昨年1年間に国内外から沖縄県を訪れた観光客数は373万6600人で、1千万人を突破した前年から63・2%減となり、本土復帰後で最大の減少率となった。新型コロナウイルス感染拡大による旅行自粛の影響が大きく、県は今後も厳しい状況が続くとみている。 26日の県の発表によると、観光客数が前年比で減少したのは東日本大震災が起きた2011年以来。19年は1~12月で初めて1千万人を突破するなど好調だったが、国や県から緊急事態宣言が出された20年4、5月は前年同月比90%以上の減少となるなど、全ての月で前年同月を下回った。海外からの観光客に絞っても前年比91・2%減の25万6900人で、過去最大の減少率となった。 渡久地一浩・県文化観光スポーツ部長は「大変厳しい状況。今後も感染状況やGo To トラベルの実施状況に大きく影響されると考えている」と述べた。(国吉美香) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
漫画など海賊版サイト、アクセス急増 巣ごもりも影響?
インターネット上に漫画などを無断掲載した海賊版サイトについて、閲覧数の上位10サイトに昨年12月だけで日本国内から約2億回のアクセスがあり、約414億円分以上が「ただ読み」されたとみられることが、出版社などでつくる団体の調べでわかった。昨年1月にはアクセスが約7200万回で「ただ読み」は約39億円分だったと推計され、団体は新たな人気サイトの出現とともに、コロナ下での「巣ごもり生活」が影響した可能性もあるとみている。 出版社など60社以上が参加し、海賊版対策に取り組む団体「ABJ」(東京都)によると、海賊版サイトの被害は2018年春から19年春ごろにかけては一時期より減ったが、19年秋ごろから、複数のサイトが急激にアクセスを伸ばし始めたという。 サーバーを次々に変えて運営者をたどりにくくしたり、作品の削除要請に応じなかったりなどで、出版社側は対策に苦慮している。ABJの担当者は「コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことも影響しているのかもしれない。出版界は以前から海賊版を利用しないよう呼びかけており、ショックは大きい」と話す。 政府は海賊版対策の強化に力を… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ死者104人、2番目の多さ 新規感染3853人
新型コロナウイルスの国内感染者は26日午後11時現在で、新たに3853人が確認された。死者は104人増えた。1日あたりの死者数は、過去最多だった22日の108人に次いで多かった。厚生労働省によると、25日時点の重症者は全国で996人で前日より21人減。1千人を切るのは17日時点以来、8日ぶり。 東京都の新たな感染者は1026人。25日は618人まで減ったが、3日ぶりに再び1千人台となった。新たな感染者を年代別にみると、最多は20代の189人。30代が164人、40代が145人、50代が142人と続いた。65歳以上の高齢者は270人だった。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))を使用」とする都基準の重症者数は、前日と同じ148人だった。 死者の内訳は大阪14人、東京、神奈川で各13人、埼玉9人、兵庫7人など。 厚労省は26日、空港検疫で感染が確認された30代の女性2人から、英国と南アフリカで報告されている変異ウイルスがそれぞれ検出されたと発表した。国内での変異ウイルスの感染確認は計53人となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
医師は二転三転「逃げ回っているよう」 2歳児失った父
東京女子医大病院(東京都新宿区)で2014年に集中治療室(ICU)で人工呼吸中だった男児(当時2)が麻酔薬「プロポフォール」を大量投与された後に死亡した事件で、東京地検が26日、当時の麻酔科医2人を業務上過失致死罪で在宅起訴した。 亡くなった男児の父親(51)は26日、事件から7年を経て医師2人が在宅起訴されたことを受け、「安心した。警察や検察が捜査を尽くしてくれた結果だ」と評価した。 「息子の体に異変が出ているのに(禁忌薬の)投与を続けたのは単純なミスではない。ずさんな医療だった」と、改めて指摘。男児が亡くなった後、病院側を問い詰める度に、遺族への医師の説明は二転三転したといい、「『自分は正しかった』と逃げ回っているように感じた」。病院への不信感を募らせてきたという。 今後、法廷の場で医師らに望むことについては、「うそをつかず、真実を語ってもらいたい。これ以上、息子を傷つけないでほしい。一番真実を知りたいのは息子自身のはずです」と話した。 東京女子医大病院は「このような事態に至ったことを深刻に受け止めます。今後も病院全体として患者様の安心安全の確保に努めます」などとするコメントを出した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
神奈川、最大確保病床数を引き下げ ステージ4の基準に
新型コロナウイルスの感染者用病床をめぐり、神奈川県は26日、県内で確保できると想定する最大値(確保病床数)を、従来の1939床(うち重症者用200床)から1555床(同190床)に引き下げた。冬になってほかの疾患での病床の需要が高まるなか、昨春に調べたデータを見直した結果だという。県は今後も必要に応じて見直していくという。 県内では25日現在で955床が利用されており、確保病床数が引き下げられたことで県内の使用率は49%から61%(25日時点)に上昇。病床の逼迫(ひっぱく)具合はステージ4(感染爆発)の基準に達する。 県は昨春、感染が爆発的に広がった場合にコロナ専用で確保できる想定数を県内の医療機関に聞き、それをもとに確保病床数を1939床としてきた。だが、現状を踏まえて改めて調査したところ1555床になったという。今後、確保病床については必要に応じて再調査し、変動があれば修正していくという。(末崎毅) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
オム・プリッセ・イッセイミヤケ、変わらぬ服作りの原点
オム・プリッセ・イッセイミヤケが2021年秋冬コレクションを映像で発表した。「Never Change, Ever Change(変わらないもの、変わり続けるもの)」がテーマ。スタンダードなスタイルに目を向けながら、新たな素材やデザインを加えて進化を試みた。 映像ではところどころに工房の様子が差し込まれ、服作りの原点に立ち返るという姿勢を印象づけた。イッセイミヤケを象徴するプリーツ加工を、工房の機械で施す場面から始まる。機械音がやがて音楽となり、モデルたちがリズムに合わせて歩く。白シャツに黒ベスト、黒パンツといったシンプルでクラシックなスタイルだ。 そこから、色柄やデザインが多彩に展開していく。アフリカの籠をモチーフにした躍動的な柄のコートや、深みのある緑やオレンジ、紫などのジャケットやパンツ。シャープな印象の立ち襟のコート。モデルたちが走ったりジャンプしたり、動きやすく日常になじむ服であることが伝わってくる。(神宮桃子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コンビニ店員が代金引換悪用か 電子ギフト盗み見た疑い
代金引換でコンビニで商品を受け取れる仕組みを使い、電子ギフト券の電子マネーをだまし取ったとして、警視庁は、茨城県常陸太田市中利員町の元コンビニ店員、沼田真彦容疑者(36)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕し、26日発表した。調べに対し、「正規に購入したものだ」と容疑を否認しているという。 綾瀬署や捜査関係者によると、沼田容疑者は東京都足立区内のコンビニ店員だった2019年5月、通販サイトでアマゾンの電子ギフト券3枚を注文し、自身のアカウントに電子マネー約15万円を不正にチャージした疑いがある。 偽名を使い、ギフト券を勤務先の店で代金引換で受け取る設定で注文。店にギフト券が届くと、番号を盗み見て電子マネーのチャージに悪用していた。 ギフト券は店の倉庫に放置され、その後受取人が現れなかったとして返品されていたが、電子マネーがチャージされていることから被害が発覚。19年6月にコンビニが署に相談していた。 警視庁は、沼田容疑者が同様の手口で少なくとも数百万円を稼いでいた疑いがあるとみて調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
オホーツク海に流氷シーズンがきた 真っ白な海原を航行
北海道東部、オホーツク海沿岸に流氷シーズンが到来した。26日に「流氷接岸初日」が発表された紋別市では、観光客を乗せた流氷砕氷船が真っ白な海原を割りながら航行した。網走市沖にも流氷は押し寄せ、能取(のとろ)岬からは流氷の奥に知床連山が鮮やかに見えた。 「流氷接岸初日」は、流氷が陸地に達して船が航行できなくなった日。紋別市では市が独自に観測しており、昨年に比べて13日、平年より11日早い。網走市では網走地方気象台が観測しており、まだ「流氷接岸初日」には至っていない。 札幌管区気象台によると、流氷は一部で宗谷海峡から日本海に流れ出ているほか、知床半島を回って根室海峡にも流れ込んでいる。今後1週間、オホーツク海沿岸の広い範囲に接岸する見込みという。(神村正史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Cactus League asks MLB to delay spring training amid virus surge
The Cactus League and affiliated communities sent a letter to Major League Baseball asking for a delayed start to spring training as the coronavirus pandemic continues to overwhelm Arizona. The league released the letter on Monday. It was dated Friday and signed by officials from eight cities and the Salt […]
東京女子医大の2歳児死亡事件、麻酔科医2人を在宅起訴
東京女子医大病院(東京都新宿区)で2014年、集中治療室(ICU)で人工呼吸中だった男児(当時2)が麻酔薬を大量投与された後に死亡した事件で、東京地検は26日、男児の処置にかかわった小谷透医師(61)と福田聡史医師(39)の麻酔科医2人を業務上過失致死罪で在宅起訴し、発表した。 警視庁は昨年10月、事件当時の麻酔科医6人を書類送検していた。地検はこのうち中央ICUの副運営部長だった小谷医師と、男児の容体を管理していた福田医師の過失が重いと判断して起訴した。他の4人については不起訴処分にした。 発表などによると、小谷医師と福田医師は14年2月18~21日、リンパ管腫で首の手術を受けた男児に、ICUで人工呼吸器を付けた子どもへの使用が原則禁止されている麻酔薬「プロポフォール」を投与。心電図や尿の量などに異常があったのに別の鎮静薬に切り替えるなどの処置を怠り、急性循環不全で死亡させたとされる。 病院の外部調査委員会がまとめた報告書によると、男児は70時間あまりにわたり、成人の基準値の2・7倍のプロポフォールを投与されており、調査委は「禁忌(きんき)薬の長時間・大量投与に対する危機感が希薄で、対応が不十分」と指摘していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル