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Le guide sur la culture, la langue et l'histoire du Japon.

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lundi janvier 3, 2022

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古川日出男×山田尚子対談 「平家物語」とあの作品の共通点

3 janvier 2022
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第1話から。主人公のびわ(声・悠木碧)。フジテレビ「+Ultra」枠で水曜深夜(木曜午前)0時55分。12日深夜(13日午前)の第1話は10分遅れ。ほか各局でも放送予定。FODでも全11話配信中 (C)「平家物語」製作委員会  古典文学「平家物語」がアニメ化された。原作となった現代語訳を手がけた小説家・劇作家の古川日出男さんと、監督を務めた山田尚子さんが対談し、現代にも通じる「平家」ワールドについて語り合った。古川さんは山田さんの監督作「聲(こえ)の形」とのある共通点を鋭く指摘。山田さんからは「憎めないおじさん」たちのキャスティングの裏話なども飛び出して……。 山田「最初からびわの声は悠木さんだと」  ――主人公は琵琶法師の少女「びわ」。アニメオリジナルのキャラクターです。  古川 違和感がありませんでした。誰かが、傍観者だけど語る意思をもって関わってくるというやりかたをしないと「平家物語」はよみがえらせられない。  山田 シリーズアニメなので、少しでもわかりやすい方がいいというか、見ている人が一緒に平家物語を知っていくのも理想でした。見ている人の目や、物差しのような役割です。  古川 びわの関わった平家の一人一人のリアクションによって、そのキャラクターがわかりますよね。  山田 人となりを大事にしたかったので、びわは必要不可欠でした。  ――原作、アニメへのお互いの印象は。  山田 古川先生の書かれる琵琶法師は、めくるめく状態で語り口が変わってくる。清盛が亡くなる「入道死去」ではっとしました。そこまでとても美しい丁寧な言葉で語られていたのが、そこから文体が変わる。どんどん引き込まれていきました。最後、先生のあとがきを読んで、すとんと落ちた。「ただ一人の作者など、ここにはいないのだ。だから私は無数の語り手を呼び出した」と。そこにものすごく胸を打たれました。  古川 原典を訳すときにどういう文体にするかは、小説家の最初のジャッジなんですよ。語り手が一人ではないということに気付くのにものすごく時間がかかりました。これは誰かが語るというか、そういう設定を用意しない限り語りきれない大きな物語なんだな、と。  アニメはすごくよかったです。最初はどういう物になるか全く分からなかったんですが、山田さんの作風なんでしょうか、別の世界が見えてきて、4話目ぐらいから自分が見ようとしている世界とかみ合い、歴史絵巻のようなものに巻きこまれていった。最後、巻物の軸の部分のところにきたら、頭の部分とつながって。この物語世界に入れてもらった感覚がありました。  山田 ありがとうございます。  ――平家物語のアニメ化と聞かれたときは。  山田 名前が大きすぎて、本当にびっくりしました。ちょっと怖いお話と思っていたところもあって、勉強できるチャンスと思いました。授業で冒頭だけ覚えるじゃないですか。あそこだけ覚えると「盛者必衰」みたいなところだけで、「おごれる者は久しからず」と皮肉っぽく使われるイメージがある。それって本当なのかな、と。実際勉強してみたらそこだけをピックアップして要約してしまっていいような話ではないように思いましたし、また冒頭に戻って読んだら感じ方が違いました。  古川 アニメになると聞いて楽しみでした。僕は耳が聞こえない子どもが登場する小説を書いていたこともあって、山田さんが監督をされたアニメ映画の「聲の形」も見させて頂いた。とてもいい作品で。  山田 ありがとうございます。  古川 だからこそ「平家」をどう仕上げるのだろうと思いました。「聲の形」のヒロインの妹の少女結絃ちゃんは、びわのように最初は少年のような感じで出てきて、主人公たちの傍観者なんだけど、最終的に彼女が全部動かしてつなげていく。びっくりしたのが、クレジットを見たら、声優がびわと同じ悠木碧(あおい)さんで。最後の最後、腑(ふ)に落ちました。  山田 最初からびわの声は悠木さんだと思っていました。  ――びわと結絃が重なるようなイメージは山田監督にもあったんですか?  山田 あー、でも、スタート… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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寅さんの旅は「放浪と定着の相互憧憬」 東海3県の12カ所でロケ

3 janvier 2022
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 「とら」といって思い浮かべる一つに「寅(とら)さん」がある。言わずと知れた、昭和から平成にかけて、お正月とお盆の封切りが定番だった国民映画「男はつらいよ」の主人公だ。渥美清さん演じる寅次郎は、シリーズ48作の中で、東海3県の各地を旅している。寅さんにとって旅とは何だったのか。「完全版『男はつらいよ』の世界」の著者で映画評論家の吉村英夫さんに聞いた。  「男はつらいよ」のロケ地は、愛知、岐阜、三重の3県で合計12カ所ある(別表、吉村さんまとめ)。「柘植駅(三重県伊賀市)は、渥美さんや山田洋次監督は足を運ばず、スタッフだけで撮影したようです。東海3県で本格的なロケは、第3作の湯の山温泉と四日市市の磯津、第39作の伊勢志摩と、なぜか三重県が多い」  吉村さんは伊勢志摩のロケにエキストラとして参加している。「松竹から連絡が来て、寅さんファン10人ぐらい集めてくれ、と言われて。二見浦でお正月のシーンを撮るから、いい服を着てくれ、と」。日当は1300円。「妻は、ラストシーンで自分の和服姿がちらっと映った、と言っていますが」と笑う。  岐阜県でのロケも印象的だ。第38作の岐阜市の長良川河畔、第45作の下呂温泉は「寅さんが啖呵(たんか)バイ(露天商で販売することの隠語)をするシーンが記憶に残ります」と吉村さん。第44作のロケ地・恵那峡には記念碑が残る。  ちなみに、映画の中で寅さんが訪れていないのは、富山県と高知県だけだ。寅さんは、なぜ、全国を旅したのか。  「放浪と定着の相互憧憬(し… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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寅ゆかりの寺へ臨時列車 3本のうち1本は 「乗れたら幸運」

3 janvier 2022
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2022年1月3日 8時30分  干支(えと)の寅(とら)をあしらったマークをつけた臨時列車を、巨大な張り子の寅を飾っている信貴山(しぎさん)朝護孫子寺(ちょうごそんしじ、奈良県)の参拝客向けに、近鉄が走らせている。  元日から3日までと8~10日の午前10時、11時、正午に大阪上本町駅を出発。終点の信貴山口駅から寺まではケーブルカーとバスに揺られて20分ほどだ。  3本のうちの1本は、行き先表示板にも寅がいる。どの便かは日によって違う。「乗れたら幸運。トライしてみて」と広報担当者。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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阪神大震災、記憶の風化にコロナが追い打ち 施設の経営にも打撃

3 janvier 2022
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 阪神・淡路大震災は17日で発生から27年になる。歳月の経過とともに、教訓を伝えるのが年々難しくなっているなか、新型コロナウイルスがここにも深刻な影響を及ぼしている。  兵庫県淡路市の野島断層保存館。施設がある北淡震災記念公園の総支配人を務める米山(こめやま)正幸さん(55)は、自らの体験や被災者らの話を語り継いできた。  震災で地表に現れた活断層の一部を展示している同館は、珍しさもあって当初は観光客や修学旅行生らが大勢訪れた。オープンした1998年度の入館者数は約282万人。公園には揺れを体感できる震災体験館やレストランもでき、町おこしへの貢献も期待された。  だが2年目以降は減少の一途で、19年度の入館者数は約12万3千人。20年度はコロナ禍で、約6万7千人とさらに半減した。初年度のおよそ42分の1の人数だ。見学施設のため遊園地並みのリピーターを望むことは難しく、来館者の減少はやむをえない面もあるが、ここまで減ると運営への影響は深刻だ。  米山さんが社長を務める運営… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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1トンの雄牛18頭が激突 愛媛・宇和島で「闘牛大会正月場所」

3 janvier 2022
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藤家秀一2022年1月3日 9時34分  愛媛県宇和島市和霊町の市営闘牛場で2日、恒例の「宇和島闘牛大会正月場所」が開かれた。新春のなごやかな雰囲気の中、約1千人の観客が体重約1トンの雄牛同士が繰り広げる迫力ある取り組みを楽しんだ。  大会には南予地方を中心に計18頭の雄牛が参加。直径20メートルの土俵を舞台に、番付に従って計9番の取り組みがあった。  取り組みは牛同士が角と角を突き合わせ、片方が逃げるまで続いた。この日は7分を超える熱戦があった一方、対戦前から1頭が逃げてしまう一戦もあった。マスク姿の観客たちは、牛たちが力を尽くして押し合うたびに大きな拍手を送っていた。(藤家秀一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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ゴミの収集停止、苦情ではなく感謝届いた コロナで気づいた当たり前

2 janvier 2022
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 「この先どうなるのか。路頭に迷うのではないか」。沖縄県にある食品工場の社員は不安に駆られた。  新型コロナウイルスの第5波が訪れた昨夏、従業員1人の感染が判明。その後、約100人のうち、計15人が陽性とわかった。完成間もない最新鋭の工場は、県内の複数店舗のスーパー向けに、食肉を月100トン以上出荷していた。  徹底した衛生管理で知られ、手指を消毒しないと作業場に続くエアシャワー室にすら入れない。低温かつ湿度を一定に保つため、換気も難しい。それが、裏目に出たのか。「衛生管理こそが私たち食品工場の存在意義。国の基準、取引先が求める以上の管理を徹底してきたのに」。社長は悔しさをにじませる。  操業を続けていいのか。社長は2日間、保健所に電話したがつながらない。取引先から切られる不安もあった。保健所に直接足を運び、最後は自らの判断で操業の継続を決めた。工場内の消毒、休憩場所の閉鎖など、感染対策を徹底した。  「みんな不安だと思う。無理をせず休んでいい」と従業員に伝えると、約20人が休んだ。給与も補償した。出勤したのは普段の半分以下の約30人。役員も現場に出て、在庫を回しながら乗り切った。 沖縄県内の食品工場。従業員は手指消毒に続いてエアシャワーを浴びた後、食品を扱うエリアに入る=2021年12月19日、井手さゆり撮影  昨年12月下旬、工場を訪れると、白衣姿の約70人が豚肉をスライスしたり、唐揚げを袋詰めしたりしていた。室温5度の作業場で、クリスマスや正月向けの食材作りが、静かに進んでいた。「日常」が戻りつつあった。  社長は言う。「我々には供給責任がある。従業員の暮らしを守り、人の命を支えるのが仕事です」  船橋市に工場を持つ食品会社は、昨夏に従業員約300人中50人以上の感染が判明し、操業の一時停止に追い込まれた。「対策は徹底していたつもりだが」と担当者。その後、出入りする関係業者も含めた希望者全員にワクチンの職域接種を実施した。  西日本の大手スーパーでは、8月のお盆の繁忙期、従業員約700人の働く食品工場で毎日のように感染者が出た。「地域の食の生命線。何とか止めないように考えたが、従業員と住民の安全にはかえられない」。一部で製造ラインを止め、食品を一部別業者に外注せざるをえなかった。 感染が起きた場所、最多は「医療・福祉施設」ではなく…  コロナ第5波の感染状況を見ると、それまでとは異なる傾向が浮かび上がる。  企業や自治体が21年10月までにウェブサイトで公表した感染者の数や発生場所のリリース情報を、JX通信社から提供を受けて朝日新聞が分析。2人以上の感染が起きた場所を抽出した。第5波では、第1~4波で高かった医療・福祉施設の割合が下がり、食品工場や物流拠点を含む「工場・市場」での発生が最多に。百貨店の食品売り場「デパ地下」でも度々発生した。消費を支え、テレワークの難しい対面の職場で感染が広がったことがうかがえる。 業種別「集団感染」の発生数の推移  暮らしを支える最前線の職場は、人手に頼る部分が大きい。東京都台東区では、不燃ゴミの収集が止まった。収集を担う台東清掃事務所で、職員1人の感染が確認されたのが昨年8月6日。全員のPCR検査で、最終的に職員148人中、19人が陽性となり、29人が自宅待機になった。  曲山裕通所長は頭を抱えた。「真夏に可燃ゴミの収集だけは止められない」。民間業者の代行を検討したが、「土地勘がなく難しい」と断念した。不燃ゴミ担当に可燃ゴミ収集に回ってもらったが、それも限界に。やむなく、不燃ゴミの2週間の収集停止を決めた。  職員たちは、住民からの苦情を覚悟した。ところが、待っていたのは意外な反応。「いつもありがとう」「今日のゴミは重たくてごめんなさい」。ゴミ袋に、感謝の手紙が貼られていたのだ。  住民のパート女性(41)は「当たり前だったものが途切れ、これまで意識していなかった作業員の存在のありがたさを感じるようになった」。契約社員の女性(44)は「この人たちが在宅勤務の私たちの生活を支えてくれているんだ」と思い、「大変ですね。ありがとう」と声をかけるようになった。  職員の長峰顕史(あきふみ)さん(49)は、一緒に作業した同僚の感染がわかり、14日間休んだ。復帰後、行く先々で住人たちに声をかけられた。「大丈夫だった?」 東京都台東区の台東清掃事務所には、住民がゴミ袋に貼った感謝の手紙が数多く掲示されている=2021年12月8日、関田航撮影  ゴミ収集に関わって17年。業界は慢性的な人手不足だ。収集車1台に2~3人が乗り込む「密」な現場で、長袖長ズボン、マスクでの作業は、「夏は言葉にできないくらいしんどい」。破れたゴミ袋から、使い捨てマスクが飛び出すことも日常茶飯事だ。コロナの特別手当などはない。でも「誰かがやらんといけん仕事ですから」。  鈴木宣弘・東大大学院教授(農業経済学)はいう。「誰が社会を支えているのか、コロナ禍で誰の目にも明らかになった。社会や消費のあり方を再考するべきではないか」(斉藤佑介、河崎優子)  コロナ禍で浮き彫りになった、社会に必要不可欠な働き手の存在。でも、賃金は低く抑えられていることが少なくありません。目先の人手不足を外国人労働者で補ってきた日本は、これから、どうなるのでしょうか。 人手不足を補ってきた外国人労働者、これからは  コロナ禍で浮き彫りになった、社会に必要不可欠な働き手の存在。でも、賃金は低く抑えられていることが少なくない。なぜか。  山本勲・慶応大教授(労働経… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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サンデル教授と未来の「働く」を考える 最高の民主主義に続く道とは

2 janvier 2022
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 外出自粛が呼びかけられたコロナ禍。日常生活の供給網を支える仕事は、その重要性とは裏腹に、待遇には恵まれず、将来的には人工知能(AI)やロボットに代替される可能性も指摘されています。  近著で、社会の格差を「能力主義(功績主義)」の側面から説いた米ハーバード大のマイケル・サンデル教授は、「労働の大切さと対価の必要性を議論するべきときが来た」と指摘します。  ――新型コロナの流行で、様々な「社会的弱者」が顕在化しました。  コロナ禍で見えたのは、自宅でオンライン会議をし、感染リスクから身を守りながらテレワークができた人たちの一方で、そういう「ぜいたく」ができない労働者もいた、ということです。  ロックダウンの中、自宅の玄関まで食料品を届けてくれた配達員のお陰で、私は混雑したスーパーに行く危険を冒さずに済みました。リスクを引き受けてくれたのです。私たちはそれを忘れてはいけません。  自宅で仕事ができるような労働者は、多くが病気になっても適切な医療を受け、有給の病気休暇を利用できます。「仕事を休んだら家族を養えなくなる」という不安は基本的に無いでしょう。  でも、こうした待遇は誰でも受けられるわけではありません。 「成功者」たちは、「努力し、能力が高いからこそ得られた結果」と信じて疑いません。こうした「行きすぎた能力主義」に、コロナの流行が新たな疑問をもたらしたとサンデル教授。これから目指すべき「最高の民主主義」とは――。  ――「リスクを引き受けてくれた」人たちの待遇は決して良くはありません。  コロナは、私たちの日常生活… この記事は有料会員記事です。残り3953文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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「ママ、夢かなってる?」 脚本家、漫画家…いや、大事な夢があった

2 janvier 2022
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 3カ月ほど前、なりたりえさんは公園で次女と遊んでいた。  「おーい、ママー! 夢かなってる?」  滑り台の上から突然、そう問いかけられた。  は? 私の夢?  思い出したのは、かつて所属していた劇団のこと。  大学を卒業してから入り、脚本家を目指していた。  アルバイトで生計を立てながらコントを制作。  7年ほど経ったころ、自分の力の限界を感じて諦めた。  次に思い出したのが、漫画家になる夢。  脚本家を諦めた後、出版社に漫画を持ち込んだり、賞に投稿したりした。  思うような結果を出せず、いったん諦めた。  「どちらもうまくいかず、今は主婦として暮らしているな」  そう思いながら、ちゃんとかなえた夢が一つあることに気づいた。  滑り台の上から手を振る娘がかなえてくれた夢。  幼いころから抱いてきた、「… この記事は有料会員記事です。残り1399文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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理想の「住まいのかたち」古民家再生のカール・ベンクスさんに聞いた

2 janvier 2022
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カール・ベンクスさんが再生を手がけた自宅の「双鶴庵」=2021年11月18日午後3時33分、新潟県十日町市、松山紫乃撮影  人口が減り、空き家が増える日本。一方で、利便性を求め都心にはマンションが次々と建てられています。「家」のあり方が変わっていく中で、古民家に価値を見いだし、その再生に取り組むドイツ人男性がいます。  限界集落だった新潟県十日町市竹所で、空き家を次々と美しくよみがえらせてきた、建築家のカール・ベンクスさん(79)。日本の古民家の魅力や、母国ドイツとの違いについて聞きました。 連載「住まいのかたち」 2021年もステイホームの暮らしが続きました。多くの時間を過ごす「住まい」とは、私たちにとってどういう存在なのか。様々な「家」を舞台に、そこに住む人たちの姿を通して豊かな暮らしのヒントを探ります。      ◇  ――来日した経緯を教えてください。  私が生まれる前に亡くなった父が、日本文化の大ファンでした。  父は教会や城の芸術品の保存修復士で、家には瀬戸物や浮世絵などがあり、日本に関する本もたくさんあった。子どもの頃から、日本の木造建築がすばらしいというのは頭に入っていたんです。  最初に日本に来たのは、空手を学ぶためでした。1966年に来日し、アルバイトをしながら東京の大学で空手を勉強しました。その後、在日ドイツ商工会で内装の仕事を手伝いました。そこで日本の職人たちと出会い、彼らの技術の高さを知ったのです。 ドイツ人建築家のカール・ベンクスさん=2021年11月18日午後2時38分、新潟県十日町市、松山紫乃撮影  7年ほど日本で暮らした後、ヨーロッパに戻り、日本の建築技術を広めたいと思って本格的に建築デザインの仕事を始めました。あるとき、ドイツ人のお客さんから飛驒高山(岐阜県)にあるような力強い古民家が欲しいという要望を受け、輸出用に探すため、93年に再び来日しました。  知り合いの大工さんから、新潟県十日町市の集落なら古民家があるかもしれないと教えてもらい、この集落・竹所(たけところ)に連れていってもらうと、そこには朽ち果てそうな古民家がありました。見てみると建物自体はすぐ直せそうだった。加えて、棚田や杉の木があるこの景色が気に入りました。静かだけど寂しくない。そう思い、この古民家を購入して、2年かけてかやぶき屋根の自宅を自ら再生させたのがすべての始まりです。  ――いまはどのような活動をしているのですか。  2010年には十日町市松代(まつだい)の老舗旅館を買い取って再生し、2階に建築デザイン事務所を移しました。いまも古民家の再生に取り組んでいて、これまで全国で60軒ほど手がけてきました。  竹所では、私が来た当時、家は9軒しかありませんでした。それが今は、地元の民家が5軒、移住者が5軒、加えて「お試し移住」施設のシェアハウス1軒と別荘が6軒あります。自宅を含め、9軒は私が再生した古民家です。竹所を「古民家再生の里」にしたくて、いまは10軒目をつくっているところです。 カール・ベンクスさんが再生を手がけた自宅の「双鶴庵」=2021年11月18日午後3時32分、新潟県十日町市、松山紫乃撮影 「リフォームはしない」  ――古民家にはどのような良さがありますか。  古民家の骨組みは、一度バラ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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初売りに1千人の列、2年ぶりの終夜参拝 昨年とは異なるお正月

2 janvier 2022
Japonologie
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 新型コロナウイルスの感染はやや落ち着いているものの、変異株・オミクロン株の影が迫る――。こんな状況で迎えたお正月は、感染拡大局面だった昨年とは異なり、初売りで福袋の店頭販売を再開する百貨店が目立った。初詣もにぎわいをみせ、参拝客は穏やかな日常が続くことを願った。  百貨店では2日、新春恒例の初売りがあった。  日本橋高島屋(東京都中央区)では、昨年中止した福袋の店頭販売が2年ぶりに復活した。午前10時の開店の5時間ほど前から客が並び始め、開店30分前には約1千人が列をつくった。同店によると、開店時の行列の人数はコロナ禍前の2020年の初売りより4割少ないが、感染が拡大していた21年の4倍に。店は感染防止のため、並んでいる人に除菌シートを配った。  開店すると、客は次々と目当ての売り場へ向かい、特に和洋菓子の福袋売り場には大勢が詰めかけた。20代から毎年初売りに行っているという東京都中央区の会社員女性(57)は「昨年はコロナで初売りに行くのを控えたので、楽しみにしてきた。人が多いのはちょっと気になるけど、1年の初めに活気を感じられて良かった。他の店もはしごする」と声を弾ませていた。  2日から初売りを始めた伊勢丹新宿店(同新宿区)では、感染が昨年より落ち着いていることもあり、昨年は午後6時だった閉店時間を午後7時に延ばした。  一方、感染対策で昨年に続き福袋をオンラインで販売する動きも続く。松屋銀座(同中央区)は、例年店頭で扱ってきた人気の婦人服の福袋を、今年はネット限定の販売に切り替えた。すでに完売したという。(徳島慎也、山下裕志) 「心の中でご斉唱を」  明治神宮(東京都渋谷区)では1日、2年ぶりに大みそかから元日にかけての「終夜参拝」を再開した。  12月31日の午後8時ごろから待っていたという最初のグループは年明けの5分前、本殿の前に進んだ。スピーカーから国歌が2回流れたが、歌う人はいなかった。「マスク着用のまま、心の中でご斉唱を」と案内されていた。  日付が変わった瞬間、年越しを知らせる太鼓の低音が響き、さい銭の「チャリン」という音、参拝客が手を合わせる音が重なった。気温は0度前後と冷え込んでいた。  高校時代の友達と2人で訪れた中島慶斗さん(21)は「周りにいてくれる人の健康」を祈った。コロナ禍で、人との関わりはネット上が大半。感染拡大が落ち着き「メシ行こう」と誘ってくれた友達がありがたかった。「何げない日常が続く1年であってほしい」  夫と子ども2人の4人で訪れた安藤真弓さん(49)は「無事に1年を過ごせたことのお礼にきました」。引っ越しや長女の大学受験、長男の高校進学といった「イベント」が続いた年。「今年も、体調崩すことなく。ね?」と、ベンチコートを着込んだ長男に話しかけた。  コロナ禍前は年間300万人ほどが訪れていたというが、広報担当者は「コロナ禍前の人出には届いていない印象。寒さや、オミクロン株の拡大が影響したのでは」と話した。(横山輝) 人出、過去2年と比べると  各地の元日の人出はどう変わ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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