2022年4月23日 17時52分 北海道・知床半島西部沖で23日、乗員・乗客26人を乗せて「浸水した」と通報があった観光遊覧船について、地元には乗客らを心配する声が広がる。 知床半島周辺で遊覧船を運航する会社の男性は「事故の情報は入ってきておらず、報道を見守るしかない。安否が分からないので心配」と話す。 男性によると、この時期の海はしけていることが多い。現場海域とみられる「カシュニの滝」周辺は、遊覧船が通る定番のコースで、特に危険な場所という認識はないとする。事故が起きたら救命胴衣を着用するが、海水温も低いという。 観光客が増えるゴールデンウィークから運航を始める遊覧船が大半で、今回事故を起こしたとみられる遊覧船は例年、数日早く運航を開始しているという。 知床半島近海では2005年6月、別の会社の観光クルーザーが岩に乗り上げ、26人が重軽傷を負う事故があった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
クライマーズ・ハイにも登場「日本一のモグラ駅」で眠るビールの味は
地下約70メートル。「日本一のモグラ駅」として知られ、小説「クライマーズ・ハイ」の冒頭にも登場するJR土合(どあい)駅(群馬県みなかみ町)の下りホームに眠っているものがある。 各地で造られたクラフトビール、約250リットル。 5月21日に駅で開かれるイベントでお披露目される。長いものでは1年半の熟成を経たお味は? 「開けてみてのお楽しみ」なのだそうだ。 コロナ禍で飲食店の営業が制限され、ビール造りの先も見えなかった2020年。ビールを通して自然や環境のために活動する醸造家の団体「ブルーイングフォーネイチャー」のオンラインミーティングでのことだった。みなかみ町でクラフトビールを造る「オクトワンブルーイング」の竹内康晴さん(50)は、こんな提案をした。 「土合の駅でビールを寝かせたら、どうなるだろう」 早速、JR土合駅でグランピング事業などをする「ヴィレッジインク」を通してJR東日本に問い合わせ、了解を得た。 20年12月、ホームへ続く486段の階段を下りてビール樽(たる)を運び「長期熟成」が始まった。 ビールは下り線のホームにあ… この記事は有料会員記事です。残り486文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
またクマ?目撃情報 札幌市内で新たに2件 住宅地で相次ぐ
石垣明真2022年4月23日 15時00分 札幌市内で今朝も「クマを目撃した」通報 同一地区で合計3件…”クマのような動物”の目撃が止まらない=HTB提供 札幌市白石区で22日夜から23日朝にかけ、またクマのような動物の目撃情報が2件あった。現場付近は住宅街で、北海道警と札幌市が警戒を呼びかけている。 札幌白石署によると、22日午後5時15分ごろ、札幌市白石区菊水元町7条1丁目の白菊公園付近で、小学生がクマのような動物を目撃。話を聞いた親族から午後6時20分ごろ、「子どもが帰宅途中にクマを見たと言っている」と110番通報があった。 さらに23日午前8時10分ごろ、北へ300メートル離れた同区菊水元町7条1丁目の白球公園付近を通った男性から「クマを目撃した」と110番通報があった。1メートル前後くらいの大きさで、公園前にある豊平川沿いの市道を北東に向かって逃げたという。 札幌市内では19~20日、北区あいの里でクマのような動物の目撃情報が2件寄せられたほか、21日には東区で2件の目撃情報があった。一連の目撃情報があった場所はいずれも住宅地で学校などもあり、道警や市は警戒を強めている。(石垣明真) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
思わず身震い……巨大な「地下神殿」が放つ圧倒的存在感
天井から降ってくる雨水、ぬかるむ足。ライトで辺りを照らしても、漆黒の闇が地下空間を覆う。 闇から抜けると、今度は探検する子供たちの声が大きくこだました。 首都圏外郭放水路の地下巨大プール。柱が立ち並び、まるで地下神殿のようだ=埼玉県春日部市、吉田耕一郎撮影 扉を開けると、何やら巨大な柱があるのが分かる。116段の階段を下りると、思わず身震いした。その荘厳な地下の巨大空間(長さ177メートル、幅78メートル)の温度が10度しかないというだけではない。白のライトに照らされて並ぶ、高さ18メートル、59本もの柱が持つ存在感が圧倒的だからだ。 今度は上から一望できる場所で見下ろしてみる。「ヤッホー!」。見学に訪れた子供たちが目を輝かせて声をあげると、両壁からはっきりとこだまが返ってきた。 後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や、会員登録すると応募できるプレゼントもあります。今回は「瓦せんべい」と「ビンズせんべい」のセットです。 ここは埼玉県春日部市にある… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
札幌でも桜が開花 史上5番目の早さ 25日にも満開に?
佐々木洋輔2022年4月23日 15時30分 観測史上3番目の早さ…札幌で=HTB提供 札幌管区気象台は23日、札幌で桜が開花したと発表した。昨年より1日遅いが、平年よりは8日早く、観測開始以来5番目の早さ。3、4月の気温が高かったことが影響しているという。これまで最も早かったのは2008年4月21日。 23日午前、気象台にあるソメイヨシノの標本木が5、6輪以上咲いていることを職員が確認した。 日本気象協会によると、札幌の3月の平均気温は2・6度と高めで、4月も暖かい日が続いた。最高気温は21日が6月下旬並みの23・2度、22日は6月中旬並みの21・5度と2日連続で20度以上となり、花芽がほころんで開花したとみられる。気温がこのまま推移すれば、25日にも満開になる見込みだ。(佐々木洋輔) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Are there limits to pitching perfection? Roki Sasaki will find out.
Any time a pitcher returns to the mound after a no-hitter or perfect game, the name Johnny Vander Meer is evoked. In 1938, Vander Meer followed up one no-hitter with another in his next start for the Cincinnati Reds. Of course, despite the predictable anticipation, no one has matched Vander […]
サソリ、コオロギ、ムシできない? ガチャ会社が昆虫食を選んだわけ
コオロギ、サソリにカブトムシ。何が出るかはお楽しみ。昆虫食が出るガチャガチャ、「ガチャde昆虫食」が京都府亀岡市の商業施設「アル・プラザ亀岡」に設置された。作った会社が昆虫食に目を付けた、そのわけとは。 アル・プラザのボウリング場の前には、たくさんのガチャガチャが並んでいる。入り口の一番近くの、目立つ場所にあるのが、ガチャde昆虫食だ。 1回1千円 1回1千円。出てくるのは黒いカプセル。そこまでは普通のガチャガチャと違いはない。ただ、ここでゲットできるのはコオロギなどの昆虫食だ。 設置したのは、ガチャガチャの管理や設置などをする埼玉県の会社「ロボット」。アニメやゲームのキャラクターが入ったガチャガチャなどを全国各地に設置している。 埼玉県深谷市に初めて設置し、亀岡のものは今年1月、西日本で初めて設置した。今月18日までに100個以上売れたという。 昆虫食のガチャガチャ。いったい何が狙いなのでしょうか。記事後半で紹介します。 ガチャガチャといえば、中身… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
観光地が探る新たなごみの捨て方 自動圧縮のごみ箱 有料化実験も
2030 SDGsで変える 新型コロナの感染が落ち着き、観光再開の動きが出始めるなか、ごみ対策に動く観光地が目立っています。コロナ前には多くの人が押し寄せ、ごみのポイ捨てなどで住民の生活に支障が出る「観光公害」に悩まされたためです。SDGs(持続可能な開発目標)は、ごみの削減や自然・文化遺産の保護を掲げています。(箱谷真司) 約400メートルの通りに130店ほどが並び、「京の台所」と呼ばれる京都市の錦市場。コロッケなどその場で食べられる商品を出す店もある。ただ、観光客が増えたコロナ前はごみのポイ捨てが目立ち、自動販売機の空き缶回収箱の周りに散乱することもあった。感染の収束で観光客が戻ってくることが見込まれるなか、ごみ対策が差し迫った課題になっている。 そこで京都錦市場商店街振興組合が旅行大手JTBと組んで始めたのが、観光客らがごみを捨てる際にお金をとる「ごみ捨ての有料化」の実証実験だ。 3月10日までの1カ月間、錦市場の通りにごみ箱10個を設置し、そのそばにQRコードを記載したポスターを貼った。ごみ箱を利用する人はスマートフォンでQRコードを読み込んで、53円、100円、500円のいずれかを選んで電子マネーで支払う。 集まったお金はごみ処理代にあてるほか、お金を取ることでごみを捨てる行為そのものを考え直すきっかけにしてもらうねらいだ。 蔵造りのまち並みで知られる川越一番街商店街(埼玉県川越市)でも同じ期間に同様の実証実験を行った。JTBによると、実験期間中に支払われた金額は錦市場で10件(計1118円)、川越では47件(計4255円)だった。 ■お金を払って捨てる新しい価… この記事は有料会員記事です。残り2542文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「入管の人は心があるの?」 やせ細った姉、死のサインあったのに
ウィシュマさんの遺影を手にする妹のポールニマさん=2022年3月9日、東京都新宿区、鬼室黎撮影 名古屋出入国在留管理局の収容施設から救急搬送されたウィシュマ・サンダマリさん(当時33)は2021年3月、身近にいた入管職員にも病状の深刻さを理解されないまま、死亡した。 その死はスリランカ本国のみならず、CNNやBBC、ニューヨーク・タイムズなど欧米メディアでも報じられ、日本の入管収容問題への関心が高まることになった。 ウィシュマさんの遺族は、今も死因を知らない。 出入国在留管理局の収容施設で何が起きたのか――。2021年3月、名古屋の施設でスリランカ人女性が死亡しました。入管庁、遺族、関係者への取材から、その経緯と背景に迫る6回連載の2回目は、女性から発せられた死のサインについて検証します。 入管庁が公表した報告書では死因はどのように説明されたのか。そして、その説明は十分なものと言えるのだろうか。 情報開示請求によって「開示」された黒塗りの資料と遺族から提供されたウィシュマさんの写真=鬼室黎撮影 姉の死の真相を知りたいと、スリランカからウィシュマさんの2人の妹、ワヨミさんとポールニマさんが成田空港に到着したのは21年5月1日のことだ。 2週間の隔離期間を終えた2人は同月16日、弁護士たちに付き添われて名古屋市に向かった。 目的地の葬儀場では、やせ細った姉がひつぎの中で変わり果てた姿になっていた。この時の様子はTBSのテレビ番組「報道特集」で5月に放映された。 体を震わせ、泣きながらポールニマさんがウィシュマさんに近づいていく。「やせている、すごくやせている」。気が動転し、涙が止まらない。「本当にお姉さんなの。なんてことなの」 ワヨミさんはひつぎの横に泣… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
動画で見る日光白根山頂からの絶景 いまだけの名峰たちの姿
雪で覆われた「絶壁の山」を登った先に、今だけの絶景展望があった。関東から北の地域で最高峰の頂から眺める日光、尾瀬、谷川、浅間……。まだ深い雪に包まれた静かな世界で、名峰たちの美しい共演が見られた。 穏やかに晴れた3月25日。群馬と栃木の県境に立つ日光白根山(標高2578メートル)をめざした。 案内役は、環境省自然公園指導員の杉原勇逸さん(70)。35年にわたり、300回以上、この山に登り続ける第一人者だ。 日光白根山は幾つもの外輪山を従える活火山で、これより北に高い山がない「関東以北最高峰」として知られる。太平洋側と日本海側の中間にあることから植生が豊かで、6月にかれんな淡紫色の花を咲かせるシラネアオイは、この山に古くから群生したことで、その名がついたとされる。 「澄んだ空気の中、想像を超す絶景を見に行きましょう」と、杉原さん。 丸沼高原スキー場(群馬県片品村)のロープウェーを使って標高約2千メートルに達すると、青空を背景に荒々しい山容が現れた。白い雪の山肌から黒い岩がむき出す様が見る者を圧倒する。 雪はまだ深い。滑り止めの爪がついたアイゼンを登山靴に装着して、樹林帯の中を進む。テンの足跡があり、野鳥の声と自らの足音だけが響く。 木のそばを歩く時は注意が必要だ。表面の雪が抜け落ち、何度か腰まで雪にはまった。 絶壁の直登を避けて回り込んだが、森林限界を超えてからが勝負だ。 記事の終盤では、日光白根山の山頂から見られる絶景をオリジナル動画とともに紹介します。 樹木は消え、山頂への視界が… この記事は有料会員記事です。残り540文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル