全国初の重症心身障害児(者)施設「島田療育センター」(木実谷哲史院長・東京都)には感染症を専門とする医師や看護師がいる。目に見えない新型コロナウイルスへの不安から、私たちはつい専門家に「正解」を求めがちだ。しかし、大切なのはリスクを減らすには何が必要か、一人ひとりが考えて行動することだという。 「100%完璧な目標を立てて半分しかできない」よりも、「7~8割ほどの目標を確実に実行する」のがいいですよね――。 感染制御の専門資格「ICD」(インフェクション・コントロール・ドクター)を持つ有本潔副院長はこう語る。「こまめに手を洗うこと、飛沫感染を防ぐため人との距離を空けること」に尽きるという。 重度の肢体不自由と重度の知的障害が重複した重症心身障害児・者233人が暮らす島田療育センター。職員数は366人に上る。 感染を防ぐため入所者の外出をやめ、家族の面会も原則禁止にした今、最大のポイントは職員が感染しないようにすることだと有本さんはみている。 「ここまでやれば正解だというものはない。職員にこれをやりなさいと言ってもダメ。自らが考えて実行する意識が大切だ」。学術的な正しさを求めるよりも、日々の心がけの積み重ねを重視する。 その一例として、職員の食堂を変えた。いわゆる「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」を保つため、対面で食事しないようないすの並べ方にした。いすも一つおきに使うよう貼り紙をした。 組織的な対応も念入りに行う。例年のインフルエンザに備え、全職員が必ず参加する研修は年2回。正しい手洗いの方法を徹底的に習得するほか、感染の広がる過程を5段階に分けてそれぞれのリスクと対処方針を学ぶ。 いざ感染者が出た場合に備えた行動計画も病棟ごとに用意する。新型コロナウイルスについてもこうした基本は同じだという。 入所者の平均年齢は40代。呼吸器をつける人、たんの吸引が欠かせない人など医療的ケアを必要とする人が多い。そもそもリスクと隣り合わせの毎日だ。 だからと言って、リスクを減らすことばかり考え、生活の楽しみを犠牲にして良いという立場はとらない。 「入所者の外出もギリギリまで粘った末にストップした。医療と福祉の二つの価値のせめぎあいだ」と有本さん。その姿は、正解のない問題に向き合い続けることの尊さを感じさせる。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
リモートワークで困難に? 欧米では進む「社内恋愛」の社内ルール化、日本も変わるか(AbemaTIMES)
外出自粛に伴いリモートワークが続く中、ネット上には「社内で気になった人がいてもリモート画面を録画されている可能性もあるので気軽に声をかけられない」「社内でZoom飲み会やったけど、2人で話すことができないから発展は難しいかな」と、「社内恋愛」について言及する人たちもいる。 【映像】社内恋愛アリ?ナシ?米国では“セクハラ対策“で規制も しかし、欧米では近年、社内恋愛に対する見方が厳しくなっていることをご存知だろうか。例えば米Facebookの場合、同僚の社内恋愛は禁止しないという前提のもと、「会ったことがない同僚をデートに誘ってはいけない」「一度断られた場合は再度誘ってはいけない」、さらに「管轄下にある部下の誰かと恋愛関係を持つ際には人事に報告すること」といった内規を定めているという。 13日の『ABEMA Prime』に出演した人事ジャーナリストの溝上憲文氏は「採用や解雇など人事評価の権限を持っている上司と部下が恋愛関係に陥ると恣意的な評価が発生しやすい、また、そのことを知っている他の社員にも悪影響を与えるので、会社にとっては好ましくないという考え方があると思う。アメリカの場合、3年前に始まったMeToo運動によって、特に上級管理職についてのコンプライアンスが厳しくなった。例えばマクドナルドではセクハラの研修を行ってきたにも関わらず、CEOが問題を起こした。他方、日本企業には終身雇用の“一家的”な雰囲気があり、できれば奥さんも会社の中で見つけてほしいという考えのもと、運動会や芋煮会など様々なことをやってきた。あるいは男性総合職の下に一般職の女性を付けることで出会いの場を作ってきた。今までも暗黙の了解として上司と部下との関係はダメだという意識があったが、内規として規定している企業はないと思う。それでも最近では役員の身体検査をきちんとやろうという方向にはなってきている」と話す。 「ウツワ」代表のハヤカワ五味氏は「私は社内恋愛そのものに反対だ。仮に同僚だったとしても、立場上の上下関係がついてしまった場合は線引きがしづらくなるし、どちらかが“あれはセクハラだった”と言い出せば、その主張が通ってしまう可能性が高くなる。結果、どちらかが異動したり、辞めなきゃいけなくなったりしてしまう。やはり今までは女性が結婚や妊娠・出産するタイミングで退職するという前提があったから成立していたと思う。女性が働き続けることが増えた時代、社内恋愛そのものが難しくなっていくのではないか。友達には社内恋愛をしている人もいるので実際のところ何とも言えないが、例えば部署を離すなど、そういう対応も必要になってくるのかなと思う。その意味では、Facebookのルールは明快でいいと思う」とコメント。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
オンライン会議が普及する中、“リモートセクハラ”被害の訴えも(AbemaTIMES)
13日の『ABEMA Prime』に出演した人事ジャーナリストの溝上憲文氏は「1対1で飲みに行くことが禁止されていることも多いが、夜に1対1のオンライン面談をし、変な言葉を使ってしまうといったことが起きているのだと思う。企業としては在宅勤務時のルールができておらず、把握しにくいため要注意だ」と話す。 エンジニアとしても活動するタレントの池澤あやかは「ログを残すことが出来るということはリモートワークのメリットだと思う。ただ、取引先の人との対応にすいては問題も残る」、ウツワ代表のハヤカワ五味氏は「女性だからという理由で雑用を押し付けられることが減ったという声も多い。むしろビデオ会議中に部屋や服装について突っ込むというのは普段からのデリカシーの問題だ」と指摘する。 ドワンゴ社長で慶應義塾大学特別招聘教授の夏野剛氏は「そういう言動をする人は特に古い大企業の古い年代に多いと思うが、そういう人はオンライン・オンラインに関わらずそういうことをする。ビデオ会議で言われるようなら、録音・録画しておいてコンプライアンス窓口にすぐ通報。これでいい。相手が取引先であっても、その会社のホームページから問い合わせればいい。それが一番効く」と話していた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
入試改革「さんざん振り回され…」高校生が国に訴え
今年度から始まる大学入学共通テストで英語の民間試験の活用などが見送られたことを受け、文部科学省が設けた「大学入試のあり方に関する検討会議」が14日、ウェブ上で開かれた。現役の高校生が初めて参加し、「さんざん振り回された」などと厳しい声が上がった。 山口県立岩国高校3年の幸田飛美花さんは、英語の民間試験活用について「詳細を当事者に早い時期に知らせるべきだった。(共通テストの)初年度の受験生がさんざん振り回された」と振り返り、「民間試験は活用すべきだと思うが、経済的・地理的事情を考えて。地方の受験会場を増やしてほしい」と訴えた。 東京都立西高校3年の米本さくらさんは、見送りになった国語と数学の記述式問題導入について「採点の公平性に疑問。思考力を単純に測れるのか不信感が大きかった」とした上で「入試が教育のゴールではなくなることを期待します」と委員らに求めた。委員から、事前に高校生の声を聞くべきだったかと問われ「入学後に試験が変わると言われた。今の高校についてアンケートをとるだけでも違ったと思う」と話した。 会議は1月から始まり今回で7回目。委員から高校生の意見を聞くべきだと意見があり、若者の声を政治に届ける学生らの団体「日本若者協議会」が2人を推薦した。2人に先立ち外部有識者として意見を述べた東北大の倉元直樹教授は「大切なのは来年度入学の生徒をロストジェネレーションにしないこと。入試改革に翻弄(ほんろう)され、コロナが襲っている。仕方がないでは済まない」と訴えた。(伊藤和行) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
休業拒むネカフェ店公表 島根県、パチンコ以外で全国初
新型コロナウイルスに感染した男性が長時間立ち寄った松江市内の施設について、島根県は14日、休業要請したにもかかわらず営業を続けているとして、施設の業種と施設名を公表した。施設は横浜市に本社があるインターネットカフェで、内閣官房によると、パチンコ店以外の施設の店名公表は全国初。店名公表を伴う休業要請は31日までだが、緊急事態宣言の解除に伴い効力を失う。 県は、感染拡大防止の観点から店側にPCR検査などへも協力するよう求めているが実現していない。店名公表を受けて、施設の運営会社の広報担当者は「店名公表の事実は確認している。今後の対応を検討している」とした。 県は9日、松江市が協力を求めていたPCR検査に応じていないとして、翌日から休業するよう施設に要請した。すでに男性の感染確認からは1週間が経っており、不特定多数の客の出入りが続いていた。 県が国との協議を終えて、翌日にも店名公表を伴う要請に踏み切ると店側に事前に伝達できたのは13日午後9時。14日に宣言解除が決まることはすでに報道されており、休業要請の効力が失効する直前でのタイミングとなった。 丸山達也知事は会見で「蔓延(… 【5/19まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
勝武士、高熱も保健所につながらず 区長「調査に協力」
新型コロナウイルスに感染して死去した大相撲力士、勝武士(しょうぶし)は江東区にある高田川部屋に所属していた。発症の当初、区保健所への電話がつながらなかったという指摘について、山崎孝明区長は14日の記者会見で、保健所は週末で休業日にあたり、電話には都の健康相談番号を案内していた、と説明。今後、都が検証や調査を行うのであれば「どこに不備があったか、調査には協力する」と話した。 日本相撲協会によると、勝武士は4月4日ごろから高熱が続いたが、受け入れ先の医療機関が見つからなかった。師匠らが保健所に電話をかけ続けたが、つながらなかったという。 北村淳子保健所長は「区に直接の連絡を受けたとは把握していない」と話した。区は10日に感染を把握。その後、高田川部屋の関係者を濃厚接触者として調査したという。(柏木友紀) 新型コロナウイルス感染をめぐる勝武士の経緯 4月4~5日 38度台の発熱。師匠らが保健所に電話をかけ続けたが、つながらず 4~6日 近隣の複数の病院に依頼したが、受け付けてもらえず 8日 熱が下がらず血痰がみられたため救急車を呼んだが、なかなか受け入れ先が決まらず、夜になって都内の大学病院に入院。簡易検査の結果は陰性 9日 状態が悪化し、別の大学病院へ転院 10日 PCR検査で陽性と判定 19日~ 症状が悪化し、集中治療室で治療を受ける 5月13日 死亡 ※日本相撲協会の発表による Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【動画】15日の天気 – 西から天気下り坂 激しい雷雨の所も 台風1号北上中 日本への影響は?(15日7時更新)(ウェザーマップ)
きょうは、西から天気は下り坂です。九州では昼頃から雨が降るでしょう。夕方以降は、雷を伴って激しく降る所もありそうです。夜遅くには、近畿や東海にも雨の範囲が広がってきます。関東も次第に雲が多くなるでしょう。一方、北日本は、だいたい晴れる見込みです。 九州は早い所で、きょうの昼前から雨が降り始めるでしょう。雨の範囲はゆっくりと広がっていって、夜には西日本全体で雨となりそうです。その後も雨雲は東へ進み、あす土曜日には東日本でも雨が降る所が多いでしょう。 そして、週末は沖縄などで台風の影響を受けそうです。台風1号は、強い勢力で北上しています。このあと来週月曜日には、熱帯低気圧に変わり、沖縄の南へ進む見通しです。 那覇では、日曜日から月曜日にかけて、台風から変わる熱帯低気圧が接近するため、大雨に注意が必要です。 そのほかの地域も、この先は雨の降りやすい状態が続くでしょう。特に土曜日は、台風周辺の湿った空気が流れ込むため、各地でまとまった雨になる可能性がありそうです。 (気象予報士・柴本愛沙) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
[新型コロナ] 真夏じゃなくても、水分補給しても 熱中症甘く見ないで コロナ対策でマスク…一層警戒(日本農業新聞)
5月でも気温が上昇し、熱中症の危険が高まっている。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、マスク着用で農作業をせざるを得ない場面もあり、特に注意が必要だ。気象庁が14日発表した1カ月予報では、北海道や東北を除き広い範囲で気温が高くなる見通しだ。真夏ではない時期に熱中症になった農家らは「体調が急に悪くなる」「水分を飲んでいてもかかる」と、苦い経験の“教訓”を伝えている。 外出10分でも水筒農作業時間を工夫 昼前の気温が27度と「夏日」になった5月中旬の埼玉県加須市。たびたび最高気温を記録することで知られる熊谷市に近く、加須市も真夏は40度近くに達することがある。米1・1ヘクタールや野菜を作る農家の坪井清八さん(72)と妻の佳子さん(67)は、5月から水筒を持ち歩き、早めに農作業を切り上げるなど、熱中症予防に神経をとがらせる。 真夏は農作業も少なく、炎天下には外に出ない。しかし、この時期は土づくりや苗植えなど農作業が多い上に、5月だからと油断しがちだ。2人は「夏以外でも熱中症になる」と言い切る。 4月26日、清八さんは冷房がない古いトラクターで畑を耕すなど、午前中から農作業に励んでいた。昼食を食べ、休まずに農作業に向かった育苗ハウスの中で急に気持ち悪くなり、嘔吐(おうと)して座り込んだ。自宅で横になり体調を取り戻したが、清八さんは「季節外れに暑いと、体が慣れていない。農作業が終わっていないと無理をしてしまうのが農家のさがだが、熱中症を甘く見ていた」と後悔する。 実は清八さんは2013年10月12日も、自治会で数人と草刈りを終えた直後に、熱中症になったことがある。すぐにかかりつけの病院で点滴をしたという苦い経験から、夏以外にも熱中症になることを教訓にしていた。 清八さんは「天気予報で明日は暑いなと思うと気を付けるようにしていたが、7年も前なので忘れがちだった」と言う。 佳子さん自身も3年前熱中症で苦しんだ。2人は「少しずつではなく、急激に体調が悪くなる」と説明する。 現在清八さんは早朝と夕方、田んぼの水管理に出向くわずか10分でも水筒を持つ。今後は、炎天下では冷房のあるトラクターで農作業をするか、日中は農作業しないことを心掛けるという。 今年はさらに、新型コロナウイルスの影響で、外出時などはマスクをしなければならない。1人で農作業している時はマスクを外すが、除草剤や人が集まる時などは必須だ。「マスクを着けて農作業はきつい。短時間にする、時間帯を変えるなどで工夫するしかないね」と佳子さんは話す。 加須市を管内とする熊谷地方気象台の統計では、1897年から2014年の117年の間に5月の平均気温が20度を超すことは1982年のわずか1回。それが、15年から19年は5年のうち4年で、20度を超えた。熊谷市では、5月は14日間のうち8日も夏日を記録。「ここ、最近は5月でも暑い。しかも、年を重ねると暑さを感じにくい。コロナの今年は要注意だ」と清八さん。熱中症は命を落とす危険がある──。2人はそう肝に命じている。 福岡県内でアスパラガスを作る農家は、昨年3月、ハウス内で収穫作業中に熱中症になり、救急車で病院に運ばれた。近隣の農家が発見して一命を取り留め、現在は復活して農作業に励むものの、JA担当者は「水分は小まめに取っていたベテラン農家でも、真夏でなくても、熱中症になる」と振り返る。今年はマスクをしなければいけない場面も増え「熱中症対策と新型コロナ対策の両立しなければならず、農家への注意喚起が難しい」と頭を悩ませる。 5月に死者も全国で注意 近畿以西で気温高め 気象庁1カ月予報 総務省消防庁は、2015年から5月の熱中症による救急搬送者数を調べ始めた。昨年5月は4448人にも上った。5月でも亡くなっている人がいるのが実態だ。17年から19年までの5~9月の熱中症による救急搬送者のうち、毎年4割近くが自宅で発症し、田畑などの農林漁業の作業中も3%近くと一定数いる。 気象庁の14日発表の予報によると、6月15日までの1カ月間、近畿、中国四国、九州地方で気温は高くなる。北陸や東海地方もやや高くなる恐れがある一方、北海道や東北は低温傾向となる見通し。同庁は「期間を通じれば気温が低い地域でも急激に高くなる日もあり、熱中症には全国的に注意してほしい」と呼び掛ける。 日本農業新聞 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
青果 業務用で動き 緊急宣言39県解除 長期戦の見通しも 地方市場(日本農業新聞)
政府の39県を対象とする緊急事態宣言の解除を想定し、14日までに飲食店が営業再開の準備を進め、地方の青果市場では業務筋の発注が戻る兆しが見え始めた。ただ、営業を再開しても、平時の客足に戻り青果物の需要が回復するには、時間がかかる見込みだ。 青果物の卸売りや仲卸を展開する岡山県の倉敷青果荷受組合は、外食向けの仲卸事業について、「大型連休明け以降、営業再開の準備を進める店の発注が戻りつつある」と話す。 外食向けの売り上げは4月には前年の半分だったが、現在は7割方まで増加。「注文数はまだ少ないが、回復の兆しは出てきた」と話す。 カット野菜製造も手掛けている同社は、「外食の取引先は首都圏に展開するチェーン店が多く、発注は簡単には戻らない」という。一方、コンビニエンスストア、ドラッグストア向けのパックサラダの売れ行きは好調だ。幅広い販路を確保し、リスクの分散につなげている。 静岡県の青果卸、沼津中央青果も「徐々にだが、宣言解除を見越した業務筋の仕入れが先週末から動き出した」と話す。ただ、「感染対策で集客も限られる。売り上げを取り戻したい飲食店と、感染防止に敏感な消費者の消費行動には差もある」と楽観視はしていない。長期戦を見越し、持ち帰り商品を充実させる店も増えているという。 日本農業新聞 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
緊急事態宣言解除後の社会、若新雄純氏「再開より『再考』すべき」(AbemaTIMES)
新型コロナウイルス感染拡大による長い自粛の中、経済活動の再開も重要な課題になっている。感染拡大の防止との両立に向け、政府は経済の専門家からの意見も聞いていく方針を出している。 【動画】コロナをきっかけにした新たなライフスタイル 菅官房長官は5月11日、新型コロナウイルス対応のため、政府が設置した「基本的対処方針等諮問委員会」に経済の専門家を加えることを明らかにした。これまで諮問委員会は感染症関係の専門家が中心だったが、今後への備えを固めると同時に、社会経済の活動レベルを上げて日常生活を取り戻すために、経済社会の影響に見識の深い専門家からも意見を聞く。諮問委員会に加わるのは、慶應義塾大学の竹森俊平教授ら4人で、緊急事態宣言の一部解除を見据え、今後の課題となる感染拡大防止と経済活動の両立について見解を求める目的だ。 経済の専門家は、当初予想されていた短期間での抑制から長期間の抑制になったことで、いろいろな観点での議論が必要だと指摘する。新型コロナウイルスが経済に与える影響について分析を進めるMCPチーフストラテジスト・嶋津洋樹氏は「これまでの店に対する休業や自粛といった供給側への要請だけでなく、需要側である消費者の行動にも影響を与える対策が有効なのではないか」と提言した。 慶應義塾大学特任准教授などを務めるプロデューサーの若新雄純氏は、諮問委員会に経済の専門家が加わることに対して「休業要請前の、もっと早い段階で入ってほしかった。今後は、医学、経済の問題だけじゃなくて人間社会に関わる問題でもあるので、人間の行動や気持ちに関する専門家も必要ではないか」と語った上で、様々なものが緊急事態宣言の解除によって「再開」となる前に、「再考」という言葉への意識を求めた。 再開という言葉は「一般的に止めていたものを元に戻す、一時停止していたものをそこから再開するという意味」であることから、自粛明けに「再開」と聞くと、コロナ禍前に戻ることをイメージしてしまう人も多いだろうが、「大切なのは前に戻して再開するのではなくて、変えるべきはどう変えて、見直すべきはどう見直すか。再開するというより、もう一回考え直す、例えば、社会『再考』ぐらいの言葉を使った方がいい」と述べた。 家で仕事をする「テレワーク」、満員電車の混雑緩和を求めた「時差通勤」など、新型コロナウイルスの感染拡大より前から「変わったほうがいいよね」という議論がされていたものはいくつもある。これがコロナ禍によって、余儀なく前に進む格好にもなった。「ウイルスのことに関係なく、これをきっかけに、これからも取り入れていけるものは、それこそ再考すべきだと思う。学校教育の問題でも、ウイルスがなくなったからといって元通りにすればいいというものでもない。学び方の多様化だったり、教室の在り方を見直していこうというのは10年、20年とあった」。学校に通えないような子どもへのオンライン授業など、教室という場所に制限され学び方を取り入れていくことができれば、教育も進歩・進化したものになる。 また、職場か家かといったテレワークに限らず、働き方についても「果たして8時間勤務というのが正しかったのかとか、9時から18時まで働くのがベストなのかとか、働き方の『型』を、多くの人が見直せるのでは」と期待もかけていた。(ABEMA/『けやきヒルズ』より) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース