古畑航希2022年4月19日 21時39分 佐賀県沖の有明海で18日に小型機が不時着した事故で、乗っていた男性3人のうち、熊本県阿蘇市の森繁富さん(82)と宮崎県都城市の本村栄一さん(80)が死亡した。死因はいずれも溺死(できし)だった。第7管区海上保安本部が発表した。同海保は19日、海底で小型機とみられる物体を発見。20日朝から確認作業をする。 離陸した阿蘇場外離着陸場を管理する組合関係者によると、事故が起こる前、小型機から「燃料がなくなり、佐賀空港近くの海上に着水する」と知人に連絡が入ったという。国土交通省運輸安全委員会は調査官2人を派遣し、20日午前から事故原因を調べる方針だ。 事故は18日夕方に発生。佐賀空港から南に約15キロ沖の有明海で、救命胴衣を着けた男性3人を発見した。乗っていた福岡市の男性(67)は無事だった。(古畑航希) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
あおり運転容疑の男、危険運転致死罪で起訴 「殺意認定できず」 堺
堺市で3月、バイクの進路に乗用車で割り込み、バイクの男性を殺害したとして大阪府警に逮捕された男について、大阪地検堺支部は19日、自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死)罪で起訴したと明らかにした。菊池和史同支部長は、「殺意を認定するに足りる証拠が収集できなかった」とコメントした。 起訴状によると、介護職員の川島陸容疑者(27)=堺市南区=は3月28日午後6時25分ごろ、同区の府道で乗用車を運転中、会社員の男性(28)のバイクの通行を妨害する行為をした上、急に右にハンドルを切ってバイクの前に入り込んで衝突し、男性を死なせたとされる。府警によると、死亡した男性は北島明日翔(あすか)さん。 府警によると、事件後に発見… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【判決解説】「マンション節税」への影響は 国税「伝家の宝刀」訴訟
首都圏マンションの相続税をめぐる訴訟で最高裁は19日、「伝家の宝刀」と呼ばれる国税当局の例外的な課税を認めました。そもそも何が問題で、今回の判決で何が変わるのでしょうか。「マンション節税」に与える影響とは。専修大法学部の谷口智紀教授(租税法)に話を聞きました。 ――一審の東京地裁、二審の東京高裁に続いて最高裁も原告敗訴の判決でした。どう受け止めていますか。 私としては納得のいかない判断です。不動産や税理士などの業界で実務にあたる人は混乱するのではないかと思います。 国税手法を追認した最高裁 ――今回のケースでは、マンション2棟の土地と建物について原告は計「3億3300万円」と評価して相続税を0円と申告しました。一方、税務署は鑑定をやり直して計「約12億7300万円」と評価し、3億円余りを課税しました。 谷口教授は、最高裁の判断にも国税の姿勢にも疑問を呈します。 相続税法22条をみると財産… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
18歳、2万円で撮った性的動画 孤独な女性「大人助けてくれない」
虐待、貧困、性被害……。大人がつくった支援制度からこぼれ落ち、困難に直面している子どもたちがいます。今の国会では、「こども家庭庁」の設置法案などの審議が始まり、子ども政策の転換点を迎えます。今後、子どもたちに救いの手が届くのでしょうか。リアルな声とともに伝えます。 「お金ないんでしょ。こういうのあるよ」 歓楽街のコンビニの前で、18歳だった女性は声を掛けられた。振り向くと、中年の男。差し出されたスマホ画面をのぞくと、性行為の動画を投稿するサイトだった。 動画と写真の撮影で2万円を渡された。「撮ったの、サイトに載せるけど、利益はそっちにいかないからね」。男は事前に準備した書面に署名するよう、女性に求めた。これ以上の金品を要求しないという内容だった。 「20歳になったら」…スカウトが誘ったAV出演 手慣れた様子に女性は「お金… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「竜の渡り」出現中 九州から本州へ 早朝の関門海峡をヒヨドリ乱舞
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マンション相続課税、「伝家の宝刀」抜いた国の勝訴確定 最高裁
根岸拓朗2022年4月19日 15時03分 父が購入したマンションを相続した遺族が相続税を「ゼロ」と申告したところ、税務署が「伝家の宝刀」とも呼ばれる手法で、3億円余りの追徴課税をした。この課税が妥当かが争われた訴訟で、最高裁第三小法廷(長嶺安政裁判長)は19日、取り消しを求めた遺族の請求を棄却する判決を言い渡した。遺族側の敗訴が確定した。 問題とされたのは東京都杉並区と川崎市のマンション計2棟。不動産会社の代表だった男性(故人)が銀行から借金をして2009年に計13億8700万円で購入し、子どもたちが12年に遺産相続した。 国税庁の通達では、不動産の相続税を計算する際、土地の評価に「路線価」、建物に「固定資産税評価額」を使うとしている。遺族はこれをもとに土地と建物の価値を計約3億3300万円と評価した上で、銀行からの借金を差し引き、相続税はゼロと申告した。 「行きすぎた節税」vs「適用基準あいまい」 しかし、評価額が購入額より大幅に低いことなどから、税務署は、マンションの購入自体が相続税を回避しながら資産を引き継ぐ目的だったとみなし、「行きすぎた節税策で、ほかの納税者と著しく不公平になる」と考えた。 通達には、税務署が「著しく不適当」と考えた場合、独自に評価をやり直せるという例外規定がある。税務の世界で「伝家の宝刀」とも呼ばれるこの手法を使い、税務署は土地と建物の鑑定をやり直した。その結果、マンションが将来生み出す収益も見込めば評価額は約12億7300万円だと算定し、約3億3千万円を追徴課税した。 遺族は「マンション購入は父親の不動産業の経営効率を良くするためだった」「例外規定の適用基準があいまいだ」と反論し、追徴課税の取り消しを求めて裁判を起こした。一審・東京地裁と二審・東京高裁はいずれも、遺族の申告は「租税負担の実質的な公平を著しく害する」などと指摘し、追徴課税は妥当と判断していた。(根岸拓朗) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長さ55メートルの浮きドック浸水、「沈没しそうだ」と118番通報
新屋絵理2022年4月19日 16時00分 19日午前8時5分ごろ、広島県坂町横浜西2丁目の海上で「浮きドックが浸水している。沈没しそうだ」と船舶工事会社の役員から118番通報があった。 広島海上保安部によると、浮きドックは船の修理などをするための大型設備で長さ55メートル、幅34メートル。大きく傾いて半分以上が浸水しているが、状態は安定しているという。けが人はいなかった。広島海保が浸水の原因を調べている。(新屋絵理) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Cubs’ Seiya Suzuki ties Japanese rookie hit-streak record
Chicago – Chicago Cubs rookie Seiya Suzuki on Monday hit safely in his ninth straight game in which he had an at-bat, tying Akinori Iwamura’s record for the longest hitting streak to start an MLB career for a Japanese player. Suzuki, who was named National League Player of the Week […]
凍って破れるシャボン玉、南極で極寒楽しむ スキー&スノボも
1年余りに及ぶ南極生活、観測隊にも週末は来る。ただ会社や店の営業日も関係ないし、テレビも見られないので曜日感覚は薄れる。観測船「しらせ」と同じように金曜日の食卓にカレーが登場し、「もう週末か」と気づく。 【動画】南極連載ホワイトメール「凍るシャボン玉」=中山由美撮影 週末でも、気象観測や調理の当番などで休めない人もいる。平日や当番時は忙しいので、非番の時に自分の仕事に集中する人や係の仕事をする人もいる。じっとしていられない人が多いのが越冬隊員だ。 「今日こそ、本気で休もう」と迎えた2020年8月16日の日曜日。天気もいいので部屋に閉じこもっているのはもったいない。 「滑れそうかな?」「行って… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
291回もの任意聴取、協力した果ての逮捕 勾留よりつらかったこと
家宅捜索から1年半が経った2020年3月11日、横浜市の機械メーカー「大川原化工機」社長の大川原正明さん(72)と役員の島田順司さん(68)、顧問の相嶋静夫さん(当時71)は外為法違反容疑で警視庁公安部に逮捕された。 「逮捕です。家宅捜索するので立ち会ってください」。この日、大川原さんの自宅に現れた捜査員が言った。 「やっぱりそうか」 大川原さんがそう思ったのには理由があった。 この半年ほど前、1冊の本を手に入れていた。タイトルは「実録『国策捜査』―無許可輸出事件の闇」(文芸社)。精密機器メーカー「セイシン企業」(東京)が外為法違反(無許可輸出)の疑いで摘発された事件を当事者の目線で描いている。 セイシン企業と同社の幹部は、ミサイルの飛距離を伸ばすための研究開発に使われる機械をイランに不正に輸出したとして警視庁公安部に摘発され、04年に有罪判決を受けた。 強引な捜査、頭に浮かんだ「人質司法」 「強引な捜査。似ている……… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル