渋谷瑠良さん(17) 夏の甲子園のキャッチフレーズでグランプリを獲得した高校生 〈この夏も、応援したい君がいる。〉 第104回全国高校野球選手権大会のキャッチフレーズコンクールで、応募6965点の中からグランプリに輝いた。 授業で募集の方法を知り、締め切りが1週間後に迫ったある日。自宅で、ふっと頭に浮かんだのがこのフレーズだった。スマートフォンに書き留めた。 夏になると、いつも祖父の家で流れていた甲子園の中継を見て応援してきた自分自身の姿を、そのまま表現した。 群馬県高崎市の高崎商大付高… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
船内捜索の鍵にぎる「飽和潜水」 ガスで加圧、命のリスク抱え海中へ
北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、海上保安庁は海底で見つかった船の内部に乗船者がいないかどうかの確認作業を続けている。 発見場所の水深が深く海保の潜水士では潜れないため、今後は高い水圧にも耐えられる「飽和潜水」という方法で捜索にあたる方針だ。 通常の潜水とはどう違うのか。飽和潜水の経験がある元海上自衛隊員や専門家に話を聞いた。 沈没した観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が見つかったのは、知床半島沖の水深約120メートルの海底だ。 海保の通常の潜水士が潜れる深さは40メートルまでで、精鋭の特殊救難隊員でも60メートルまでとされる。特殊な装備や対策をしなければ、水圧に体が耐えられないためだ。 1日かけてタンクで加圧、そのまま食事も これまでは、海保や海上自衛… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「神保町のランドマーク」三省堂本店、一時閉店の夜 レジには大行列
東京・神保町のランドマークである「三省堂書店神保町本店」が8日、一時閉店した。この場所で営業を始めて141年。午後8時23分、最後の客が退店し、いったん幕を下ろした。ビルは解体され、6月からは仮店舗で営業する。 多くの書店が集まる神保町で最も大きい同店は、141年間、同じ場所で営業し続けてきた。現在の社屋は4代目で、神田神保町1丁目1番地にあるランドマークとして知られてきた。 三省堂書店はコロナ禍による打撃を受け、同社によると、三省堂全体で2割の客が減った。本店が入る築41年のビルは設備の老朽化も進み、建て替えとともに一時閉店を決めたという。 この日、レジには本をまとめ買いする客たちが行列を作り、店員が「最後尾」のプラカードを掲げていた。店の前は、スマートフォンをかざして建物を写真におさめる人たちであふれた。 閉店後、店の前で亀井崇雄社長が感謝のあいさつを述べると、店の前に集まった数百人の客から拍手が送られ、「141年間ありがとう!」という声も上がった。 現在のビルは解体工事に入り、6月1日から少なくとも3年間、約300メートル離れた小川町の仮店舗で営業する。規模は現在の4分の1になる。 神保町に住み、高校3年生の娘(17)と最後の買い物に来ていた女性(47)は、「神保町と言えば三省堂。本当にぜいたくな本屋だった」と惜しんだ。娘が生まれてからここで買った児童書は100冊を下らないという。医療事務の仕事柄、この店で専門書を探しては、膨大な品ぞろえに助けられ、コロナ下でも知識を更新できたという。「戻ってくるのが待ち遠しい」と親子で口をそろえ、店を後にした。(田渕紫織) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国会議員になりすましグリーン券をだまし取った疑い 元参院議員逮捕
現職の国会議員になりすまして、新幹線のグリーン券などをだまし取ったとして、愛知県警は8日、元衆・参院議員で、現在は立憲民主党岐阜県総支部連合会常任顧問の山下八洲夫容疑者(79)=岐阜県中津川市=を詐欺などの疑いで逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。 国会議員が新幹線のグリーン車を含め、JR全線に無料で乗れる「JRパス」(国会議員用鉄道乗車証)を悪用したとみられる。 県警中村署によると、山下容疑者は4月27日、東京駅で、東京―名古屋駅間の東海道新幹線の特急券とグリーン券をだまし取ろうと、現職の国会議員の名前をかたってなりすまし、「国会議員指定席・寝台申込書」を提出。往復分の券をだまし取るなどした疑いがある。発券を受ける前に、参院議員時代のJRパスを見せて、駅員を信じ込ませたとみられる。 駅員が往復分を発行するはず… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沈没したカズワン、新たな画像 無人潜水機が撮影、船体が右に傾く
北海道・知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部は8日、初めて投入された無人潜水機のカメラが撮影したカズワンの画像2枚を公開した。 船首付近を写した1枚は白い船体に「KAZUⅠ」の文字が見え、船体が右に傾いた様子がうかがえる。船尾付近のもう1枚は、ドアが右に開いている様子がわかる。いずれも船の内部は暗く、はっきり写ってはいない。 無人潜水機は、民間の作業船「新日丸」が7日夜までに現場海域に運び、8日朝から、水深約120メートルの海底に沈んだ船体周辺で作業を始めていた。 5日前に船内を撮影した後… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
組長宅に車突っ込む 建造物損壊容疑で26歳男を逮捕 大阪府警
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ウクライナの平和願う花火打ち上げ 日本に避難した夫妻が記した祈り
欧州で第2次世界大戦が終結したとされる8日、青や黄のウクライナ国旗の色をイメージした花火が愛知県南知多町の内海海水浴場で打ち上げられた。平和の願いを届けようとこの日、同海水浴場のほか、米国やドイツなど世界10カ国以上でも花火が上がった。 「ドーンドーン」。まだ肌寒さが残る海岸に轟音(ごうおん)が響き渡る。75発が夜空を彩った。直径120メートルもある青と黄の大輪やパチパチと音を立てて広がる花火に、集まった観客からは「きれい」などと歓声があがった。 特別な思いで空を見上げる夫婦がいた。チェボタレフ・ルスランさん(38)と妻のリディアさん(35)は、肩を寄せ合い、夜空を見つめていた。ロシアの侵攻後、ウクライナの首都キーウ(キエフ)から避難をした。4月10日から同県安城市で暮らす。 全国100カ所以上でリレー形式に花火を打ち上げる「#花火駅伝」の一環。コロナ禍の日本を笑顔にしようと、花火製造販売会社の若松屋(愛知県西尾市)が、全国の同業者に呼びかけ、昨年から始まった。 若松屋が担当した内海海水浴場の打ち上げでは、ウクライナの平和がテーマだ。発案した社員の葛西喬介さん(38)は「火薬は戦争ではなく、平和のために使われてほしい」と企画した。両親の知り合いのルスランさんたちを会場に招待し、花火を喜んでもらい、ウクライナへの支援が広がるようにと思いを込めた。 打ち上げ前、ルスランさんは、花火の玉に「へいわをウクライナに」と日本語で記した。花火の音で爆撃を思い出してしまうかもしれない。そんな不安もあった。でも、母国のことを思いながら、妻と祈った。「少しでも早く戦争が終わりますように」(三宅梨紗子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
無人潜水機を初投入、船を撮影し道警カメラも回収 知床観光船沈没
【説明タブ】【動画】無人潜水機で事故現場付近を捜索する「新日丸」=遠藤雅彦撮影 北海道・知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で8日、海底で見つかった船の内部を捜索するため、初めて無人の潜水機が海中に投入された。 無人潜水機は水深約120メートルの海底に沈む船まで到達。第1管区海上保安本部によると、5日前に船内を撮影した後、回収不能になっていた北海道警の水中カメラについて、遠隔操作によって回収することができたという。 搭載したカメラで船の撮影にも成功しているが、8日午後3時時点で行方不明者につながる手がかりは見つかっていないという。 無人潜水機は7日夜までに… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
イルカ200頭会えたよ 出航直後に遭遇、小中学生ら歓喜 陸奥湾
【動画】陸奥湾にイルカ出現、地元の子どもたち大喜び=安田琢典撮影 青森県の陸奥湾に入ってくるイルカを研究しているむつ市立脇野沢小学校と市立脇野沢中学校の児童生徒19人が6日、市の観光遊覧船「夢の平成号」に乗ってイルカを観察した。1時間ほどの乗船で200頭以上ものカマイルカと遭遇し、子どもたちは大喜びだった。 この日は天候に恵まれ、出航直後から多くのイルカの群れが出現した。6年生の山口煌月(こうが)君(11)は「これほど多くのイルカを見たのは初めて」と興奮気味。今年4月に赴任した両校の小原卓校長は「地域の良さを再確認できる機会。今まで以上に愛着を持ってもらえれば」と話した。 市観光戦略課によると、イル… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
知床観光船事故、献花台に多くの花束 「早く家族の元へ」祈る人たち
北海道・知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故から2週間が過ぎた。ゴールデンウィーク最終日の8日、遺体安置所となった斜里町の体育館には各地から多くの人が訪れ、献花台に花を手向けていた。「ご家族の気持ちが少しでも和らげば」。そんな思いが込められ、届けられた花束は500を超えたという。 「一人一人の人生にこれから楽しいことがいっぱいあったはず」 函館市の岸田早苗さん(75)は8日午前、同町ウトロに住む息子と献花台を訪れた。「(行方不明の)残り12人を早く家族の元へ帰してほしい」 北見市の東野(とうの)宏明さん(61)は、普段は航空機の整備士として働いているという。この日は献花台に花を供え、「観光船もお客様の命を預かる仕事。ずさんな管理はあってはならない」と怒りをにじませた。 東京から観光で来た男性(3… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル