私が知らないなかで行われていた――。「桜を見る会」前日の夕食会をめぐり、1時間あまりに及んだ安倍晋三前首相の記者会見。おわびの言葉とともに強調されたのは、自らの関与の否定だった。「監督責任は」「本当に知らなかったのか」。市民の不満は根強く、疑問も尽きないままだ。 「普通の会社ならば、上司として監督責任を問われるのではないか」。安倍晋三前首相が不起訴となり、公設第1秘書だけが略式起訴されたとのニュースが流れると、川崎市の主婦(64)は苦言を呈した。 10年ほど前に株式への投資を始めると、アベノミクスの影響もあって株価が上昇。数百万円の利益を得て、恩恵を受けてきた。だが安倍氏の会見には「すっきりしない」。桜を見る会の前日の夕食会の費用補塡(ほてん)は知らなかったと、安倍氏は強調したが「会社なら上司への相談なしに重要な判断はできない。知らないわけがないのでは」と疑問を拭いきれない。 茨城県の工場で働く男性(28)も「あれだけ騒がれた問題で、秘書がきちんと報告しないはずがない。『知らなかった』では済まないのでは」と語る。 「首相を辞任した理由は病気じゃなくてこっちだったのか、と思ってしまう」と話すのは、千葉市の投資運用会社幹部の男性(41)だ。菅義偉首相が安倍氏をかばっているように見えることも気になっているという。「トップの求心力は株価に影響が出る。年明けは値下がりするかも」と語った。 一方、横浜市の看護師の女性(… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
年末年始、日本海側中心に大雪か 5、6年に一度の寒気
年末年始に広い範囲で大雪が予想されている。気象庁によると、30日ごろから年明けにかけて、北日本から西日本の日本海側を中心に平地でも大雪となる恐れがあり、強い雪が数日以上続く可能性もあるという。 年末年始としては5、6年に一度の強さの寒気が、広い範囲に流れ込む見込み。30日ごろから強い冬型の気圧配置となり、少なくとも1月5日ごろまでは続く予想という。 同庁は24日に報道陣を集めて見通しを説明した。1週間ほど先の気象状況について説明の場を設けるのは異例で、担当者は「帰省などで人の移動が多い時期に大雪が予想されている。心構えを高めて頂きたい」と話し、積雪などによる交通障害や農業施設などへの被害、なだれなどへの注意を呼びかけた。(山岸玲) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
千葉の養鶏場で鳥インフル 1カ所最多116万羽処分へ
千葉県は24日、いすみ市の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。飼育する採卵用の鶏約116万羽をすべて殺処分する方針で、1カ所の養鶏場の処分数としては過去最多。農林水産省と県によると、鳥インフルの確認は今季、国内で13県目、東日本では初めてとなる。 この養鶏場は全国2番目の飼育羽数(2019年時点)で、県内の採卵鶏の約10分の1を飼育している。鳥インフルによる殺処分数は、今月に岡山県であった約52万7千羽がこれまで最多だったが、今回はその2倍超の規模になる。 県は自衛隊の災害派遣を要請し、24日午前10時から殺処分を開始。連日約1千人を動員して24時間体制で進めるが、2週間かかる見込みだ。森田健作知事は対策本部会議で、「ウイルスがまんえんした場合、農業に大変な打撃になる」と述べた。 この養鶏場では23日、鶏舎6棟のうち1棟で220羽が死んでいるのが見つかり、県に連絡した。県の簡易検査で陽性が判明。農林水産省の遺伝子検査で24日、陽性が確定した。(今泉奏) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国内の感染者3600人超 2日続けて過去最多を更新
新型コロナウイルスの国内の感染者数は24日夕方時点で3600人を超え、前日の3271人を上回って2日続けて過去最多を更新した。政府や自治体が対策を呼びかけているものの、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いている。 東京都も新たに888人の感染を確認し、17日の821人(修正値)を上回って過去最多を更新した。曜日ごとの最多も、10日連続で更新したことになる。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))を使用」とする都基準の重症者数は73人で、前日から4人増えた。 神奈川県でも495人の感染が確認され、過去最多だった22日の348人を大幅に上回った。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
千葉県で過去最多234人感染 大学柔道部でクラスター
千葉県内で24日、新たに234人が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。県内の1日あたりの感染者数としては、12月22日の152人を上回って過去最多となった。 県などが発表した。県内の感染者は再陽性を含め、これで計9712人。2人の死亡も確認され、死者は111人となった。 清和大(木更津市)の柔道部で、クラスター(感染者集団)が発生した。新たに男子学生34人の感染が判明し、この大学の感染者は計35人となった。全員が柔道部員という。(高室杏子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安倍氏「道義的責任を痛感」公設秘書の罰金受け会見
安倍晋三前首相が24日午後6時から、「桜を見る会」前日の夕食会の問題をめぐり、国会内で記者会見を開く予定です。タイムラインで速報します。 18:00 記者会見が始まる 安倍晋三前首相の記者会見が始まった。 会見の司会は、安倍政権時に内閣広報官として前首相の会見の進行をしていた長谷川栄一氏が務める。 安倍晋三前首相は記者会見の冒頭、「本日午前中、安倍晋三後援会の政治資金収支報告書、2017年、18年、19年分の3年分の修正を行ったとの報告を秘書から受けた」と説明。「桜を見る会の前夜に行われていた夕食会の開催費用の一部を後援会として支出していたにもかかわらず、それをお伝えしなかったとの事実があったことから、その修正を行った」と述べた。 そのうえで「会計責任者である私の公設第1秘書が、政治資金収支報告書不記載の事実により略式起訴され、罰金を命ぜられたとの報告を受けた」とし、「こうした会計処理については、私が知らない中で行われていたこととはいえ、道義的責任を痛感している。深く深く反省するとともに、国民の皆さまにおわび申し上げます」と陳謝した。 18:05 「国会でも答弁ただし、おわび」 安倍晋三氏は冒頭発言を続けた。24日に大島理森衆院議長と山東昭子参院議長に対し「内閣総理大臣として行った答弁をただすための機会をいただきたいとの申し出を提出させていただいた」と説明。その上で「国会においても事実関係を説明し、答弁をただし、おわび申し上げなければならないと考えている」と述べた。安倍氏は25日に国会に出席する。 続けて「今般の事態を招いた私の政治責任はきわめて思いと自覚しており、真摯(しんし)に受け止めている」とも語った。 18:10 「手持ち資金で支出」 記者との質疑応答が始まった。 安倍晋三前首相は記者会見で資金の捻出元について問われると、「私のいわば、預金からおろしたものを」としたうえで、「私だけじゃなくて妻のものもそうなんですが、そうした支出一般について、事務所で支払いを行いますので、そうした手持ち資金としてですね、支出をしたということであります」と述べた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
燃料デブリ取り出し開始、2021年は断念 コロナ影響
国と東京電力は、福島第一原発事故で溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の2021年中の取り出し開始を断念する方針を固めた。11年12月に廃炉工程表で開始目標を「10年以内」と掲げて以来、取り出し規模を縮小しながら目標時期を維持してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で作業が遅れ、事故から10年を前に見直しを余儀なくされた。24日、政府の廃炉・汚染水対策の会議で発表する。 デブリ取り出しは廃炉の行方を左右する最大の難関。極めて強い放射線を出すためロボットも容易に近づけず、硬さや組成も詳しくわからない。国と東電は昨年12月の工程表改訂で、格納容器内部の調査が最も進んでいる2号機から、21年中に数グラム程度を試験的に取り出すと決定。英国で専用のロボットアームの開発を進めていた。 だが、政府関係者によると、英国で8月ごろに予定していたアームの動作試験が、新型コロナの影響でまだ始まっていないという。来春以降に日本に運んで試験を実施する方向で調整しており、取り出し開始は22年以降に延期する。 福島第一の廃炉は機器のトラブ… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3千万円は起訴基準以下、でも秘書立件 特捜部判断とは
「桜を見る会」前日の夕食会の費用を報告しなかったのは政治資金規正法違反(不記載)だとして、東京地検特捜部が24日、安倍晋三前首相の公設第1秘書を略式起訴した。秘書は、夕食会を主催した政治団体「安倍晋三後援会」の代表を務めていた。政治資金収支報告書に記載しなかったとされる収支は、合わせて約3千万円だった。 収支報告書への虚偽記載や不記載をめぐっては、収支報告書の不備を修正すれば済むような「形式犯」に検察権を行使するべきではないとの批判がかつてあった。 「批判をかわすため、ある程度大きい金額、原則1億円以上でないと公判請求しないという基準ができた」と説明するのは、東京地検特捜部の元副部長・若狭勝弁護士だ。こうした起訴基準を設けることについて、「政治情勢によって判断を変えると、公平性を欠くし、政治と検察の距離感が問題視されかねない」と妥当性を強調する。 若狭氏「弾力的に運用」、今回の判断は 1億円未満ならば公判請求をせ… 【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京の新規感染者888人、最多を更新 重症者は73人
東京都は24日、新型コロナウイルスの感染者を新たに888人確認したと発表した。17日の821人(修正値)を上回り過去最多を更新した。これで10日連続で曜日ごとの最多も更新した。一方、「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO〈エクモ〉)を使用」とする都基準の重症者数は73人で、前日から4人増えた。 感染者888人を年代別で見ると、20代が240人で最多。30代が184人、40代が143人、50代が121人と続いた。65歳以上の高齢者は93人だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
千葉・いすみの養鶏場で鳥インフル検出 東日本は今季初
千葉県は24日、いすみ市の養鶏場で死んでいた鶏からH5亜型の鳥インフルエンザが検出されたと発表した。鳥の感染力や致死率が高い高病原性の疑いがある。鳥インフルの確認は今季、西日本で相次いでおり、国内13県目。東日本では初めてとなる。 県によると、この養鶏場では採卵用の鶏約116万羽が飼育されており、2019年時点では全国2番目の飼育羽数にあたる。県は、自衛隊の災害派遣を要請し、飼育されているすべての鶏を殺処分する。発生農場の半径3キロ以内にある2農場で鶏や卵の移動を制限、半径3~10キロ以内にある8農場で搬出を制限する。 23日に鶏舎6棟のうち1棟で220羽が死んでいるのが見つかり、県に連絡した。県の簡易検査で陽性が判明。24日に農林水産省の遺伝子検査で陽性が確定した。(今泉奏) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル