新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、政府は生活が苦しいひとり親世帯を支援する「臨時特別給付金」を再度、支給する方向で調整に入った。自民党が26日、再支給を求める緊急提言を菅義偉首相に提出し、首相は2度目の支給に応じる意向を示した。予備費の余り7・2兆円の一部の活用を検討する。 ひとり親世帯向けの臨時特別給付金は6月に成立した今年度第2次補正予算に盛り込まれた。子どもが1人の場合は5万円、第2子以降は1人当たり3万円で、対象は低所得者向けの児童扶養手当や、遺族年金などの公的年金を受け取っている世帯など。コロナ禍で収入が大きく減った世帯はさらに5万円を追加支給する。予算は1365億円で、約120万世帯への支給を想定し、自治体が順次配っている。 再支給は年内をめざし、金額や対象者は前回同様とする案が出ており、厚生労働・財務両省で詰める。 ひとり親世帯は2016年の推計で141万9千世帯。うち8割超の母子家庭は、働いて得る所得が年間平均で231万円と、児童のいる世帯全体の平均の3分の1にとどまる。子育てと仕事を両立するためにパートなどの非正規の仕事に就く親が多く、コロナ禍で仕事を失う例も少なくないとされる。 一般社団法人「ひとり親支援協… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
慶大と東京歯科大が合併へ 23年めど、医療系4学部に
慶応義塾大学(東京都港区、長谷山彰学長)と東京歯科大学(東京都千代田区、井出吉信学長)は26日、合併協議を始めると発表した。2023年4月をめどに両校は合併し、東京歯科大歯学部は慶応大に統合され、慶応大歯学部が誕生する見通しだ。 発表によると、東京歯科大が今月6日、歯学部統合と法人としての合併を慶応大に申し入れたという。これを受けて慶応大は検討を進め、26日の評議員会で合併協議の開始を決めた。 慶応大は、01年に看護短大をベースに看護医療学部をつくり、08年には共立薬科大(東京)との合併で薬学部も開設している。これで国内の総合大学としては初めて、医・看護・薬・歯の医療系4学部がそろい、文系を含めて11学部になる。 両校は合併後、医療系学部どうしの協力関係を強化するほか、歯科技工の医療器具づくりなどで理工学部と連携していく可能性もある。「慶応大の先端的なテクノロジーの歯学への応用で研究力、教育力が向上する」と説明する。 一方、創立130年の東京歯科大には大学院や短期大学を含め、5月現在で1139人の学生が在籍している。在学生の扱いや新たな学生募集などについては今後、両校で詰める。 合併協議の背景には私立歯科大の先行きの不透明さがある。歯科医院はコンビニエンスストアより多く、歯科医師の数は過剰気味だと指摘されてきた。学費の高さも敬遠され、定員割れになる歯科大もあった。 両大学ともに現在は、安定的に受験生を集めている。だが、人口統計を見れば、急速に18歳人口が減少していくのは明らかだ。このため、特に東京歯科大には、今後も学生を継続して確保していくことへの不安があったとの見方もある。 駿台教育研究所の石原賢一進学情報事業部長は「東京歯科大は私立歯科大のトップ校。受験生の人気も堅調だった。慶応大と共立薬科大の時もそうだったが、大学の統合は経営状態のいい法人どうしによるものが中心になっていくだろう」とみる。歯学部は設備投資に多額の費用がかかる。代々木ゼミナールの佐藤雄太郎教育事業推進本部長は「中長期的にみて、経営を安定させる必要があると判断したのだろう」と話す。(土屋亮、編集委員・増谷文生) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国で新たに2506人感染 大阪は1日最多の死者数に
新型コロナウイルスの国内感染者は26日、新たに2506人が確認された。亡くなった人は29人増えた。大阪では50~90代の12人の死亡を確認。1日の死者数として最多となった。 感染者は神奈川県で254人、兵庫県で184人、三重県で27人が確認され、いずれも過去最多となった。東京都は481人、大阪府は326人。北海道では256人が感染し、6日ぶりに250人を超えた。沖縄県では74人が感染。70人を超えるのは県が独自の緊急事態宣言を出していた8月14日以来、104日ぶりだった。 感染拡大に伴い、愛知県の大村秀章知事は、名古屋市の繁華街の中区錦3丁目(通称「錦三(きんさん)」)と栄地区の飲食店の一部などに、営業時間の短縮か休業を要請すると発表した。29日から12月18日までで最大40万円の協力金を支払う。大阪市では北区と中央区にある酒を提供する飲食店などへの営業時間の短縮要請が、27日から始まる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
来年の新年一般参賀、取りやめ 宮内庁発表、コロナ禍で(共同通信)
宮内庁は27日付で、来年の新年一般参賀について、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて実施しないことを決めたと発表した。多くの高齢者が参加するほか、限られた場所に人が密集することなどを理由としている。取りやめは、昭和天皇の服喪中で開催されなかった1990年以来。 今年は2月に予定されていた天皇誕生日の一般参賀もコロナ禍で実施直前に中止。感染症予防での取りやめは初だった。その後、皇室関連行事の延期や取りやめが相次いでおり、年明け以降の行事にも影響が及ぶことになった。 今年の新年の一般参賀は上皇ご夫妻が姿を見せる場面もあり、約6万8千人が訪れた。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
営業は午後9時まで…愛知県が名古屋の「錦三」などで再び時短要請(CBCテレビ)
CBCテレビ 新型コロナウイルスの第三波の拡大を受けて、愛知県は今週末から20日間、名古屋の繁華街の一部で、営業時間の短縮などを要請します。 愛知県は、今月29日から来月18日までの20日間、名古屋市中区の錦三丁目や栄三丁目の一部、それに栄四丁目で酒類を提供する飲食店などを対象に、営業時間を午後9時までに短縮するよう要請します。 県が定めるガイドラインを遵守し、店にステッカーを掲示した事業者が要請に応じた場合は、1日2万円、20日間で最大40万円の協力金を支給します。 愛知県の大村知事は26日夕方、CBCテレビの「チャント」に出演。 「今回の感染状況は12月も相当厳しいと思います。時短要請の期間の延長や対象エリアの拡大も視野に入れざるを得ない」(大村知事) 大村知事は、今後も厳しい感染状況が続くとの見方を示した上で、時短要請の「対象地域の拡大」や「期間の延長」を視野に入れざるを得ないなどと述べました。 また、愛知県は26日、感染が拡大している首都圏や大阪府、北海道への不要不急の移動を自粛するよう求めました。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
アパートの冷蔵庫から乳児遺体 埼玉・川口(産経新聞)
埼玉県警川口署は26日、同県川口市領家のアパートの一室で同日夜、冷蔵庫から乳児とみられる遺体が見つかったと発表した。部屋を訪れた警察官が確認した。住人の中国人女性が出産したとみて死体遺棄容疑で捜査する。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
座間9人殺害で死刑求刑…遺族「許さない娘返せ」(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 神奈川県座間市で9人の遺体が見つかった事件の裁判で、白石隆浩被告(30)に対して検察側が26日、「万死に値する行為で、極刑以外を選択する余地はない」と指摘し、死刑を求刑しました。犠牲となったのは、ツイッターに自殺願望を書き込むなどした15~26歳までの若者でした。女性8人に乱暴し、男性1人を加えた9人をロープで首を絞めて殺害し、現金を奪ったとされています。25日に行われた最後の被告人質問で、白石被告は「結果として捕まってしまったので後悔しています」と述べました。一部の被害者には、謝罪したうえで「控訴はせずに、大人しく罪を認めて罰を受けるつもりだ」と話しました。 最後の審理となった、26日の裁判には、傍聴を希望し、144人が集まりました。法廷では遺族の意見陳述が行われ、神奈川県の女性(当時25)の父親は、「死んでもお前を許さない。娘を返せ」と声を荒らげ、「被告にどうか厳罰を科してください」と訴えました。検察側は「被告は自らの欲望のため、被害者らの弱った心につけ込んだ。前代未聞の猟奇的で重大な事案で、一片の良心の呵責、悔悟の情もない」と指摘し、白石被告に死刑を求刑しました。結審直前、裁判長から発言の機会を与えられましたが、白石被告が口にした言葉は「何もありません」。裁判長に「何もないということですか」と問われても、「はい、そうです」とだけ答えました。判決言い渡しは、来月15日の予定です。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
井上大臣が学術会議に「国からの独立も検討を」(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 日本学術会議の在り方の見直しを進める井上科学技術担当大臣は26日、日本学術会議の梶田会長らと意見交換を行いました。井上大臣は、選択肢の一つとしたうえで、国の機関から切り離すことを検討するよう要請したことを明らかにしました。学術会議を民営化する案は、自民党でも検討されています。会議側は、ナショナルアカデミーとしての役割をしっかり果たしていきたいと説明したといいます。政府は、日本学術会議の在り方の見直しについて、年内にも検討結果をまとめる予定です。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
重症者が過去最多“通常医療との両立”に危機感(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 全国では、新型コロナウイルスの重症者数が25日から34人増えて410人となり、過去最多を更新しました。東京都の重症者数も25日から6人増えて60人。60人以上となったのは緊急事態宣言が出されていた5月11日以来となります。有識者を交えた東京都のモニタリング会議では、感染状況を示す警戒度を先週に引き続き『最高レベル』としました。その一方で、医療提供体制の警戒度は4段階中、上から2番目の『体制強化が必要であると思われる』に据え置かれました。しかし、専門家は危機感を示しています。 国立国際医療研究センター・大曲貴夫センター長:「このまま増え続ければ、通常の医療が圧迫される深刻な状況となる。予定されている手術といったものが受けられなくなると、そういう状況がくる」 現在、東京のコロナ入院患者1626人に対して、ベッドは2640床。まだ、空きがあるようにも見えますが、すべてがすぐに使える状態ではありません。また、入院などで、受け入れ先の調整が難しい事例も報告されています。都庁に設置されている入院調整本部には、連日、150件を超える依頼が舞い込んでいました。 東京都医師会・猪口正孝副会長「日・祝祭日は受け入れ可能な病床数が少ない状況が続いており、軽症例は平日に入院を持ち越す事例が発生した。さらに、今週は平日でも中等症以上の入院調整が難航するなど、病院の受け入れ態勢が、厳しい状況になっている」 感染者の増加とともに、ホテルなどで療養する人の数も増えてきています。この状況に悲鳴を上げているのが、消毒業者です。療養ホテルの消毒は、協会に所属する26の事業者が請け負っています。以前、ある業者への依頼は週に1~2件程度だったといいますが、今では一日4件、それが毎日、続いているといいます。 『ヨシダ消毒』清水一郎社長:「依頼がいつ来るかわからない状態で対応するには限界がある。体力的にも、精神的にも」 感染を防ぐためにはどんな対策が有効なのか。スーパーコンピュータ『富岳』による新たなシミュレーションが発表されました。9人が入室したカラオケボックスで、マスクをせずに歌い始めると、すぐに飛沫が拡散していき、30秒ほどで、部屋全体に行き渡りました。一方、マスクをして排気口の下で歌った場合は、室内への飛散が、大分、減ります。 理化学研究所・神戸大学の坪倉誠教授:「マウスガードやマスクをつけることは、かなり感染リスクを下げる効果がある。さらに換気口の下で歌うとエアロゾル(空気中の粒子)が抜けていくので、部屋全体に広がることも防げる」 タクシー車内でのシミュレーションは、意外な結果となりました。窓を閉め切った状態と2カ所の窓を開けた状態で比べてみると、車内に漂う飛沫の量にほとんど違いがありませんでした。 研究グループによると、感染予防のためには、エアコンを外気モードにしてマスクをした方が、効果は高いとしています。 東京では28日からカラオケ店で午後10時までの営業時間、短縮要請が始まります。愛知県の大村知事は、29日からの20日間、名古屋市内の繁華街の一部で、酒類を提供する飲食店などを対象に時短営業を要請すると発表。北海道の鈴木知事は、27日までとしていた集中的な対策期間を来月11日まで延長し、札幌市内全域で、接待を伴う飲食店に休業を要請することを決めました。 菅総理:「25日の分科会でも、飲食店の営業時間の短縮が、極めて重要であるとの指摘を受けた。それを踏まえて、札幌市に加え、東京都、大阪市、名古屋市においても飲食店の時短を今週末から行う。時間短縮に協力してくれたた全ての店舗に、国としてしっかり支援をしていきたい。分科会の提言を受けて 各都道府県で早急に病床の確保に務める。感染拡大地域の保健所に派遣をするための、保健師などの専門職について、これまでの倍の1200人確保した。各地の保健所に、しっかり派遣して応援したい。こうした対策を先ほど3大臣に指示した また、分科会でも指摘されているように、この3週間が極めて重要な時期とご指摘いただいている。国民の皆さんにおいて、ぜひともマスクの着用、手洗い、そして3密の回避という感染拡大防止の基本的な対策に、ぜひご協力いただきたい」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
重症者増加の現状…最前線で治療する医師に聞く(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。医療の現場では何が起きているのでしょうか。最前線で治療にあたっている国立国際医療研究センター・忽那賢志先生に聞きます。 東京都の重症者は60人で、前日から6人増えました。60人以上となったのは、緊急事態宣言期間中の5月11日以来のことです。 (Q.この現状をどう受け止めていますか) この数日で重症者が急激に増えています。医療機関としても急に大きな負担がかかります。実際、都内でも劇的な状況になっているところもあるといいます。 東京は、感染した65歳以上は原則入院としていて、26日は65歳以上で83人の感染が確認されました。 (Q.このペースで増えていくと、ベッドが足りなくなるのではないでしょうか) 私の病院でも、すでにコロナ患者のベッドは9割埋まっています。これ以上、増やさないといけないということであれば、今の診療体制では、ベッドも人も限界にきています。ベッドが空けられたとしても人がいない。そういうことになったら、例えば、他の診療科の先生に協力を依頼して対応するという病院も、今後、出てくると思います。ただ、そうなると、普段の診療に影響が出てしまいます。検査なども縮小して、コロナの患者に注力せざるを得なくなるということになります。コロナの患者が増えると他の医療を縮小せざるを得なくなります。今、その段階に来てしまっているといえます。 医療提供体制の警戒度は、引き上げられず、据え置かれました。 (Q.現場の医師としてはどう感じますか) 東京都の判断基準として、第1波のピークの数値を基準にしているのかなと思います。東京都は入院患者数、重症者数の数値自体は、第1波を超えるものではありません。ただ、この数値は、“そこまでは耐えられる”という基準ではありません。正常の医療を維持するためには、あの時の状況は避けなければいけませんので、今、すぐ対応する必要があると思っています。 東京都は2640床を確保しているとしていますが、都の担当者によりますと、すぐに使えるベッドはこれよりも少ないといいます。 (Q.すぐにベッドは使えないのは、なぜですか) 第1波の時から、ずっとコロナの患者のためにベッドを確保しているところもあります。第1波以降、流行が落ち着いたころに、コロナ前の医療体制に戻しているところは、急にベッドを確保してほしいといわれても、人手や、他の患者が入っていたりするので、すぐに準備はできない。 (Q.実際に医療崩壊が起きてしまったときに危惧することは、どのようなことがありますか) 医療崩壊というのは、一般的に提供すべき医療が提供できなくなった状態をいいます。爆発的な感染が起きたアメリカでは、脳梗塞や心筋梗塞などの報告数が、ことごとく減っています。これは本当に患者が減ったわけではなく、本来、行われるべき診断や治療が行えないほど、医療がひっ迫しているということを意味します。だから、日本がこうした状況になることだけは避けなければいけないと思います。 (Q.以前に比べて死亡者数は抑えられているのでしょうか) 第1波のころと比べると、発症してから診断されるまでの期間が短くなっているので、重症化する前に診断され、適切な時期に治療が開始されるということが多くなっています。治療薬に関しては、この数カ月、大きくは変わっていませんが、私たちの経験が増えていますので、そういう意味では、救える命は増えてきているのではないかと思っています。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース