猫ブームが止まらない。「ニャンニャンニャン」の語呂合わせから、2月22日は「猫の日」とされるが、2が六つ並んだ2022年は「スーパー猫の日」として盛り上がった。猫が生み出す経済効果「ネコノミクス」は今年、約1兆9690億円に上るという。 この推計をしたのは関西大学の宮本勝浩名誉教授(理論経済学)。「コロナ禍の『ネコノミクス』」と題して2月に公表した。これまでも多くの経済効果を計算してきた宮本名誉教授は「1兆円を超えるものは非常に少なく、それほどネコノミクスの効果は大きい」。21年の東京五輪・パラリンピックの経済効果は約6兆円と試算しており、その3分の1弱に及ぶ。 猫の飼育数は14年に犬と逆転してから増え続けている。ペットフード協会(東京)によると、21年の推計飼育数は猫が894万6千匹に対し、犬は710万6千匹。新たに飼われた猫は20年が46万匹、21年が48万9千匹と、コロナ禍でも例年より増えた。外出の機会が減る中、家庭で飼いやすい猫に癒やしを求める人が多いことを物語る。 宮本名誉教授は、猫の飼育数… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
家事や罵倒にすり減っても…離婚できない 父親には高すぎる親権の壁
「本当に望んでいることは、家族3人で仲良く暮らすことです。でも…」 30代の父親は、苦しい表情を浮かべながら話し始めた。 「妻は感情の起伏が激しく、気に入らないことがあると『役立たず』『ゴミ!』と私をののしります。エスカレートすると、離婚を迫ってきます」 妻とは共働き。保育園に通う子どもと3人で暮らしている。 保育園の送り迎え、料理や洗濯といった家事のうちほとんどを男性が担っている。 夕食の下準備や家事などのため午前5時ごろに起床。一方の妻は午前8時過ぎに起きる。帰宅後も、家事や育児の中心は自分が担う。 コロナ禍以降、在宅勤務が増えたことで時間の融通がきくようになった。そこから担当が増え、結果として今の分担に。正直に言えば、体がしんどい。 でも、妻には、「世の『お母さん』なら普通にやっていること」と言われる。 育休「取るべきだった」 妻から「離婚」の言葉が初めて出たのは、子どもが生後半年を過ぎた頃だった。 妻は育休を取得した。だが… この記事は有料会員記事です。残り2168文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【マンガ動画】野菜を貯蔵する最適温度は? カギは「呼吸」の回数
【マンガ動画】冷蔵庫に入れて問題のない野菜も、おいしく食べられる期間は様々 本記事は、2021年10月9日に配信した記事「(元気にキレイに)野菜の保存 『呼吸』抑えて鮮度保つ」を再編集したものです。 冷蔵庫を開けて、「なんてこった」と思ったことが何度かある。買っておいた野菜が、しおしお、ぶよぶよ、変色。まだそんなに日もたっていないのに。何でもすぐ冷蔵庫の野菜室に入れていたが、それがよくなかったのだろうか。 収穫された野菜も生き物だ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani praises MLB’s flexibility after approval of new DH rule
Phoenix – Reigning American League MVP Shohei Ohtani welcomed the approval of a new rule that will make his work as a two-way batting and pitching star much easier. “This kind of movement didn’t happen during my time in Japan,” Ohtani said after MLBannounced the approval of its new “Amended […]
一時金10万円、給食にボルシチ? 狛江市のウクライナ避難者支援策
東京都狛江市は1日、市内に逃れてくるウクライナ人に、市の財源で一時金10万円を給付すると発表した。市内にはすでに家族を頼ってきた70代のウクライナ人女性がおり、松原俊雄市長が面会して要望を聞き取り、支援策をまとめた。 市は一時金のほか、医療や子育てにかかる費用も支援。ウクライナ語に対応した翻訳機も貸与する。長期化して就労が必要な場合、市の臨時職員などとして雇用することも検討する。 市によると、女性は南部ザポリージャからポーランドを経由し、計7日かけ3月18日に日本に到着。道中の電車やバスは激戦が続くマリウポリなどからの避難者であふれ、狛江市に住む40代の娘と会えたときはほっとしたという。 女性は31日にあった松原市… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
渡月橋だけじゃない 実は登れる京都・嵐山、広重描いた「幻の滝」も
古都ぶら あまたのガイド本で紹介し尽くされてきた観もある京都屈指の観光地・嵐山に、まだ穴場がある。平安時代から和歌に詠まれた地だが、今は地元住民の多くも知らない。気になりますよね? 行ってみました。 渡月橋の上流に 「知ってるか。幻の滝がある」 嵐山を流れる桂川(大堰川)岸で取材していたら、そう呼びかけられた。 声の主は京都市右京区太秦に住む金久孝喜(かねひさこうき)さん(72)。幼少期から嵐山に暮らし、今は設計事務所で勤めている。嵐山公園の改修工事を担い、地元の歴史を調べていた二十数年前、その滝を知ったという。 記者は京都赴任2回目。嵐山に滝があるなんて聞いたことがなかった。ぜひ見てみたい。迷わずガイド役をお願いした。 現場は渡月橋の上流側、国有… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ウー・ウェンさんのモヤシ炒め 春を告げるごちそう
モヤシ炒め=島村温子撮影 記事の後半でレシピをご覧いただけます 北京生まれのウーさんは、中国の家庭料理を長年、日本で伝えてきました。連載の最初に紹介するのはモヤシ炒め。ウーさんいわく「モヤシは春を代表する野菜」で、「生命の象徴のような存在」。立春にいただく中国の伝統料理「春餅(チュンピン)」に欠かせない食材だそうです。 春餅とは、小麦粉を練って薄くのばして焼いたクレープのようなもの。モヤシ炒めのほか、肉や野菜などさまざまな具を巻いて食べます。待ち焦がれた春の訪れを告げる料理でもあり、家族みんなで食べたといいます。 今ではいつでも手頃に手に入るモヤシですが、ウーさんの幼いころは、お金を出せば何でも手に入る時代ではありませんでした。立春に間に合うように、時期を計算して自宅で育て始めたそうです。容器に水を張って緑豆を浸(つ)け、少し厚みのある「モヤシ用の布団」とでもいうような布を上からかぶせます。根が生え、芽が伸びるのを、家族みなが楽しみにしていました。 「早く大きくならないと間に… この記事は有料会員記事です。残り779文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
男性巡査長が頭から血を流し死亡 そばに拳銃、自殺か 石川の駐在所
2022年4月1日 19時38分 石川県加賀市篠原町の大聖寺署篠原駐在所で1日午前9時45分ごろ、同駐在所勤務の男性巡査長(24)が頭から血を流して倒れているのを同署の署員が発見した。病院に運ばれたが、約1時間半後に死亡が確認された。県警によると、巡査長は拳銃で自殺したとみられるという。 県警警務課によると、巡査長はこの日、署で勤務予定だったが出勤せず、署員が駐在所に向かったところ、居住スペースで倒れていたという。近くに拳銃があり、1発発砲された形跡があったという。遺書とみられるものも近くに残されていた。 県警は、第三者が介在した形跡はないとして、自殺とみて捜査している。警務課の谷本憲正次席は「誠に遺憾である。事実関係を明らかにして再発防止に努める」とコメントした。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「独善的なガバナンス排す」 混乱の旭川医大、新学長が立て直しへ
ようやく 旭川医科大学に新学長が就任=HTB提供 国立の旭川医科大(北海道旭川市)の新学長に、副学長だった西川祐司氏(62)が1日就任した。旭川医大は2020年末以降、吉田晃敏・前学長の不適切発言問題をきっかけに様々な問題が噴出。約15年間学長を務めた吉田氏は3月に辞任した。西川氏は会見で「独善的なガバナンス(組織統治)を排し、教職員や学生、市民の声を吸い上げていきたい」と大学立て直しへ抱負を語った。 西川氏はこの日、4人の理事を全て入れ替え、非常勤理事の1人に辻泰弘・元北海道副知事を任命する人事を公表。9人いた副学長は5人に減らした。 また、新型コロナウイルス患者受け入れで吉田氏と対立し、付属病院長職を解任された古川博之氏の復職も正式に決まった。西川氏は「古川氏の解任は理不尽だと思っていた。働き方改革を進めてもらいたい」と語った。 今後の大学運営については、様々な人材を育成する大学を卵を孵化(ふか)させる「孵卵器(ふらんき)」に例え、「小規模な大学だからこそ、みんなが協調した時に最高の孵卵器になる」と、教職員に協力を求めた。 旭川医大では、20年12月… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
暴対法30年、ヤクザ排除だけでいいのか 異色学者が問う社会の根源
暴力団を「反社会的集団」と法的に位置づけた暴力団対策法が施行されて、今年で30年。かつて20万人近くいたとされる暴力団員は、この30年で3万人以下(準構成員らを含む)にまで減りました。「暴力排除」は順調に進んでいるように見えますが、新たな問題も浮上しているといいます。本当に必要な暴力団対策とは何か。暴力団員から直接話を聞き取るなど異色の調査を続ける犯罪社会学者・広末登さん(52)に、暴対法30年の成果と課題を聞きました。 ――暴力団についての異色の研究が注目されています。どのような研究をしているのですか。 20年近く、現役の組員や元組員たちに直接インタビューし、暴力団という社会がなぜ存在するのかについて社会学的に調べています。 具体的には、暴力団事務所に電話や手紙で取材を申し込んだり、元ヤクザが運営する教会に住み込んだり。事務所を訪ね歩き、店でお酒を酌み交わしながら組員や元組員たち、延べ200人近くから半生を聞き取ってきました。 ――なぜ暴力団の研究をしようと。 自分の経験を生かせると考えたからです。 私自身、経済的に苦しい家庭に育ちました。父親にいつも殴られ、学校にろくに通わせてもらえず、中学時代は他校の生徒とけんかしたり、プールの陰でたばこを吸ったり。不良の世界にどっぷりつかった非行少年でした。 中学3年の夏、バイクで暴走して補導されたとき、警察署で手錠をかけられ、泣きじゃくるリーゼントの不良の姿を見ました。それを見て、自分は潮時だと思ったんです。 一線を越えてヤクザになってしまう人たち でも、やり直そうと思っても世の中は簡単ではありませんでした。 自ら「グレた少年だった」と振り返る広末さん。一度ドロップアウトすると、立ち直りたくても難しい社会の現実を体験し、「ヤクザ」を生んでしまう社会構造について研究を始めたそうです。なぜ「ヤクザ」が減っても、新たな問題が生まれるのか。後半では、30年にわたる暴力団対策の「成果」と、それによってもたらされた新たな「危険」について解説しています。 高校を中退し、ファッション… この記事は有料会員記事です。残り2630文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル