東京五輪・パラリンピックでは、施設に使う木材が森林破壊などにつながらないようにする方針が打ち出された。その結果、環境への配慮を裏付ける国際的な認証を取得する山林・製材関係者が飛躍的に増えた。ただ、建築主など一般社会に木材の持続可能性の意識が高まったかといえば、実情はまだ途上にある。 大会組織委の方針がきっかけに 宮城県登米(とめ)市の登米(とよま)町森林組合は、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で、主人公の就職先のモデルとなった。ドラマの監修も務めた参事の竹中雅治さん(54)に市内のスギ林を案内してもらった。 「まっすぐ伸びた木の間から日が差し込んで明るいでしょう。手入れがよく行き届いています」 市は2016年、合併前の登… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
4団体が金 全日本吹奏楽コンクール、中学の部前半
金賞を受賞した小平市立小平第三の演奏=2021年10月23日午前10時23分、名古屋国際会議場、天田充佳撮影 [PR] 第69回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の中学校の部が23日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で行われた。前半の部は15団体が出場し、4団体が金賞を受けた。審査結果は次の通り(各賞内の並びは演奏順)。 【金賞】 小平市立小平第三(東京) 鹿児島市立武岡 海老名市立海老名(神奈川) 北上市立上野(岩手) 【銀賞】 加古川市立中部(兵庫) 奄美市立朝日(鹿児島) 旭川市立永山南(北海道) 越谷市立大相模(埼玉) 山口市立小郡 松本市立鎌田(長野) 宝塚市立中山五月台(兵庫) 【銅賞】 浜松市立湖東 出雲市立第一(島根) 徳島市城東 高岡市立芳野(富山) 今年の全日本吹奏楽コンクールは全部門の演奏がインターネットを通じてライブ配信されている。申し込みは当日までできる。詳細は専用サイト(http://t.asahi.com/wband2021)で。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
モノクロ写真でたどる北海道・十勝の風景 札幌で浦島甲一さん写真展
北海道の十勝地方の風景写真を撮り続けた写真家の浦島甲一さんの写真展が、札幌市南区で開かれている。ハルニレの木や雪の中を力づよく駆ける馬たちなど、十勝地方の景色の雄大さを語る写真が並ぶ。 甲一さんは2001年に77歳で亡くなった。写真展を企画したのは息子の久さん(68)。帯広市で英語学校を経営しながら、写真愛好家としても活動している。豊頃町の浜辺に打ち上がる「ジュエリーアイス」の名付け親としても知られる。 写真展のタイトルは郷愁を意味する「ノスタルジア」。ポスターにも使用した豊頃町の20年前の写真は、久さんの幼少期の原風景だという。「薪ストーブの煙突から煙が流れ出て、道を除雪車が通り過ぎる様子をいまでも思い出す」 没後20年の今年、「父の写… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「致命的、よくぞ生還した」 風防落下のF2、風圧は車の約200倍
航空自衛隊のF2戦闘機から、操縦席を覆う風よけの風防が落ちる事故が今月10日に起きた。落下そのものが重大な事故につながりかねない一方で、飛行中に操縦席がむき出しとなる危険な事態が生じていた。一体、何があったのか。 10日午後0時45分ごろ、福岡県の空自築城基地からF2が緊急発進した。だが山間部を飛行中の0時50分ごろ、風防が地上に落下。午後1時4分ごろ、基地に戻った。風防の重さは約90キロ。防衛省が捜索中だが見つかっていない。 落下時の飛行速度は時速約830キロ、高度約7千メートル。落ちた風防は機内の出入り時に開閉する中央部分で、機体に接合された前後の風防は外れず、風圧の直撃は免れたとみられる。 乗員にはどれくらいの風圧がかかったのか。 高速空気力学が専門の高山和喜・東北大名誉教授によると、高度7千メートルは地表に比べ大気の密度が半分ほどであることも勘案すると、時速50キロの乗用車の窓から顔を出した時に受ける風圧に比べ、時速830キロの操縦席で受ける風圧は最大約200倍となる。「致命的な力がかかる。残った風防で直接当たらなかったにせよ、よくぞ生還した」と驚く。 そもそも、風防はなぜ外れたのか。 航空・軍事評論家の青木謙知… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
TOTOが「トイレ川柳」入賞作発表 ペーパーに印刷して発売へ
座小田英史2021年10月23日 19時03分 TOTO(北九州市)が「トイレ川柳」の入賞作品を発表した。受賞作はトイレットペーパーに印刷され、「いいトイレの日」の11月10日に発売される。 同社は6月から8月にかけて、トイレにまつわる川柳を募集。17回目となる今年は約3万5千句が集まり、コピーライター仲畑貴志さんが選んだ。 「お父さん いつもお掃除 ありがとう」のほか、最優秀賞はコロナ禍へのエールを感じさせる「トイレから 立ち上がるまた 生きていく」だった。(座小田英史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
4団体が金 全日本吹奏楽コンクール、中学の部後半
柏市立酒井根中学校の演奏=2021年10月23日午後3時54分、名古屋国際会議場、瀬戸口翼撮影 [PR] 第69回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)の中学校の部が23日、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で行われた。後半の部は15団体が出場し、4団体が金賞を受けた。審査結果は次の通り(各賞内の並びは演奏順) 【金賞】 柏市立酒井根(千葉) 山形市立第六 生駒市立生駒(奈良) 北斗市立上磯(北海道) 【銀賞】 仙台市立向陽台 習志野市立第五(千葉) 朝霞市立朝霞第一(埼玉) 日進市立日進西(愛知) 福岡県立門司学園 福岡市立城南 羽村市立羽村第一(東京) 【銅賞】 防府市立華陽(山口) 鯖江市中央(福井) 松山市立西 飯能市立加治(埼玉) 24日は高校の前半の部、後半の部に15団体ずつが出場する。今年の全日本吹奏楽コンクールは全部門の演奏がインターネットを通じてライブ配信されている。申し込みは当日までできる。詳細は専用サイト(http://t.asahi.com/wband2021)で。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
父も撮ったハルニレの木、いつの間にか魅了されて 北海道豊頃町
会員記事 文・中沢滋人、写真・日吉健吾2021年10月23日 17時00分 北海道豊頃町の観光名所。堤防の階段を下りた先、河川敷の広大な牧草地の真ん中に、その木は立っていた。 草原の真ん中で、枝をいっぱいに広げた1本の木。背後から昇った太陽のオレンジ色が、どんどん光を増してくる。シルエット状の枝の間から差す金色の光で、周辺の草に付いた朝露がキラキラと輝いた。 朝日で浮かび上がるハルニレの木=北海道豊頃町 10月のある日。日の出時刻。「この光景を見て一日が始まったら、きっといい日になると思うでしょ」。北海道帯広市の写真愛好家・浦島久さん(68)の言葉にうなずく。 豊頃町の十勝川河川敷にある「ハルニレの木」は推定樹齢約150年。実は2本の木が一体になっている。草原の真ん中で力強く立つ姿は、多くの人々を魅了してきた。浦島さんもその一人。10年以上、週3回は通って四季の姿を撮り続けている。 半世紀前の堤防改修工事で、他の木と一緒に伐採されるところだった。だが、放牧牛が木陰で休めるようにと、枝ぶりの良いこの木が残されたと伝わる。1979年に東京の写真家・姉崎一馬さんが出した写真絵本をきっかけに、全国に知られるようになった。さらに浦島さんの父で、地元で時計電器店を営んでいた甲一さんが四季折々の姿を写した写真集を94年に出し、知名度をさらに高めた。町を代表する名所に育った。 甲一さんは2001年に77歳で亡くなった。浦島さんは若い頃、そんな父に「写真なんか撮ってないで、もっと働けばいいのに」と反発していた。だが、十数年前にふとしたきっかけで木を撮り始めたところ、魅了された。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。 町にはもう一つ、新しい名所… この記事は会員記事です。残り656文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 【締め切り迫る!】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夜の街の託児所 シングルマザー安心して働ける環境を
北村玲奈2021年10月23日 17時00分 スナックや居酒屋が立ち並ぶ福井市の繁華街・片町。「ママがお迎えに来る前に寝ようね」。ビルの一室で、保育スタッフの山内千春さん(48)が、子供たちの背中をさする。夜に働くシングルマザーの子を預かる夜間託児所「ぷりベビ」だ。 コロナ禍は、私たちが直面する現実を浮き彫りにし、置き去りにされた課題を可視化しました。31日の衆院選投票日、人々は何を託そうとしているのでしょうか。私たちの現在地を写真でお伝えします。 託児所を運営する柿木有紀さん(52)は40歳の時に離婚。昼はネイルサロン、夜はバー。空いた時間に化粧品販売やホテルの清掃など、仕事をいくつも掛け持ちして働き、3人の子供を育ててきた。似た境遇の母親たちの力になりたいと資金を募り、今年6月にこの託児所を開設した。「深夜のベビーシッターは高い。彼女たちが安心して働ける環境整備が必要です」。 2019年の国民生活基礎調査によると、母子家庭世帯が働いて得た所得は平均231万円。児童のいる世帯の686万円のわずか3分の1だ。昼は非正規の仕事で働く人が多く、生活のためにダブルワークをする母親も珍しくない。そのため柿木さんは、託児所の料金を1時間500円以下におさえ、支援者の寄付でなんとか営業を続ける。 柿木さんはこれまで、一人でも多くの苦しい状況にいる母子家庭に手をさしのべたいと、お米の無料配布や子供用品のフリーマーケットなどを開いてきた。「コロナ禍で失業した母親から『休校で家にいる子供のご飯が買えない』と泣きながら電話がきたこともある。昼夜働く母親は、自治体の支援や国の補助金の情報を探す時間がない。孤立させない支援が必要だ」と訴える。(北村玲奈) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
蒸気機関車D51が11カ月ぶり雄姿 JR山口線「SLやまぐち号」
高橋豪2021年10月23日 18時00分 JR山口線で23日、蒸気機関車(SL)による観光列車「SLやまぐち号」が約11カ月ぶりに運行を再開した。 「デゴイチ」の愛称で知られる「D51―200号機」は定期検査で台車の亀裂や傷を修復し、汽笛の音や黒光りの車体は健在だ。広島県東広島市から家族3人で乗りに来た高尾涼矢君(3)は「かっこいい」と、初めのSLに見とれていた。 12月19日までの毎週土曜・日曜に新山口(山口市)―津和野(島根県津和野町)間を1往復する。 山口線では「D51」の定期検査中、ディーゼル機関車DD51による「DLやまぐち号」を運行していた。もう一つの主力蒸気機関車で「貴婦人」の愛称を持つ「C57」は、昨年10月の運行中に異音が発生して以来、修理が続いている。(高橋豪) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本舞踊家の花柳千代さん死去
2021年10月23日 15時00分 花柳 千代さん(はなやぎ・ちよ=日本舞踊家、本名田中チヨ子〈たなか・ちよこ〉)17日、老衰で死去、97歳。葬儀は近親者で営んだ。喪主はおい田中栄一さん。 81年に狂言の野村万作さんらと「日本伝統芸能五人の会」を結成、アメリカ各地で公演。同年出版した「実技 日本舞踊の基礎」は英語版や中国語版も出版された。国内だけでなく海外での指導にも尽力。紫綬褒章、勲四等宝冠章などを受けた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル