名古屋市南区にあった大衆食堂「中井屋」。7坪ほどの小さな店を片山八千代さんが1人で切り盛りしていました。 「何でもやれることは今やらなきゃダメ」が口癖で、午前2時に起きて米を炊き、3時間後に開店。棚に並んだおかずはどれも1品100円で、朝からトラック運転手たちが集う店でした。 「大正琴が好きで、よく歌舞伎や演劇を見せに連れて行ってくれたおばあちゃんでした」。そう話すのは、孫娘で名古屋の市立小学校で非常勤教員として働く久米貴美子さん(53)です。 裁縫も得意で浴衣やワンピースを作ってくれたり、帽子を手編みしてくれたり。中学校の制服を高校用そっくりにリメイクしてくれたこともありました。 貴美子さんがピアノを習いたいと言えば、喜んで教室に通わせてくれて、大学卒業後に企業に勤め始めたときは「せっかくお金かけてピアノを習ったのに」と残念がりました。 1993年4月23日、中井屋でいつものように働いていた八千代さん。客が一段落した午前8時ごろ、朝ご飯を食べようとしたところで突然倒れ、意識を失いました。 お客さんが救急車を呼んでくれ… 【5/19まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
まるでアリ地獄 グルメ漫画にも登場、育てているのは…
香川県さぬき市の瀬戸内海沿いに、巨大な四角い水槽が三つ並んでいる。それぞれに同心円状の模様が見え、さながらアリ地獄のようだ。 県の施設で、その名は「県クルマエビ等大規模中間育成施設」。一辺70メートル、深さ1・5メートルほどの水槽が東西に三つあり、砂が底に敷かれている。 クルマエビやヒラメは、1~2センチの大きさになると砂に潜る性質がある。自然に近い環境で、放流に適するまで育てているのだ。 施設は、グルメ漫画「美味しんぼ」に登場する。現地で職員から説明を受ける主人公たち。漁業資源の回復への「希望の光」として取り上げられている。県の担当者は「四国でこれだけの規模のものはない」と胸を張る。(江湖良二) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
下水管工事中、硫化水素を浴びた可能性 作業員1人死亡
11日午前9時25分ごろ、山口県岩国市門前町3丁目の下水道の工事現場で「作業員が倒れている」と119番通報があった。駆けつけた消防隊員が現場で倒れている人を発見し、作業員3人を救急搬送したが、男性1人の死亡が確認された。60代の男性2人は意識があるという。 岩国署や岩国地区消防組合消防本部によると、作業員は下水管内部で作業中だった。「硫化水素を浴びた可能性がある」と、消防から岩国署に通報があったという。 市は午前11時前、市民らにメールで「硫化水素が発生しています。至急避難してください」などと呼びかけた。県警は約2時間にわたり、周囲約300メートルへの立ち入りを規制した。 現場は米軍岩国基地の西側にある門前川沿いで、周囲には住宅街が広がっている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
検察庁法改正案の成立「全力で阻止」 野党国対委員長会談で確認(産経新聞)
立憲民主、国民民主、共産などの主要野党の国対委員長は11日、国会内で会談し、検事長らの定年延長を可能にする検察庁法改正案の撤回を与党に求める方針を確認した。立民の安住淳国対委員長は「全力で阻止したい。徹底的に戦う」と述べた。 検察庁法改正案は国家公務員の定年を引き上げる国家公務員法改正案と一体で審議されており、政府・与党は今週中の衆院通過を狙う。安住氏は与党側が委員会などで強行採決に踏み切った場合、「3密と批判されるかもしれないが、物理的抵抗をしたい」とも語った。 ツイッター上で改正案に対する抗議が記録的な数に達していることについては「政治運営に対する批判が一気に噴出しているのではないか。安倍晋三政権の本質が問われる問題だ」と指摘した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
駐車車両に刃物傷の遺体、埼玉 死体遺棄事件で捜査(共同通信)
埼玉県和光市白子のマンション駐車場で10日、止まっていた軽乗用車の中から遺体が見つかった。11日に遺体は男性と判明、捜査関係者によると、上半身に刃物による傷があり、朝霞署は死体遺棄事件とみて身元などを調べている。 捜査関係者などによると遺体は10日午後2時40分ごろに見つかった。布のようなものに包まれて車内の後部に置かれており、死後数日経過しているとみられる。軽乗用車は東京都板橋区内で盗まれ、4月14日に盗難届が出ていた。 軽乗用車が1週間近く止まっていることを不審に思ったマンション住人が10日午前、朝霞署に連絡し、駆け付けた署員が遺体を発見した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
コロナ諮問委に経済専門家追加へ 衆院予算委で西村担当相(共同通信)
西村康稔経済再生担当相は11日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルス感染症を巡る政府の諮問委員会に関し「経済、社会への影響に見識の深い専門家に加わってもらう方向で現在調整を進めている」と述べた。「経済財政諮問会議との橋渡しもできる態勢を取れればと考えている」との方針も示した。 西村氏は感染症の専門家から、経済などへの影響を検討する態勢整備を求める提言があったと言及。「双方の専門家の意見を聞き、この後の感染症対策や出口戦略をしっかり示したい」と語った。日本維新の会の藤田文武氏への答弁。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
原発の処理水放出「安全担保を」 福島県外で第3回意見聴取(共同通信)
東京電力福島第1原発で汚染水を浄化した後に残る放射性物質トリチウムを含んだ処理水に関し、政府は11日、処分方針決定に向けた第3回意見聴取会合を開いた。新型コロナウイルス対策でウェブ会議形式とし、福島県外で初開催。東京に本部を置く関係団体が出席し「国民の安心が得られないなら放出処分しない覚悟を」などと安全性の担保を要請した。 日本スーパーマーケット協会は、売上の8割超が食品だとして風評被害への懸念を挙げた。江口法生専務理事が「放出しても安全だということを国民に丁寧に説明してほしい。しっかりした機関による担保も必要だ」と訴えた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
東国原英夫氏、小池都知事の「ロードマップ」に「国とか大阪のマネをしたくないんだと思います」(スポーツ報知)
5/11(月) 13:10配信 11日放送のフジテレビ系「バイキング」(月~金曜・前11時55分)で、新型コロナウイルスの感染拡大について特集した。 【写真】東国原英夫氏、生放送で「黙ってろ、お前は!」声を荒らげ批判殺到 元宮崎県知事の東国原英夫氏(62)は、MCの坂上忍(52)から東京都の小池百合子知事(67)が都独自の解除基準を「ロードマップ」とした理由を聞かれると「小池さんは国とか大阪のマネをしたくないんだと思います。単にそうだと思います。東京独自の戦略を打ち出したいという意図だと思います」と答えた。 報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「ソーシャルディスタンスが確認できない」視覚・聴覚障がい者の約6割が新型コロナに不安を感じている(FNN.jpプライムオンライン)
新型コロナウイルスの感染拡大で、私たちの生活、国や企業のかたちは大きく変わろうとしている。これは同時に、これまで放置されてきた日本社会の様々な課題、東京への一極集中、政治の不透明な意思決定、行政のペーパレス化や学校教育のIT活用の遅れなどを浮き彫りにした。 【画像】コロナによる生活の変化を訴える視覚障がい者 連載企画「Withコロナで変わる国のかたちと新しい日常」の第6回は、Withコロナで見えてきた障がい者を取り巻く社会環境の変化とアフターコロナのあり方だ。 豊かなアフターコロナの社会を作れるか 視覚や聴覚の障がい者とともに、ソーシャルエンターテイメントという新しいジャンルを切り開いた「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。1999年の開始から既に22万人以上が訪れているこのイベントを主催するのが、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(以下ダイアローグ)だ。 ダイアローグは4月23日から26日の4日間、新型コロナウイルスの感染拡大によって視覚・聴覚の障がい者が新たな生きづらさを抱えている実態を調査した。 理事の志村真介さんは、調査の狙いをこう語る。「どのように私たちの意識を変れば、偏見や差別、分断ではなく、合理的配慮をし誰も置き去りにしない、より豊かなアフターコロナの社会を作れるか。それをみんなで考える対話の機会が必要だと考えました」 接触回避やマスク着用で生活に変化 調査によって、全体の約6割の障がい者が仕事や学習の変化に不安を感じている実態がわかった。 「会社にもしものことがあったら、真っ先に障がいのある自分が切られるんじゃないか」といった雇用の不安のほか、聴覚障がい者からは「オンラインミーティングは音声しか使用せず、(筆談では)皆と同じタイミングで参加できない」という声もあった。 そして、生活環境については6割以上が「生活や外出面に不便がある」と回答した。 その理由について、視覚障がい者からは「ソーシャルディスタンスが確認できない」「日ごろ触覚に頼る部分が多く、感染対策が難しい」などの声が寄せられた。 また、聴覚障がい者からは「マスク着用で口型や表情が読み取りづらく、コミュニケーションが難しい」「筆記用具の受け渡しがやりづらく、筆談を遠慮してしまう」という声が挙げられた。 さらにコミュニケーションについても、視覚障がい者から「街中で声をかけてくれる人が減り、様子がわからなくなった」という声があった。 次ページは:視覚障がい者は申し訳ないと感じてしまう 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
コロナ禍、巣ごもる高齢者 「このままでは寝たきりが」
新型コロナウイルスの感染拡大が、高齢者の日常生活にも影を落としている。行きつけの公民館は閉まり、家族から「外出を控えて」と言われて家にこもる日々。高齢者が多く住む大阪・千里ニュータウンでは民生委員らが訪問活動を自粛。電話や手紙での見守り活動を強いられている。 大阪府の豊中・吹田両市に広がる国内最古の大規模ニュータウン「千里ニュータウン」の高齢化率は2015年現在で31%。近年の建て替えで若い世代が増えてきたが、両市の平均を5~9ポイントほど上回る。 夜が白み始めた9日午前5時。豊中市の千里中央公園では、近くに住む岡本耕一さん(71)が娘の手作りマスクを着けて歩いていた。月2回の趣味のサークルは3月から中止。日中は家で過ごしているという。 「昼に歩くと人が多くてコロナが心配。何としてもこの時間に歩かないとね」 豊中市の団地に一人で暮らす稲木貞子さん(94)の冷蔵庫には、スーパーで買った直径20センチ以上のキャベツが丸ごと入っていた。 「買い物は行かないようにしてるし、一度にたくさん持って帰れないから一番大きなものを買ってきた」 4月7日、大阪など7都府県に緊急事態宣言が出されたことをニュースで知った時は、太平洋戦争で我慢した若い頃を思い出したという。「いつまで続くのかね。このままだと絶対に寝たきりが増えるよ」 市内の別の団地で夫(80)と2人暮らしの女性(75)は、息子から「人混みに行くな」と強く言われ、買い物以外は家で過ごす。「コロナをうつされるより、うつしたら迷惑をかけるのが怖い。ここに住めなくなる」。外で近所の人に会っても、お互いに遠慮して話さなくなった。 ■支える側も「にっちもさっちも… 【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル