新型コロナウイルス感染拡大でひとり親世帯の生活が打撃を受けているとして、政府が「臨時特別給付金」を再支給する方向で調整に入ったことが27日、分かった。 6月に成立した2020年度第2次補正予算には、児童扶養手当を受給するひとり親世帯に第1子5万円、第2子以降は1人当たり3万円の支給が盛り込まれた。再支給は年内を目指し、予備費の活用を検討している。 田村憲久厚生労働相は27日の記者会見で、SNSを使った実態調査の結果が12月上旬に出る見通しだと指摘。その上で「感染が広がり困っている方が増えていると推測できる。実態を見てしっかり対応したい」と述べた。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
酪農4分の1が移住者 田園回帰流れ着実に 北海道別海町中春別(日本農業新聞)
基本は家族経営 研修・環境整える 人口1万5000人に対し牛の頭数12万頭という、全国屈指の酪農地帯の同町。中春別地区の「なかしゅんべつ未来牧場」では、東京都目黒区出身の研修生、池田早保美さん(24)が毎日黙々と牛の乳搾りをしている。都会の暮らしより、自然がある生活に憧れていた池田さん。今では早朝の搾乳にも慣れた。池田さんのパートナーで、同じく研修中の宮本真之介さん(23)も「酪農家になると覚悟を決めて移住したが、実際やってみても楽しくて仕方がない。つらいことも含めて楽しい」とやりがいを感じている。 2人は大学時代に同町の酪農家の下で研修を受けたことが縁で、同町を生涯の場所に決めたという。研修は残り2年。いずれはJA中春別の仲介で離農予定者から経営を引き継ぎたい考えだ。 同牧場は、2017年にJAの酪農研修センターとして稼働を始めた。コンセプトは「家族経営の酪農家を育てる」こと。地域ではロボット牛舎など大規模・機械化が進むが、移住希望者は「家族の時間を大切にしたい」「人を雇用するのではなく、自分が管理できる範囲内で牛を飼いたい」という思いを持つ人が多いという。そうした声を尊重し、家族経営をモデルにした研修をする。 札幌市出身で元会社員の竹田全(あきら)さん(29)も新規就農を目指し、今年から同牧場で働く。移住した6年前は同牧場はなかったが、移住者を地域ぐるみで育てる人々の温かさに引かれたという。「酪農家になりたいという都会出身の同世代はいるけれど、お金が要るし、農業は世襲だと思っている。酪農が仕事の選択肢になる移住場所はとても貴重だ」と語る。 酪農を新規に始めるには牛の導入、農地取得などで10億円超の資金がかかる。そのハードルを下げようと、同地区では離農予定者からのバトンタッチを後押ししている。 JA、農業改良普及センター、町など関係機関が一丸になって、経営や技術の面でも支援。作業受委託組織、哺育育成センター、酪農ヘルパーなど、酪農家が搾乳に専念でき、休みも取りやすいシステムを確立している。 同地区では道外の大学に協力して研修する学生を受け入れるなど、幅広い酪農体験で関係人口を育んできた。同牧場の研修生も、フェアなどで呼び掛けるだけでなく、口コミで評判が広がった。 近年は離農しても地区にとどまる人が増えているため、移住者の住居の確保が今後の課題だ。同牧場の友貞義照専務は「この地区には『よそ者』という言葉は存在しない。多様な人がいるから、移住者でも異業者でも入りやすい大らかさがある」と強調する。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「よい死」「悪い死」は存在するのか? だが「よい看取り」は実現できる(ハフポスト日本版)
「夫は本当に、いい亡くなり方をしました」 遺族などによって話される、他人の思考を代弁する言葉。 川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンターで緩和ケア医を務める西智弘さんが、そもそも「よい死」「悪い死」とはどういうことか、ハフポスト日本版に寄稿しました。 ——————– 人の最期は、人の数だけある 「旦那さん、いい最期でしたね」 「夫は本当に、いい亡くなり方をしました」 緩和ケア病棟から患者さんを見送るとき、こういった看護師や遺族の会話がよく聞かれる。そして、そのあとに 「ねえ、先生?」 と緩和ケア医として、最後の時間をともに過ごしてきた僕に同意を求められるのだが、僕はそれに対していつも曖昧に「うーん」とか「そうですねえ」とか言ってごまかしている。 なぜなら…。 「よい死」というのはあるのだろうか。 そう思うからである。 確かに、痛みや呼吸困難がなかなかコントロールできず、苦しみの中で亡くなっていく患者さんや、やっとの思いで緩和ケア病棟にたどり着いたと思ったら家族の目の前で血を吐いて絶命する患者さんなども、時々だが、いる。 一方で、特に痛みも苦痛もなく、トイレまで自力で歩き、食事もパクパク食べていた方が、今日は1日目を覚まさないなと思っていると夜中のうちに息を引き取る、といった場合もある。たくさんのご家族に囲まれて、おそろいの服を着て写真を撮り、最後まで笑いながら旅立っていかれた方もいる。 人の最期というのは、人の数だけある。だからその中に「よい死」「悪い死」というのがありそうだと思ってしまうというのも頷ける。巷では、「よい死を迎えるために」なんていうようなタイトルがつけられた本もしばしば目にするし、そういった本の著者の方々が壇上で語る講演会なんてものもあるようだ。 「よい死」と「よい看取り」は何が違うか? ただそういった、人の生死のプロセスに対して「よい」とか「悪い」と評価すること自体に僕は疑問がある。そもそも「死」は生きている家族、人、もちろん医師である私にも知覚できない営みである。「死」を知っているのは亡くなった本人だけであり、そして「死」を知った瞬間より後に、それを生者に伝えるすべはない。「よい死」と言っているのはあくまでも生者であり、故人の思いを勝手に代弁して評価することは傲慢ではないのか、と思う。 緩和ケア病棟で過ごした日々の中で、確かに故人は、苦痛も訴えず、常に笑顔で、自立した生き方も保つことができたかもしれない。でも心のうちで、どう思っていたかは、まわりにはわからない。誰も見ていないところで涙を流していたかもしれないし、薄れゆく意識の中で想像を絶する苦痛に襲われていたかもしれない。それは他の誰にもわからないことなのだ。 そういう意味で、「よい死」というのは無いと僕は思うけれども、「よい看取り」というのはあると思う。「よい死」と「よい看取り」は何が違うか?それは「語っている主体の違い」である。つまり「主語が違う」。死を迎えるのは本人だけの個人的事象であるのに対し、看取りをするのは本人を囲む家族や医療者などである。だから、「(私は)よい看取りができました」と言うならそれは家族や医療者が主語となっている、自分自身の意思であるから他の誰からも自由であるはずだ。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
27日 お帰り時間の傘予報 本州や北海道の日本海側を中心に雨や雪(tenki.jp)
27日夜は、山陰や近畿の日本海側、北陸は、所々で雨や雷雨でしょう。東北や北海道も、日本海側を中心に雨や雪が降る所がある見込みです。関東など太平洋側も、にわか雨の可能性があります。 本州や北海道の日本海側は所々で雨や雪 関東などもにわか雨の可能性あり 27日夜は、沖縄は、一時的に雨が降る所がある見込みです。山陰や近畿の日本海側、北陸は、あちらこちらで雨が降るでしょう。カミナリが鳴ることもありそうです。四国では、局地的に雨が降る見込みです。東北も、日本海側を中心に雨が降る所があるでしょう。北部では雪になる所もある見込みです。北海道も、日本海側の一部で雪が降りそうです。 東海や関東も、にわか雨の可能性があります。折り畳み傘があると安心です。 日本気象協会 本社 日直主任 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
感染拡大地域への保健師派遣「倍増」へ 首相が表明
菅義偉首相は26日、首相官邸で記者団の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染が拡大している地域の保健所に派遣している保健師について、現在の2倍に当たる1200人に増やす方針を明らかにした。 政府は、感染拡大に伴って仕事量が増えている保健所を支援するため、保健師を派遣する取り組みをしている。首相は「感染拡大地域の保健所に派遣するための保健師などの専門職について、これまでの倍の1200名を確保した」と説明。そのうえで、「各地の保健所にしっかり派遣して応援したい」と述べた。 25日の政府の分科会の提言を踏まえ、「各都道府県で早急に病床の確保に努める」とも語った。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
院内感染、周辺病院へ人手不足が連鎖 各地で深刻化
新型コロナウイルスの感染が急拡大し、各地の医療機関で病床や人手不足が深刻化している。クラスター(感染者集団)の多様化や院内感染の広がりに厚生労働省の専門家組織(アドバイザリーボード)が警戒を促した地域で、医療はどうなっているのか。 北海道第2の都市・旭川市。感染者を受け入れていた基幹病院でもクラスターが発生し、アドバイザリーボードは「厳しい状況となりつつある」と評価した。西川将人市長は「さらに感染が広がれば、基幹病院の市立旭川病院の感染症病床を増やして対応せざるを得ない。だが医療スタッフをその病床へ振り分けると、総合病院としての機能は果たせなくなる」と危機感を募らせる。 きっかけとなったのは、6日に市内の病院で発生したクラスターだった。患者や職員に一気に広がり、26日時点で計125人が感染。さらに、感染者の治療にあたっていた市内五つの基幹病院の一つ、旭川厚生病院でも26日時点で計82人が感染し、24日から外来診療を休止した。再開は未定で、1日1千人超に上る同病院の一般外来患者の一部も、市内の医療機関が協力して受け入れる。 しかし、基幹病院である市立旭川病院では、感染者向けの病床35床がすぐに埋まった。介助が必要な患者が多いため、通常の3~4倍の労力が必要で、看護師からは「手が足りない」と悲鳴が上がる。斉藤裕輔院長は「感染症病棟へスタッフを回し、緊急度の高い厚生病院の外来患者にも対応しなければならない」と説明。24日から外来受け付けの一部制限を始めており、「症状が軽い外来の方には、近所のかかりつけ医への受診をお願いせざるを得なくなっている」と話す。 道は25日に市内のホテルを借り上げ、軽症・無症状者向けの宿泊療養施設を開設。市も独自の宿泊療養施設の開設を検討するなど、対応に追われている。 道内では札幌市でも感染者が急増しており、市立札幌病院は26日までに感染者の受け入れ病床を前週から40床増やし、110床を確保した。ただし、それに伴いスタッフが必要になるため、産科・小児科、精神科を除き新規患者の受け入れを休止している。担当者は「不急の手術は極力延期するよう、各診療科にお願いしている」と話す。新規患者の受け入れを再開する時期は決まっていない。 道央圏の3次救急を担う札幌市の手稲渓仁会病院でも、26日現在で看護師や患者ら33人が感染。12月4日まで外来診療を休止し、薬は電話で問診して処方箋(せん)を取りに来てもらっているという。入院や不急の手術・検査の休止期間も、当初の24日までから12月4日までに延ばした。救急診療は、一部の受け入れを制限せざるを得ない場合があるという。担当者は「一日も早く元の体制に戻したい」と話す。 人手が必要な高齢者患者に「現場回らない」 静岡県や茨城県もクラスター発… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ライフセービングの元世界王者 挑むは「海猿」の頂点
ライフセービングで世界の頂点を極めた若者が、今度は「海猿」の異名を持つ海上保安庁の潜水士の頂点をめざしている。鳥羽海上保安部(三重県鳥羽市)の巡視船「いすず」に乗務する幡野圭祐さん(25)。10月、念願だった海猿としてデビューした。 11月中旬、いすずが停泊する岸壁で、鳥羽海保の海猿8人と県内外から集まった消防の潜水士12人による3日間にわたる合同訓練があった。 最終日の20日、報道関係者に公開された訓練は、重さ20キロのボンベを背負いながらいすずの周囲を6周泳ぎ、その間、重装備をつけたままロープをつたって船尾を何度も登る過酷なものだった。 50分の制限時間内に訓練が終わらない潜水士もいるなか、「体力勝負では誰にも負けたくない」と、幡野さんは20人中トップの23分余りで完了。訓練直前に激しい食あたりに見舞われ、体重が7キロも減る最悪の状態だったが、視察した鳥羽海保の三盃(さんばい)晃部長(50)は「泳ぐ力が秀でている。体調が万全ではないのに、新人とは思えない体力だ」と目を丸くした。 幡野さんは東京都武蔵村山市出身。2歳で水泳を始めた。ジュニアオリンピックへの出場を重ねるなど、将来を嘱望された。初めて海猿の存在を知ったのは、中学1年生のときに見た映画だった。 ウェットスーツに身を包み、ボ… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
20回説明しても伝わらない日本語って何だ? 規格外の公務員、トレーニング中の気づき #役所をやさしく(withnews)
シンプルでわかりやすい「日本語」を使って、日本語にまだ慣れていない外国人にも情報を提供する「やさしい日本語」。 「小難しい」言葉の代名詞ともいえる「お役所言葉」もやさしくするべく、ある自治体が本腰を入れました。やさしい日本語の「発祥の地」ともいえる、神戸市です。 【画像】外国人が経験した「恐怖の通知」、実際の写真がこちら。「怖すぎる」やさしい日本語じゃないと しかし、若手や外国人職員の推進チームの前に立ちはだかったのは「慣例の壁」。健康保険をどう説明すればわかりやすいのか。頭を悩ませるのは、表の顔は公務員、裏ではSASUKE完全制覇を目指しているマッチョな北風さん。公文書は「完全制覇」できるのか? 役所内のさまざまな声の板挟みに、ふと漏らした本音には、さまざまな国のルーツの人が当たり前のように一緒に暮らす時代への、ヒントがあるかもしれません。一緒に、のぞいてみませんか。 トレーニング室のダイバーシティ 外国人職員の経験を聞いて、家に届く「恐怖の通知文書」の存在に気づいた神戸市職員。そこで、郵送される「国民健康保険の更新のお知らせ」や、窓口で渡す「国民年金、国民健康保険」の説明書きを、外国人にも分かりやすい「やさしい日本語」にしようと、奮闘を始めました。 「そもそも、外国人に分かりやすい文書って、どんなものだろうか……」 中央区役所で国民年金の事務を担当する北風さんは、考えていました。 【北風さん】 仕事終わりに兵庫県立体育館のトレーニング室に通う。月1回の閉館日以外は欠かさない日課だ。 トレーニング室を見渡すと、まるで小さな「多文化共生社会」だ。フランスと日本の治安の差について話すフランソワさん(40代)はフランス人。日本語はまだたどたどしくても、なぜか日本の「若者言葉」が流暢なドク君(10代)はベトナム人だ。 「ケンコウホケンシカクソウシツショウメイショを持ってきて下さい」 役所の先輩が、受話器越しに、20回ぐらい同じ言葉を繰り返していた姿が目に焼き付いている。きっと問い合わせをしてきた外国人は、「健康保険資格喪失証明書」という言葉を、見たことも聞いたこともなかっただろうな。 言い方を工夫して、簡単な言葉にしたらどうだっただろうか。 時間はかかるかもしれないけど、相手が理解できるまで、表現を変えてみて、説明することが大切だと考えた。 たとえばこんな風に。 「会社を辞めると、会社を辞めるまで持っていた健康保険証の資格が無くなったという証明を会社が作ってくれます。その健康保険の資格が無くなったという証明書を資格喪失証明書と言います。その証明書を持って来て下さい」。 20回、同じ言葉を繰り返すより、きっといいはずだ、そう思って僕は実践してきた。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「石破茂は飲んでも楽しくない」は本当? 飲みに誘って検証してみた「今回の記事、すごいタイトルですね」(withnews)
9月の自民党総裁選で敗れた自民党の元幹事長、石破茂(いしば・しげる)さん。ワイドショーなどでは石破さんが自民党内で人気がない理由として「飲みに行っても政治の話ばかりで全然面白くない」「上から目線でつまらない」などと評されました。石破さんは本当に飲んでも楽しくないのか。笑下村塾たかまつなながその真偽を検証すべく、石破さんを飲み会にお誘いしました。 【画像】石破さんが熱愛の末に結婚した佳子夫人の写真はこちら 1度、振られたことも… 飲んでもつまらない噂は印象操作? ――石破茂は飲んだら本当に楽しくないのか。ということで石破茂さんにお越しいただきました。きょうは石破さんがよく利用されるという「赤坂三平」というお店に来ています。 石破:今回の記事、すごいタイトルですね。ここは最近よく使う有名な和食屋さんです。赤坂のど真ん中、駅から2、3分なのにお昼の定食が1000円なんですよ。特にアジフライやとんかつなどの揚げ物系がおいしい。きょうは生ビールと日本酒の立山をいただきます。 ――さっそくですが、飲んでも楽しくないという噂について実際はどうなんですか? 石破:私は楽しいですよ。でもご一緒された方がつまらないって言われるんだったらそうかもしれませんね。飲んだら政治の話ばっかりして説教するとかいう噂があるそうですが、そんなことを言われたことは一度もないです。 ――いろいろなメディアですごく言われていましたよ。 石破:それは、意図するところがあるからでしょう。「あいつは飲むと説教ばかりする」と言えば「そんなつまらない人に自民党の総裁、日本の総理を任せられない」ってみんな思いますよね。そういうふうにネガティブなイメージに印象操作したいという勢力がいるんじゃないかと思ってしまいますね。 70年代アイドルが好きという素顔 ――プライベートについてお聞きしたいです。石破さんは休みの日は何をしているんですか? 石破:休みがあれば映画や美術館に行きたいですね。それからアイドルのコンサート。去年、学生時代に大ファンだった歌手・岩崎宏美さんのコンサートに行って感動しました。ファンは50代から70代。「宏美ちゃーん」って声をかけるタイミングやペンライトの振り方がピタッと合うんです。 ――議員どうしで飲みにいくこともあるんですか? 石破:自民党衆議院議員の中谷元(なかたに・げん)さんと飲みに行くときなんて心底楽しいですね。彼は私と同じ昭和32年生まれで本当に信頼できる友人です。私の特技は70年代のアイドル歌謡を全曲歌えることなんですが、中谷さんも全部歌える。彼のすごいところは振り付けも完璧にやれるところです。この前一緒に行ったときは欅坂46の『不協和音』を踊っていました。私には絶対にできないと思いました。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
増える「コロナうつ」 これまでの‟日常”失う喪失感がストレスに…周囲が異変に気づくためには?【宮城発】(FNNプライムオンライン)
新型コロナウイルスによる環境の変化で心に不調をきたす、「コロナうつ」という言葉が注目されている。 宮城県内での新型コロナ感染が確認されてもう半年以上が過ぎた。様々な環境の変化に対応してきた私たちの心も疲れがたまっている。 自分の心の変化、そして家族の変化に気づくためにはどうしたらいいのか、専門医に聞いた。 【画像】コロナうつ…異変に気付くためには 世の中にあふれる情報が心を乱す 仙台市青葉区にある、精神保健福祉総合センター「はあとぽーと仙台」。 心の悩みに関する相談に応じているこちらでは、2020年3月ごろから今も、コロナ禍を受けての相談が寄せられている。 仙台市精神保健福祉総合センター はあとぽーと仙台 林みづ穂 所長: もうすぐ楽になるのではと期待したいけれども、実際にはそうでないというギャップからもストレスがあるのではと思う こう話すのは所長を務める、精神科医の林みづ穂医師。寄せられる相談から、世の中にあふれる情報も心を乱す原因になっているのではと指摘する。 仙台市精神保健福祉総合センター はあとぽーと仙台 林みづ穂 所長: 不安になるほどネットなどで情報を取り、ますます怒ったり、不安になったり、いろいろ心を乱される人が多いように思う 一方、こちらは精神病の治療に取り組む「南浜中央病院」。 理事長の高階憲之医師は、コロナ禍が「うつ」を導く仕組みをこう説明する。 南浜中央病院 高階憲之 理事長: コロナによってストレスが強くなって適応できなくなってくると、いろいろな症状が出て、うつ状態になって、そこからうつ病に発展していくこともある。喪失体験は、うつ状態を引き起こしやすい。喪失体験が続いた場合には回復する暇もなくて、さらに悪い方向に行ってしまう 仕事や学校、日常生活…。様々なことを今まで通りにできない「喪失」が、大きなストレスとしてのしかかっていると指摘。 うつ病患者は、最新のデータでも全国に120万人以上いるといわれている。 うつ状態になる前に自ら感じる変化は? 南浜中央病院 高階憲之 理事長: 生活リズム・生活パターンが変わってくるのが一番大きい。日常生活、何気なく普段にしていることがすごく負担になってくるとか、いつも簡単にできていることが難しくなってしまうとか、物忘れが増えてしまうとか、いろいろないつもと違う変化が起きる 「自分の頑張りが足りないから」と抱え込み、うつ状態になっていることに気付けないケースもある。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース