佐賀県小城市小城町の休耕田で、季節外れのヒマワリが大輪の花を咲かせている。地元の農家が「地域の人たちの笑顔のために」と2008年から植え始めて今年で13年目。今では、ヒマワリを見るために遠方からも見物客が訪れる隠れた名所になっている。 ヒマワリ畑があるのは、小城市役所から南西に約3キロの小城町池上の下久須地区。牛尾梅林のふもとにある休耕田1千平方メートルに、約1万本が植えられている。イチゴ生産農家の深河文雄さん(72)が8月下旬に種をまき、肥料をやりながら育ててきた。10月下旬に花を咲かせ、今は見頃を迎えている。畑では、高さ2メートルほどに育ったヒマワリが風に揺れている。 見学無料のヒマワリ畑には、平日でも見物客が車で訪れる。駐車場はないため、道ばたに停車してカメラやスマホで記念撮影をしていた。 深河さんがヒマワリを植えたきっかけは、地区の高齢化と過疎化だった。次第に住民が少なくなる状況を見て、「冬場に皆が喜ぶことを」と休耕田の活用を思い立った。逆算して種をまく時期を決め、08年の夏の終わりにヒマワリの種をまいた。 初冬に見頃を迎える季節外れの… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
筒に触れない、行列も防止 生田神社がスマホおみくじ
神戸市中央区の生田神社は14日から、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、スマートフォンを使って番号札を引くおみくじを始めた。通常は番号札が入った筒を振ってもらうが、このやり方なら不特定多数の人が触れる筒を手にすることもなく、順番待ちの時間も減らせるという。 操作は簡単。拝殿と授与所の隣の4カ所に設置されたパネルのQRコードをスマホで読み込み、専用サイトに接続する。「おみくじを引く」をクリックすると画面に番号が現れ、授与所で300円を納めると、おみくじを受け取れる。 パネルは順次増やし、例年100万人近くが訪れるという三が日には境内の20~30カ所に設置する予定。スマホがない人や操作が不慣れな人には、大きな箱に入れたおみくじを引いてもらう。 東京から参拝してスマホでおみくじを引いた風間菜緒さん(26)は「初めて見たので、やってみた。楽でいいなと思いました」と話していた。(西田有里) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自らも被災した消防団員…流されたと思われた看板が海を越えて発見 【熊本発】(FNNプライムオンライン)
7月の豪雨災害で球磨川に流された漂流物が10月、約300km離れた長崎・対馬市で発見された。 【画像】消防団の思いを乗せて戻ってきた看板 見つかったのは、団員が守り継いできた消防団の看板。 村に戻ってくるまでの不思議な縁をたどる。 死を覚悟…活動拠点を失った消防団員 球磨村消防団第4分団・松舟大吾分団長: 高台もなく屋根にも上がれない状況だった。みんなも死を覚悟して「早く救助が来ないかな」という感じで。消防団として、何と言葉をかけていいか分からない。ただ「雨が止んでくれ」それだけだった 村民の暮らしを守ってきた消防団ですら、死を覚悟した球磨川の氾濫。 7月の豪雨災害で25人の住民が亡くなった球磨村。 孤立状態が続く中、自らも被災した多くの消防団員が救助活動に奔走していた。 村内では6カ所の詰め所が被災。松舟さんが分団長を務める第4分団は、避難させたポンプ車も水没してしまった。拠点と機材を失った第4分団。詰め所再建の見通しも立たない中、10月上旬、村に驚きの一報が入った。 球磨村消防団第4分団・松舟大吾分団長: 信じられなかった。「こんなことがあるのか」と。歴代の団員が守ってこられた看板だったので 消防団の思いを乗せて戻ってきた看板 豪雨災害の混乱の中、団員たちも流されたことを忘れていたという詰め所の看板が見つかったという。 看板の第一発見者: 海岸を散策して帰ろうとしたら、長い木の板が海岸に流れ着いているのを見つけて、寄って行ったら「球磨村」と書いてあったので、これは水害で流されたのかもしれないと思った 球磨川から八代海を経て看板が流れ着いたのは、球磨村から直線で約300km離れた長崎・対馬市の三宇田浜海水浴場。 「球磨村」という文字を見て、熊本の被災地とピンときたという第一発見者は、たまたま家族旅行で訪れていたサガテレビ報道部の田村淳一郎デスク。 サガテレビ 報道部・田村淳一郎デスク: 八代海や東シナ海、対馬海峡を通って対馬の海岸に看板が流れ着いたのは、本当に奇跡だと思います 田村デスクは、これ以上流されないようにと、息子と2人で海水浴場の管理棟に看板を立てかけた。 さらに、看板発見の一報は、地元・対馬市の消防団へと入り、看板を球磨村に返すことになった。 対馬市消防団・築城慎一副団長: (球磨村消防団の看板を)郵送で送る準備をしていたが、それは味気ないということで、気持ちがこもった手渡しができないかと サガテレビ 報道部・田村淳一郎デスク: 対馬市消防団が球磨村に看板を返すということで、長崎・熊本・佐賀の消防団の3つのリレーができたと思います そう、何を隠そう第一発見者の田村デスクは、現役の佐賀市消防団の団員でもある。 そして、11月2日、海を渡った第4分団の看板は、対馬から空を飛んで球磨村に返ってきた。 球磨村消防団第4分団・松舟大吾分団長: 潮の香りがする。今まで頑張ってきた団員へ、神様からの贈り物じゃないかなと驚いて、うれしい。普通ならそのままで終わってしまうのに、(発見者が)同じ消防団員で丁寧に置いていただいて本当にありがたかったです 潮の香りをまとって返ってきたのは、看板だけではなかった。 水害の記憶を継承するために保存されることを見越して、対馬市の消防団からは対馬産のヒノキ板と、団員からの見舞い金も贈られた。 いつか再建される詰め所に使ってほしいという、粋な贈り物。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
未明に激しい炎 事務所兼資材置き場2棟が全焼(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 15日未明、埼玉県新座市の物置などを扱う会社で火災が発生し、事務所兼資材置き場2棟が全焼しました。 午前1時58分ごろ、新座市で通行人から「場所は分からないが煙や炎が見える」と110番通報がありました。警察によりますと、火が出たのは新座市大和田にある物置などを扱うフジ産業で、午前4時半ごろ、火はほぼ消し止められましたが、2階建ての事務所兼資材置き場2棟が全焼しました。出火当時、無人だったということでけがをした人はいないということです。警察が出火原因を調べています。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
【動画】15日の天気 – 全国的に晴れ 西・東日本は20℃以上で過ごしやすい陽気(15日7時更新)(ウェザーマップ)
15日(日)は、全国的に晴れる予想です。日中の最高気温は西・東日本で20℃以上の所が多く、日差しが暖かいでしょう。北日本も平年の気温を上回る所が多くなりそうです。 15日(日)は、日本付近は高気圧に覆われて北海道から九州・沖縄まで広い範囲で晴れる予想です。北海道と沖縄では風がやや強く吹きますが、その他は風も弱く穏やかな天気となりそうです。空気の乾燥が進んでいますので、火の取り扱いにはお気をつけ下さい。きのうとの違いは夕方以降、だんだんと雲が広がる点です。夜遅くは北日本の日本海側や北陸、近畿の一部で雨の降る所もありそうです。 また、朝は冷えていますが、日中の気温はぐんと上がって西・東日本では20℃を超える所が多くなりそうです。最高気温は福岡23℃、大阪21℃、名古屋20℃でしょう。東京は19℃できのうと同じくらいの予想です。札幌と青森では10月下旬並みでしょう。この先1週間も、寒気の影響を受けるのは北海道くらいで、東北~九州にかけては高温傾向がしばらく続く見込みです。 (気象予報士・岡田沙也加) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
15日も 日中は広く晴れて過ごしやすい陽気 夜は雨の降る所も(tenki.jp)
きょう15日(日)も日中は大体晴れる。最高気温は全国的にこの時期としては高く、日差しのもとでは快適。ただ、晴れをもたらす高気圧は、次第に日本の東へ。 各地の天気 日本付近は高気圧に覆われています。今朝は全国的に穏やかに晴れていて、日中もおおむね晴れる見込みです。 夜になると高気圧の中心が次第に東へ離れます。高気圧の縁をまわる湿った空気の影響で「四国と近畿」では所々で雨が降るでしょう。 また、日本海から気圧の谷が近づくため「北陸以北の日本海側」でも雨雲が湧きやすくなってきます。お帰りの遅くなる方は雨具を持っておくと安心です。特に北陸では大気の状態が不安定になり、カミナリを伴う所もありそうです。 各地の気温 今朝は放射冷却が強まり、きのうの朝よりも気温が下がりました。北海道や東北、北陸は、霜が降りたり氷が張ったりするほどの所が多く、関東から九州にかけての沿岸部も広く10度を下回っています。 最高気温は、全国的にきのうと同じか高く、この時期としても高くなるでしょう。 北海道は12度前後、東北北部は13度~15度、東北南部は15度~18度くらいの予想。きのうは北または西よりの冷たい風が強めに吹きましたが、きょうは収まって、過ごしやすい陽気になるでしょう。 関東は18度~20度、北陸や東海から九州は広く20度を超える見込み。日中は上着なしで過ごせる所が多く、九州南部は25度くらいまで上がって汗ばむほどになりそうです。沖縄は、きょうも25度を超えるでしょう。 なお、夜は南よりの風が吹くため、気温の下がり方は緩やか。全国的に、朝ほどは冷えない見込みです。 日本気象協会 本社 戸田 よしか Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「精子という“モノ”から生まれた」感覚に苦しみ…ドナー提供で出生した女性が『出自を知る権利』を求める理由(ハフポスト日本版)
「子どもの出自を知る権利は、後回しなのか」ーー。 夫婦以外の第三者から精子や卵子の提供を受けて、人工授精や体外受精などによって子を授かる。こうした「第三者を介する生殖補助医療」で生まれた子の親子関係を定める民法特例法案をめぐり、精子提供によって生まれた人などから不安の声が上がっている。特例法案は、与野党が16日にも参院に共同提出し、今国会で成立する見通しだ。何が問題になっているのか? パズルのピース、空白のまま 「母親と、“モノ”である精子によって自分が生まれている感じがすごく嫌で。そこにちゃんと人がいた、と感じたい。だから私は一度でいいからドナーに会いたい」 東京都の石塚幸子さんが、父親と血がつながっていないと知ったのは23歳のころ。石塚さんの母親が、遺伝性疾患のある父からの遺伝を心配して悩んでいた石塚さんに対し、大学病院で他人から精子の提供を受けて石塚さんを産んだこと、提供者(ドナー)は誰か分からないことを告げた。 成人するまで親から真実を隠され続けたことに加え、ドナーを特定できないことで、石塚さんはさらに苦しんだ。 「今まで信じてきたことやアイデンティティーが崩れた時、それをもう一度立て直すには、自分を形づくるパズルのピースを埋めていくことが必要。ドナーの情報がわからなければ、パズルは空白のままで再構築できないのです」 どんな法案? 現行の民法は、ドナーを介する生殖補助医療によって生まれた子の親子関係について規定がない。そのため、子の法的地位が不安定で、訴訟トラブルに発展するなどの問題が指摘されていた。 今回の法案は、夫婦以外の第三者を介する生殖補助医療の提供に関して、基本理念や国の責務などを定める。ドナーから提供を受けたことで生まれた子の親子関係については、次のように規定している。 ・女性が、自分以外の女性から卵子の提供を受け、子どもを妊娠・出産した場合は、出産した女性を子どもの「母」とする ・妻が夫の同意を得て、夫以外の精子の提供を受けて出産した場合、夫はその子が嫡出であることを否認できない 一方で、法案はドナーに関する情報の保管や、ドナー情報の子どもへの開示手続きについては定めず、「おおむね2年をめどに検討」との記載にとどまる。第三者を介する生殖補助医療を受けられる人やドナーになることができる人の要件、ドナーと生まれた子の法的関係などについても規定がない。 この附則に対し、石塚さんは「順番がおかしいのでは」と首を傾げる。 「ドナーを介した生殖補助医療に法的なお墨付きを与えるのであれば、出自を知る権利を保障する制度の運用や、ドナーの要件などについての議論も同時に進めるべきです。2年の間にも、技術を使って生まれる子どもたちがいる。(出自を知る権利を)『認めるか否か』の検討から始めていては遅いのです」 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
豚熱 西日本ピリピリ 「ワクチン帯」後退 感染イノシシ相次ぐ(日本農業新聞)
豚熱に感染した野生イノシシの発見が西日本で相次いでいる。10月中旬以降、奈良、大阪、和歌山の3府県で感染イノシシが初めて確認された。農水省は封じ込めに向け、いわゆる経口ワクチンベルトを設けて対策を進めてきたが、抑え込めていないのが現状だ。西日本での一層の感染拡大が懸念される中、養豚関係者は警戒感を強めている。 野生イノシシを巡っては2018年9月、岐阜県で初めて豚熱の感染を確認。その後、全国にじわじわと広がっている。同省は感染拡大を食い止めようと、経口ワクチンベルト対策を始動。西日本では当初、三重、福井、滋賀の3県を貫くようにワクチンベルトの構築を進めた。 だが、野生イノシシの感染拡大に歯止めがかからない中、ワクチンベルトの“最終ライン”は徐々に移動。現在では、兵庫と京都・大阪の府県境まで後退している。 10月に入り、感染イノシシの確認が近畿地方で相次ぐ。14日の奈良を皮切りに、29日の大阪、30日の和歌山と、立て続けに3府県で確認された。兵庫を除く近畿の全府県に広がった形で、大阪府の担当者は「ここまで感染が広がったのか」(動物愛護畜産課)と驚きを隠さない。 “最終ライン”が突破される懸念も高まっている。大阪で感染イノシシが見つかった場所は、兵庫との府県境までわずか10キロほどの地点だった。 さらに最終ラインが未完成であることも懸念材料だ。新型コロナウイルスの影響で経口ワクチンの輸入が止まり散布が遅れるなどしたためだ。散布作業は11月中旬までかかり、それまでは感染イノシシが素通りする恐れもある。 兵庫県の担当者は「イノシシの移動距離などを考えると、既に突破されている可能性がある」(畜産課)と危機感をあらわにする。 豚熱の終息に向け、野生イノシシでの早期封じ込めは不可欠だ。現在、農水省は飼養豚へのワクチン接種を進めるが、十分な免疫を獲得できる豚は8割程度にとどまり、感染リスクは完全にはなくならない。ウイルスを持つイノシシがいる限り、生産者は常に侵入リスクを抱えながら養豚を営むことになる。 北海道大学大学院の迫田義博教授は「野生イノシシでの感染が予想以上に早く広がっている。さらに先回りして経口ワクチンを散布するなど、対策の再検討が必要だ」と指摘する。 <ことば> 経口ワクチンベルト 豚熱が発生した地方を取り囲むように、野生イノシシ向け経口ワクチンを帯状に散布する対策。農水省が昨年9月、イノシシ対策の柱として打ち出した。東日本と西日本の2本のベルトで挟み込み、野生イノシシがベルトの外側に豚熱ウイルスを拡散するのを防ぐ。「防疫帯」などとも呼ばれている。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
藤井二冠と同郷の警察官、将棋で事故防止 王は?歩は?
「わがままな 王様運転 それあおり」「曲がり角 見通し悪けりゃ 止まりましょう」――。藤井聡太二冠と同郷の警察官が、事故防止のメッセージを記した大きな将棋の駒をつくり、署で展示している。 考えたのは愛知県警中村署交通課の警部補、富永多加央(たかお)さん。同じ瀬戸市出身の藤井二冠が7月中旬に「棋聖」を獲得したころ、標語を考え始めたという。駒は30センチほどの大きさで、画用紙で作り、駒の名を筆書きした。同僚と協力して手作りし、8月から中村署の玄関近くにつり下げた。 標語は、王将と角行にちなんだ冒頭の二つを含め、全部で九つ。署管内の名古屋市中村区で多発する二輪車事故と飛車をかけた「飛び出るよ 車の脇から 二輪車が」も自信作という。 県警によると、県内の今年の交通事故死者数は11月9日現在の暫定値で129人と全国最多。無事故・無違反の願いを金将の標語「ドライバー みんなで目指そう ゴールド免許」に込めた富永さん。「1手2手先を読んだ運転」と、「一歩一歩の心がけ」が大切と話している。(山下寛久) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
供述書から紡いだ加害者のリアル 「民衆暴力」に凝縮
「新政反対一揆、秩父事件、日比谷焼き打ち事件、関東大震災時の朝鮮人虐殺……何が人びとを駆り立てたのか」。この夏に出版され、話題の中公新書『民衆暴力』表紙の帯にはそう記されている。 同書は明治初期から大正にかけて起きた四つの事件を取り上げ、暴力をふるう側の論理と心情に迫った。元外務省主任分析官の作家、佐藤優(まさる)さん(60)は週刊現代に寄せた書評で、この本を手がかりにコロナ禍の「自粛警察」の背景を読み解き「戦前・戦中の翼賛の思想に通底する」と分析した。 著者の東京女子大学准教授、藤野裕子(ゆうこ)さん(44)が「歴史をとおして、暴力を見つめ、思考を鍛えることが必要だ」と書いたのに呼応するかのように、多くの読み手が、同書を日本の現状に引きつけ、民衆暴力から今日に通じる教訓をくみ取ろうと格闘している。 後世に残すべき貴重な訴訟記録が無造作に捨てられたり、活用から遠ざけられたりしています。その実情を検証し、是正への動きを6回にわたって追います。 藤野さんが「民衆暴力」を著すにあたって不可欠だったのが訴訟記録、中でも、暴力をふるった人たち自身の供述書や尋問調書だ。 藤野さんは「訴訟記録からよう… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル