名古屋刑務所の刑務官が受刑者に暴行を重ねていた問題を受け、法務省は、刑務所などの運営をチェックする「刑事施設視察委員会」制度の在り方を見直している。塀の中に市民の目を取り入れる狙いで導入され、視察委の意見をもとに運営が改善されたケースがある一方、形骸化も懸念されている。どうしたら実効性を高められるか――。 「真摯(しんし)に(視察委の)意見を受け止めて対応せず、事案の発見に至らなかった」。暴行問題を検証した同省の第三者委員会は6月にまとめた提言書で、名古屋刑務所の視察委への姿勢を批判した。 視察委は2019~22年度に計151件、職員の言動の実情を調査するよう名古屋刑務所に依頼した。20~21年度には「所内での調査には限界がある」とも指摘したが、「不適切な事実は認められない」とされた。 だが、受刑者のけがを端緒に、実際には21年11月以降、刑務官22人が受刑者3人の顔をたたいたり、胸ぐらをつかんだりする暴行や申し出を無視するといった行為が繰り返され、不適切な言動は419件に上っていた。 生かされなかった匿名の手紙 視察委によれば、視察委は2… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
酒気帯び運転で歩行者を負傷させた疑い 会社員を逮捕 宮城県警
19日午前5時ごろ、宮城県名取市上余田の県道で、歩いていた仙台市太白区中田3丁目のアルバイトの男性(27)が乗用車にはねられ、搬送先の病院で死亡が確認された。 県警は、名取市増田3丁目の会社員の男(39)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。容疑を認めているという。県警は、容疑を過失運転致傷から過失運転致死に切り替えて捜査する方針。 現場は横断歩道がない直線道路。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
泥酔状態で女性の体を押しつける 北海道警、警察官を暴行容疑で逮捕
北海道警は19日、女性の体を壁面に押しつけるなどの暴行を加えたとして、小樽署警備課の巡査部長・渋谷徹容疑者(24)=小樽市花園3丁目=を暴行の疑いで現行犯逮捕し、発表した。認否は確認できていないという。 監察官室によると、渋谷容疑者は19日午前11時25分ごろ、札幌市中央区の路上で20代女性が着ていたパーカのフードを引っ張り、その体をコンクリートの壁面に押しつけた疑いがある。 渋谷容疑者は、被害者の女性を含む男女複数人と前夜から飲酒していたといい、逮捕時は泥酔状態だったという。 葛西浩司監察官室長は「捜査結果を踏まえ厳正に対処いたします」との談話を出した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋晴れの下、188人が快走 大分で国際車いすマラソン
第42回大分国際車いすマラソンが19日、大分市であった。障害の程度で各3クラスに分けられたマラソン(42・195キロ)とハーフマラソンに、海外15カ国を含む計188人が出場。秋晴れの大分路を快走した。 最も障害の軽いクラスのマラソンでは、男子が東京パラリンピック金メダリストのマルセル・フグ(37)=スイス=が1時間17分51秒で11回目の優勝を果たし、5連覇を達成。国内勢では鈴木朋樹(29)が1時間23分58秒で2位に入った。 女子は、大会初出場のカテリーヌ・デブルナー(28)=スイス=と、マニュエラ・シャー(38)=同=が1時間35分11秒の同タイムでゴールしたが、着順でデブルナーが初優勝した。最も障害が重いクラスでは、ピーター・ドゥ・プレア(43)=南アフリカ=が2時間31分07秒で、7連覇を果たした。(倉富竜太) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
WRC日本大会ラリージャパン閉幕 トヨタが表彰台独占
愛知県豊田市の豊田スタジアムを起点に開かれていた世界ラリー選手権(WRC)の日本大会「ラリージャパン」は19日、豊田市と岐阜県恵那市などでの競技で4日間の熱戦を終え、スタジアムでのセレモニーで閉幕した。 自治体として初めて自動車競技の運営主体となった豊田市は、ピッチの天然芝をアスファルトに張り替えて競技エリアに提供し、観客増や盛り上げを図った。 市などでつくる大会実行委員会によると、スタジアムなど有料観客席で9万300人が競技を観戦。パブリックビューイングなど、各地のイベント会場では5万8600人、移動区間の沿道では38万8千人が、F1と並ぶ自動車競技の最高峰を楽しんだ。 優勝したエルフィン・エバンス選手(英)をはじめ、トヨタが1~3位と表彰台を独占。トヨタ所属で、愛知県長久手市出身の勝田貴元選手は総合5位に入った。 ラリージャパンは2024年も愛知、岐阜県で11月21~24日に開かれる。(中川史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鈴鹿サーキットでオートバイレース中に転倒 大阪の男性が死亡
19日午後3時5分ごろ、三重県鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキット国際レーシングコースで開かれていたオートバイのレース中、大阪市鶴見区のオートバイ販売業吉田和憲さん(54)がホームストレートで転倒し、全身を強く打って間もなく死亡した。 鈴鹿署によると、レースには45台が参加。1台が転倒したところに吉田さんらの後続車が突っ込み、計4台が転倒したという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【専門家に聞く】刑務所をチェックする視察委、どんな仕組みが理想?
名古屋刑務所の刑務官が受刑者に暴行を重ねていた問題を受け、法務省は、刑務所などの運営を第三者の視点でチェックする「刑事施設視察委員会」制度の在り方を見直している。どんな仕組みをめざすべきなのか。有識者に聞いた。(聞き手・村上友里、高橋俊成) 今回の名古屋刑務所の問題は、刑務所で「行刑改革会議」の提言をふまえた運用がされていたかどうか、反省する機会になった。刑務所全体のあり方をもう一度考えるチャンスだ。 視察委は、閉鎖的な刑務所が内部を外に見せるようになった点で重要な意味はある。ただ、現状は、医師や弁護士ら専門家と、地域の一般市民から構成されている。意見をまとめる際、専門的に踏み込んだ意見を出しづらいという指摘もある。 視察委の権限を高めることは大事だが、仕事をしながら視察委員を務めている人が多く、活動には限界もある。イギリスのように、市民によるチェックとは別に、専従して運用をチェックする「査察官」の仕組みも検討すべきではないか。 名古屋刑務所視察委員会委員長の川本一郎弁護士 今回の事件が起きていた時も視察を重ねていたが、事実関係を確認できなかった。視察委制度が機能不全に陥っていることがはっきりした。視察委が、受刑者の不服や不満を確実に吸い上げる仕組みが必要だ。 無作為に選んだ受刑者への面… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
盛岡で民家全焼、焼け跡から1人の遺体 8歳男児の行方不明
19日午前8時20分ごろ、盛岡市三ツ割の元居和子さん(71)方から出火、木造2階建てが全焼し、焼け跡から1人の遺体が発見された。元居さんの長女(32)も、のどにやけどを負った。 盛岡東署によると、出火当時は元居さん親子と、長女の長男(8)の3人がいたが、長男の行方がわからないという。同署で出火原因や遺体の身元を調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「欲しい物はお金払って」ダンディ坂野さんら 非行防止呼びかけ
子どもに防犯意識を高めてもらおうと、警視庁少年育成課は19日、イオンモールむさし村山(東京都武蔵村山市)でトークイベントを開いた。お笑い芸人のダンディ坂野さんや、俳優で小学1年生の永尾柚乃さんが参加した。 イベントでは坂野さんらが子どもらと一緒に「万引き」は窃盗罪という犯罪であることや、防犯標語「いかのおすし」の内容を確認。坂野さんは「欲しい物はお金を払ってゲッツ」。永尾さんは「(夕方を知らせる)チャイムが鳴ったらおうちへ帰ろう」と呼びかけた。 都内の高校生以下を対象に募集した非行防止啓発ポスターの表彰式もあり、都内160校から寄せられた1670点の中から選ばれた12点の作者に賞状が渡された。佐野裕子・生活安全部長は「子どもを狙った性犯罪などが増えている。不安に思ったら気軽に(警察へ)相談を」と呼びかけた。 「いかのおすし」は子どもを犯罪から守る標語。ついて「いか」ない▽車に「の」らない▽「お」おごえを出す▽「す」ぐに逃げる▽大人に「し」らせる――といった意味をもつ。(御船紗子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
施術と称し女性客の下半身触った疑い、元整体院長を逮捕 東京・荒川
整体院で施術と称して女性客の体を触ったとして、警視庁は東京都足立区青井2丁目の職業不詳の男(32)を不同意性交の疑いで逮捕し、19日に発表した。男は「違います。詳しくは弁護士と相談します」と容疑を否認している。 「違います」容疑を否認 荒川署によると、男は7月31日午後、荒川区の整体院で施術を装い、50代の女性客の下半身を触るなどわいせつな行為をした疑いがある。男は当時、整体院の院長で、整体師として施術をしていた。 院内には当時、受付に女性従業員がいたが、男はカーテンなどで仕切られた個室で施術していた。女性客が署に相談して発覚したという。別の女性客1人からも同様の被害を男から受けたという相談があり、署はさらに調べる。(板倉大地) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル