元陸上五輪代表で熊本県議の松野明美氏(53)が26日、熊本市で会見し、今夏の参院選比例区に日本維新の会公認で立候補すると表明した。「エネルギーのある維新の会に入って、熊本に新しい風を吹かせたい」と話した。 昨秋に立憲民主からの出馬打診を辞退した後に、維新の馬場伸幸共同代表に連絡を取ったという。「維新の会には元地方議員が多く、地方から日本を変える思いに共感した」と語った。 ダウン症の次男を育てた経験… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新省令は適切に運用されている? ペットの悪質業者、淘汰を目指すが
犬猫の繁殖業者やペットショップの飼育環境を改善、悪質業者を淘汰(とうた)するために、具体的な数値規制を盛り込んだ「飼養管理基準省令」が昨年6月から、段階的に施行されています。そんななか長野県松本市では繁殖業者による大規模な動物虐待事件が発覚しました。新省令は適切に運用されているのか――。全国の自治体を調査しました。 新省令の運用状況は? 飼育していた400匹以上もの犬を虐待したとして、動物愛護法違反の罪に問われた松本市内の元繁殖業者の男に対する初公判が3月16日、長野地裁松本支部であった。被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。 動物愛護法違反の疑いで、長野県松本市の繁殖業者を家宅捜索する長野県警の捜査員ら。1匹ずつ犬の健康状態を確認していた=2021年9月 飼養管理基準省令が昨年6月に施行され始めたばかりだった昨年秋、この大規模な動物虐待事件は発覚した。関係者の間では、業者を指導、処分できていなかった地元自治体の責任を問う声とともに、全国の現場で新省令が適切に運用できているのかどうか、不安視する見方が広がった。そこで朝日新聞は昨年12月、動物愛護行政を担うすべての都道府県、政令指定都市、中核市に調査を行った(129自治体、回収率100%)。 繁殖業者やペットショップに対する監視や指導を担う自治体はそのうち107。新省令を適切に運用するカギとなる業者への立ち入り検査について尋ねると、今年度中に全業者への立ち入りを終える自治体は35にとどまった(予定も含む)。経過措置が設けられたケージの最低面積にかかわる基準などが施行され始める、2022年度中に終える予定の24自治体をあわせても、5割強程度しか、立ち入り検査のめどが立っていないことになる。 業者に対して、新省令の説明… この記事は有料会員記事です。残り1518文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
リニアの駅ってどんなかな? プラレールの部品でつくってみた
菊地洋行2022年3月26日 13時38分 リニア中央新幹線の県内駅候補地に想定されている三重県亀山市の和菓子店に、プラレールで作った想像上のリニア亀山駅がお目見えし、話題となっている。橋脚やレールなど約3千点の部品を使った高さ約2メートルのタワーに、リニアモーターカー版「ドクターイエロー」や三色団子の色で表現した店名などが浮かび上がる。 この和菓子店は亀山市中庄町の「生甘堂(せいかんどう)」。作ったのは、店主伊藤正博さん(48)の長男で亀山中1年の圭佑さん(13)と、次男で昼生小2年の有希さん(8)、友人で関中3年の小林桂寿さん(15)、関中1年の杏寿さん(13)のきょうだい。 コロナ禍が続くなかで楽しい話題を提供したいと、圭佑さんが中心となって作り上げた。プラレールを使った催しを各地で開いている亀鈴(きれい)トイレールクラブ「こまち」の代表で、桂寿さん、杏寿さんの父・小林桂さん(49)が協力した。 圭佑さんたちは「タワーでリニア新幹線のイメージを表現できたと思う」と話している。4月上旬まで展示するという。(菊地洋行) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「公輝はどんな顔つきになったんだろう」 雪崩事故5年、両親の思い
栃木県那須町で2017年3月、大田原高校の山岳部員7人と教員1人が亡くなった雪崩事故から、27日で5年を迎える。突然の事故でかけがえのない子どもの成長を奪われた遺族は募る寂しさを抱えながら、いまを生きている。 リビングの壁に取り付けられたモニターには写真のスライドショーが流れている。赤ん坊、おみこしを担いだ姿、家族でミュージカルを見に行ったとき。何千回、何万回見たかわからない。どの表情も豊かだ。 16歳で亡くなった公輝(ま… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「法科大学院の数を調整するな」 乱立を招いた圧力、見失われた理念
「規制緩和」の名の下、制度設計にかかわった関係者の想定を超え、スタート当初に70校超の法科大学院が乱立した。一方、司法試験の合格者の大幅増にもブレーキがかかる。その結果志願者は減り、淘汰(とうた)が進んでいく。連載第5回は、法科大学院への期待がしぼんでいく過程を描く。 ギリシャ神話の女神「テミス」は両手にてんびんと剣を持つ。司法の公正さと正義を表す象徴だ。司法制度のあり方を考える「テミスの審判」第2部のテーマは、改革の中核とされた「法科大学院」。新しい法曹養成制度として期待されながらも、曲折を経て岐路に立つ現状を、制度設計に関わった人々の証言から浮き彫りにする。 「法曹養成の中核的機関としての使命に相応しく、従来の大学院のものよりも一層厳格なものでなければならない」 文部科学省の「法科大学院(仮称)構想に関する検討会議」は2000年9月末、最終報告をまとめ、法科大学院の設置基準についてこう指摘していた。 00年当時、法学部を抱えていた国公私立大学は90校超。制度設計にかかわった人々は、20~30校規模でのスタートが妥当、と想定していた。高い教育の質を維持できる優れた教員をそろえることを考えれば、数も当然絞られるだろうというのが、大方の見方だった。これに反し、多くが法科大学院の設立を申請し、新たな制度が始まることになった。 なぜこうした想定外の状況が生まれたのか。 「数を事前調整するなんてとんでもない」 「事前規制から事後チェック… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
電車到着まで6分、線路上に男性が…救助した4人に感謝状
電車の到着予定時刻まであと6分、線路上に倒れた高齢男性が――。居合わせた会社員や大学生の4人が連携、協力して男性をホームに引き上げて救助し、愛知県の豊田市消防長から25日、人命救助の感謝状を贈られた。 トヨタ紡織に勤める松浦一高さん(35)は1月25日午後8時20分ごろ、愛知環状鉄道貝津駅(豊田市)のホームにいた。帰宅途中で人影は少なかった。 改札口を通ってホームに出ると、線路に男性(72)が仰向けに倒れているのに気づいた。 呼びかけたが反応がない。続いて、アルバイトに行くためホームにやって来た中京大学生の青井香々桜(こころ)さん(21)と、迷わず線路に下りた。だが、男性をホームに上げようとしても2人では無理だった。 取りあえず線路上から安全な… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
爆撃におびえるキエフの動物園 職員奮闘…象に鎮静剤、トラは脱出へ
ロシアに侵攻されたウクライナ。戦闘が各地で続き、住民たちでさえ移動が難しい地域もある中、動物たちはどうしているのか。首都にあるキエフ動物園に聞いた。 ホームページに英語表記があった、首都キエフ市、クリミア半島近く南部の都市ミコライウ、東部のリブネ市の三つの動物園に22日にメールで取材依頼をしたところ、キエフ動物園から翌23日に返信があった。 キエフ動物園は1907年に開業した。ウクライナ大統領府から直線で5キロの距離に位置する。 ライオンやトラ、シマウマやゴリラなど400種類の動物が暮らす。 「動物園は戦渦にある。ミサイルが近くに落ちたこともあった。従業員が泊まり込みで、爆撃の合間に世話を続けている」。メールを通じた取材に対して、動物園の国際協力マネジャー、ジュリア・ワクレンコさんがそう教えてくれた。 職員50人泊まり込み、爆撃の合間に運動場に… キエフへの侵攻が始まった3… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元日の夜がザワつく「埼玉の奇祭」 テレビ埼玉の名物番組の魅力とは
元日の午後7時といえば「芸能人格付けチェック」(朝日放送テレビ制作・テレビ朝日系)や「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」(Eテレ)など、正月恒例の人気番組が並ぶ時間帯だ。 その時、テレビ埼玉では「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」が始まった。ネット上で「世界に誇る埼玉の奇祭」などとたたえられ、毎年話題になる番組だ。魅力を探った。 「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」のフィナーレ。歌い終えた大野元裕知事(中央)、発起人のひとりの「清水園」の清水志摩子社長(中央左)らと、司会の堀尾正明さん(一番左)=テレビ埼玉提供 昨年埼玉に転勤した記者は、今年初めて視聴した。 トップバッターは東京ガス埼玉支社長。後方で男女4人の社員が踊るなか「TOMORROW」(岡本真夜)を歌う。かつてNHK紅白歌合戦で司会をした埼玉県出身のフリーキャスター・堀尾正明さんに上司の人となりを聞かれた社員は「心が広く頼りになる」。 LPガス販売「サイサン」(さいたま市)の川本武彦社長は矢沢永吉ファンで、自前のマイクで「サブウェイ特急」を熱唱。女性社員4人がダンサーとバックコーラスをつとめた。番組の合間には出場者の企業のCMも流れた。 ファンだという歌手の矢沢永吉さんになりきって歌ったLPガス販売「サイサン」(さいたま市)の川本武彦社長。同社によると、後ろにいるダンサーとコーラスは社員たち=テレビ埼玉提供 政治家も次々登場した。富士… この記事は有料会員記事です。残り2411文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「成功例」のシンガポールでギャンブル依存症増? 府・市のIR資料
大阪府議会が24日に関連議案を可決したカジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐっては、ギャンブル依存症への懸念が根強く残る。これまで府と大阪市はシンガポールを依存症対策の成功例としてきたが、朝日新聞が情報公開請求したところ、同国で人口に占めるギャンブル依存症が疑われる人の割合が一度は低下したものの、その後増加傾向に転じていることをうかがわせるデータがあることが分かった。 府議会は24日、IR関連議案を大阪維新の会、公明党、自民党などの賛成多数で可決した。市議会でも29日に採決が行われる。 吉村洋文知事は2月17日の記者会見で、「対策に正面から取り組むことで、IR導入前より依存症の方が少なくなったという国もある」と述べ、記者団から国名を問われるとシンガポールだと明らかにした。 府と市が1月に開催した住民向け説明会でも、依存症への懸念に対し、担当者が「シンガポールの例を見ても、国を挙げて対策することでIRオープン後に依存症の割合が減っているというデータもある」と回答した。 この根拠となるデータについて、朝日新聞は府と市に情報公開請求した。開示された資料によると、IR推進局はシンガポールの「問題ギャンブル国家評議会」の公表データを参照して、人口に占めるギャンブル依存症が疑われる人の割合を「有病率」と定義し、まとめていた。 その結果、有病率は2008… この記事は有料会員記事です。残り236文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【5/10まで】記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福島県立医大職員ら、数十人規模のパーティー 10人がコロナ感染
福島県立医大は25日、付属病院の職員が福島市内で数十人規模のパーティーを開き、計10人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。内訳は職員5人(うち4人は入院病棟勤務)と教員1人、学生4人で、いずれも福島市の20代男女。接触の可能性のある患者ら約150人にPCR検査を実施しており、感染者は今後増える可能性がある。 医大によると、パーティーは職員が企画して20日に開催。飲食を伴い、マスクを外す場面もあった。参加した数十人のうち8割が大学関係者、残りは他の医療機関の関係者だった。 県は新型コロナの感染防止対策で、5人以上での会食は控えるよう呼びかけている。24日夜に会見した鈴木弘行副学長兼付属病院長は「医療従事者として一段厳しい対応をとるよう言っていた。申し訳ない」と陳謝した。(飯島啓史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル