々発表してきた作詞家、もず唱平(83)も「泡盛に魅せられた」と語る。大阪が仕事や生活の拠点だったが、現在は事務所のマネジャーや弟子と一緒に沖縄で暮らしている。 「音楽が聴覚の芸術であるのと同様に、泡盛は味覚、嗅覚(きゅうかく)の芸術品」と言う。元々酒はあまり飲まなかったが、沖縄で泡盛に出会ってからはグラス1杯の水割りをじっくり時間をかけて飲んでいるそうだ。 そもそも酒とは祭事のときに造られる神聖な飲み物だった。陶然とした気持ちになることで神との交流を図ろうとしたのである。英語で「スピリット」。この言葉には「霊」や「精神」の意味もある。 さて「泡盛」という言葉が記録上、初めて記載されたのは江戸時代前期の1671年。将軍家への献上品目だった。幕末、米海軍のペリー提督ら一行が那覇に寄港した際には、琉球王府は晩餐(ばんさん)会で古酒を供し、もてなした。同行した秘書官テイラーは手記に書いている。 「まろやかに熟しており、きつくて甘みのあるドロッとした舌触りで、いくらかフランス製のリキュール酒に似ていた」 ペリー一行が帰ったあとには事件も起きた。したたかに酔った残留兵が民家に押し入り、女性を暴行したのである。彼は住民に追われ、港から落ちて水死したという。 私は泡盛を入れる容器が見た… この記事は有料会員記事です。残り581文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Cubs’ Seiya Suzuki frustrated with first trip to injured list
Chicago – Chicago Cubs rookie Seiya Suzuki’s hot start to his MLB career has been derailed by a finger injury, but the slugging outfielder said Tuesday he will aim to miss as few games as possible and return better for the break. Suzuki jammed his left ring finger sliding into […]
特産スイカの盗難相次ぐ 「大切に育てたのに」対策に限界、悩む農家
出荷最盛期を迎えている群馬県太田市の特産物「藪塚こだま西瓜(すいか)」の盗難が相次いでいる。JA太田市によると、今年の被害はすでに100玉超え。農家は見回りなど対策を強化しているが、家から離れた場所が狙われることも。「どうやってスイカを守ろうか……」。農家は頭を悩ます。 「また泥棒か」。群馬県太田市の農家の男性(45)は、嫌な予感がした。 4月下旬の早朝。地元の特産物「藪塚こだま西瓜」は出荷の最盛期を迎えていた。温度調節のため、家から1キロほど離れたビニールハウスに向かった。 すると、ハウスの入り口には無数の人の足跡が。確認すると、スイカが10個ほど盗まれていた。収穫間際のものばかり。 あわてて盗んだのか、強引に茎から引きちぎられていた。残ったスイカも踏みつぶされており、予定していた出荷ができなかった。「誰が何のために盗んだのか。許せない」 「金銭的な被害より、精神的ダメージ大きい」 その後も被害は続いた。5月… この記事は有料会員記事です。残り987文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カレー屋が生んだ高級ビール 開発者の心は複雑「本当は必要ない?」
箔米ビール=ジパングカリーカフェ提供 このビール、「原材料不足」でつくることができない方が本当は良いのかもしれません。そして、生産にコストがかかっていて、はっきり言って、値段はお高い。そんなビールが今年、大阪市に誕生、市内の飲食店やネット通販で提供されていて人気です。 ビールの名は「箔米(はくまい)ビール」。 原材料は、麦芽、ホップ、米。アルコール分は6%。 ふつうのビールと変わりないようですが……、じつは、米に秘密があります。このビールを開発したカレー屋さんが、炊いたけれど余ってしまった米なのです。 そのカレー屋さん、新型コロナの影響で、昼間だけの営業を強いられています。外出自粛で、お客さんが何人来るか読むのが難しくなりました。いろいろ工夫しても、どうしても炊飯米が余ってしまいます。 余った炊飯米は飼料になるか、肥料になるか、廃棄してしまうか。 もったいないな~。 そう考えたカレー屋の社長さんが、あるビール会社と開発したのです。 社長の名は、安藤育敏(いくとし)さん、40歳。大阪市北区など4カ所でカレー店「ジパングカリーカフェ」を展開する社長です。 安藤さんが、このビールをつくったいきさつ、そして、「箔米ビール」と名づけた思いのストーリーをお届けします。 祖母のおしえ 大阪市に生まれ、母子家庭だ… この記事は有料会員記事です。残り2072文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 #KANSAI 近畿の魅力を再発見する新企画。社会・経済から文化・スポーツまで、地元愛あふれるコンテンツをお届けします。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「クロ現+」制作NHK子会社の元社員逮捕 1・8億円分不正購入か
山口啓太2022年6月1日 13時01分 取材の移動のためだと偽って旅行会社から新幹線の乗車券などを詐取したとして、警視庁は1日、NHK子会社「NHKグローバルメディアサービス」(東京都渋谷区)の元社員川崎健治容疑者(44)=東京都日野市南平6丁目=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているという。 捜査2課によると、川崎容疑者は同社スポーツセンターの庶務・経理を担当していた昨年10月ごろ、東京都渋谷区の旅行会社に虚偽の申込書を提出し、同社から乗車券と特急券計120枚(販売価格計約105万円)をだまし取った疑いがある。Jリーグや大相撲九州場所などの取材で大阪や博多にスタッフが移動するためだと偽り、その日のうちにすべて換金して約101万円を得たという。 同課は、川崎容疑者が同様の手口を繰り返し、2017年7月~21年10月に計780回、総額約1億8千万円の不正な購入をしていたとみている。換金して得た現金の一部は新たな購入代金に充てていたが、約1億8千万円のうち約2800万円が未払いになっており、川崎容疑者の住宅ローンの支払いや遊興費に使われたとみられるという。 川崎容疑者は21年11月に渋谷署に出頭。NHKグローバルメディアサービスは同年12月に川崎容疑者を懲戒解雇とし、今年5月に警視庁に刑事告発していた。同社は「深くおわびします。今後このようなことがないよう再発防止策を徹底して参ります」とコメントした。 同社は「クローズアップ現代+」や「NHKスペシャル」などの番組制作に携わるNHK子会社。(山口啓太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Hawks get past Giants bullpen to seize first place in PL
Kenji Akashi hit a tie-breaking eighth-inning pinch-hit RBI triple as the Fukuoka SoftBank Hawks came from a run down in a 3-1 interleague win over the Yomiuri Giants that lifted them into first place in the Pacific League on Tuesday. The Giants’ loss at Tokyo Dome dropped them three games […]
カズワンの船体を陸揚げ 原因解明へ本格調査、乗船者の家族に公開へ
北海道・知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、海上保安庁は1日朝、網走港の作業台船から、カズワンの船体を陸揚げする作業を始めた。今後、原因の解明に向けた船体の調査が本格化することになる。 カズワンの船体は、台船からクレーンでつりあげ、運搬用のトレーラーに載せて近くの保管場所に移動させた。午後には乗船者の家族に公開し、献花の機会を設ける予定という。 事故は4月23日に発生。同… この記事は有料会員記事です。残り260文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
広島で住宅が全焼、焼け跡から2人の遺体 一人暮らしの住人と親族か
松尾葉奈、新屋絵理2022年6月1日 10時30分 1日午前3時5分ごろ、広島市安芸区中野東4丁目の住宅で「2階から火が出ている」と近くの住民から119番通報があった。火は約2時間半後に消し止められたが、木造2階建ての住宅が全焼し、焼け跡から2人の遺体が見つかった。周辺の4棟も一部が焼けた。 広島県警海田署などによると、全焼した家には80代の女性が1人で暮らし、近くには親族の車が止まっていたという。いずれも連絡が取れないことから、遺体はこの2人の可能性があるとみて身元を確認している。 現場はJR広島駅から東に約10キロの住宅街。近くに住む女性(74)は「ゴツンゴツンという大きな音が聞こえたので外に出たら、火が燃え上がっていてびっくりした」と話した。(松尾葉奈、新屋絵理) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「令和の虎」出演者ら賭けポーカー容疑 経営者など14人書類送検
土舘聡一2022年6月1日 10時39分 警視庁は1日、ユーチューブ番組「令和の虎 CHANNEL」の出演者を含む25~42歳の男14人を賭博容疑で書類送検した。保安課によると、14人は昨年10月と今年2月、東京都新宿区と台東区のマンションで賭けポーカーをした疑いがある。 賭博に参加していたとされる14人の職業は、会社経営者が9人、自営業と会社員が2人ずつ、自由業が1人だった。このほか、ディーラーとしてカードを配っていたとしてアルバイトの女(24)と会社員の男(28)も賭博幇助(ほうじょ)容疑で書類送検した。 「令和の虎」は登録者数約55万人。起業を希望する人たちの事業計画を聞いた投資家たちが、出資するかどうかを判断する企画で人気だった。(土舘聡一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル