「行けえー!」と絶叫が田園地帯に響いた。 福岡県飯塚市鯰田の田んぼで26日、飛距離1メートルにつき新米100グラムがもらえる「やり投げ大会」が開かれた。111人が出場し、真剣な表情でやりを放った。 地元有志でつくる実行委員会が地域振興の目的で2015年から毎年開き、今回で9回目。イネの切り株が残る田んぼが会場で、参加料は500円。賞品は会場や付近で収穫された新米だ。 今回は、4歳女児から76歳の高齢男性まで老若男女が参加した。市内を中心に、東京都や埼玉県から来た人もいた。 秋晴れの下、参加者は長さ2… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
茨城県笠間市の養鶏場で鳥インフルか 採卵鶏約7万2千羽を飼育
茨城県は26日、同県笠間市の養鶏場で、高病原性が疑われる鳥インフルエンザの感染が確認されたと発表した。この養鶏場では約7万2千羽の採卵鶏が飼育されている。 養鶏場の管理者が同日、県に通報し、家畜防疫員が現地で簡易検査を実施したところ一部で陽性が見つかった。養鶏場では感染を疑う症状が認められた時から、移動を自粛。遺伝子検査で高病原性と確認されれば、殺処分などの防疫措置がとられる。 県内では昨年11月から今年2月にかけて、高病原性鳥インフルエンザと確認された6農場の約430万羽が殺処分された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【そもそも解説】自衛隊が使うため空港・港を整備? 自治体の判断は
防衛力を強化するため、政府が全国の空港と港湾を整備する「公共インフラ整備」を進めようとしています。どんな背景や課題があるのでしょうか。 Q 防衛力を高めるための公共インフラ整備とは。 A 政府は昨年末に公表した防衛方針の文書で、空港や港のような施設を整備すると明記した。例えば、戦闘機が離着陸できるよう空港の滑走路を長くしたり、大きな艦艇が接岸できるよう港の海底を深く掘ったりする。予算は検討中だが、サイバーなど他の防衛関連分野も含めて2027年度に1兆円を見込む。 Q なぜ、米軍や自衛隊の基… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佐賀の鳥インフル、約4万羽の殺処分終了 鶏舎に残った卵も焼却へ
佐賀県鹿島市の養鶏場で確認された鳥インフルエンザについて、県は26日、この養鶏場の鶏計3万8265羽の殺処分を終えたと発表した。県は同日から鶏舎内のフンや飼料の回収、殺処分した鶏や卵などを密閉容器に詰める作業を進め、焼却処分を始めている。 この養鶏場では24日午後、死ぬ鶏が増えたとして県西部家畜保健衛生所に通報。25日朝には遺伝子検査で陽性が確定したことから、同日午前9時から殺処分を開始。26日午後2時50分に終えた。 26日午後4時までに県や鹿島市などの職員ら、のべ1062人が殺処分や現地対策本部、県内7カ所に設けた消毒ポイントでの作業などに従事した。県では、これまでに鳥インフルエンザを4回、この夏には豚熱でも殺処分を経験し、「これまでの経験もあり、全体的にトラブルなく終えることができた」(落合裕二副知事)としている。 殺処分した鶏は、今回、農場… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京・高円寺の住宅密集地で火災 5棟焼け、1人行方不明
【動画】東京都杉並区高円寺南5丁目で起きた住宅火災=読者提供 東京消防庁によると、26日午後8時40分ごろ、東京都杉並区高円寺南5丁目の住宅から出火し、計5棟(計約280平方メートル)が焼けた。60代の男性が行方不明になっており、別に1人が負傷したという。これ以上、周辺に燃え移る可能性は低いという。 現場はJR高円寺駅から南東約600メートルにある住宅密集地。 周辺でアルバイトをしていた男性(16)は、同日午後9時半ごろに火災現場付近を通りかかった。 燃えている一軒家の前に高齢女性が座り込んでいて「助けて」と叫んでいたという。男性はしばらく付き添ったといい、その間女性は「おじいちゃんを助けて」と話していたという。行方不明の男性との関係性は不明だという。(比嘉展玖、河原夏季) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
防衛力強化へ、政府が38施設をリストアップ 延伸や拡張の候補地に
防衛力強化のために全国の空港と港湾の整備を進める「公共インフラ整備」の原案が政府関係者への取材でわかった。自衛隊などが使いやすいよう延伸や拡張する候補地として、全国の空港14施設と港湾24施設の計38施設を選定している。政府は平時も訓練などで使うことを目指しているが、地元住民の理解が欠かせないため、空港などを管理する自治体が受け入れるかどうかが焦点となる。 政府関係者によると、整備の関連費用は来年度予算に盛り込む方針という。候補地は非公表。整備をするには、空港や港湾を管理する自治体の申請や合意が必要なため、水面下で自治体との協議を始めている。 原案などによると、政府は、有事の際の部隊の展開や、国民保護を主な目的とし、空港や港湾の強化を図ろうと計画。自治体と協議し、平時から自衛隊や海上保安庁が訓練などで円滑に利用できる枠組みも設けるとしている。 中国の軍備増強に合わせて進める防衛力の「南西シフト」の一環で、38施設のうち約7割の28施設(14空港、14港湾)が沖縄・九州に位置する。 特に沖縄の島々は滑走路の長… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日大の沢田副学長が辞任へ、酒井学長も辞任の方向 違法薬物事件巡り
日本大学アメリカンフットボール部の違法薬物事件への対応をめぐり、理事会で辞任を求められていた沢田康広副学長(競技スポーツ担当)が辞任する方針を固めた。26日、関係者への取材で分かった。「混乱を避けるため」として、27日にも辞任を申し出るという。酒井健夫学長も辞任する方向で調整している。 22日にあった日大の理事会では、一連の問題の責任の所在について議論された。酒井学長には年度末での、沢田副学長には即時の辞任が提案された。理事会で結論は出ず、2人は27日までに勧告を受け入れるかどうかの回答を求められていた。即時辞任を提案された沢田副学長は、業務の引き継ぎなどがあることから、年内での辞任を申し出る見通し。 先月公表された第三者委の報告書では、大麻の可能性が高い植物片を見つけながら12日間、警察に報告しなかった沢田副学長や、その対応を会見で「適切だ」と強調した林真理子理事長、酒井学長の対応などを問題視。「経営層の処分」に言及していた。林理事長は、22日の理事会で提案された減給50%(6カ月)を受け入れる意向を示しているという。(山本知佳、高嶋将之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
佐賀の鳥インフル、約4万羽の殺処分終了 鶏舎に残った卵も焼却へ
佐賀県鹿島市の養鶏場で確認された鳥インフルエンザについて、県は26日、この養鶏場の鶏計3万8265羽の殺処分を終えたと発表した。県は同日から鶏舎内のフンや飼料の回収、殺処分した鶏や卵などを密閉容器に詰める作業を進め、焼却処分を始めている。 この養鶏場では24日午後、死ぬ鶏が増えたとして県西部家畜保健衛生所に通報。25日朝には遺伝子検査で陽性が確定したことから、同日午前9時から殺処分を開始。26日午後2時50分に終えた。 26日午後4時までに県や鹿島市などの職員ら、のべ1062人が殺処分や現地対策本部、県内7カ所に設けた消毒ポイントでの作業などに従事した。県では、これまでに鳥インフルエンザを4回、この夏には豚熱でも殺処分を経験し、「これまでの経験もあり、全体的にトラブルなく終えることができた」(落合裕二副知事)としている。 殺処分した鶏は、今回、農場… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
拉致問題解決訴え、都内で集会 家族会代表「停滞は許されない」
後藤遼太2023年11月26日 17時00分 北朝鮮による拉致被害者の早期救出を求める「国民大集会」が26日、東京都千代田区で開かれた。「全拉致被害者の即時一括帰国」の実現を日本政府と北朝鮮に求める決議を採択した。 拉致被害者の横田めぐみさん(拉致当時13)の弟で、拉致被害者家族連絡会(家族会)の横田拓也代表が冒頭に登壇。岸田文雄首相が5月の国民大集会で「(日朝首脳会談実現に向けて)私直轄のハイレベルで協議を行っていきたい」と踏み込んだことに触れ「しっかり前進しているのでしょうか。停滞は許されません。拉致は時間的制約がある重大な人権・人道問題です」と問いかけた。 壇上に立った岸田首相は「切実な思い、痛切な声を聞かせていただいた」とした上で、首脳会談について「様々なルートを通じて様々な働きかけを絶えず行っている。一層強めていく」などと述べた。 めぐみさんの母・早紀江さん(87)は「(拉致被害者が)『早く来て、なんで助けてくれないの』と言っている気がする。命がかかっています。どうか取り戻していただきたい」と訴えた。 拉致被害者の曽我ひとみさん(64)も登壇した。一緒に拉致されて行方が分かっていない母・ミヨシさん(当時46)について「こんなにも長い間母と会うことができず、今目の前に現れても本当に母だと思えるのだろうかと思うことがあります。本当に恥ずかしくて悲しいです」と打ち明けた。 拉致被害者の家族は高齢化が進んでいる。今月1日には、1963年に能登半島沖で行方不明になった寺越昭二さん(当時36)の次男で家族会の一員でもある北野政男さんが72歳で亡くなった。会場では、北野さんを悼み、黙禱(もくとう)が捧げられた。(後藤遼太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません 【紙面ビューアー機能も使える】プレミアムコースが2カ月間無料!お得なキャンペーン実施中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
舞台で伝えたい「近所づきあい」 学生に脚本を書かせた二度の後悔
ご近所付き合い、していますか――。 かつては当たり前にあった地域の交流をテーマにした劇の脚本を、一人の大学生が手がけた。自身が経験した2度の後悔が、執筆に駆り立てた。 追手門学院大(大阪府茨木市)経済学部3年の菅野咲月(さつき)さん(21)が生まれ育ったのは、兵庫県宝塚市の山あいにある小さな集落だ。 「植木のおじいちゃん」との日課 高校生の時は吹奏楽部の朝練に行くため、自宅を出るのはまだ辺りが薄暗い朝5時だった。 「おはよう。いってらっしゃい」 近所に住むおじいちゃんは、庭の手入れをしながら、いつもあいさつをしてくれた。 名前も知らない。「植木のおじいちゃん」と呼んでいた。毎朝、あいさつを交わすのが日課だった。 高2の冬のある日。いつものように家の前を通ると、庭におじいちゃんがいない。次の日も。その次の日も。 しばらくすると、近所でうわさが広まった。独居老人だったおじいちゃんが自宅で亡くなった、と。 「私がもっと関わっていれば……」と悔やんだ。 菅野さんが脚本を書いた劇が上演されます 12月1~3日、大阪府茨木市西安威2丁目の追手門学院大安威キャンパスで。無料。予約は専用フォーム(https://stage.corich.jp/stage_main/262029)から。 知らなかったおばあちゃんの苦境 もう一つ、後悔を経験した。 小学生の頃は両親が共働きで、近所の人たちに支えてもらった。隣に住むおばあちゃんは時々、おいしい夕食を作ってくれた。織物が得意で、服のデザインもできる芸達者な女性だった。 失恋した時には、おばあちゃ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル