谷口哲雄2022年2月24日 20時17分 秋篠宮家の長男悠仁さま(15)が筑波大付属高校(東京都文京区)に今春進学することについて、筑波大の永田恭介学長は24日の定例会見で「大変光栄なこと。できる限りの方策を立てて安全・安心を確保したい」と話した。 永田学長は、進学先に同校が選ばれたことについて「自主・自律・自由が付属高校のモットー。それに基づく課外活動も含めた様々な教育コンテンツが気に入られたのであれば大変光栄なことだ。生徒たちははつらつとしており、学長が訪ねて行っても萎縮することがない。そうした様子もご覧になったことと思う」と感想を述べた。 初めて皇族を受け入れることに伴う警備態勢などは「門の前に警備する人を配置することなどが必要になるだろうが、まだ何もできていない。急きょやらないといけないこともあるだろうが、僕らは未経験で気付かないことも多々あると思う。経験が深いお茶の水女子大や宮内庁に教えを請い、危ないことは回避できるようにする」と話した。 今回の合格は、筑波大とお茶の水女子大が結ぶ「提携校進学制度」によるものだった。「特定の人のために設けた制度ではないか」との質問も出たが「今年が4年目で毎年若干名の入学者が出ており、制度は今後も継続する。その見方は当たらない」と否定した。 合否判定については、一般入試と同じ2月13日に同高を訪れて学力検査を受けており、「その結果も加味して決めた」と説明した。ただ、試験の内容など選考の詳細については「傾向と対策になるので申しあげられない」と回答を避けた。(谷口哲雄) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元KAT―TUN田中聖容疑者、覚醒剤所持の疑いで逮捕 容疑を否認
2022年2月24日 15時45分 名古屋市中区のビジネスホテルで覚醒剤を所持したとして、愛知県警は24日、人気アイドルグループ「KAT―TUN(カトゥーン)」の元メンバー、田中聖(こうき)容疑者(36)=千葉県柏市大井=を、覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕し、発表した。「わからない」と容疑を否認しているという。 中署によると、田中容疑者は1月30日午後5時50分ごろ、名古屋市中区のビジネスホテルの客室内で、覚醒剤約0・164グラムを所持した疑いがある。 同31日午前9時50分ごろ、ホテル従業員から「客室内で違法薬物と思われる白色の結晶を見つけた」という旨の通報があった。この客室の最終利用者が田中容疑者だったという。 署によると、田中容疑者は音楽家として活動しており、1月30日に名古屋市で開催されたライブに出演するため市内に滞在していた。ホテルは自身で予約し、宿泊ではなくショートステイだったという。署は田中容疑者が使っていた車などを捜索し、携帯電話、パソコンなどを押収した。今後、覚醒剤を使用したかどうかや、入手ルートについても調べる。 KAT―TUNはジャニーズ事務所に所属するグループ。田中容疑者は2013年、「ルール違反行為があった」として専属契約を解除されていた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
双子パンダ、初めて氷に触ったよ 上野動物園
243日齢のレイレイ。氷を持って遊んでいる=2022年2月21日、東京動物園協会提供 上野動物園(東京都台東区)で昨年6月に生まれた双子のジャイアントパンダ、オスの「シャオシャオ(暁暁)」とメスの「レイレイ(蕾蕾)」。初めて氷に触れ、興味津々だった。 園は243日齢の双子の様子… この記事は有料会員記事です。残り226文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
障害者が本当に知りたい情報 ホテルやお店、街がやるべきこととは?
現場へ! まぜこぜ社会 前へ③ 身体障害者や難病患者があきらめることのトップは、旅行や遠距離の外出である――。 これは東京都の2018年の「障害者の生活実態調査」の一部。つまり社会はまだ障害だらけで、機会は不平等なのだ。これをハード面だけで解決するには無理がある。ならばソフトの力で解決しようという動きが活発だ。 「ハードのバリアーをハートで解消する」。宇都宮市のNPO法人「アクセシブル・ラボ」代表の大塚訓平(くんぺい)さん(41)が掲げるスローガンだ。不慮の事故で車椅子ユーザーとなり、以前は気付かなかった制約や障害に直面した。 13年からコンサルティング事業を始めた。箱根や銀座などのバリアフリーマップ作成や、「障害者に対応した浴槽にしたい」といった宿の相談などに対応する。 法人名に、障害ゼロを目指す「バリアフリー」ではなく「アクセシブル(対応可能な)」を使う理由がある。「障害者が100人いれば障害も100通り。だからアクセシブルな提案を心がけています」 例えば「障害者にも対応した… この記事は有料会員記事です。残り1216文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ボクシング亀田氏側のライセンス不許可処分 高裁もJBCに賠償命令
村上友里2022年2月24日 13時46分 プロボクシング元世界王者の亀田興毅氏と2人の弟らが、日本ボクシングコミッション(JBC)から受けた「不当な処分」で試合ができなくなったとして、JBCなどに約6億6千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が24日、東京高裁であった。石井浩裁判長は、処分を違法としJBC側の賠償責任を認めた一審・東京地裁判決を追認した。賠償額は、一審判決の計4550万円から増額した。 亀田氏側が「不当な処分」と訴えたのは、JBCが2014年に亀田ジムの会長とマネジャーのライセンス更新をしないとした処分。これによって亀田氏3兄弟は国内で試合ができなくなったとしている。 JBC「亀田氏側が混乱を生じさせた」と主張 この処分は、13年に国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフライ級王者だった次男の大毅氏と世界ボクシング協会(WBA)同級王者が戦った王座統一戦をめぐる亀田氏側の対応を問題視したものだった。この試合前日にWBA王者が計量で失格となり、IBF側は当初、「大毅氏が敗れた場合は王座は空位」と発言した。実際の試合で大毅氏は敗れたが、試合後に亀田氏側とIBF側が試合前日の発言を覆し「王座は維持」と訂正して大毅氏は王座を維持。これに対し、国内で開催される全てのプロボクシング試合を統括するJBC側は「混乱を生じさせJBCの信用を傷つけた」と判断して処分を下したという。 亀田氏側はこれまでの訴訟で、試合後の会見について「JBCに事前相談をする時間的な余裕はなく義務があったとはいえない」とし、処分の理由にはならないと主張していた。 一審判決、JBC処分は「違法」と認定 20年の一審・東京地裁判決は、試合後の会見は「正確な情報を発表したにすぎない」と指摘。「信用が傷ついたとすれば十分に確認しなかったJBCに原因がある」とし、ライセンスの更新を認めない処分について「社会通念上相当性を欠き違法」と結論づけた。 損害額については、処分がなければ3兄弟は14年中に少なくとも1試合ずつそれぞれが行うことができたとし、前年の1試合平均のファイトマネーに相当する額を損害と認めた。 JBC側は一審判決を不服として控訴し、亀田氏側も賠償額を不服として控訴していた。(村上友里) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
従うしかなかった先輩からの性暴力 甲子園を目指した野球部の寮で
真剣に甲子園を目指していた。あのころの自分には、野球がすべてだった。 関東地方に住む60代の男性は嫌悪感をずっと抱き続けてきた体験がある。 野球の強豪校に入学すると、数十人の部員が生活する合宿所に入った。監督夫妻と一緒に生活しながら、練習に励んだ。 子どもへの性暴力第6部⑩ イラスト・朝岡遊 部では先輩の言うことには絶対服従だった。何を言われても「はい」と答えなくてはならない。「いいえ」、あるいは「なんと言いましたか?」と聞き直しても、拳が飛んできた。 放課後の練習を終え、合宿所に戻って夕食。午後10時ごろまでの素振りが日課だった。 子どもたちの心身とその後の人生を脅かす性暴力について考える企画「子どもへの性暴力」第6部は、子どもたちの間で起こる性暴力について取り上げます。 素振りをしていると、特定の先輩によく声をかけられた。 「午後11時ごろ、来て」 マッサージの依頼だった… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
エシカル消費「投票」で踏み出す一歩 コメダ、ローソンともコラボ
地球環境や人、社会に配慮した商品やサービスを積極的に選ぶことで社会問題の解決を図る「エシカル消費」。なんとなくハードルが高く感じるけど、ふだんの買い物でつながるのなら、一歩を踏み出しやすいはず。 東京・表参道のショップ&カフェ「imperfect(インパーフェクト)表参道」が始めた参加型投票「Do well by doing good.」は、エシカル消費に気軽に参加できる仕組みだ。 大手企業も注目するこの仕組みについて、同社創業メンバーの佐伯美紗子・マーケティング部長に聞いた。 魚を与えるのではなく、釣り方を共有する 表参道ヒルズにあるインパーフェクト表参道の店内。農家の自立や生産地の環境保全といったサステイナブル(持続可能)な取り組みで生産された素材を使うチョコレートやナッツ、コーヒーなど「ウェルフード&ドリンク」が並ぶ一角に、三つのプロジェクトの投票ボックスが置かれている。 「コートジボワールのカシューナッツ農園での養蜂プロジェクト」 「コロンビアのコーヒー農家の生活安定をめざすトウモロコシ栽培支援」 「ガーナの女性の経済的な自立支援」 この三つから選び、お店で買い物をするともらえる投票チップを入れる。最も支持を集めたプロジェクトを、同社が売り上げの一部を拠出して支援する。 投票は、2019年7月のオ… この記事は有料会員記事です。残り1539文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
MLB sets Monday deadline for season to start on time
Major League Baseball will cancel games if a labor agreement being negotiated with its players is not finalized by Monday, a league source said. “The deadline is the deadline,” the source told Reuters on Wednesday. “After Feb. 28 games will be canceled. Missed games are missed games and salary will […]
謝罪の手紙、震える手で書いた 帰国かなわなかった技能実習生の悔悟
「どうもこんにちは」 そのベトナム人男性は昨年10月、東京都内にある出入国在留管理庁の施設でアクリル板越しに記者に一礼した。母国へと強制送還される直前のことだった。 ベトナム人男性が強制送還前に収容された出入国在留管理庁の施設=2022年1月21日、東京都港区、田中紳顕撮影 技能実習生として来日してから約3年。男性はホッとしたような表情で「やっと帰国できます」と切り出し、日本での体験を語り始めた。 「3年の辛抱」の果てに 20代前半の男性は、首都ハノイで生まれ育った。体が弱い父親は働けず、母親が寝具作りで家計を支えた。姉は早くに家を出ており、男性が両親を養う必要があった。そんな中で知ったのが技能実習だった。 日本に抱いていたイメージは「高いビルに新しい車」。技術があればベトナムで稼げると思い、仲介業者への手数料として約90万円を工面した。ベトナム政府が定める上限額(3600米ドル)の倍以上だった。半年かけて語学などを学び、2018年春、3年間の予定で来日した。 実習先は栃木県内の溶接会社で、住み込みで働いた。自室は7畳の一間。田畑に囲まれ、想像していた暮らしとは違った。職場の日本人は丁寧に仕事を教えてくれた。残業や休日勤務はなく、週末は実習生仲間と食事を作るなどして息抜きをした。 ただ、手取り約10万円の給料には不満があった。寮費と光熱費で計4万円、借金返済と仕送りで計4万円が飛び、残りは食費に消えた。 3年間の技能実習を終え、帰国を心待ちにしていた男性。その希望を打ち砕く出来事が、生活を暗転させました。 在日ベトナム人が使うSNS… この記事は有料会員記事です。残り1602文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「全国から頂いた支援を忘れない」 被災地にはためく黄色いハンカチ
東日本大震災11年を迎えるにあたり、震災遺構・中浜小学校(宮城県山元町)のそばに掲げられている「黄色いハンカチ」が23日、掛け替えられた。ハンカチは町の復興を応援してくれる国内外の人たちが送ってくれたものだ。 高さ約15メートルの柱から伸びたロープに約1千枚が風にはためく。この日、同小などで震災の経験を伝える「やまもと語りべの会」の会員ら約10人は、新たに会に届いた約400枚を、古くなったものと交換した。 「幸多かれ」「一人の笑顔は… この記事は有料会員記事です。残り404文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル