「一票の格差」が最大2・08倍だった昨年10月の衆院選で、弁護士グループが沖縄の四つの小選挙区の選挙無効を求めた訴訟の判決が24日、福岡高裁那覇支部であった。谷口豊裁判長は選挙を「違憲状態」と判断しつつ、選挙無効の請求は棄却した。原告側は上告した。 昨年の衆院選をめぐっては、弁護士グループが14の高裁・支部に計16件の同種訴訟を起こした。今回の福岡高裁那覇支部の判決は全国で15件目。24日時点で、「合憲」は8件、「違憲状態」は7件となった。判決が出そろった後、最高裁が統一判断を示す見通し。 福岡高裁那覇支部は、格差が… この記事は有料会員記事です。残り169文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
校内から入試の解答用紙を持ち出し容疑 佐賀の高校元講師を逮捕
私立佐賀学園高校(佐賀市)の前期入学試験で、受験生36人の採点前の国語の解答用紙が紛失し、県警佐賀北署は24日、同校の元非常勤講師浜口達容疑者(29)=佐賀県小城市牛津町乙柳=を偽計業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。署は動機を捜査中としている。 発表によれば、浜口容疑者は在職中の1月20~21日、校内に保管されていた解答用紙を自宅に持ち出し、同校の業務を妨害した疑いがある。同校は1月20日、前期入試を県内6会場で実施。このうち93人の受験志願者がいた同県唐津市内の会場で試験後に回収した、国語の解答用紙36人分が紛失していることに翌日気づいたという。 署は2月2日、浜口容疑者を… この記事は有料会員記事です。残り208文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
今年の桜の開花、平年並みか 都心は来月22日、「休眠打破」順調
吉沢英将2022年2月24日 18時59分 日本気象協会は24日、各地の桜の開花予想日を発表した。平年並みのところが多く、最も早いのが熊本市で3月21日。東京都心では22日としており、予想通りなら史上最速の開花となった昨年より8日遅くなるという。 主な地点での開花予想日は、福岡市3月22日▽名古屋市23日▽大阪市26日▽広島市27日▽仙台市4月6日▽札幌市25日――など。前年夏にできた花芽が一度休眠し、冬の寒さで目覚める「休眠打破」が、この冬にたびたび流れ込んだ寒気の影響で順調に進んだとみられるという。 協会では、全国49地点の開花予想日をホームページ(https://tenki.jp/sakura/expectation/)で公開している。(吉沢英将) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
泣き寝入りしないで! 連合が4月にフリーランス向け電話相談会
フリーランスで働く人たちが直面する報酬支払いの遅れや一方的な契約変更などの問題について、労働組合の中央組織・連合は取り組みを強化する。 3月2日夜にはアニメ業界をテーマに、28日夜には心身の悩みに焦点をあてたイベントを催す。 4月を「みんなでつながる! フリーランス月間」(https://jtuc-network-support.com/minfree/)と位置づけ、契約課題をテーマにした「アイデアソン」を4週にわたって開催。当事者と有識者らが課題解決に向けたアイデアを競う。3~4日には、契約や仕事で抱えたトラブルについて労働問題に詳しい弁護士が無料で電話相談に応じる「泣き寝入り禁止110番」を開く。 コロナ下で、飲食宅配代行サ… この記事は有料会員記事です。残り202文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「低栄養認識しながら放置」4歳女児死亡、両親に懲役7年
埼玉県伊奈町の自宅で2017年12月、当時4歳の長女を虐待して死亡させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた父親の岩井悠樹被告(32)と母親の真純被告(30)の裁判員裁判の判決が24日、さいたま地裁(北村和裁判長)であった。北村裁判長は両被告に懲役7年(求刑・懲役8年)を言い渡した。 判決によると、2人はトイレがうまくできない長女の心ちゃんにたたくなどの暴行を加えていた。17年12月上旬からは心ちゃんが低栄養状態にあると認識していながら、下着をはかせずに自宅の廊下に放置し、同月21日に低体温症で死亡させた。 2人は心ちゃんの股間を拭く… この記事は有料会員記事です。残り178文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ストを実施したベトナム人に200万円請求 生キャラメルの花畑牧場
生キャラメルで知られる「花畑牧場」(北海道中札内村、田中義剛社長)で1月、ベトナム人従業員が待遇改善を求めてストライキを起こし、会社側が従業員に計200万円の損害賠償を請求したことが、24日わかった。従業員を支援する労働組合は「労働条件改善のための正当な行為」と主張。一方会社側は、労組結成前のストで「職場放棄だ」としている。 札幌地域労組が24日、会見して明らかにした。 同労組によると、花畑牧場の十勝第2工場(中札内村)で1月26日、ベトナム人従業員38人が寮の水道光熱費の値上げに抗議してストを実施。当時同社に労組はなく、従業員は会社側に25日、グループライン上で通告し、26日には田中社長にも改善を訴えたという。 労組によると、寮の水道光熱費はそれまで毎月7千円が給料から引かれていたが、今年1月には約2倍の1万5千円ほどになっていた。ベトナム人従業員たちは複数回にわたり会社側に抗議。しかし、会社が対応しないと判断し、ストに踏み切ったという。 その後会社側は、基本的に以前の光熱費の7千円に戻すとしたが、ストに参加しなかった従業員を含む40人に3月15日での契約満了を通知。うち4人には、就業規則違反を理由に7日間の出勤停止と、「他の従業員を扇動して生産ラインを止めた」などとして、計200万円の損害賠償を請求した。 4人はスト後、札幌地域労組に加盟し支部を結成。今月24日に組合結成通知を会社側に出した。 札幌地域労組の鈴木一・副委… この記事は有料会員記事です。残り444文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
悠仁さま付属高進学、学長「安全確保する」 進学制度に記者から質問
谷口哲雄2022年2月24日 20時17分 秋篠宮家の長男悠仁さま(15)が筑波大付属高校(東京都文京区)に今春進学することについて、筑波大の永田恭介学長は24日の定例会見で「大変光栄なこと。できる限りの方策を立てて安全・安心を確保したい」と話した。 永田学長は、進学先に同校が選ばれたことについて「自主・自律・自由が付属高校のモットー。それに基づく課外活動も含めた様々な教育コンテンツが気に入られたのであれば大変光栄なことだ。生徒たちははつらつとしており、学長が訪ねて行っても萎縮することがない。そうした様子もご覧になったことと思う」と感想を述べた。 初めて皇族を受け入れることに伴う警備態勢などは「門の前に警備する人を配置することなどが必要になるだろうが、まだ何もできていない。急きょやらないといけないこともあるだろうが、僕らは未経験で気付かないことも多々あると思う。経験が深いお茶の水女子大や宮内庁に教えを請い、危ないことは回避できるようにする」と話した。 今回の合格は、筑波大とお茶の水女子大が結ぶ「提携校進学制度」によるものだった。「特定の人のために設けた制度ではないか」との質問も出たが「今年が4年目で毎年若干名の入学者が出ており、制度は今後も継続する。その見方は当たらない」と否定した。 合否判定については、一般入試と同じ2月13日に同高を訪れて学力検査を受けており、「その結果も加味して決めた」と説明した。ただ、試験の内容など選考の詳細については「傾向と対策になるので申しあげられない」と回答を避けた。(谷口哲雄) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
除雪車故障、つるはしで氷除去も 空港に4千人足止めのJR運休なぜ
大雪による除雪トラブルが今月初めに続き、再びJR北海道を襲った。断続的な降雪で除雪が追いつかず、空の玄関の新千歳空港と札幌を結ぶ路線は23日、大規模に運休。JR北は同日夜の復旧を目指したが果たせず、空港には次々に到着する飛行機から降り立った4千人超の利用客が留め置かれた。臨時列車の運行も当初より大幅遅れの24日未明となり、660人が空港で夜を明かした。混乱はなぜ起こったのか。(榧場勇太、川村さくら、志田修二) 再開見通し、何度も後ずれに 「除雪作業が遅れ、(運転再開の情報も)二転三転し、大変申し訳ない」。JR北の島村昭志・工務部長は24日午後の会見で、新千歳空港―札幌間の運転再開の大幅遅れを陳謝した。 同区間では断続的な大雪に見舞われ、まず21日に運休した。当初は22日昼の再開を目指したが除雪作業が遅れ、同日は再開できず、23日も始発から動かないまま。23日午後、午後9時すぎに運転再開するとの見通しを示したが、これも再開できなかった。 その後、空港で足止めされた利用客を札幌へ運ぶ臨時列車の運行を決めたが、大幅に開始が遅れた。24日午前3時にようやく始まり、同区間は丸3日にわたり運休する形になった。 島村工務部長は再開の大幅遅れについて、連日使用していた除雪車両の出力が弱まるトラブルが発生したと説明。踏切では横断する車で線路上の雪が踏み固められ、さらに除雪に手間取った。除雪車が入れず、スコップやつるはしで氷を取り除いた。 特に時間がかかったのが、札幌と新千歳空港の間に位置する恵庭市の恵庭島松駅周辺。恵庭島松では24日に最深積雪154センチを記録。これまで最多だった115センチ(2006年)を大幅に上回った。 運行情報の利用者への説明もはっきりせず、空港では改札口に長蛇の列ができた。島田信明・運輸部長は「移動を計画されているお客様に、計画の変更ができるよう、なるべく多くの情報を伝えようと心がけた」と説明。島村工務部長は「再開の見込みを正確に伝えることができていない。見込みが大きくずれ込み、的確ではなかった」と話した。今後、運行情報の発表のあり方について社内で検討するという。 札幌―新千歳空港間は24日朝から運転を再開したが、苫小牧に止まっている列車が除雪遅れで動かせず、25日も大幅な間引き運転が続く。 また25日は札幌―函館間の特急「北斗」が終日運休する。この路線は貨物列車も利用する路線で、貨物輸送の一部にも影響が出るという。 空港にあふれる客、床には寝袋で 新千歳空港は22日は全便が… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
宮崎県日南市がJR日南線のPR動画を配信開始
昨年9月の水害から復旧したJR日南線(南宮崎―志布志)をPRする動画を宮崎県日南市が作り、今月から「ユーチューブ」で公開している。 日南線の動画制作は、新型コロナや水害で路線の大半が不通になった影響でしばらく中断していたが、昨年末の全線再開を待ち、一気に仕上げた。 赤字でも地域の貴重な足。動… この記事は有料会員記事です。残り63文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2年前に行方不明の男性、遺体で発見 男4人を殺人容疑で逮捕へ
2020年10月に行方不明になった三重県伊賀市の男性(当時46)が、今年1月下旬、津市の山中で遺体で見つかっていたことが捜査関係者への取材で分かった。三重県警は知人の男4人が殺害に関与した疑いが強まったとして、殺人容疑で逮捕状を取った。25日にも逮捕する方針。 捜査関係者によると、遺体で見つかったのは、職業不詳宇都宮秀之さん=伊賀市島ケ原。20年10月6日に家族が県警伊賀署に行方不明者届を出していた。 殺人容疑で逮捕するのは、伊賀市の運送業広岡陸斗容疑者(28)▽同県四日市市の無職山北進容疑者(37)▽同県名張市の30代の男▽住所不定の40代の男。4人は20年10月5日ごろ、伊賀市のJR島ケ原駅近くで宇都宮さんを殺害した疑いが持たれている。 県警は今年1月下旬、別の詐欺事件で逮捕した広岡、山北両容疑者の供述などから、津市美杉町の山中を捜索し、宇都宮さんの遺体を見つけた。2人を宇都宮さんの遺体を遺棄した疑いで再逮捕。津地検は2月16日に死体遺棄罪で起訴した。 他の2人は、大阪市淀川区のビルの空き部屋に火を付けた疑いで逮捕、起訴されている。三重県警は2人の身柄を大阪から移し、4人と宇都宮さんとの間に何らかのトラブルがあったとみて経緯を調べている。(岡田真実、山崎輝史) 父親「家族思いの息子」 「息子はもう帰ってきやへん」。亡くなった宇都宮秀之さんの父親は、時折声をつまらせながら、息子への思いと、犯人への怒りを語った。 「ものすごく家族思い。家ではよく笑って、毎日『ただいまー』って帰ってきて」 異変があったのは、2020… この記事は有料会員記事です。残り262文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル