2021年11月25日 12時00分 北極・南極の夜空を彩るオーロラ。太古から人々を魅了してきたその美しさには、宇宙の神秘と地球の不思議があふれています。 神秘の光・3千年を探る研究から現代社会に影響を及ぼす磁気嵐まで、各地でオーロラを観測し、多数の著書も執筆された国立極地研究所准教授の片岡龍峰さんと、南極越冬を終えたばかりの極地専門記者・中山由美が26日午後8時から、オンライン記者サロン「南極から地球がみえる」シリーズ第5回「時空を超えるオーロラ秘話」で語り合います。 太陽と地球の磁場が織りなす美しくも不思議な光は、古今東西の人々を驚かせ、興味をかきたててきました。片岡さんは最新の観測機器でそのメカニズムを探るとともに、歴史学者と国内外の古い文献をたどって解析し、「文理融合のオーロラ研究」という新境地を開いてきました。 250年前に日本人が見た赤い光とは? 明るく激しい動きの北極のオーロラ、満天の星夜を彩る南極のオーロラ……。今回の配信では、貴重な写真や動画をお見せし、「オーロラ観光のお薦めは?」など視聴登録を頂いた方々からの質問にもお答えします。 参加無料。申し込みは募集ページ(https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11006202)またはQRコードから。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
生きづらさに寄り添う 桂浜水族館「おとどちゃん」が初エッセー本
【動画】桂浜水族館のおとどちゃん 初エッセー本を出版=今林弘撮影 坂本龍馬像で知られる高知市の桂浜にある桂浜水族館の公式マスコットキャラクター「おとどちゃん」が、作家活動にいそしんでいる。月刊文芸誌で連載していた初エッセーが25日、単行本「桂浜水族館ダイアリー」(税込み1540円)として発売された。飼育員らの生きづらさに寄り添った琴線に触れる筆致で、大きな口にピンクの肌の奇抜な姿からは想像できない、「文才」が人気を集めている。 エッセー本を口に入れてPRするおとどちゃん=2021年11月15日午後2時42分、高知市浦戸、今林弘撮影 おとどちゃんは2016年、桂浜水族館の開館85周年に誕生した。その2年前、飼育員の大半が辞めるという廃館の危機に直面し、「古い、暗い、狭い」と言われた老舗水族館のイメージ刷新の大役を担ってきた。 モデルは開館85周年の記念に水族館にやってきたトド。「I♡えさ」と書かれた大きな胸を揺らす姿は、テレビのバラエティー番組にも取り上げられた。 トドに餌をやるおとどちゃん=2021年11月15日午後3時46分、高知市浦戸、今林弘撮影 ただ、広く知られるようにな… この記事は会員記事です。残り1505文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「涙ぐむ子も…」教員に見守られ生徒登校、朝礼に参加 中3刺殺事件
愛知県弥富市の市立中学校で3年生の男子生徒(14)が刺されて死亡した事件から一夜明けた25日、学校は全校生徒を集めた朝礼を開いた。学校によると、登校時に涙ぐむ生徒もいたという。前日夜には保護者会も開催した。 事件があった市立中学校では25日朝、生徒たちが自転車などで登校する姿が見られた。 学校は定刻通り午前7時40分ごろに開門。白いヘルメットに学校指定のジャージーを羽織った生徒たちが自転車に乗って、次々に登校してきた。通学路の交差点などに教員や市職員らが立って生徒らを見守り「大丈夫か」などと声をかけた。 午前8時10分ごろ、校門前で報道陣に対応した校長は「中には涙ぐんでいる子もいたが、声をかけると『大丈夫です』と答えてくれた」と話した。通学路での見守りには、市内の別の中学校の教員らも協力したという。 学校は25日から予定されて… この記事は会員記事です。残り565文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
イカならぬ「タコゲーム」 大阪・道頓堀「スリル味わって」
2021年11月25日 9時00分 大阪のたこ焼き店「くれおーる道頓堀店」が、多額の賞金目的で死を伴うゲームに挑む人気韓国ドラマ「イカゲーム」に対抗し、「タコゲーム」を始めた。 店員がトランプを1枚引き、客は自分が引く数字がそれよりも大きいか小さいかを予想する。当たればたこ焼き2個増量。多くの場合は客が勝つという。 「イカには負けていられない」と企画された。30日までの平日、店内での注文が対象。担当者は「ドラマと違って負けても安全ですがスリルを味わって」。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ファッション業界にSDGs 再生糸や染めかえ、中小企業の技術光る
国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)が世界的な潮流となる中、ファッション業界にも、環境に配慮した商品を作ったり、材料を使ったりして持続可能な社会を目指す動きが広まっている。「サステナブルファッション」と呼ばれ、中小企業の活躍が期待されている。 全国9割の手袋の生産量を誇る、香川県東かがわ市。この地で1977年から手袋などを製造・販売する「フクシン」は昨年2月、自然環境に配慮した新ブランド「ecuvo,(エクボ)」を立ち上げた。手袋や靴下など、春夏・秋冬に計27種類の商品を展開。再生品や天然由来の素材を使い、長く使ってもらえるようにデザインやサービスも工夫し、今年度のグッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会主催)に選ばれた。 6月にフクシンの工場を訪れると、すでに秋冬用の手袋やマフラーの生産が進んでいた。グレーと白を基調とした製品に使うのは、100%再生品でできたオリジナルの糸。ペットボトルなどを再利用したポリエステル、衣類の余剰在庫を使ったウールを50%ずつつむぎ合わせたものだ。何度も試作し、一般的な素材と変わらない肌触りが実現した。 春夏用の商品は、通気性の良… この記事は会員記事です。残り2604文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ぷよぷよ」の青森リンゴ版が登場 県民なら余裕でハイスコア?
人気パズルゲーム「ぷよぷよ」のブロック(ぷよ)を青森県産のリンゴにかえたゲーム「ぷよりんご」を青森県がつくった。見分けが難しい最大8種類の県産リンゴを同じ種類ごとに並べ、消していくゲーム。23日に県観光企画課のツイッター上で公開したところ、2万件以上リツイートされ、反響を呼んでいる。 ぷよりんごのルールはぷよぷよと基本的に同じ。上から落ちてくるリンゴを同じ品種ごとに上下や左右に四つ並べて消していく。リンゴは県産リンゴ「ふじ」や「ジョナゴールド」「ピンクむつ」など。見分けがつきにくくなるように赤い色のリンゴだけとなっている。 難易度によって落ちてくるリンゴの速度が上がり、品種も増える。「やさしい」は4種類、「ふつう」は5種類、「むずかしい」だと8種類。消したリンゴの数は「とった量」としてスコアが加算される。 ゲームは県観光企画課のSNS担当チームが、県産リンゴをPRしたいと企画。ゲーム大手セガが公開しているぷよぷよのプログラミング教材を活用し、専門家の協力を得て作成した。 23日、同課のツイッターに… この記事は会員記事です。残り203文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
逮捕の中3男子「いじめられていた」趣旨の供述 教委には報告なし
愛知県弥富市の市立中学校で、3年の生徒が同学年の別の生徒を刺したとされる事件。24日午後、校長らが当時の様子を説明した。被害に遭い死亡した生徒を知る人や保護者からは、悲しみや不安の声が広がった。 事件のあった中学校では、午前中の授業を自習に変更した。校内では、4人の生徒が気持ち悪さを訴えたという。午後1時40分ごろからは、一斉に生徒らが下校。教職員が「車に気を付けて」「寄り道しないように」と声を掛ける中、生徒は数人ずつ固まって自転車で帰宅していった。 25日以降も休校にはしないが、同日から予定されていた期末テストは1週間程度、延期。3年は卒業まで、別教室で授業を行う。弥富市教育委員会は弁護士や臨床心理士、学識経験者らでつくる第三者委員会を設置し、検証を進めるという。 愛知県教育委員会は24日、スクールカウンセラーで指導的役割を果たす「スーパーバイザー」1人を同校に派遣した。生徒や保護者らへの対応を学校側に助言するといった支援をしたという。25、26日は臨床心理士1人をスクールカウンセラーとして派遣する予定で、主に生徒の心のケアを担当する。 大村秀章知事は24日の記者会見で「(市の第三者委で)こうした痛ましい事案に至った経緯と、安全を確保するためにまずはしっかり検証、分析していただきたい。県としてもしっかりとサポートしていきたい」と述べた。 文部科学省は事件を受けて愛知県教委に対し、スクールカウンセラーの追加配置が必要な場合は財政支援することを伝えた。まわりの生徒の心のケアを担ってもらうためだという。文科省児童生徒課の担当者は「事件の動機や背景などまだ分からないことが多いが、必要な支援をしていきたい」と話した。 生徒や関係者に広がる動揺 この学校の生徒の保護者や、近所の人たちの間にも動揺が広がった。 事件発生を受け、昼ごろには校門前に学校の様子を見に来た保護者もいた。娘が3年生という50代の女性は「学校からは『生徒同士のトラブルで緊急搬送される事件があった』ってメールもきたけど、状況も何もわからなくて……。不安になって駆けつけました」と心配そうな表情で見つめていた。 「息子は話せる状態ではない」。そう話す女性の息子も3年生で、亡くなった生徒と同じ部活という。息子は帰宅後、食欲もなく寝込んでしまった。学校で事情を聴かれたといい、「疲れた」と話していたという。ショックを受けているようで「そっとしています」と話した。 亡くなった男子生徒の家の近くに住む男性(78)は「大変なことになった」と声を落とした。生徒が友人3、4人と一緒に登下校する姿をよく見ていたという。休みの日には、庭で祖母と草むしりをしたり、父親とサッカーをしたりしていたという。「会うとあいさつしてくれる、きちっとした良い子だった」 息子が、亡くなった生徒の1学年上で仲が良かったという女性は「あの元気で笑顔の子が……信じられない」と話した。男子生徒は、はつらつとした印象だったという。息子からも、「本当に…?」と不安な様子のLINEが届いたという。 被害生徒と同じ小中学校だったという高校1年生の男子生徒(16)は「とにかく悔しいという言葉が一番です」。スポーツが好きな生徒だったという。 午後7時からは学校で、緊急の保護者会が開かれ、約140人が参加。冒頭で学校側が経緯を説明。保護者からは、子どもの心のケアを求める声が上がったという。 2人のトラブル 校長「分かっていない」 記者会見では、2人の生徒の関係についても説明があった。 校長によると、2人は同じ小… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
60年後の太平洋ひとりぼっち、堀江さん「このチャンス逃しては」
まだ海外旅行が自由にできなかった1962年、23歳の青年を一躍、国民的ヒーローにした「太平洋ひとりぼっち」の航海から60年。83歳になった堀江謙一さんが来年、米サンフランシスコからの出発で、向きは逆だが同じ単独無寄港の太平洋横断に挑む。 83歳にしてなお衰えない冒険心。堀江さんの記者会見での主なやりとりも載せています ヨットでの単独無寄港世界一周などのほか、足こぎボートでハワイ―沖縄を航海したり、ソーラーパワーボートでエクアドル―東京を横断したり、堀江さんはこれまで様々な冒険を重ねてきた。 今回の計画は、2008年に波の力で進むボートでハワイ―紀伊水道を航海して以来、14年ぶりとなる。 24日の記者会見でこのブラ… この記事は有料会員記事です。残り2008文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
困窮学生への10万円給付、予算700億円弱 留学生も対象
桑原紀彦2021年11月25日 6時00分 政府は、コロナ禍で困窮する大学生らに支給する10万円の「緊急給付金」について、週内にも閣議決定する補正予算案に700億円弱を計上する方針を固めた。支給対象には、経済的に厳しい状況にある留学生も含めることにした。 政府はこの給付金について、非課税世帯や、収入がそれに準じる低所得世帯の学生向けの「修学支援制度」の利用者のほか、経済的理由で就学継続が困難▽コロナ禍で収入が大幅減▽家庭から自立してアルバイト収入で学費を賄っている――などの要件を満たし、大学が推薦する学生(留学生含む)にも支給する方針。政府関係者は「学生の経済状況が分かっている大学に、対象者を選んでほしい」と話す。 政府は昨年度、新型コロナ対策の一環で、困窮した大学生や短大生、専門学校生らに最大20万円を支給。このときも留学生を対象に加え、全体で約43万人に支給した。今回の対象者数も同程度の規模になると見込まれる。(桑原紀彦) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
副学院長ら4人を学院外勤務に パワハラ問題の北海道江差高看学院
中野龍三2021年11月24日 20時30分 北海道立江差高等看護学院の学生らが複数の教員からパワーハラスメントを受けていた問題で、道は24日、パワハラに関与したとされる副学院長ら4人を学院外の江差保健所で勤務させると発表した。発令は同日付。 道医務薬務課によると、4人は異動ではなく、学院に所属したまま保健所で勤務する形をとる。リモートで学院の事務作業をしながら、新型コロナ対応などの保健所の業務を兼務する。学院運営にかかる意思決定には関与しないという。同課の担当者は「異動は時間がかかる上、学院の業務の継続性もある。処分を待つことなく、早くできる対応をとった」と説明している。(中野龍三) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル