東京大学(東京都文京区)前で昨年1月、大学入学共通テストの受験生ら3人を包丁で刺したなどとして、殺人未遂罪などに問われた当時高校2年の少年(19)=名古屋市=の裁判員裁判が27日、東京地裁で結審した。検察側は「不特定多数を無差別に殺害しようとした身勝手な犯行」と述べ、懲役7~12年の不定期刑を求刑した。判決は11月17日。 検察側は論告で、少年は学力が伸びずに自暴自棄になったが、自殺の踏ん切りがつかず「罪悪感を背負うために犯行に及んだ」と指摘。動機は身勝手で計画性があるとして、刑罰を科すよう求めた。 弁護側は、精神的に未熟な少年が起こした事件で、更生を重視すべきだとして、保護処分を視野にした家裁への再送致が適当だとした。少年は最後に被害者らに改めて謝罪。犯行当時の心情を「勉強がうまくいかなくなって自分の存在価値を見いだせなくなった」と説明し、「周りの評価を気にしたり、目立つ人に嫉妬したりするダメな性格も変えていかなければならない。事件を一生反省する」と述べた。(遠藤隆史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Au G7 des ministres du commerce, les tendances protectionnistes au cœur des échanges
Le premier ministre australien, Anthony Albanese, et le président américain, Joe Biden, lors du Sommet du G7 à Hiroshima, au Japon, le 20 mai 2023. JONATHAN ERNST / REUTERS Stabilité des voies d’approvisionnement, renforcement du contrôle des exportations de matériaux et technologies sensibles, mais aussi lutte contre la coercition économique. La réunion […]
九州各地でひょう、直径15ミリのものも 上空に寒気、突風に警戒を
27日午前、九州各地でひょうが降った。佐賀市内では9時過ぎに10分間ほど降り、佐賀地方気象台によると、大きいものでは直径が約15ミリだったという。上空に寒気が流れ込んで大気が不安定になった影響で、県内全域に一時、竜巻注意情報も出された。 福岡管区気象台によると、九州北部の上空約5500メートルに零下21度以下の強い寒気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定となっている。西日本一帯では28日朝にかけ、局地的に積乱雲が発達してひょうが降るおそれがあるほか、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要という。 気象台の担当者は「寒気はこの時期としては強いもの。発達した積乱雲が近づきそうな時は、建物のなかに移動し、安全を確保してほしい」と呼びかけた。農作物や農業施設の管理も必要としている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
阪神日本一なら1300人態勢 道頓堀警戒で大阪府警、雑踏事故防ぐ
阪神とオリックスによる「関西対決」となったプロ野球日本シリーズが28日、開幕する。 大阪府警は日本シリーズ覇者が決まる可能性がある試合の開始時刻から、道頓堀川がある大阪・ミナミの戎(えびす)橋周辺を中心に雑踏警備にあたる。阪神優勝時には1300人態勢で、オリックス優勝時には情勢を見極めて警察官を配置する。 道頓堀川への飛び込みを防ぐため、戎橋を見渡せる橋に幕を張るほか、川沿いの遊歩道の一部への立ち入りを禁止する。人の移動を促す「DJポリス」も5カ所に置き、将棋倒しの事故などを防ぐ。 最もファンらが殺到する戎橋では、混雑状況に応じて、3段階に分けて規制を実施する。①左側通行②南から北への一方通行③南側を封鎖。「優勝の雰囲気を味わいたいファンもいるので、何とか封鎖せずに人を流したい」(府警幹部)という。 日本シリーズは最短で11月1日に勝者が決まる。府警は10月28~31日、G7大阪・堺貿易大臣会合やハロウィーンの警備に追われる。府警幹部は「なかなか休めないが、万全の態勢でぬかりない警備をして事故を防ぎたい」と話す。(三浦淳) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
阪神なんば線シリーズは「ご近所対決」 電車で20分、地元も熱いぞ
阪神とオリックスによる「関西対決」となったプロ野球日本シリーズが28日、開幕する。両球団の本拠地を結ぶ路線から「阪神なんば線シリーズ」とも呼ばれ、電車で約20分の「ご近所対決」となった。それぞれの地元は、チームの日本一を願って応援に熱が入る。 阪神なんば線は、尼崎(兵庫県尼崎市)―大阪難波(大阪市)間の10・1キロ。区間中にオリックスの本拠・京セラドーム大阪に近い「ドーム前駅」(同市)があり、尼崎駅を経由すると、阪神甲子園球場の玄関口である「甲子園駅」(兵庫県西宮市)がある。 「ドーム前」と「甲子園」両駅間は13・4キロで直通ならば20分ほど。関西対決が決まるや、X(旧ツイッター)で「阪神なんば線シリーズ」がトレンド入りした。 商店街に再びマジック点灯 尼崎駅に近い尼崎市の尼崎中央3丁目商店街は「タイガース推し」で知られる。27日午前、アーケード内にあるマジックボードに再びマジック「7」を点灯させた。毎年、公式戦の開幕直前に「日本一早いマジック」を点灯させ、勝つたびにその数を減らしてきた。 18年ぶりのセ・リーグ優勝から一夜明けた9月15日、集まった数百人のファンが見守るなか、マジックはついに「0」になった。そのマジックボードを写真に撮るファンがいまも後を絶たず、東京をはじめ県外からも多くの阪神ファンが足を運ぶようになっていた。 商店街はいまもリーグ優勝セ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
何度も目にした粗雑な葬儀 日雇い労働者の最期、見守る女性の思い
祭壇には顔写真とたばこ、そして甘めの缶コーヒーが供えられている。 スタッフ4人が順番に焼香をあげ、棺に花を入れていく。 「安らかな顔だね」 「ゆっくりしてね」 「日雇い労働者のまち」として知られる大阪市西成区の釜ケ崎。 サポーティブハウスと呼ばれる支援付き福祉マンション「メゾンドヴューコスモ」に入居していた男性の葬儀が今年4月にあった。 コスモを営む山田尚実さん(65)は、懐かしそうに笑みを浮かべた。 「『ありがとう』って言って、今にも起きてくるよ」 男性は3月、誤嚥(ごえん)性肺炎にかかり79歳で亡くなった。 奈良県生まれ。中学を卒業後、大阪の建設現場で日雇い労働者として生きてきた。 福祉関係者の紹介でコスモに移り住んだのは2020年。 内縁の妻に金をとられ、飢え死に寸前の状態だったという。 移る前の部屋はごみであふれ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
虫捕獲に手間取り新幹線に遅れ 「快適な旅のため」 東海道新幹線
27日午前6時50分ごろ、名古屋市中村区内にある東海道新幹線の車両基地で、運転士が出発前点検で車内巡回をしていたところ、客車内にガのような虫が入り込んでいるのを見つけた。 この車両は名古屋駅を午前7時38分に出発する上り「こだま702号」となる予定だったが、虫の捕獲に手間取ったことから、急きょ別の車両に差し替えられた。このため、こだま702号は出発が14分遅れ、乗客約690人に影響した。 JR東海によると、虫は3・5センチほどの大きさだったといい、基地の係員らが捕獲したという。同社は「虫がいたままでは、快適な旅行が妨げられると判断し、車両を差し替えた」と説明している。(細沢礼輝) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
反省点は「疑われたこと」 カルテル認定に反論・提訴 九電の論理は
電力自由化を骨抜きにする違法行為か、それとも認定の誤りか。大手電力4社のカルテル事件で、公正取引委員会から27億円余りの課徴金納付などを命じられた九州電力が、処分取り消しを求めて東京地裁に提訴した。「合意はなかった」と徹底して法廷で争う構えだが、同時並行で「疑われたこと」は反省して再発防止を徹底するとも強調する。(江口悟) 電力大手が互いに相手の地域での顧客獲得を控えたとされるカルテル事件は、2016年の電力小売り全面自由化をきっかけに関西電力が中部電、中国電、九電に持ちかけて始まったとされる。公取委が認定した事実は次のようなものだ。 関電は17年11~12月ごろから、事業者向けの電力販売で3社の供給区域に安値攻勢で進出を図った。その際に「仁義切り」と称して経営層が訪問、方針を伝えた。いったんは競争が激化したが、関電は翌18年夏ごろから一転、利益確保で安値競争をやめる方向にかじを切る。 九電の供給区域では、関電は… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
民家に絶滅したニホンオオカミの骨 「国内で最も密集」する村の秘密
丹沢山地の東方にあたる神奈川県唯一の村。清川村煤ケ谷(すすがや)地区の民家に、絶滅したとされるニホンオオカミの頭骨4体と前脚の骨1体がそれぞれ保存されていたことが確認された。「山の神」としてニホンオオカミをまつる武蔵御嶽(みたけ)神社(東京都青梅市)の依頼で同村文化財保護委員長の飯塚利行さんが調査した結果わかった。11月6日、相模原市で開かれる「相模国霊場研究会」で発表される。 「清川村は日本国内で最もニホンオオカミの骨が密集した地域ではないか。保存状態も極めて良好だ」 飯塚さんはそう話す。 きっかけは、武蔵御嶽神社へ参拝する「御嶽講(こう)」の関係者を通じ、平塚市の住民がオオカミの頭骨を神社に寄贈したことだ。その際、かつてこの頭骨を調査した小原巌・元国立科学博物館科学教育室長の論文などが見つかった。骨はもともと、清川村の民家で大切に保存されていたものだったという。 今年は12年に1度の武蔵御嶽神社の「大口真神(おおくちまがみ)式年祭」(4月15日~5月21日)開催年にあたる。大口真神とはニホンオオカミの尊称。神社は、清川村の関係者に、骨がこのほかに家の中に保存されているかどうか調査を依頼した。 ニホンオオカミは「神の使い」? 飯塚さんによると、県立生命… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
桃太郎神社でさい銭盗まれる 「鬼の目にも涙」 犯人の情けに望み
桃太郎伝説が残る山梨県大月市の観光スポット「桃太郎神社」で、さい銭箱が盗まれる被害があった。27日で発生から1カ月になるがさい銭箱は戻らぬまま。神社関係者は「『鬼の目にも涙』という言葉もある。返してほしい」と話し、犯人の情けに望みを託す。 神社は、桃太郎伝説を生かした街おこしに取り組む市民グループ「大月桃太郎連絡会議」が昨年1月、大月駅近くの空き店舗に作った。入り口の木造の鳥居をくぐると、赤鬼像がにらみを利かせている。その赤鬼の足元に置いてあったさい銭箱が盗まれた。 事務局長の箕田(みのた)雅友さん(73)によると、さい銭箱は木製で、横約15センチ、縦と奥行きはともに約7センチ。市販品で数百円程度という。 「事件」は9月27日午後2時ごろに起きた。通行中の知人女性が、さい銭箱らしきものを抱えて神社から外に出る男性を見つけ、道路の向かいで印章店を営む箕田さんに通報。箕田さんと女性は立ち去る男を追いかけたが近くの路地で見失った。直後に神社をのぞくと、さい銭箱はなくなっていた。女性は取材に「とてもショックです」と話す。 現場は商店街だが空き店舗が目立ち、利用客もまばら。そんな市街地に少しでもにぎわいを取り戻したくて、桃太郎伝説にまつわる紙芝居や絵などを制作する約40人の会員が7年前から活動してきた。神社は無宗教の観光施設で、伝説を紹介する資料や地図を少しずつ増やしてきた。 「真っ昼間にこんなことが起きるなんて信じられない」と箕田さん。かつての人通りを知るからこそ、悔しさもひとしおという。翌日、神社の入り口に「心当たりのある方は申し出てください。桃太郎軍団が必ず滅ぼすぞ!」と強い口調の呼びかけ文を貼りだした。 盗まれたさい銭の金額は不明だが、8月下旬に約2500円分の小銭を回収したばかり。昨年は1年間で約5千円が寄せられたという。被害金額は少額とみて、警察に被害届は出していない。 さい銭は電気代や資料制作費に充てているが、運営は赤字という。箕田さんは「桃太郎は正義と勇気のヒーロー。桃太郎伝説を大切にする場所で盗みをはたらくとは悲しい」と肩を落としている。(池田拓哉) ◇ 大月の桃太郎伝説 山梨県上野原市から大月市にかけ、旧甲州街道沿いに犬目、鳥沢、猿橋という地名が並ぶ。これらが「鬼退治を決意した桃太郎が、街道で犬・キジ・猿と次々に出会って家来として引き連れていった」という物語を連想させるとして、街おこしに生かされている。大月市も取り組みを後押しし、市産業観光課に「大月桃太郎課」との愛称を付けている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル