へぎそばが郷土食の新潟県に、地元食材を大事にしながら長野「戸隠流」のそばを提供する店がある。ざるの上の一品からはふる里と信州への愛情、それに揺らぐことのないこだわりを感じることができる。 新潟県のほぼ中央に位置する加茂市。JR信越線加茂駅から車で約10分の場所に「越水」(こしみず)はある。店主、田中隆之さん(45)が出すのは「本当に自分が食べたいと思うものだけ」だ。 進路選択で巡り合った修業先 加茂市出身。小さい頃、休みになると父親がそばを打ってくれた。高校で進路を考える時、先生が修業ができるそば店を探してくれ、5店ほど食べ歩いた。その一つが、長野・戸隠にある「山口屋」。その味は「率直に、おいしかった」。 そば打ちといったら頑固おや… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
文書は黒塗りばかり「知る権利もどきだ」 本物の情報公開を求めて
東京都新宿区のJR四ツ谷駅から徒歩7~8分、NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の事務所は、静かな住宅街のマンションの一室にある。1999年に発足した、「知る権利」獲得の拠点である。 情報公開で得た膨大な資料や裁判資料が整理された部屋で理事長の三木由希子(49)が言った。「政府は情報公開や公文書管理を通じて国民に信頼される努力をしなければならない。しかし、政治に巻き込まれ、官僚が記録を残さなくなり、機能不全に陥っている」 センター試験の点数開示がきっかけに 例えば、森友学園の国有地売… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ブックオフが考える「モノの寿命延ばす」次の一手 池袋で期間限定店
本など中古品の買い取り・販売大手「ブックオフ」が新たに取り組むリユース、リサイクル品を展示・販売する期間限定店が、西武池袋本店(東京都豊島区)で開催中だ。昭和レトロな家電や雑貨、リメイクした衣料品など、懐かしさと新しさが混在する空間となっている。 ラジカセにタイプライター、パタパタ時計……。1970~80年代の色彩豊かな家電が並ぶ。同社広報の小湊貴治さん(52)は「以前なら、引き取った後に多くは処分品となっていたもの」と話す。 中古品の再利用市場を広げてきた同社だが、持続可能な社会をめざすSDGs(エスディージーズ)の取り組みが広がるなか、「モノの命を延ばす」として始めた新たな試みだ。レトロ家電なら、動かなくても昔懐かしい雰囲気に小道具やインテリアとして価値を見いだす人もいる。 廃材を用いてデザインした家… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
伝統のこいのぼり、今年は122匹が大空舞う 品川区の三木小学校
品川区立三木(みつぎ)小学校(東京都品川区西品川3丁目)で今年も、こいのぼりが舞っている。1982年の創立60周年を記念して翌年に28匹を上げたのが始まり。同窓会やPTA、地域の人たちからの寄付で数が増え、創立100周年の今年、122匹になった。 毎年6年生が「こいのぼり上げ」を行うのが伝統という。今年も6年生53人が16日、ロープに一つ一つ取り付けていった。参加した緒方茉優(まひろ)さん(11)は「40年の歴史がつまったこいのぼり。122匹に思いが込められていて、空に上がった時は感動した」。1年生の頃から毎年見ていた光景だが、「もう最高学年になったんだな」とうれしくなったという。 5年生の時に転入した森居凜… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
宇宙に人はくらせるの?
「宇宙に人はくらせるの?」 山形県・酒井次生さん(55)からの質問 ののちゃんのDo科学 ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。science@asahi.com ののちゃん アメリカではお金を払うと宇宙旅行に行けるんだって。 藤原先生 うん。ふつうの人も宇宙に行ける時代が近づいてきたね。 のの 宇宙に人は住めるのかな。 先生 宇宙と地球は環境がぜ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「遺族第一というなら…」 工場火災の三幸製菓、初の遺族説明会
新潟県村上市で2月、米菓メーカー「三幸製菓」の荒川工場が全焼し従業員6人が死亡した火災で、同社は29日、初となる遺族説明会を荒川工場で開き、経営トップが謝罪した。再発防止に向けた取り組み状況の説明もあったが、すでに公表された内容ばかりで、遺族は怒りをあらわにした。 「命を奪ってしまったこと、取り返しのつかないことをしてしまいまして、心よりおわび申し上げます」。冒頭、佐藤元保・代表取締役CEOは言葉を詰まらせながら述べた。 三幸製菓はこれまで遺族への説明を個別にしており、遺族によると、遺族を集めた説明会は初めて。非公開で行われた。 参加者によると、遺族側はパ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
昨年は「見に来ないで」 今年は「花だけ見て」 沖縄・伊江島ゆり祭
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ホッキョクグマの赤ちゃん、デビュー 旭山動物園
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観光船事業、国が罰則の強化を検討 「スキーバス事故と似た状況」
北海道斜里町の知床半島沖で乗客・乗員26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が消息を絶った事故を受け、国土交通省は、安全管理に問題がある観光船の運航会社は事業を継続できないように、ルールの厳格化と罰則強化の検討に入った。政府関係者が明らかにした。今回の被害の大きさを重視し、再発防止のための対策を急ぐ構えだ。 観光船やレストラン船などを運航する「旅客不定期航路事業者」は、全国で560(2021年3月時点)にのぼる。国交省の事業許可が必要だが、安全確保に必要な具体的な基準の設定や、不適格な事業者を早期に見つける仕組みについて「ルールに甘さがあったのでは」との声が省内ででている。2016年に長野県軽井沢町で15人が死亡したバス事故を機に、安全面の規制が強化された貸し切りバス業界を参考に検討を進めるという。 今回の事故をめぐっては、荒… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海底のカズワン、引き揚げに高い壁 セウォル号では100億円超
北海道斜里町の知床半島沖の海底で29日、行方不明となっていた観光船「KAZUⅠ(カズワン)」(19トン)が発見された。今後は船の引き揚げも焦点になるが、引き揚げには高い技術力が求められ、費用も時間も必要とされる。 海上保安庁によると、カズワンは知床岬から南西約14キロ、カシュニの滝の沖合の水深約120メートルで見つかった。 沈没した船の引き揚げは「サルベージ」と呼ばれる。海保や自衛隊の装備では対応できない。所有者からの依頼でサルベージ専門の民間業者が担うケースが多い。 沈んだ船をどう引き揚げるのか。 関係者によると、水深100メートル程度までであれば、特殊な潜水具を着たダイバーが専用の潜水装置を使って潜り、船体にワイヤを取り付け、大型のクレーン船で引き揚げる方法が一般的だという。水深100メートルを超える場合は、水中ロボットを使って、ワイヤを取り付ける。 ただ、「実際に引き揚げられ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル