米田悠一郎2022年3月27日 11時30分 合唱の若手演奏家を育成するプロジェクト「JCAユースクワイア」(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)の参加メンバーによるコンサートが26日、長崎市のカトリック浦上教会(浦上天主堂)であった。 全国から選ばれた10~20代の男女35人が、日本ラトビア音楽協会会長で合唱指揮者の松原千振(ちふる)氏の指揮で、ラトビアの民謡や、長崎の潜伏キリシタンの歌とキリスト教の聖歌を題材にした組曲などを披露した。 新型コロナウイルスの感染拡大で2020年以降中止され、3年ぶりの開催となった。当初はラトビアの作曲家エリクス・エシェンヴァルズ氏を招く予定だったが、コロナ禍で来日できなかった。 メンバーたちは集まった客を前に、柔らかいハーモニーを目いっぱい響かせた。ソプラノを担当した磯部里奈さん(23)は「涙を流しながら聞いてもらえて、こちらも涙が出そうになった。今後は語りかけるように歌いたい」と話した。(米田悠一郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「まだ続けるんですか」と税理士は言った 老舗和菓子店は決心した
「令和」で名をはせる太宰府天満宮の参道で地元に愛されてきた老舗和菓子店が、苦境に陥っている。幕末志士ゆかりの木造店舗を改修したのに、長引くコロナ禍で客足が戻らず、なかなか借金を返せない。「まだ店を続けるんですか」。税理士に言われ、店をたたむことも考えた。だが、お得意さんたちの言葉に背中を押され、生き残りをかけた挑戦を始めることにした。いつかまちに活気が戻る日を待ちながら。 「太宰府天満宮御用達」をかかげる「梅園(ばいえん)菓子処」(福岡県太宰府市)。ぎゅうひに若草色のそぼろをまぶした「うその餅」は、菅原道真公ゆかりの鳥にちなんだ銘菓。吉田茂元首相や川端康成も好んだという卵風味の「宝満山」や、和三盆でつくる「飛梅(とびうめ)」は、皇室にも献上された。機械化はせず、支店も出さず、一つひとつ手作りしている。 「3代にわたってご愛顧くださるお客様もいる。私たちだけの問題じゃない。この味をつなげていきたい」。3代目社長の佐藤真理さん(51)は力を込める。 店は佐藤さんの祖父が1948年に開いた。手作りの優しい味は地元の人たちに愛され、観光客や修学旅行生、海外の客にも人気だった。特に2019年春は「令和」ゆかりの地として太宰府が注目され、観光客が急増。佐藤さんと夫の弘人さん、両親を中心に、従業員十数人フル稼働でお菓子を作り続けた。 だが翌春、状況は一変。人があふれていた参道は、しんと静まりかえった。 戸惑いつつも、その夏、店の改修に踏み切った。借りている築180年余の木造建築は、かつて「泉屋」という旅籠(はたご)だった。土佐の志士の定宿で、坂本龍馬の盟友、中岡慎太郎が泊まった記録も残る。市の歴史的風致形成建造物に指定されているが、かなり老朽化していた。 忙しくない今がチャンス、1… この記事は有料会員記事です。残り895文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani to pitch for Angels on Opening Day
Tempe, Arizona – The Los Angeles Angels named two-way superstar Shohei Ohtani as their Opening Day starting pitcher on Friday, adding another accolade to the reigning American League MVP’s resume. The 27-year-old became the seventh Japanese pitcher to be appointed Opening Day starter by a major league team, following in […]
榮子ちゃん、気ままに最期まで 「施設で逝きたい」
「あおいけあ」社長 加藤忠相さん 今回取り上げるのは、「おたがいさん」にいた榮子さん(享年81)です。管理者の飯尾えり子の話も参考にお話ししますね。スタッフからは「榮子ちゃん」と呼ばれていました。ですので、この欄でもそう呼ばせていただきますね。 榮子ちゃんは、4人姉妹の長女として北海道で生まれました。結婚はしましたが、離婚。一人息子をかかえ旅館の住み込みで働きました。先に神奈川県藤沢市に住んでいた妹を頼り転居。団地に暮らしていました。自由気ままに生きていましたが、清掃業をして真面目に働いていました。 2014年ごろから認知症状がみられ、息子さんがいろいろとご本人のサポートをしていたのですが、16年に亡くなってしまいます。息子さんが亡くなってから一人暮らしに。デイサービスを利用していましたが、訪問サービスや配食サービスなども利用するようになりました。でも一人になると不安になり、ケアマネジャーに頻繁(ひんぱん)に電話をしました。 デイサービスが休みになると… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
笑顔も意地っぱりも「かあさんゆずり」 マラソン・道下美里さん
昨夏の東京パラリンピック最終日。女子マラソンの道下美里さん(45)は、とびきりの笑顔で金メダル(視覚障害T12)を掲げました。身長144センチの小柄な体も、トレードマークの笑顔も、「意地っ張り」なのも、実は「お母さんゆずり」のようです。書店のバリバリの営業ウーマンだったという母親の思い出を、語ってもらいました。 両親は老舗書店を山口県下関市で経営して、母は営業担当でした。 支店も含めて一時は7店舗あって、平日は朝から晩まで仕事。いつ寝てるのかと思うくらい。 本店の上が自宅だったので、常に誰かいてくれたけど、小さな頃はやっぱり母にいて欲しくて「お母さんいつ帰ってくる?」「お母さんは?」って聞いてばかりいました。 営業成績が優秀で出版社からニュージーランド旅行に私と2人招待してもらったこともあります。 小学4年で私の右目が悪くなり始めました。 角膜の手術で私が入院した時は毎晩、店を夜8時に閉めてから車を1時間とばして夜食を届けてくれました。 名医がいると聞けば東京や名古屋へ何度も2人で行きました。 結局私の右目は見えなくなり、左目も25歳で悪くなりました。 家にこもって「見えなくなっ… この記事は有料会員記事です。残り715文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道で最大震度4の地震 十勝地方南部が震源、津波の心配なし
各地の主な震度 [PR] 2022年3月27日午前8時15分ごろ、十勝地方南部を震源とする地震があり、最大震度4を観測した。 気象庁によると、震源の深さは約60キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.1と推定される。この地震による津波の心配はないという。 各地の震度は次の通り。 【震度4】 北海道:浦河町 【震度3】 北海道:様似町、新冠町、新ひだか町、鹿追町、芽室町、幕別町、浦幌町、更別村、大樹町 青森県:東通村 【震度2】 北海道:えりも町、新得町、足寄町、帯広市、音更町、清水町、池田町、豊頃町、本別町、中札内村、広尾町、札幌市北区、札幌市東区、札幌市白石区、札幌市厚別区、江別市、千歳市、恵庭市、函館市、三笠市、長沼町、伊達市、室蘭市、登別市、厚真町、安平町、むかわ町、日高町、平取町、釧路市、標茶町、白糠町、別海町 青森県:むつ市、階上町 【震度1】 北海道:上士幌町、陸別町、士幌町、札幌市中央区、札幌市豊平区、札幌市南区、札幌市手稲区、札幌市清田区、北広島市、七飯町、鹿部町、森町、夕張市、岩見沢市、美唄市、南幌町、由仁町、栗山町、月形町、壮瞥町、洞爺湖町、苫小牧市、白老町、釧路町、厚岸町、浜中町、鶴居村、石狩市、当別町、新篠津村、福島町、小樽市、余市町、赤井川村、喜茂別町、滝川市、富良野市、南富良野町、占冠村、北見市、置戸町、弟子屈町、中標津町、標津町、根室市 青森県:大間町、風間浦村、佐井村、八戸市、三沢市、野辺地町、七戸町、六戸町、横浜町、東北町、六ケ所村、おいらせ町、五戸町、南部町、外ケ浜町、藤崎町 岩手県:久慈市、盛岡市、軽米町 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
積極的平和主義を論じた伊藤憲一さん死去 日本国際フォーラム会長
2022年3月26日 18時45分 日本国際フォーラム会長で青山学院大名誉教授の伊藤憲一(いとう・けんいち)さんが14日、誤嚥(ごえん)性肺炎で死去した。84歳だった。葬儀は近親者で営んだ。後日、お別れの会を開く。 1960年に外務省入省。77年に退官後は国際政治学者の道を歩み、青山学院大学などで教えた。外交シンクタンクの日本国際フォーラム設立に参画。自衛隊の海外派遣を進める「積極的平和主義」を論じたことでも知られる。著書に「国家と戦略」など。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
富山・小矢部の神社で火災、民家8棟に延焼 住民「強風で広がった」
26日午後0時55分ごろ、富山県小矢部市浅地で、「神社から火が出ている」との119番通報があった。砺波地域消防組合によると、神社から北に少なくとも約600メートル以内に点在する民家8棟に延焼。午後5時半現在、消火活動は続いているが、住民は全員避難したという。 神社は、北陸道の小矢部川サービスエリアから約650メートル北東にあり、周囲は民家が点在する田園地帯。この日は強い南風が吹き、火が風にあおられて北上する形となった。 神社近くに住む60代男性は… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
容疑者が飲んだSDカード、内視鏡で取ったら…前例なき裁判の結論は
盗撮目的で住居侵入した疑いのある男の体内から、マイクロSDカードを内視鏡で強制的に採取する。そんな異例の捜査の是非が争われた刑事裁判があった。これまで実施事例がほとんどなかったとみられるこの手法。裁判所が下した判断とは――。 2020年3月の千葉地裁判決と昨年10月の東京高裁判決などによると、男は18年3~10月に千葉県内の民家に侵入したとして4件の住居侵入事件で起訴されたほか、最後の1件の逃走時に起こした傷害事件で起訴された。 男は、最後に起こした18年10月18日の事件の際に現行犯逮捕された。所持していたビデオカメラにマイクロSDカードは入っておらず、千葉県警は男がのみ込んだとみてCT検査を実施。体内にマイクロSDカードのような異物があることが判明した。たびたび下剤を服用させたものの排泄(はいせつ)物からカードは見つからず、検察は他の証拠をもとに、10月18日の事件について11月8日付で起訴した。 その後も異物は体内にとどまり続け、医師は内視鏡で取り出す手法があることを警察官に伝えた。県警は10月18日の事件の捜査に必要だとして11月26日、内視鏡による強制採取の許可を求める令状を裁判所に請求し、同日、発付された。 カードに記録されていたのは その2日後、医師が男に鎮静… この記事は有料会員記事です。残り1831文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
5歳児を床に投げ飛ばしたか 母親らを傷害致死容疑で再逮捕 埼玉
埼玉県本庄市の住宅の床下から5歳の男児の遺体が見つかった事件で、県警は26日、男児に暴行して死亡させたとして、母親で派遣社員の柿本知香容疑者(30)=本庄市本庄3丁目=ら3人を傷害致死の疑いで再逮捕し、発表した。捜査に影響があるとして、県警は認否を明らかにしていない。 柿本容疑者のほかに逮捕されたのは、同居していた無職の丹羽洋樹容疑者(34)と、丹羽容疑者と内縁関係にある無職の石井陽子容疑者(54)。3人は今月5日に死体遺棄容疑で逮捕されていた。 捜査1課によると、3人は共… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル