偽の郵便切手を使ったとして、警視庁は、国際郵便の手続きを代行していた東京都内の会社の元代表、福永悠宏容疑者(43)=東京都足立区宮城1丁目=ら男女2人を郵便法違反(偽造郵便の行使)容疑で逮捕し、15日発表した。 客の荷物を郵送する際に使った疑いがあるという。同庁は、この会社が2019年に少なくとも460回にわたり、計約1300万円分の偽造切手を使ったとみて調べている。 ほかに逮捕されたのは、会社のアルバイトだった中国籍の楊珩容疑者(33)=東京都豊島区北大塚2丁目。 保安課によると、2人は19年10月11日、共謀し、中国に荷物を送る料金として都内の郵便局で偽の切手91枚(計1万2420円分)を使った疑いがある。 福永容疑者から指示を受けた楊容疑者が郵便局を訪れた可能性が高いといい、福永容疑者は「会社の利益を上げるためだった」、楊容疑者は「偽造切手とは知らなかった」と話しているという。 2人は在日中国人の郵便物を… この記事は有料会員記事です。残り181文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
特産ぷりぷりキクラゲ、産地は防空壕 埋め戻さなかった生産者の思い
戦時中に掘られた洞穴で栽培されたキクラゲが、「防空壕(ごう)きくらげ」の商品名で地元の特産品になった。戦争とキクラゲ。その意外な取り合わせには、食卓から過去の歴史を考えてもらいたいとの思いが込められている。 生産するのは川崎市麻生区で建設業を営む小山仁美さん(54)。9年前、自宅近くの山林を購入した際、生い茂る竹林の斜面に洞穴を見つけた。 入り口は狭かったが、なかは高さ2メートル余り、幅約3メートル、奥行きは10メートル以上の空間が広がっていた。壁には人力で掘られたツルハシのような跡が残っていた。 地域の年配者に聞き、図書館… この記事は有料会員記事です。残り765文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani joins Angels teammates for first preseason practice
Tempe, Arizona – Reigning American League MVP Shohei Ohtani joined his Los Angeles Angels teammates Monday for the first preseason practice at the club’s spring training base in Arizona. The two-way star demonstrated the power that saw him hit an MLB third-best 46 home runs last year, launching a shot […]
結婚し関西へ 実家最後の日に弾く三味線の音 「北の大家族」は今
2007年に財政破綻(はたん)し、財政再建団体(現・財政再生団体)に転落した北海道夕張市。5年後の12年、行政サービスが削られ、厳しい状況下にある同市で私はある家族に出会った。両親と4男4女計8人きょうだいの大家族、谷口さん一家だ。子どもたちは民謡を習い、4人の男子は幕末の志士らにちなんだ名前――。そんなユニークな一家を、朝日新聞教育面の連載「いま子どもたちは 北の大家族」で9回にわたり紹介した。 あれから10年。一家のその後を描きたいとの思いで21年11月30日、夕張を訪ねた。最初の取材後年賀状のやり取りを続け、二度ほどお邪魔したこともあるが、会うのは久しぶりだ。 線路の高架下をくぐり、少し坂を上った先にある広い敷地に立つ家は変わっていない。わりばし工場だった建物を改装した平屋だ。母鏡子さん(55)が「玄関の靴、大きくなったでしょう」と出迎えてくれた。 10年前、すでに結婚して家… この記事は有料会員記事です。残り999文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国税庁が確定申告の期限延長認める、システム障害で提出遅れた分対象
2022年3月15日 9時30分 国税電子申告・納税システム「e―Tax」が確定申告期限前日の14日から接続障害でつながりにくくなったとして、国税庁は15日、この障害を理由とする期限延長を個別に認めると発表した。申告書の余白や特記事項欄に「e―Taxの障害による申告・納付期限延長申請」と記して提出すれば認められるという。 システム障害は14日午前11時半ごろに発生し、申告書が送信しづらくなった。15日午前7時現在、状況は改善されたが、原因は不明。国税庁は延長申請が認められる期間について、改めて周知するとしている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
事件起こす日、複数候補から検討 大阪の放火殺人、死亡の男を送検へ
大阪市北区のクリニックで昨年12月に発生し、26人が犠牲になった放火殺人事件で、谷本盛雄容疑者(当時61)=死亡=が事件を起こす日について、複数の候補を検討していたことが捜査関係者への取材でわかった。大阪府警は16日にも、容疑者死亡のまま殺人と現住建造物等放火容疑で書類送検する方針。 事件は17日で発生から3カ月。書類送検で府警の捜査は実質的に終結する。 捜査1課によると、谷本容疑者は昨年12月17日午前10時18分ごろ、大阪市北区曽根崎新地1丁目の堂島北ビル4階にあるクリニック内にガソリンをまいて火をつけ、西沢弘太郎院長(当時49)らを殺害するなどした疑いがもたれている。 事件が起きた日は金曜日で、同課などによると、現場のクリニックでは午前10時から、職場復帰をめざす「リワークプログラム」が開かれていた。同課は谷本容疑者が多くの人が集まる日を狙ったとみている。 府警によると、谷本容疑者は… この記事は有料会員記事です。残り385文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラケット並行輸入妨害疑いのウイルソン代理店、公取委に改善計画
米国のスポーツブランド「ウイルソン」のテニスラケットの販売をめぐり、並行輸入を妨害した独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の調査を受けている国内の総代理店が、疑いのある行為をやめるとする改善計画を公取委に提出したことが、関係者への取材でわかった。 代理店はスポーツ用品の卸売・販売会社「アメアスポーツジャパン」(東京)。「サロモン」「アークテリクス」など海外の人気スポーツ・アウトドアブランドも国内で扱っている。2020年9月に公取委の立ち入り検査を受けていた。 計画の提出は独禁法の確約手続き制度に基づいたもので、公取委は計画を精査し、公正な競争環境の回復に十分と判断すれば、計画が守られることを条件に違反調査を終える。 関係者によると、同社は海外の販売業者に対し、日本国内の並行輸入業者にはウイルソンの硬式テニスラケットを売らないよう圧力をかけていた疑いなどが持たれている。国内の卸売業者に対しても、並行輸入業者に正規輸入品を売らないよう条件をつけて取引していた疑いもあったという。 業界関係者によると、並行輸入業者の中には、公取委の立ち入り検査後も、輸入元がメーカー側からの圧力を恐れてか、ウイルソン製品が取引できないままの業者もあるという。 計画にはこうした行為を既にしていないことの確認や再発防止などを盛り込んだとみられる。アメア社は朝日新聞の取材に「現時点ではコメントできないが、公取委の調査には引き続き対応している」と答えた。 並行輸入品は、海外メーカーが契約する総代理店とは異なるルートで輸入され、安価に購入できる場合がある。価格競争を促す効果があるとされ、真正品の並行輸入を妨害すれば独禁法に違反する恐れがある。(田中恭太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ラケット並行輸入妨害疑いのウイルソン代理店、公取委に改善計画
米国のスポーツブランド「ウイルソン」のテニスラケットの販売をめぐり、並行輸入を妨害した独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の調査を受けている国内の総代理店が、疑いのある行為をやめるとする改善計画を公取委に提出したことが、関係者への取材でわかった。 代理店はスポーツ用品の卸売・販売会社「アメアスポーツジャパン」(東京)。「サロモン」「アークテリクス」など海外の人気スポーツ・アウトドアブランドも国内で扱っている。2020年9月に公取委の立ち入り検査を受けていた。 計画の提出は独禁法の確約手続き制度に基づいたもので、公取委は計画を精査し、公正な競争環境の回復に十分と判断すれば、計画が守られることを条件に違反調査を終える。 関係者によると、同社は海外の販売業者に対し、日本国内の並行輸入業者にはウイルソンの硬式テニスラケットを売らないよう圧力をかけていた疑いなどが持たれている。国内の卸売業者に対しても、並行輸入業者に正規輸入品を売らないよう条件をつけて取引していた疑いもあったという。 業界関係者によると、並行輸入業者の中には、公取委の立ち入り検査後も、輸入元がメーカー側からの圧力を恐れてか、ウイルソン製品が取引できないままの業者もあるという。 計画にはこうした行為を既にしていないことの確認や再発防止などを盛り込んだとみられる。アメア社は朝日新聞の取材に「現時点ではコメントできないが、公取委の調査には引き続き対応している」と答えた。 並行輸入品は、海外メーカーが契約する総代理店とは異なるルートで輸入され、安価に購入できる場合がある。価格競争を促す効果があるとされ、真正品の並行輸入を妨害すれば独禁法に違反する恐れがある。(田中恭太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「異常な古墳やな」大学生は震えた 20日後、確信に変わった違和感
「異常な古墳やな」 初めて足を踏み入れたその古墳は、寒さと静寂に包まれていた。 周囲には他の古墳が見当たらない。独立し、ヘルメットを伏せたような形をしていた。当時20歳で関西大学文学部の学生だった森岡秀人(70)はわき上がる「震え」を覚えた。 1972年3月1日、奈良県明日香村。 奈良盆地の南東部に位置する小さな村には田園が広がり、目立った大きな建築物はほとんどない。だがここは、万葉集に詠まれた舞台が数多く存在する、飛鳥時代の宮都だ。 日本初の本格的都城・藤原京の南部にあるこの古墳は、「高松塚」と呼ばれていた。だが、松の木は見当たらなかった。かわりに竹が密生していた。 「根が張っており、発掘は容易ではないな」 古墳と対面してから20日後、森岡の違和感は確信に変わる。 ■切り石をみつけた… この記事は有料会員記事です。残り1795文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「異常な古墳やな」大学生は震えた 20日後、確信に変わった違和感
「異常な古墳やな」 初めて足を踏み入れたその古墳は、寒さと静寂に包まれていた。 周囲には他の古墳が見当たらない。独立し、ヘルメットを伏せたような形をしていた。当時20歳で関西大学文学部の学生だった森岡秀人(70)はわき上がる「震え」を覚えた。 1972年3月1日、奈良県明日香村。 奈良盆地の南東部に位置する小さな村には田園が広がり、目立った大きな建築物はほとんどない。だがここは、万葉集に詠まれた舞台が数多く存在する、飛鳥時代の宮都だ。 日本初の本格的都城・藤原京の南部にあるこの古墳は、「高松塚」と呼ばれていた。だが、松の木は見当たらなかった。かわりに竹が密生していた。 「根が張っており、発掘は容易ではないな」 古墳と対面してから20日後、森岡の違和感は確信に変わる。 ■切り石をみつけた… この記事は有料会員記事です。残り1795文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル