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Le guide sur la culture, la langue et l'histoire du Japon.

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dimanche novembre 14, 2021

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投票に行くのは無謀?揺れる母 重度知的障害の娘が一票を投じるまで

14 novembre 2021
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 愛知県瀬戸市の池戸智美さんは、悩んでいた。2016年7月にあった参院選の時のこと。当時19歳の長女美優(みゆ)さんに、人生初の投票所への入場券が届いたのだ。  美優さんには、先天性の重度の知的障害がある。字は書けず、声を出して話すことや指でさすことも難しい。政党の違いや選挙公約は「多分、理解できていないと思う」。身長は124センチと小柄で、前年までは投票所に行くと子どもに間違えられて風船をもらうほど、幼く見られた。  娘を、投票に連れて行ってもいいのだろうか――。 二つの夢  1996年、美優さんは1950グラムの低体重で生まれた翌日、片肺が破れて自力で呼吸ができなくなった。21番染色体の片方の上下が欠損し、くっついて丸くなっている「環状21番染色体」という、世界的にも報告例が少ない疾患があることがわかった。  医師からは「大きくなることは難しいかもしれない」と告げられた。幼い頃は体が弱く、発熱やけいれんで入退院を繰り返した。  娘が成長して成人式に出ること、投票に行くこと。  いつしか、この二つが智美さんの夢になった。だから、2016年に初めて届いた選挙の入場券は、社会の一員として認められた証しのようでうれしかった。  だが、思いは揺れた。 意思確認が難しい娘を、投票に連れて行くことに意味はあるのか。どのように候補者を選ばせるのか。判断や対応も自治体によってまちまちな中、親子で必死に投じた「一票」の物語。  同じように障害がある子を育… この記事は有料会員記事です。残り2994文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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韓国エンタメに大差で負け、作るべきは「鉄棒」 秋元康×小島瑠璃子

14 novembre 2021
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 日本のエンタメは、韓国に大差で負けている――。ヒットメーカーとして知られる作詞家の秋元康さんは、そんな言葉を口にした。TOKYO FMの新番組「いいこと、聴いた」(日曜午後1時)でパーソナリティーを務める秋元さんとタレントの小島瑠璃子さんに、今求められるラジオ番組の姿や、「イカゲーム」、K-POPを含めた日韓エンタメ論、乃木坂46などのオーディションで原石を発掘しプロデュースする方法論について聞いた。  ――番組が始まって1カ月あまり経ちましたが、お互いの印象はいかがですか?  小島「秋元さんは、私にツッコんでくれるのがものすごくうまいんです。私が言ったことで、そのまま放置されたらリスナーの人がわかりづらいかもしれないことを、あらかじめ回収しておいてくださるんです(笑)。私は『しっかりしている』と思われがちなんですけど、非常にノーガードの人間なので、そこが本当に助かっています」  秋元「小島瑠璃子という人は、『こうしなきゃいけないんだ』と、かなり殻を作っているんですよね。そういうのが『もったいないな』と思うことがあるので、『もっと暴れていいんじゃないかな』と思います。彼女は本当に『知的な狂人』ですから」  小島「『きょうじん』は狂うほうの『狂人』ですね(笑)」  秋元「せっかくのフリートークの番組だから『もっと普通で良いのにな』と思うんだけど、局アナ的にまとめちゃう。台本にこう書いてあろうが、脱線したほうが聴いている人にとっては面白いから、そっちに行っても良いと思うんですけど、ちゃんと台本に戻そうとする。根が真面目なんだよね」  小島「そうなんです。今日の収録で秋元さんに言われて、キョトンとして爆笑しちゃったのが、『小島さん、もっとダラダラやろうね』って言われたんです。『人生で言われたことがなかったな』と思って、ハッとしました。私は長女だからか、しっかりしなきゃいけないという気持ちが強く、『ダラダラやろうね』という言葉にはびっくりしました。数年経ったらこの番組は、私が暴れながらおいしいものをバクバク食べている番組になるかもしれないですね(笑)」  秋元「たぶんラジオって、今は過渡期だと思うんです。(音声SNSの)『クラブハウス』がなぜ一時期あんなに爆発的に流行したかというと、(従うべき台本のような)フォーマットがなかったからだと思うんですよね。フォーマットがないから『何があるんだろう?』と思って聴くわけです」  「だけど、ラジオには台本があって、クリスマスシーズンであればクリスマスの話になるし、1年を振り返る時期には流行語大賞とかの話になる。それはたぶん、僕がラジオの放送作家だった頃と変わっていないんです。そういえば僕も、山口百恵さんの番組をやっていたときには『クリスマスの思い出をお話しください』というような台本を書いていたと思うんです。でも今は、そういうところから脱線した話がきっと面白いんじゃないかなと思います」  「僕がなぜ、小島さんが(パーソナリティーとして)良いかなと思ったかというと、小島さんのことを何も知らないからなんです。これがもし指原(莉乃)だったら、指原のことはだいたい分かっているから、何を言うかもわかるし、エピソードもこれを出してくるだろうなというのがわかるから、つまらないんです。やっぱり知らないことのほうが面白いじゃないですか」  ――予定調和ではなく、小島さんからどんな話が飛び出してくるのかわからないのが面白い、ということですね。  秋元「そうです」  小島「私がもうちょっとビビらずに、開放できるようになったら良いんですね」  秋元「でも、あんまり開放しちゃうとなぁ……」  小島「使いどころがなくてほとんどカットになって、オンエアを聴いたら音楽番組みたいになっちゃうかも知れないですね(笑)」  ――お二人は日本のエンタメ界で活躍されていますが、韓国のドラマやK-POPアイドルが世界を席巻している中で、日本のエンタメはこれからどうしていくべきだと思いますか?  秋元「(小島さんは)どう思いますか?」  小島「やっぱり『イカゲーム』(ネットフリックスで配信中の人気韓国ドラマ)はすごく面白いですね。秋元さんからも『こういうところが面白かったね』とラインをいただいて、ちょっとだけお話しさせていただきました。私は今、秋元さんに言われて思ったのですが、やっちゃダメなことはないのに『これはダメ』となっていたものを、いったん本当にダメなのかどうかを見直さなきゃいけないと思いますね」  秋元「そういうところが真面目だよね」  小島「そうですね(笑)」  秋元「日本のエンターテインメントで言えば、韓国に大差で負けていると思います」  「それはなんでかと言うと… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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【写真まとめ】小室眞子さん圭さん夫妻がNYへ 歩みを振り返る

14 novembre 2021
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 小室圭さんと秋篠宮家の長女眞子さまが、21年10月26日に結婚しました。  2人は11月14日、新生活のため、米国行きの飛行機に乗り、ニューヨークに向かいました。婚約が内定してからの2人を写真で振り返ります。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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関西の駐車場、なぜモータープール? 東京が捨て、大阪が拾った言葉

14 novembre 2021
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 大阪に赴任して間もなく、街で「モータープール」と書かれた看板を見かけた。記者は関東出身。初めて目にした言葉に、想像がふくらんだ。大阪万博で話題を呼んだ「人間洗濯機」を生み出した関西のことだから、車を泡のプールで丸洗いしてしまう全自動洗車場だろうか?  いやいや、もちろんただの駐車場のこと。でもなぜパーキングではなく、モータープールと呼ぶのか。ちょっと昭和の香る和製英語っぽくもある。これって、ヨコ文字の方言?  ネットの職業別電話帳「iタウンページ」で調べてみた。47都道府県ごとに、モータープールというキーワードで検索。駐車場、月極(つきぎめ)駐車場に分類されている事業所を数えた。1位は大阪府で、ダントツの190件。2位は奈良県と兵庫県(ともに23件)、4位は和歌山県(17件)と関西勢が上位を占める。  5位の静岡県(13件)とい… この記事は有料会員記事です。残り1124文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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小室眞子さんと圭さん夫妻が飛行機搭乗 米NYで新生活

14 novembre 2021
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杉浦達朗、山口啓太2021年11月14日 10時27分  秋篠宮家の長女小室眞子さん(30)と圭さん(30)夫妻が14日、羽田空港から米ニューヨーク州に向かった。空港で夫妻は報道陣らに声を掛けられ、頭を下げた。同州で新生活を始める。  この日の朝、小室夫妻は渋谷区のマンションを車で出発し、羽田空港へ向かった。夫妻は午前10時前に保安検査場を通過し、国際線に搭乗。ニューヨーク州のジョン・F・ケネディ空港に向かった。  羽田空港には約100人の報道陣が集まった。午前10時8分に小室さんと眞子さんが姿を見せた。小室さんは緑色のニットカーディガンにデニムのジーンズ姿。眞子さんは上下黒色の服装にズボン姿で、黒色のコートを手にしていた。夫妻は報道陣に向かって軽く会釈し、無言で搭乗口に入った。  この日、小室夫妻は午前8時10分すぎ、小室夫妻は渋谷区のマンションを車で出発。報道陣や近所の住人らが60人ほど集まり、見守っていた。  小室夫妻は10月26日に結婚し、眞子さんは皇室を離れた。圭さんは同州マンハッタンの法律事務所へすでに就職しているが、7月に受験した同州の弁護士試験に不合格だった。圭さんは事務所で法律事務員として勤務しながら、来年2月にある次回試験での合格を目指しているという。(杉浦達朗、山口啓太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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ATMの方から話し声、女性は送金寸前 郵便局員「その電話怪しい」

14 novembre 2021
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松島研人2021年11月14日 10時30分  還付金詐欺の被害を防いだとして、愛知県警中村署は12日、名古屋烏森郵便局(名古屋市中村区)の牧村律子さん(49)に感謝状を贈った。被害に遭いそうになった女性も、贈呈式に同席した。当時を振り返り、「電話の相手をつい信用してしまった。大事なお金が取られなくてよかった」と話した。  女性のもとに電話がかかってきたのは9月29日の午後5時ごろ。区役所の健康保険課を名乗る30代くらいの男の声で、「約2万円の還付金がある。期限は過ぎているが、まだ手続きができる」と言われた。女性は言われるがままキャッシュカードや通帳、印鑑を持って郵便局へ走った。同居する夫も、女性の様子を不審に思い郵便局に向かったという。  郵便局に着くと、男がATMの操作のしかたを電話で伝えてきた。言われたとおりに進めていくと、画面に大きく「送金」の文字が表示された。  女性は「私が受け取るものなのに、どうして送金するの?」と思った。電話口からは「送金ボタンを押してください。早く押して」と男の声が何度も聞こえた。  ちょうどそのころ、ATMコーナーから話し声がするのに気づいた牧村さんが防犯カメラを確認すると、電話をしながらATMを操作している女性に気づいた。声をかけると、近くにいた夫が「還付金がもらえると言われて……」。画面を見ると、送金ボタンを押す寸前だった。  「その電話あやしいです」「操作をいったん止めて、お話を聞かせて」  そう説得していると、牧村さんの声が聞こえたのか、電話は一方的に切れたという。  牧村さんは「還付金詐欺が増えているのは知っていた。今後も、おかしいと思ったら積極的に声をかけたい」。女性は「私みたいにだまされてしまう人は、ほかにもいるはず。声をかけてもらえたら、踏みとどまるきっかけになる」と話した。(松島研人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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認知症受刑者がテーマのドキュメンタリー作品、グランプリを受賞

14 novembre 2021
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小川智2021年11月14日 6時00分  昨年7月から今年6月まで放映された地方発のドキュメンタリー映像を紹介する第41回「地方の時代」映像祭が13日、大阪府吹田市の関西大学千里山キャンパスで始まった。グランプリには「忘れてはいけないこと~認知症受刑者が問いかけるもの~」(岡山放送)が選ばれた。  同作品は、受刑者約400人が収容されている岡山刑務所の高齢化の問題を取材。半数以上が無期懲役の受刑者で、4人に1人が65歳以上の高齢者だ。  特に深刻なのが受刑者の認知症だ。殺人罪などで無期懲役の80代前半の受刑者は、年齢がわからないだけでなく、自分がなぜ刑務所にいるのか思い出せないという。受刑者の高齢化とともに介護施設化し、医療費の負担が増え、人間の尊厳に関わる認知症の問題に直面する中で、受刑者の贖罪と社会復帰ができるか、現在の刑務所が抱える問題を伝えている。  岡山放送アナウンサー兼ディレクターの岸下恵介さん(28)が、昨年11月にフルーツの保護ネットなどを作る高齢受刑者向けの養護工場の取材を契機に約4カ月取材。岡山刑務所長に粘り強く取材交渉を重ねた。  贈賞式のあいさつで岸下さんは、「岡山刑務所長に粘り強く交渉し、同じ20代のカメラマンと取材しました。若い世代のテレビマンが新たな時代をつくっていけるよう、今後も精進したい」と笑顔で話した。  審査委員長で朝日放送テレビ名誉エグゼクティブの和田省一さんは「私たちが気がつかない塀の向こうで進行している大きな変化を察知し、警鐘を鳴らす貴重なドキュメンタリー」と評した。  映像祭は、政治、経済、文化など社会の行き詰まりを「地方」からの新しい目で見直そうと1980年に始まった。今回は全国の地方の放送局やケーブルテレビ、高校生らから270点の応募があった。  19日まで受賞作の上映がある。グランプリ作品上映は14日午前11時から。入場無料。12月4日は東京都千代田区の関西大学・東京センターで上映会もある。またNHKでも来年1月15日に放映される予定だ。  上映スケジュールなど詳細は映像祭HP(https://www.chihounojidai.jp/)へ。(小川智) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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藤井四冠は「三英傑全てに重なる」 地元講談師から見たその魅力

14 novembre 2021
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 藤井聡太三冠(19)が豊島将之前竜王から竜王を奪取し、史上最年少で四冠を達成した。  2017年から創作講談「藤井聡太物語」を口演してきた地元講談師・旭堂鱗林(きょくどうりんりん)さんは藤井四冠の魅力について「三英傑全てに重なる」と話す。その理由を聞いた。     ◇  藤井先生の地元・瀬戸でラジオ番組を持っていてスタッフに「藤井先生をテーマに講談をつくってみたら」と言われたのがきっかけで2017年から創作しています。今では月に10回くらいは高座にかけています。お客さんからもリクエストされますし、メインでやる演目になりました。  地元の方に将棋を教えてもらい対局のスリリングな様子も入れますし、藤井先生の冷静な姿、対局される方の姿といった人間模様も話せる。  私の場合は、瀬戸市で応援し… この記事は会員記事です。残り602文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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小学校受験、コロナ下でなぜ人気 中学受験も視野 農大稲花は13倍

14 novembre 2021
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 首都圏で「小学校受験」のシーズンがやってきた。コロナ禍で行う2度目の入試となった今年は、多くの学校で受験者が増えた。大学付属・系列の小学校のほか、中学受験に強い学校も人気を集めている。(川口敦子)  今月1日、東京都内の私立小学校の入試が始まった。  「ちょっと緊張したけど、最後まで頑張ったよ」。紺色のワンピース姿の子どもが、校門前で待っていた父親に抱きつきながら言った。1日、東京農業大学稲花(とうか)小(東京都世田谷区)での一幕だ。  同校は共学の小学校で、成城学園、田園調布雙葉、東京都市大付など、人気の私立小が多い世田谷区に2019年、東京23区内では約60年ぶりに新設された。東京農大の農場や人材を利用した体験型学習や1年生から外国人講師が行う英語の授業、食育を意識した給食などが特徴だ。  一定の基準を満たした児童は、東京農大一高・同中等部に原則として全員進学できるのも魅力で、今年は定員72人に対し、約13倍の962人が志願した。志願者数は開校以来、毎年増えており、今年は昨年比で270人増えた。 人気があるのは都内の伝統ある小学校に限りません。記事後半では、色々な学校の特色について説明します。  夏秋啓子校長(67)は人気… この記事は有料会員記事です。残り2126文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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「降車ボタン」押すと蒸気がブワッ 引退したバスが移動型サウナに

13 novembre 2021
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森直由2021年11月13日 13時25分  引退した神姫バス(兵庫県姫路市)の路線バスを、どこでも本格的なサウナが楽しめる移動型の「サウナバス」に生まれ変わらせる取り組みが、姫路市内の工場で進んでいる。年内に完成させ、来年2月のサービス開始を目指している。  発案したのは、2015年に神姫バスに入社した松原安理佐さん(28)。古くなったバスはグループ会社に売却し地方路線などで使うことが多かったが、人口減少やコロナ禍で乗客の減少に歯止めがかからないなか、新たな収入源を生み出せないかと考えた。外国でサウナ付きの車があることを知り、昨年夏にサウナバスを思いついたという。  今年5月には、同社から出向起業をする形で、新たなバス事業の企画会社「リバース」を1人で立ち上げた。02年から今年3月まで路線バスとして使われて引退したバス1台を、神姫バスのグループ会社「神姫商工」(姫路市)の工場に移し、10月から、同社などの従業員5人ほどでバスの改造を始めた。  バスの名前は略して「サバス」。前面や側面の行き先には「蒸37」「サウナ」などと表示する。バスの広さは幅約2メートル、長さ約10メートル。後方の「サウナ室」(約10平方メートル)と、前方の「休憩室兼事務室」(同)の2部屋に分ける。  サウナ室には最大9人が入ることができ、本格的な薪ストーブを置く。つり革を残し、座席の配置も工夫して、路線バスの雰囲気を生かす。室内の「降車ボタン」を押すと、高温に熱された石に水がかかり、蒸気を発生させる「通称・蒸気降りますボタン」といった演出も検討している。  休憩室兼事務室でも、つり革や座席を再利用。席に座ってサウナに入る前後に休んだり、荷物を置いたりできる。  安全に考慮して、走行中にサウナの利用はできないため、道路を走行中に乗れるのは運転手のみ。サウナ客は駐車したバスに「乗車」する。想定しているサービスの形は、宿泊・温浴施設や企業向けのバスの貸し出しだ。例えば、夏の海水浴場や冬のスキー場、アウトドア施設などにバスを移動させ、駐車したバスの中で、水着を着てサウナを楽しめる仕組みを考えている。  松原さんは「バスの新しい活用方法の可能性を、全国へPRしたい。ほかにも『託児所バス』や『シャワーバス』『店舗型バス』なども展開して、地域活性化や災害支援など、社会課題の解決にも貢献できたら」と話している。(森直由) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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