「尾道マッチ今昔物語」と題した企画展が、広島県尾道市土堂1丁目の尾道商業会議所記念館で開かれている。かつて飲食店や企業、銀行などが配った広告マッチ約550点が並び、個性的なデザインが目を引く。 マッチは、実用品を兼ねた広告媒体だった。1970年代に登場した安価なライターにやがて取って代わられるが、喫茶店やバーなど飲食店や企業がデザインで個性を競い、コレクターにも人気だった。 展示しているのは戦後の高度成長期を中心にした広告マッチ。今はない店のものも少なくない。観光名所・千光寺公園や68年開通の尾道大橋をスケッチしたものや、過去に開かれていた「尾道大菊人形展」をPRするマッチも。夜のお店が配ったマッチの中には、なまめかしいデザインのものもあり、一大歓楽街があった時代を思わせる。 形状も様々。おなじみの箱形のほか、広告面積の多い三角型、厚紙でできたのを1本ずつちぎって使うブックマッチ型もある。 いずれも尾道学研究会の所蔵。コレクター3人から寄贈されたうちの一部という。市商工課の担当者は「インターネットがない時代の小さな広告から、当時の世相が読み取れる。過ぎし日の尾道を振り返ってほしい」と話す。 10月28日まで。無料。午前10時~午後6時。木曜休館(祝日は開館)。(北村哲朗) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
森山未来で映像化 エトガル・ケレットの「外」全文掲載
新型コロナウイルスの感染を防ぐため、皆が家の中に閉じこもる。「ロックダウン」という未知の経験の中で、イスラエルの作家エトガル・ケレットが一つの短編小説を書きました。翻訳全文を掲載します。 拡大する「外」を原作にした映像作品「OUTSIDE」に出演する森山未來(C)Noam Levinger エトガル・ケレット 「外」 夜間外出禁止令が解除されてから三日経つが、明らかに誰も家から出て来ようとしないのであった。よくわからない理由で、一人きりであろうが家族とであろうがみんな家の中に留まりたがったのだが、おそらくはただ単にあらゆる他人から離れていたかったのだろう。かなりの長い時間を家で過ごした後ゆえに、今ではみんなこれに慣れてしまっていた。仕事のために出勤しないこと、モールに買い物に行かないこと、カフェで友達と会わないこと、大学時代の元クラスメイトに不意にふわっとした握手をされるなんてことがないことに。 政府は人々が適応するのに数日間の猶予を与えたが、事態の好転が見込めないということが明らかになると、もう選択の余地はなかった。警察や軍隊がドアをノックしては人々に家から出るように命じ始めた。 エトガル・ケレット 1967年イスラエル生まれ、テルアビブ在住。邦訳に短編集『突然ノックの音が』やエッセー『あの素晴らしき七年』など。40カ国以上で読まれている 120日間の隔離生活のあとだ… 【8/7まで】シンプルコース(月額980円)が今ならキャンペーン中!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京都で新たに300人以上の感染確認 過去最多を更新
東京都内で23日、新型コロナウイルスの感染者が新たに300人以上確認されたことが都への取材でわかった。300人を超えるのは初めてで、17日の293人を超え過去最多を更新する見通しとなった。 都内の感染者数は22日に238人が確認され、累計で1万人を超えていた。月別では7月の感染者数が3829人となり、最多だった緊急事態宣言下の4月の3748人を上回っていた。 100人を超えるのは15日連続で、感染者が200人を超えるのは3日連続。7月は検査数の増加に伴って感染者が増え、1日あたり200人以上となったのは22日までに計9日間あった。検査件数が4千件を超える日が増えた一方で、週平均の陽性率も6・7%(21日時点)と1日時点の3・9%から上昇傾向にある。 小池知事は22日の臨時会見で、23日からの4連休について「外出するなら、感染予防・感染対策を万全にしていただきたい。外出はできるだけ控えていただきたい」と外出自粛を呼びかけていた。 【動画】増え続ける新型コロナウイルスの新規感染者。クラスターが懸念されている Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
一律支給で27億人外出抑制 国連、コロナ対策で報告書(共同通信)
【ニューヨーク共同】国連開発計画(UNDP)は23日、新型コロナウイルスの感染拡大に苦しむ発展途上国の政府が一部国民に最低限必要な現金を配る「ベーシックインカム(BI)」を一時的に導入することで、27億人超の外出を抑制し、感染拡大を抑えられるとの報告書を発表した。 報告書によると、132の途上国で貧困層の国民ら計約27億8千万人に現金を一律支給するのに少なくとも毎月約2千億ドル(約21兆4千億円)かかる計算。途上国と新興国が今年返済する債務は計3兆1千億ドルに上るため、先進国などに対し、債務返済停止に応じるよう訴えた。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
難病女性安楽死か、医師2人逮捕 嘱託殺人容疑、京都府警(共同通信)
死を希望する筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者に致死薬を与えて死亡させたとして、京都府警は23日、嘱託殺人の疑いで、宮城県名取市でクリニックを営む仙台市の医師大久保愉一容疑者(42)と東京都の医師山本直樹容疑者(43)を逮捕した。捜査関係者が明らかにした。 捜査関係者によると、山本容疑者の口座には、女性から100万円以上の現金が振り込まれていた。女性が、会員制交流サイト(SNS)を通じて大久保容疑者に殺害を依頼した形跡があった。2人は女性の主治医ではなく、金銭目的で請け負った可能性がある。 女性はALSが進行し、体はほとんど動かせない状態だった。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
箱根登山鉄道が9カ月ぶり全面復旧 感染防止策も(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 去年の台風19号で大きな被害を受けた神奈川県の箱根登山鉄道が9カ月ぶりに全面復旧しました。 箱根登山鉄道は、去年10月の台風19号で陸橋が崩落するなどしたため箱根湯本駅と強羅駅の間で運行を取りやめていました。その後、復旧が完了し、23日に9カ月ぶりに全線での営業運転を再開しました。新型コロナウイルスへの対策として、電車の窓を開けたり、駅の窓口にアクリル板を設置したりしての再開となりました。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大分川に遺体、豪雨関連か 性別や年齢不明(共同通信)
23日午前9時半ごろ、大分県由布市挟間町鬼瀬の大分川で、消防署員が1人の遺体を発見した。性別や年齢は不明。同県では豪雨で3人が行方不明となっており、県警が身元や関連を調べている。 県によると、遺体は豪雨で死亡が確認された同市の渡辺登志美さん(81)が見つかった対岸付近に倒れていた。渡辺さんの家族3人が行方不明となっている。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
明日から西日本などで大雨のおそれ 氾濫や土砂災害に警戒(ウェザーニュース)
一旦弱まっていた梅雨前線の活動が再び活発化し、大雨のリスクが上昇中です。 明日24日(金)から26日(日)にかけて、本州の北に停滞する梅雨前線に向かって湿った空気が流れ込んで雨雲が発達します。気圧配置が大きく変わらない影響で強い雨が降り続き、大雨となる見込みです。 線状降水帯が形成される可能性も 明日24日(金)から25日(土)にかけて、寒冷渦と呼ばれる上空の低気圧が朝鮮半島付近に留まり、太平洋高気圧の縁をまわって流れ込む湿った空気が西日本方面に流れ込みやすい状況が続きます。 このため大気の状態が非常に不安定となる見込みで、九州の東シナ海側や四国の太平洋側などを中心に断続的に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。 条件が揃ってしまうと線状降水帯が形成される可能性があり、数時間にわたって同じ場所で強い雨が降り続き、災害に繋がるおそれがあります。 連休中の総雨量は500mm超えるおそれ 特に強い雨に警戒が必要な場所は鹿児島県や熊本県、高知県の東部などで、ピーク時には1時間に80mm以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。 また26日(日)にかけての総雨量は、九州や四国などで500mm超となるおそれがあり、中国地方や東海地方でも300mmを超える所がある見込みです。 ウェザーニュースによる調査では、24時間雨量が300mmを超えような雨の場合、腰以上の高さにまで水かさが上がる大規模な浸水が発生する可能性が高いことがわかっています。明日からの大雨でも局地的には同様の状況になり得るため、警戒が必要です。 継続中の令和2年7月豪雨のこれまでの被災地でも大雨となるおそれがあり、復旧作業に支障が出るだけで無く被害がさらに拡大するおそれがあります。いちど氾濫した川では普段よりも少ない雨で氾濫するおそれがあるため油断ができません。 河川の氾濫や土砂災害、道路冠水や家屋の浸水等に警戒し、随時最新の気象情報や避難情報を入手するようにしてください。逃げ遅れによる人的被害をなくせるよう、早めの避難を心がけてください。 ウェザーニュース Source : 国内 – Yahoo!ニュース
“明かりのついていない家を狙え”元締役の女が指示(テレビ朝日系(ANN))
All Nippon NewsNetwork(ANN) 外国人の窃盗グループの元締めとされる女が逮捕された事件で、女が実行役らに明かりのついていない留守の家を狙うよう指示していたことが分かりました。 アマンダ・ルシア容疑者(41)は1月、仲間と共謀して埼玉県の住宅に侵入して現金や指輪などを盗んだ疑いが持たれています。警視庁によりますと、アマンダ容疑者は、コロンビア人らの窃盗グループの元締役でした。グループではこれまでに実行役ら9人が逮捕・起訴されています。その後の捜査関係者への取材で、実行役らの供述から、アマンダ容疑者が明かりのついていない住宅を狙うよう具体的な指示をしていたことが分かりました。インターホンを押して留守かどうかも確認させていました。アマンダ容疑者は実行役から盗品をほとんど取り上げ、買い取り店で換金していたということです。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
1万5千本の線香花火を同時に 今年ならではの花火大会
関門海峡花火大会が予定されていたのと同じ時刻に、打ち上げ予定だった数と同じ1万5千本の線香花火を――。 新型コロナウイルスの影響で中止になった、山口県下関市と北九州市門司区の両岸から打ち上げる8月の「関門海峡花火大会」。毎年100万人近くの人が夜空を見上げる時間を少しでも共有してもらおうと、下関市出身の大学生が線香花火を一斉に楽しむイベントを計画している。開催資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。 企画したのは下関市出身で、武蔵野美術大4年生の中村周生さん(22)。これまで毎年欠かさず友人らと出かけてきた。「関門海峡の花火大会はふるさとの誇り。さみしさと同時に、何かできないか、との思いがこみ上げた」と中村さん。 当初は、1発だけでも花火を打ち上げることを検討したが、火薬類取締法など様々な規制があることがわかり断念。代わりに、線香花火を多くの人に楽しんでもらうことを思い付いた。 「海峡線香花火大会」と名付け、1万5千本の線香花火を購入し、8月上旬にかけて中村さんが仲間らと手分けして両岸の路上で配布する。8月13日午後8時、それぞれの自宅などで一斉に火をつける計画だ。 線香花火と封筒代などに必要な資金30万円を、6月からCFで募っている。これまで友人や高校時代の恩師のほか、両岸の整骨院や酒販店などに賛同の輪が広がり、福岡県みやま市の花火製造会社から線香花火を提供してもらえることに。目標額の30万円に届かなくても実現させる予定という。 イベント当日は、線香花火を楽しむ様子を写真や動画で撮影し、ハッシュタグ「#海峡線香花火大会」を付けてSNSに投稿してもらうことも呼びかける。 中村さんは「お盆に多くの人が集まって海峡に思いをはせる。地元にいても、いなくても、世代に関係なく故郷のことを思う日にできたら」と話している。 寄付はCFサイト(https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/1661)で、今月31日まで募っている。(井石栄司) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル