本日、仙台管区気象台から発表された長期予報によると、10月は気温が高く、秋の深まりはゆっくりとなりそうです。ただ、11月~12月はほぼ平年並みの気温に戻り、冬の便りが続々と届くでしょう。また、冬(12月~2月)の気温はほぼ平年並みで、東北日本海側の降雪量はほぼ平年並みになる見込みです。記録的な暖冬だった去年とは違い、東北らしく寒い冬となりそうです。冬支度は早めに進めておきましょう。 11月~ 季節は秋から急速に冬へ 12月は山沿いを中心に大雪の恐れも 10月 秋の深まりはゆっくり 気温は高く、紅葉の色づきなど、秋の深まりはゆっくりとなりそうです。ただ、朝晩と昼間の気温差が大きくなりますので、体調管理にお気をつけください。 降水量はほぼ平年並みの予想ですが、台風が発生し日本列島に近づく恐れがあります。また、台風周辺の非常に暖かく湿った空気が秋雨前線の活動を活発化させ、大雨となる恐れもあります。引き続き、大雨への備えが必要です。 11月 冬支度はお早めに 日本海側 一時的に西高東低の冬型の気圧配置になり、平地でも初雪が観測される可能性があります。季節は秋から急速に冬に向かいますので、車のタイヤ交換など、冬への準備を進めてください。 太平洋側 勢力の強い移動性高気圧におおわれ、秋晴れとなる日が多い見込みです。 12月 大雪やなだれなどに注意 日本海側 一時的に冬型の気圧配置が強まり、山沿いを中心に大雪となる恐れがあります。大雪による交通機関の乱れ、なだれなどに注意してください。 太平洋側 低気圧の影響を受けやすく、降水量は平年並みか多い予想です。ただ、晴れて空気の乾燥する日もあり、火の取り扱いに注意が必要です。 2020年12月~2021年2月 例年通りの厳しい寒さに 今シーズンは東北らしく寒い冬になり、太平洋側で雨の量が多くなるという特徴があります。雨や雪が降り冷え込みが強まると、橋や歩道橋の上など、路面が凍結する恐れがあります。シーズン初めは冬道に不慣れでスリップ事故が起こりやすくなりますので、最新の気象情報に注意してください。 なお、冬の天候に影響の大きい北極振動の予想は難しく、現時点では考慮できていませんので、予報には不確実性があります。最新の予報をこまめに確認してください。 日本気象協会 東北支社 髙橋 衡平 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
小池都知事が記者会見9月25日(全文2完)五輪を安全に開くための工夫が重要(THE PAGE)
菅氏への苦手意識は? 東京新聞:東京新聞の小倉と申します。よろしくお願いします。知事はおととい新政権発足後に初めて菅総理と会談されまして、各種報道では和解を演出したとか、関係改善のアピールといった指摘が上がりました。そうした背景にはこれまでのお二方の関係性、菅さんの東京問題発言ですとか、Go To トラベルの批判、古くは税収の格差是正ですとか、自民党総裁選などでもさまざまな対立があったとされています。 過去を総括する意味でお聞きしたいのですけれども、そうした経緯から知事ご自身はそうした、ちまたでいわれているような、菅氏との関係性、不仲ですとか天敵、因縁の相手、苦手意識といった、そういった認識っていうのはされておられたのでしょうか。 小池:されておられません。以上です。 東京新聞:そうしますと都庁内でも知事と菅総理とのこれまでの対立関係を懸念する声は上がっていますけれども、今後総理との連携で課題になるようなことは何かお考えありますでしょうか。 小池:やはり自治体として必要な、また自治体だからこそ分かることなどがございます。それらを連携して意見交換をしていく、そして課題解決ということを目指すのは当然のことではないかというふうに思っております。 東京新聞:ありがとうございます。 五輪の来夏開催に向けての考えを聞きたい 朝日新聞:朝日新聞の荻原と申します。東京オリンピック・パラリンピックについてお伺いします。昨日からIOCの調整委員会も始まりましたが、そちらでも来夏の開催に向けて積極的な発言が出ていますが、一方で今月発表された東京商工リサーチの調査で、都内に本社を置く企業の半数以上が、来夏の開催について中止または延期を望んでいるとの結果がでました。この結果を知事ご自身はどのように受け止められますでしょうか、その上で来夏の開催に向けてのお考えをお聞かせください。 小池:ただ今の調査うんぬんの話については私、承知をよくしておりません。どの段階での調査なのかということもありますでしょうし、またきのう、バッハ会長とオンラインで結んだ会議体におきましては、IOC、そしてバッハ会長をはじめとする方々についての積極的なご発言があったことかと思います。 また2回目のコロナ対策調整会議も開かれています。これは国のイニシアチブでどのような形でこの大会を安全・安心に開くことができるかということで、組織委員会、そして東京都などが対応を議論しているというところであります。アスリートの出入国の仕方であるとか、極めて具体的な話をいたしているところでございます。 これによって大会の開催が見えざる敵であります新型コロナウイルスに打ち勝つその証しとして、また世界共通の絆を証明する、そのような大会にすべしという、共通の思いで進めているものでございますので、そうやって大会が安全に安心に開かれるような工夫、そしてまたこれからの世界におけるさまざまな対策を進めるということを確実に行うことが何よりも重要だというふうに思っております。 これから今日も調整会議開かれているところでありますので、これら、どのような形で大会を開催していくか、より具体的なことをいろいろと詰めていくことになろうかというふうに考えております。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
小池都知事が記者会見9月25日(全文2完)五輪を安全に開くための工夫が重要(THE PAGE)
菅氏への苦手意識は? 東京新聞:東京新聞の小倉と申します。よろしくお願いします。知事はおととい新政権発足後に初めて菅総理と会談されまして、各種報道では和解を演出したとか、関係改善のアピールといった指摘が上がりました。そうした背景にはこれまでのお二方の関係性、菅さんの東京問題発言ですとか、Go To トラベルの批判、古くは税収の格差是正ですとか、自民党総裁選などでもさまざまな対立があったとされています。 過去を総括する意味でお聞きしたいのですけれども、そうした経緯から知事ご自身はそうした、ちまたでいわれているような、菅氏との関係性、不仲ですとか天敵、因縁の相手、苦手意識といった、そういった認識っていうのはされておられたのでしょうか。 小池:されておられません。以上です。 東京新聞:そうしますと都庁内でも知事と菅総理とのこれまでの対立関係を懸念する声は上がっていますけれども、今後総理との連携で課題になるようなことは何かお考えありますでしょうか。 小池:やはり自治体として必要な、また自治体だからこそ分かることなどがございます。それらを連携して意見交換をしていく、そして課題解決ということを目指すのは当然のことではないかというふうに思っております。 東京新聞:ありがとうございます。 五輪の来夏開催に向けての考えを聞きたい 朝日新聞:朝日新聞の荻原と申します。東京オリンピック・パラリンピックについてお伺いします。昨日からIOCの調整委員会も始まりましたが、そちらでも来夏の開催に向けて積極的な発言が出ていますが、一方で今月発表された東京商工リサーチの調査で、都内に本社を置く企業の半数以上が、来夏の開催について中止または延期を望んでいるとの結果がでました。この結果を知事ご自身はどのように受け止められますでしょうか、その上で来夏の開催に向けてのお考えをお聞かせください。 小池:ただ今の調査うんぬんの話については私、承知をよくしておりません。どの段階での調査なのかということもありますでしょうし、またきのう、バッハ会長とオンラインで結んだ会議体におきましては、IOC、そしてバッハ会長をはじめとする方々についての積極的なご発言があったことかと思います。 また2回目のコロナ対策調整会議も開かれています。これは国のイニシアチブでどのような形でこの大会を安全・安心に開くことができるかということで、組織委員会、そして東京都などが対応を議論しているというところであります。アスリートの出入国の仕方であるとか、極めて具体的な話をいたしているところでございます。 これによって大会の開催が見えざる敵であります新型コロナウイルスに打ち勝つその証しとして、また世界共通の絆を証明する、そのような大会にすべしという、共通の思いで進めているものでございますので、そうやって大会が安全に安心に開かれるような工夫、そしてまたこれからの世界におけるさまざまな対策を進めるということを確実に行うことが何よりも重要だというふうに思っております。 これから今日も調整会議開かれているところでありますので、これら、どのような形で大会を開催していくか、より具体的なことをいろいろと詰めていくことになろうかというふうに考えております。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
北日本太平洋側では暴風・高波のおそれ 大雨にも警戒を(ウェザーマップ)
北日本の太平洋側では、26日(土)にかけて海上を中心に非常に強い風が吹き、海は大しけとなるため、暴風や高波に警戒が必要となる。また、北日本では26日にかけて大雨となる所があり、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。 台風から変わった低気圧が関東の東を北上し、26日にかけて発達しながら日本の東に進む見通し。低気圧の北側では、オホーツク海に中心を持つ高気圧との間で気圧の傾きが非常に大きくなる見込み。一方、紀伊半島の南には前線を伴った低気圧があって、東北東へ進んでいる。25日(金)午後5時半現在、近畿から北海道にかけて広い範囲で雨が降り、局地的に雨が強まっているところがある。 暴風・高波 北日本の太平洋側では、26日にかけて海上を中心に非常に強い風が吹き、海はうねりを伴って大しけとなるため、暴風やうねりを伴った高波に警戒したい。 大雨 西日本太平洋側の大雨の峠は越えたが、これまでの大雨で土砂災害の危険度が高い所があり、東北太平洋側では降り続く雨により土砂災害の危険度が高まっている所がある。 北日本の太平洋側では低気圧の北上の影響で、26日にかけて激しい雨が降り、大雨となる所がある。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
北日本太平洋側では暴風・高波のおそれ 大雨にも警戒を(ウェザーマップ)
北日本の太平洋側では、26日(土)にかけて海上を中心に非常に強い風が吹き、海は大しけとなるため、暴風や高波に警戒が必要となる。また、北日本では26日にかけて大雨となる所があり、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。 台風から変わった低気圧が関東の東を北上し、26日にかけて発達しながら日本の東に進む見通し。低気圧の北側では、オホーツク海に中心を持つ高気圧との間で気圧の傾きが非常に大きくなる見込み。一方、紀伊半島の南には前線を伴った低気圧があって、東北東へ進んでいる。25日(金)午後5時半現在、近畿から北海道にかけて広い範囲で雨が降り、局地的に雨が強まっているところがある。 暴風・高波 北日本の太平洋側では、26日にかけて海上を中心に非常に強い風が吹き、海はうねりを伴って大しけとなるため、暴風やうねりを伴った高波に警戒したい。 大雨 西日本太平洋側の大雨の峠は越えたが、これまでの大雨で土砂災害の危険度が高い所があり、東北太平洋側では降り続く雨により土砂災害の危険度が高まっている所がある。 北日本の太平洋側では低気圧の北上の影響で、26日にかけて激しい雨が降り、大雨となる所がある。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
今年の冬は寒冬? 暖冬? どうなるラニーニャ現象続く冬(tenki.jp)
ラニーニャ現象が冬にかけても続く可能性が高くなっています。ラニーニャ現象時の冬は、東日本から西で気温が低くなる傾向があります。今年の冬の天気や気温の傾向をまとめました。 ラニーニャ現象 東日本から西で気温が低くなる傾向 今後、冬にかけてもラニーニャ現象が続く可能性が高い予想となっています。ラニーニャ現象時の冬は、特に東日本から西で気温が低くなる傾向があります。 前回、ラニーニャ現象が発生した2017/18年の冬は全国的に寒い冬になりました。特に西日本で気温の平年差が-1.2℃と低く、-2.1℃を記録した1985/86年の冬以降の32年間で最も寒い冬でした。日本海側の降雪量は多く、北陸などで記録的な大雪にも見舞われました。 今年の冬は寒い冬? 冬にかけて ラニーニャ現象が続く可能性が高いため、上の図のように、太平洋の海面水温は、中・東部赤道域では低い一方、西部熱帯域では高く積乱雲の発生が多くなる予想です。この影響により、上空の偏西風は、日本付近では南に蛇行し、西まわりで寒気が流れ込みやすくなるでしょう。 今年の冬は、北からの寒気は弱いため、北日本の気温は平年並みか高い見込みです。北日本の日本海側の降雪量も平年並みか少ないでしょう。一方、東日本や西日本、沖縄や奄美の気温は、ほぼ平年並みの見込みですが、低温の確率はやや大きくなっています(低40%:並30%:高30%)。地球温暖化の影響等により大気全体の温度が高いものの、寒気が流れ込みやすいため、このような予想となっています。また、冬型の気圧配置がやや強く、西日本の日本海側では降雪量が平年並みか多くなるでしょう。 近年は暖冬傾向が多く、特に2019/20の冬は、記録的な暖冬で、日本海側の雪も記録的に少なくなりました。一転して、今年は冬らしく厳しい寒さの日が多くなり、西日本の日本海側では降雪量も多くなる可能性があります。本格的な冬が訪れる前に、暖房やストーブの点検、厚手のコートや冬用タイヤの準備など冬支度を進めておくと良さそうです。 北日本:北海道・東北 東日本:関東甲信・北陸・東海 西日本:近畿・四国・中国・九州 日本気象協会 本社 吉田 友海 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
今年の冬は寒冬? 暖冬? どうなるラニーニャ現象続く冬(tenki.jp)
ラニーニャ現象が冬にかけても続く可能性が高くなっています。ラニーニャ現象時の冬は、東日本から西で気温が低くなる傾向があります。今年の冬の天気や気温の傾向をまとめました。 ラニーニャ現象 東日本から西で気温が低くなる傾向 今後、冬にかけてもラニーニャ現象が続く可能性が高い予想となっています。ラニーニャ現象時の冬は、特に東日本から西で気温が低くなる傾向があります。 前回、ラニーニャ現象が発生した2017/18年の冬は全国的に寒い冬になりました。特に西日本で気温の平年差が-1.2℃と低く、-2.1℃を記録した1985/86年の冬以降の32年間で最も寒い冬でした。日本海側の降雪量は多く、北陸などで記録的な大雪にも見舞われました。 今年の冬は寒い冬? 冬にかけて ラニーニャ現象が続く可能性が高いため、上の図のように、太平洋の海面水温は、中・東部赤道域では低い一方、西部熱帯域では高く積乱雲の発生が多くなる予想です。この影響により、上空の偏西風は、日本付近では南に蛇行し、西まわりで寒気が流れ込みやすくなるでしょう。 今年の冬は、北からの寒気は弱いため、北日本の気温は平年並みか高い見込みです。北日本の日本海側の降雪量も平年並みか少ないでしょう。一方、東日本や西日本、沖縄や奄美の気温は、ほぼ平年並みの見込みですが、低温の確率はやや大きくなっています(低40%:並30%:高30%)。地球温暖化の影響等により大気全体の温度が高いものの、寒気が流れ込みやすいため、このような予想となっています。また、冬型の気圧配置がやや強く、西日本の日本海側では降雪量が平年並みか多くなるでしょう。 近年は暖冬傾向が多く、特に2019/20の冬は、記録的な暖冬で、日本海側の雪も記録的に少なくなりました。一転して、今年は冬らしく厳しい寒さの日が多くなり、西日本の日本海側では降雪量も多くなる可能性があります。本格的な冬が訪れる前に、暖房やストーブの点検、厚手のコートや冬用タイヤの準備など冬支度を進めておくと良さそうです。 北日本:北海道・東北 東日本:関東甲信・北陸・東海 西日本:近畿・四国・中国・九州 日本気象協会 本社 吉田 友海 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
愛知県選管、リコール署名簿縦覧で全体の閲覧を認める方針 個人情報保護に限界 総務省「法改正も検討」(InFact)
愛知県で大村秀章知事に対するリコール(解職)を求める署名活動が行われている中、県の選挙管理委員会が、署名簿の縦覧を実施する場合、有権者から要求があれば署名簿全体の縦覧を拒否しない方針を固めたことがわかった。選管は個人情報保護に配慮して全体の縦覧を拒否する運用も検討していたが、法制度上、不可能と判断した。 申し出に応じて確認した部分だけを見せるのを基本とし、全体の縦覧は要求がある場合に限るとしている。ただ、署名者の情報が第三者にみられる可能性は否定できず、縦覧制度のあり方は法改正を含めて議論が必要だ。(楊井人文、田島輔) 署名簿全体の閲覧拒否は不可能と判断 知事のリコールを求める署名が期限までに一定数(今回の愛知県のケースでは約86万5千人)に達すると、署名簿は選管に提出される。選管での審査を経て、7日間、市町村の有権者に「縦覧」させ、署名の有効性について異議の申立ができるようになっている。従来は、有権者が署名簿全体を自由に縦覧できる運用が行われてきた。 愛知県の選管では、個人情報保護の観点から制限的な運用を検討。(1)基本的には、申し出に応じて確認したい範囲に応じて、その部分だけを見せる(自分の署名だけ、家族のものだけ)、(2)法制度上、すべての署名を見たいという人を断れないので、そのような要求があった人に限り署名簿全体を見せる、(3)ただし、写真撮影、複写は禁止し、メモを取る場合には異議申し立てに必要な範囲でメモを許可することにして、個人情報保護には配慮する、という方針を決めた。9月25日、インファクトの取材に対して明らかにした。 愛知県選管は当初、署名簿全体を見たいとの申し出があっても断る方向で検討していた。だが、総務省と相談した結果、「縦覧」制度がある以上、全体を見たいという要求があれば拒否できないと判断したようだ。ただ、縦覧に来た人すべてに署名簿全体を見せるのではなく、全体を見たいと申し出た人だけに見せる運用を行うという。写真撮影や複写の禁止、メモの制限といったルールは、他の自治体の選管でも導入しているが、愛知県も取り入れる。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
愛知県選管、リコール署名簿縦覧で全体の閲覧を認める方針 個人情報保護に限界 総務省「法改正も検討」(InFact)
愛知県で大村秀章知事に対するリコール(解職)を求める署名活動が行われている中、県の選挙管理委員会が、署名簿の縦覧を実施する場合、有権者から要求があれば署名簿全体の縦覧を拒否しない方針を固めたことがわかった。選管は個人情報保護に配慮して全体の縦覧を拒否する運用も検討していたが、法制度上、不可能と判断した。 申し出に応じて確認した部分だけを見せるのを基本とし、全体の縦覧は要求がある場合に限るとしている。ただ、署名者の情報が第三者にみられる可能性は否定できず、縦覧制度のあり方は法改正を含めて議論が必要だ。(楊井人文、田島輔) 署名簿全体の閲覧拒否は不可能と判断 知事のリコールを求める署名が期限までに一定数(今回の愛知県のケースでは約86万5千人)に達すると、署名簿は選管に提出される。選管での審査を経て、7日間、市町村の有権者に「縦覧」させ、署名の有効性について異議の申立ができるようになっている。従来は、有権者が署名簿全体を自由に縦覧できる運用が行われてきた。 愛知県の選管では、個人情報保護の観点から制限的な運用を検討。(1)基本的には、申し出に応じて確認したい範囲に応じて、その部分だけを見せる(自分の署名だけ、家族のものだけ)、(2)法制度上、すべての署名を見たいという人を断れないので、そのような要求があった人に限り署名簿全体を見せる、(3)ただし、写真撮影、複写は禁止し、メモを取る場合には異議申し立てに必要な範囲でメモを許可することにして、個人情報保護には配慮する、という方針を決めた。9月25日、インファクトの取材に対して明らかにした。 愛知県選管は当初、署名簿全体を見たいとの申し出があっても断る方向で検討していた。だが、総務省と相談した結果、「縦覧」制度がある以上、全体を見たいという要求があれば拒否できないと判断したようだ。ただ、縦覧に来た人すべてに署名簿全体を見せるのではなく、全体を見たいと申し出た人だけに見せる運用を行うという。写真撮影や複写の禁止、メモの制限といったルールは、他の自治体の選管でも導入しているが、愛知県も取り入れる。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「谷底のダンジョン」ただいま改造中 変わり続ける渋谷
国内有数のターミナル駅で、複雑な構造から「迷宮」とも評される東京・渋谷。その駅周辺で、100年に1度といわれる大規模な再開発が続いている。10月には駅の顔として長年親しまれた建物の解体が始まる。流行の発信地シブヤはどう変わっていくのか。 拡大する10月に解体が予定される旧東急百貨店東横店西館(中央右)。同左は渋谷スクランブルスクエア=2020年9月25日午前8時46分、東京・渋谷、諫山卓弥撮影 東急が中心となった九つの再開発プロジェクトが並行して進む渋谷。2012年以降、渋谷ヒカリエ、渋谷キャスト、渋谷ストリームといった大規模なビルが次々に建設され、昨年には新たに渋谷スクランブルスクエアと渋谷フクラスが加わった。 渋谷駅は地形的に谷底に位置する。鉄道の線路や国道246号などで地域は分断され、駅構内も鉄道各社の都合で増改築を重ねたため、地上から地下深くまで構造がどんどん複雑になっていった。移動のしづらさは長年の懸案だった。 めざすのは「回遊性の高い街」 27年度まで続く再開発は、これまでの建物を大型のビルに建て替えるだけでなく、こうした懸案を解決する目的もある。 分断された地域をスムーズに移動するにはどうすればよいか。その答えの一端は、26日から使えるようになる新たな歩行者デッキにある。 渋谷フクラスの2階から長さ約… 2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル