仙台市の男性(27)が大麻取締法違反(所持)の罪に問われた裁判で、仙台地裁は、宮城県警の職務質問時の所持品検査などに「令状主義の精神を没却する重大な違法がある」として、無罪を言い渡した。15日付。 判決文によると、男性は昨年4月8日、青葉区内のコンビニで駐車中に、警察官に職務質問された。判決は、その際、男性が拒否したにもかかわらず警察官が車のドアを開けたり、令状が執行されるまでの約5時間、駐車場に男性を留め置いたりしたことを違法と認め、「本件の証拠を許容することは、将来の違法捜査抑制の見地から相当ではない」とし、無罪とした。仙台地検の菱沼洋次席検事は18日、「判決内容を精査し、適切に対応していく」とのコメントを出した。(大宮慎次朗) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
死体遺棄事件がきっかけ 特殊詐欺グループ13人目逮捕
孫を装って女性から現金を詐取しようとしたとして、埼玉県警は20日、職業不詳の庄子真哉兼(まやと)容疑者(32)=東京都練馬区=を詐欺未遂の疑いで逮捕した。昨年5月、埼玉県和光市の駐車場で男性(31)の遺体が見つかった殺人死体遺棄事件で、男性が特殊詐欺グループにいたとみられたことをきっかけに、県警が拠点を摘発してこれまでに12人を逮捕。13人目となる庄子容疑者がリーダー格とみている。捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、遺体が見つかった盗難車のカーナビの履歴などを調べ、殺人現場だった東京都板橋区のマンションが特殊詐欺グループの拠点らしいことを突き止めた。別の2拠点も判明して昨年6月に一斉摘発し、同10月までに殺人死体遺棄事件の容疑者2人を含む「かけ子」ら計12人を詐欺未遂容疑などで逮捕していた。庄子容疑者はメンバーの通話履歴などから特定したという。 庄子容疑者の逮捕容疑は何者かと共謀して昨年6月、山梨県富士吉田市の女性(77)方に孫になりすまし「盗まれたかばんに大事な書類が入っていた。お金が必要」などと電話をかけて現金を詐取しようとしたというもの。県警はマンションの契約期間などから、遅くとも2019年8月ごろからメンバーを集めて特殊詐欺を繰り返していたとみている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
虐待騒動が重荷、保育士自殺 園に3500万円賠償命令
長崎市の私立保育園に勤めていた40代の女性保育士が2017年に自殺し、遺族が園を運営する社会福祉法人に損害賠償を求めた訴訟で19日、長崎地裁(天川博義裁判長)は、女性への配慮が不十分だったとして法人に計約3500万円の支払いを命じた。自殺の前年に、保護者が虐待を訴えた「騒動」で心理的負担を負ったと認定した。 遺族は18年11月に、計約8千万円の支払いを求めて提訴。園側はカウンセリングや業務削減に取り組んでいたなどとして請求棄却を求めていた。 判決によると、保護者が16年に園内で虐待があると訴えた。その後、園は市の監査を受け、園児をたたくなどの行為を改めるよう勧告を受けた。園では動揺が広がり、経験豊富な保育士が複数退職した。 判決は、女性はこの騒動で強い心理的負荷を受けてうつ病を発症したと認定。遺書の内容などから、受け持ちの園児に実際には負わせていない大けがを負わせたという妄想に支配され、自責の念を直接のきっかけに17年夏に自殺したとした。園の対応は心理的負荷を軽くさせる効果はなく、十分な措置を講じていたとは言えないとした。(榎本瑞希) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
タワマン強盗、指示役を逮捕 「大きなタタキ」と連絡か
東京都目黒区のタワーマンションで昨年10月、住人の女性が現金約600万円を強奪された事件で、警視庁は19日、職業不詳の伊藤浩寿容疑者(22)=千葉県成田市玉造3丁目=を強盗致傷と住居侵入の疑いで逮捕したと発表した。容疑を否認しているという。警視庁は、伊藤容疑者が事件の指示役だったとみている。 少年事件課によると、伊藤容疑者は実行役の少年3人と共謀して昨年10月26日午前10時半ごろ、目黒区上目黒1丁目のタワーマンションで、住人の30代女性に対し、部屋のインターホン越しに「宅配業者です」とうそをついて室内に侵入。「これ以上暴れると手を出さないといけない」などと女性を脅して現金約600万円を奪い、両腕に打撲などのけがをさせた疑いがある。 警視庁は昨年10月、この事件の実行役として千葉県に住む17~19歳の少年3人を逮捕。このうち19歳の少年が「『1億円以上の大きなタタキ(強盗)の案件がある』などと、伊藤容疑者からスマートフォンで指示を受けていた」と供述。奪った金や、宅配業者の衣装を相模原市内の公園に置いておくように指示されていたと説明したという。 また、この少年の「(事件後に)警視庁から職務質問を受け、使用したスマホを神奈川県内の相模湖に捨てた」との供述をもとに相模湖を捜索し、約5時間かけてスマホを発見。伊藤容疑者からの指示などの一部が復元できたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大江麻理子キャスターらマスク着用 テレ東ニュース番組
テレビ東京の経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」のキャスターの大江麻理子さんらが18日夜、マスクを着けたまま放送した。日本のテレビ局のニュースキャスターが、マスクを着けたまま出演するのは珍しい。 テレビ東京広報局は、朝日新聞の取材に対し、「ニュース番組では、これまでも出演者同士、またスタッフとの間の距離を十分に取り、感染を防いできましたが、市中の感染が拡大する中、より一層、スタジオの感染対策を強化することが必要だと考え、キャスター同士がトークをするような場面ではマスクを着用することに致しました」と説明している。(寺下真理加) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サメに丸のみされた? 冬の在宅を楽しめるブランケット
身につけると、まるでサメに丸のみされたように見えるブランケットが発売されました。冬を楽しく過ごすためのアイデア商品です。 税込み3300円 ヴィレッジヴァンガード(名古屋市)のオンラインストアで販売中の「マーメイドブランケット」。 取り扱っているのは、ホオジロザメ、ジンベエザメ、クマノミ、シャチ、ワニの5種類で、価格はいずれも税込み3300円です。 中綿の入っていないぬいぐるみのような形状で、口の部分から体を中に入れると、まるでその生き物に丸のみされているように見えます。 「コロナ禍のご時世でも部屋が明るくなる商品」として発売したのは、首都圏4都県を対象に緊急事態宣言が出された今月7日でした。 「何となく世の中が明るくない雰囲気の中、SNSでは『バカバカしくて笑った』という反応が多く、喜んでもらえてうれしくなりました」と、仕入れを担当した安岡剛さんは話します。 手がけているのは名古屋の会社 マーメイドブランケットを手がけているのは、丸眞(名古屋市)です。 自社のオンラインショップでも販売しており、上記の5種類以外にシュモクザメもあります。 広報担当者によると発売は2017年夏。SNSなどで楽しんでもらえる商品として企画。 体を入れた時にきちんと食べられているように見えるよう、細かいサンプル修正を何回も繰り返したそうです。 「おうち時間が増えた今だけではなく、寒い時期にも心も体も暖かく過ごしていただけます」と担当者。 足先まで覆うことができるので通常のひざかけよりも暖かく、種類も多いため、友人や家族で身につけて楽しんでほしいとのことでした。(若松真平) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
軽井沢バス事故、地検ずさん管理認定 社長ら在宅起訴へ
長野県軽井沢町で2016年1月、大学生ら15人が死亡し26人が負傷したスキーバス転落事故で、長野地検は運行会社「イーエスピー」(東京都羽村市)の社長(59)と当時運行管理者だった元社員(52)を業務上過失致死傷罪で週内にも在宅起訴する方針を固め、上級庁と最終調整を始めた。19日、捜査関係者への取材でわかった。地検は、2人のずさんな安全管理が事故を招いたと判断した。 県警は17年6月、2人を同容疑で書類送検していた。今月には事故から5年を迎えており、起訴は捜査の大きな節目となる。 事故は16年1月15日未明に発生。同町の国道でバスがカーブを曲がりきれずに約4メートルの崖下に転落し、大学生13人が死亡するなどした。捜査関係者によると、元社員は死亡した男性運転手(当時65)の技量を適切に把握しなかったなど安全管理の義務を怠り、社長は元社員のずさんな管理を知っていたにもかかわらず、適切な指導や監督を怠ったとされる。 同社で安全管理の責任者だった… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東北道の多重事故、ホワイトアウト発生か 18人が死傷
19日午前11時50分ごろ、宮城県大崎市古川小林の東北自動車道下り線で、大型貨物など数十台の車が絡む複数の多重事故が起きた。県警によると、岩手県一関市の無職須藤美洋さん(65)が死亡したほか、少なくとも17人がけがを負った。この事故で付近では一時約140台の車が立ち往生した。 高速隊によると、事故があったのは古川インターチェンジ(IC)―築館IC間で、事故で動けなくなった車に後続の車が次々とぶつかったとみられる。約140台の車が約1・2キロにわたって立ち往生したため、県警が先頭や最後尾の車をレッカーで移動させたり、自走可能な車を動かしたりした。 当時、周辺は地表の雪が風で巻き上げられる地吹雪に見舞われていたといい、県警は、雪で見通しがきかなくなる「ホワイトアウト」が事故につながったと見ている。 気象庁によると、日本付近が強… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
料理きっかけ、サッカーファン急増 最後の交流で手料理
日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCから退団することが決まった松本翔選手(28)が1月13日、最後のファン感謝デーを高知市の「藁屋」で開いた。民間資格「アスリートフードマイスター」を持つ料理男子としても人気がある松本選手の手料理を楽しもうと、訪れた多くのサポーターらが別れを惜しんだ。 名門「横浜F・マリノス」出身の松本選手は2019年から高知ユナイテッドでプレーし、同年のJFL昇格に貢献した。その一方で「#松本食堂」と題してSNSに投稿する手料理が注目され、ツイッターのフォロワー数は約2万人。 松本選手は常連客として訪れていた「藁屋」の店頭で、得意料理の牛すじ煮込みを約40人分作り、振る舞った。ランチで訪れた高知市の小田みちこさん(56)はSNSの料理の投稿で松本選手を知ったという。「松本選手のおかげで初めてサッカーを観戦し、すごく楽しかった」 松本選手は今後、JFLのMIOびわこ滋賀に所属する。「サッカーが根付いていない高知で、自分をきっかけに興味を持ってもらうのが目標だった。次は試合で高知に来て、満員の会場でユナイテッドに勝つことが恩返しです」と話した。(加藤秀彬) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大分駅ビルの温浴施設、基準値100倍のレジオネラ検出
JR大分駅ビルを運営するJR大分シティ(大分市)は19日、ビル内の温浴施設「シティスパてんくう」の男性内湯から、基準値の約100倍のレジオネラ属菌が検出されたと発表した。湯を入れ替える前の7~13日に男性客約950人が利用しており、体調が悪い場合は、医療機関を受診のうえ、連絡するよう呼びかけている。 JR大分シティによると、7日の営業終了後に定期検査用の湯を採取し、検査したところ、検査機関から18日に基準値を大きく超えるレジオネラ属菌の検出が報告された。現在は内湯の使用を停止している。20日は休館して浴槽などを消毒し、再検査で問題がないことを確認するまで男性内湯は使用しない。内湯を除く浴槽からは菌は検出されていないという。 問い合わせはシティスパてんくう(097・513・2641)か、JR大分シティ(097・513・1175)へ。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル