芳垣文子2021年12月17日 20時30分 国の文化審議会は17日、北海道礼文町の礼文島桃岩一帯の高山植物群落を国の天然記念物に指定するよう、文部科学大臣に答申した。北海道内の国指定天然記念物は2000年の「オンネトー湯の滝マンガン酸化物生成地」(足寄町)以来で、今回で48件目となる。 桃岩は礼文島の西海岸にあり、高さ約250メートルで、文字どおり大きな桃のような形をしている。島の西海岸は急ながけが連なっていて風が強く、標高が低いにもかかわらず高山植物が群生している。強風に加え寒さで土壌が凍り、気温が上がると溶けることを繰り返す、植物にとっては厳しい環境にある。 こうした環境下でレブンアツモリソウ、レブンキンバイソウ、レブンコザクラなど、礼文島ならではの植物が群生している。狭くて特殊な土地であるにもかかわらず高山植物の種類が多く、礼文島固有の植物も数多い。 北海道の主な山岳の高山植物は北方系が多いのに対し、礼文島の高山植物は本州と同じく南方系が多いのも特徴だという。植物がどのように入ってきてどう移動するのか、気候変動がどう影響しているのかなどを知る上で、植物地理学的に非常に貴重であることが評価された。 桃岩のそばには展望台と遊歩道がある。これらの植物の見頃は6~7月で、間近で楽しむことができる。礼文町の竹中俊一教育長は「島の宝が国の宝として認知されることを踏まえ、次世代に継承する取り組みを着実に進めたい」とのコメントを出した。(芳垣文子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
文科省が日大に指導 「具体的な改善策を」 不十分なら行政処分も
鎌田悠2021年12月17日 21時25分 前理事長の田中英寿容疑者(75)らが逮捕された日本大学に対し、文部科学省は17日、一連の問題に関する調査の体制を見直し、具体的な再発防止策を示すよう指導する通知を出した。来年1月中旬までに改めて報告するよう求めており、内容が不十分であれば私立学校法にもとづく行政処分も検討するという。 日大は10日、一連の問題が明らかになって以降初めて記者会見を開いたが、末松信介文科相は17日の会見で「依然として具体的な改善策を示さず、問題の全体像が明らかになっていない」と述べ、これまでの日大の対応に不満を示した。 通知では、独立した第三者委員会による調査体制に改め、日大として田中前理事長らに損害賠償を請求するよう求めている。10日の会見で日大が「(田中前理事長らと)永久に決別する」と宣言したことにも触れ、「実効性を確実に担保できるような措置を講じること」とした。 この日、文科省で通知を受け取った加藤直人・新理事長は「通知は大変重く、厳しいもの。私ども全体を変えていかなければ対応できない」と話した。(鎌田悠) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
出火に関与した疑いの男、事件直前に自宅も燃える 大阪のビル火災
大阪市北区曽根崎新地1丁目の8階建ての「堂島北ビル」で17日午前に発生し、24人の死亡が確認された火災で、出火に関与した疑いのある男の自宅とみられる住宅で直前に火災が発生していたことが、捜査関係者への取材でわかった。大阪府警は17日、現住建造物等放火と殺人の疑いで捜査本部を設置した。 捜査1課によると、17日午前10時20分ごろ、通行人らから「ビルの4階部分が燃えている」と119番通報があった。4階にあるクリニックを訪れた50~60代の男が紙袋を暖房器具近くの床に置いて蹴り倒し、漏れ出た液体付近から燃え上がったのを女性2人が目撃したという。男は現場から救急搬送された。 大阪市消防局によると27人が心肺停止。大阪府警によるとこのうち男性14人、女性10人の計24人が死亡した。 捜査関係者によると、ビル火災の30分ほど前に、紙袋を持ってきた男の自宅とみられる大阪市西淀川区の住宅で火災が発生した。府警は関連を調べている。住宅火災は約1時間後に消し止められ、けが人はいなかった。住宅はクリニックから約3・5キロ西に位置する。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高知・香南市談合事件 入札情報「市長に聞いた」 被告の元市議証言
高知県香南(こうなん)市の発注工事を巡る官製談合事件で、市職員から入札情報を聞き出し、建設業者に落札させたとして、公契約関係競売入札妨害などの罪に問われた元市議の志磨村公夫被告(61)の初公判が17日、高知地裁であった。志磨村被告は起訴内容を認めたうえで、入札情報を聞いたのは「課長ではなく、清藤(きよとう)(真司)市長です」と述べた。 志磨村被告は逮捕時の調べに対し、入札情報を「課長から聞いた」と説明したが、起訴後に「課長ではない」と変えた。市住宅管財課長の村山敦さん(58)は官製談合防止法違反罪などで起訴されたが、高知地検が今月3日に起訴を取り消す異例の展開をたどった。 志磨村被告は初公判の冒頭、「村山課長から聞き出したと言いましたが、聞いていませんでした。うその供述で村山課長が逮捕・勾留され、人としてやってはいけないことをしてしまいました。村山課長、本当に申し訳ありませんでした」と述べた。 検察側の冒頭陳述などによると、志磨村被告は昨年12月7日ごろ、知人の香南建設元社長の北代(きただい)達也被告(53)から、最低制限価格を市職員から聞き出し、自分に教えてほしいと頼まれて了承。実際に市職員から最低制限価格に近い額を教えてもらい、北代被告に電話で伝えた結果、北代被告が工事を落札したとした。 北代被告は同月22日、高知市の飲食店駐車場で、入札情報を教えた報酬の趣旨で、志磨村被告に10万円分の商品券を渡した。志磨村被告は商品券を売却し、生活費などにあてたという。 志磨村被告は被告人質問で、入札情報を教わった相手について検察官に問われ「北代さんより、清藤市長に聞いてくれないかと言われたので、尋ねてみようかとなった」と説明。議会の際に面談して尋ね、同月15日に電話で教えてもらったと述べた。逮捕時と説明が変わった理由を弁護人に問われ「当初、警察に『村山課長が話している』と言われ、乗っかってしまった」と答えた。 この日は、北代被告の初公判も予定されていたが、地裁は冒頭、分離して公判を進めることを決めた。(羽賀和紀、谷瞳児、華野優気) 市長「全く身に覚えがない」 清藤真司市長は17日、市役所で記者会見を開き、志磨村被告から、入札情報を漏らしたと名指しされたことについて「全く身に覚えがない。どうして自分の名前が挙げられたのか分からない」と述べ、官製談合事件への関与を否定した。 清藤市長は、昨年8月に志磨村、北代両被告と3人で会食した際、北代被告から10万円分の商品券を受け取ったことを認めている。会食の際、入札などの話はしていなかったとし「事件とは無関係。法的にも問題ない」と説明していた。 ただ、今月に入り、北代被告が購入した10万円分の商品券を、同級生を通じて昨年12月にも受け取っていたことが発覚。「道義的、倫理的な責任は大変重い」として今月7日、辞職する意向を表明していた。 清藤市長は、この日の記者会見で「身の潔白を証明する手立てを考えたい」とし、今後の対応を弁護士と検討すると述べた。(冨田悦央) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR西が普通、快速を削減へ コロナ禍影響で来春、過去最大規模に
JR各社は17日、来年3月12日に実施するダイヤ改定の内容を発表した。コロナ禍で利用が落ち込んでいるため、JR西日本は普通や快速列車の運行本数を約200本減らす。運転区間の短縮も合わせ、1日あたりの列車走行距離は全体で約4%削減となり、会社発足後最大規模になる。 JR西によると、近畿エリアでは平日に列車を103本減らし、243本で運転区間を短くする。朝の通勤時間帯では京都、神戸、大阪環状、大和路各線などで運転間隔を調整し、一部列車を減らす。大阪環状線では終電時間を前倒しし、大阪駅の内回り天王寺行きは9分繰り上げの午前0時2分発が最終になる。 琵琶湖線の新快速や学研都市線の快速などは、一部区間で昼間に通常1時間2本の運転だったのを1本にする。 特急くろしお(京都―新宮)、こうのとり(新大阪―城崎温泉)、きのさき(京都―城崎温泉)などは自由席をなくし、全席指定とする。 JR西の浅井宏樹・近畿統括本部輸送課長は「生活様式や働き方が変化し、鉄道利用もなかなかコロナ前の水準に戻らない。利用変化に合わせた見直しをする」と説明した。 JR東海は、早朝と夜間の東海道新幹線「のぞみ」の所要時間を短縮する。東京―新大阪間の平均所要時間は1分短い2時間28分になる。 JR四国は、瀬戸大橋線の快速マリンライナー(岡山―高松)の最終列車を繰り上げる。(鈴木智之) ■背景にある経営の悪化… この記事は会員記事です。残り772文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
年末年始の空の予約、国内線はコロナ前の7~8割まで回復
磯部征紀2021年12月17日 20時51分 全日空と日本航空は17日、年末年始(25日~来年1月4日)の予約状況を発表した。国内の新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていることから、国内線の予約者数はコロナ禍前の7~8割の水準まで回復した。ただ、国際線は約1割にとどまっている。 国内線は全日空が前年比12・3%増の約108万1千人、日本航空が64・8%増の約97万8千人。コロナ禍前の前々年と比べると、全日空は71・0%、日本航空は84・3%だった。 国際線は全日空が約3万3千人、日本航空が約3万9千人で、いずれも前年の約2倍となった。変異株・オミクロン株に絡む入国規制の影響はあるものの、日本経由で第三国に向かう人の需要が増えるなどしたため。ただ、前々年比ではそれぞれ10・0%、13・5%となっている。(磯部征紀) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ホッキョクグマの赤ちゃん、旭山動物園で誕生
【動画】旭山動物園でホッキョクグマの赤ちゃん誕生=旭山動物園提供、本田大次郎撮影 北海道旭川市の旭山動物園は17日、ホッキョクグマの赤ちゃんが生まれたと発表した。10日に3頭生まれ、その後2頭が死亡したが、1頭は元気に育っているという。同園でホッキョクグマの繁殖成功は40年ぶり。 同園によると、メスのピリカ(16)とオスのホクト(21)が昨年11月から同居を始め、今年2~3月に交尾。出産に備え、11月から産室のある寝室に隔離していた。 育っている赤ちゃんは体重約600~700グラム、体長約30センチという。ピリカは落ち着いた様子で子育てをしており、赤ちゃんが母乳を吸う音も確認されている。 飼育スタッフの大西敏文さん… この記事は会員記事です。残り154文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
浜岡原発の津波、防波壁50センチ超え想定 規制委「対策は不可避」
中部電力は17日、南海トラフ巨大地震が起きた場合に、浜岡原子力発電所(静岡県)を襲う津波の想定が最大22・5メートルとなり、現在の防波壁より50センチ高くなることを原子力規制委員会に報告した。規制委の審査担当者は、防波壁のかさ上げなどの追加対策は不可避との見方を示している。 これまで中部電は独自の評価モデルで計算し、津波は最大20・3メートルと想定していた。しかし、2012年に国の有識者会議が津波を最大21・1メートルと見積もっていたことなどから、規制委は中部電に対し、国の評価法や想定を元に再評価するよう求めていた。 この日の規制委の会合で中部電は「マグニチュード(M)9クラスの巨大地震は過去の事例が少なく、不確実なことが多い」とした上で、「国のモデルを踏まえ、より安全側に立って計算し直し、最大で22・5メートルになった」と説明した。 規制委は今後の審査で、想定… この記事は会員記事です。残り218文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
A Osaka, un grave incendie dans une clinique fait de nombreuses victimes
Des pompiers inspectent les locaux ravagés par l’incendie qui s’est déclenché dans une clinique d’Osaka, le 17 décembre 2021. BUDDHIKA WEERASINGHE / AFP Vingt-sept personnes étaient présumées mortes dans l’incendie survenu vendredi à un étage d’un immeuble commercial accueillant une clinique au centre d’Osaka, la deuxième plus grande métropole du Japon, […]
開運願う干支絵馬ずらり5万枚 湯島天神でコロナ下の正月準備
北村玲奈2021年12月17日 18時00分 学問の神様として知られる東京都文京区の湯島天満宮(湯島天神)で、迎春の準備が大詰めを迎えている。来年の干支(えと)の「寅(とら)」が描かれた絵馬5万枚に、願いごとを書くためのペンを一つ一つ、はかま姿の巫女(みこ)が結びつけていた。 新型コロナウイルスの感染が広がる以前は例年、正月三が日に35万人が参拝。境内に入るのに2時間待ちの行列ができたが、コロナ禍で分散参拝やお守りの郵送注文が進み、今年の行列は最長で15分ほどだった。近づく新春も消毒液の設置などの対策をとって参拝者を迎えるという。(北村玲奈) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル