埼玉県と東京都の都県境に広がる狭山丘陵内の公園に設置されたベンチが泥まみれになり、不自然に破損していることが分かりました。エンジン付きの車両が侵入できない場所にオフロードバイクが乗り入れ、ベンチを使って技の練習をした疑いがもたれています。狭山丘陵を整備するボランティアに実態を伺いました。 【画像で見る:現場に残された痕跡】 「公園のベンチは練習の為に設置したものではないよ!」とTwitterで警鐘を鳴らしたのは、モデル・タレントとして活動するREN(小林廉)さん。自身もマウンテンバイクやオフロードバイクに乗るRENさんは、「狭山丘陵に在る公園のベンチにオフ車で乗り上げて走った痕跡が。ステアケースの練習か?ベンチの角が削り取られています。整備してるボランティアの方が困っているそうです。止めるようお願いします」と呼びかけ、バイクに乗る人達へ理解を求めました。 投稿されていた写真には、大きな木のベンチの一部が不自然に泥をかぶったような状態で放置されているのが写っており、その角はタイヤで何度もこすったのか、木が削り取られてボロボロになっています。 RENさんのツイートは拡散し、「これは器物破損になるのでは 残念なライダーがいますね」「秩序を持ってバイクに乗ってるバイク乗りが一様に見られるのが辛い」「どんな趣味も他人に迷惑かけたらおしまいです。どんなジャンルにもいるが、そういう奴らのせいでみんな肩身が狭くなる」とさまざまな意見が集まっています。 RENさんによると、本件は西多摩にあるMTBプロショップ「ナカザワジム」の代表で、「西多摩マウンテンバイク友の会」の会長でもある中沢清さんが詳しく把握しているとのことで、ねとらぼ編集部は中沢さんにお話を聞かせていただくことにしました。 整備ボランティア「1人の誤った行いのせいで、ジャンル全体が悪く言われてしまう」 中沢さんは、里地里山の再生活動や、公園や森や林の整備・清掃、道の整備、都や県が行うイベントの支援などを10年ほど続けているボランティアで、年の活動は80回を超えるベテラン。自治体関係者や公園のレンジャーらと連携して、自転車のマナーアップキャンペーンなども行ってきましたが、4月23日に狭山丘陵内にある公園の一部でベンチの角が削り取られているのを来園客が発見。中沢さんにもその連絡が入ったと言います。 ――投稿されていたベンチの画像を見て驚きました。狭山丘陵にはそもそもオートバイやオフロードバイクが乗り入れられるのでしょうか。 中沢:展望台などへ続く一部道路を除き、エンジン付きの車両は基本的に侵入できません。埼玉県所沢市、入間市、東京都東大和市、東村山市、武蔵村山市、西多摩郡瑞穂町の、5市1町に跨っている狭山丘陵は、全体が自然公園となっていて、その中に各自治体が管理する公園が点在しているのですが、全てにおいてバイクの練習をしていい場所というものはありません。 ――ベンチ周辺の詳しい状況を教えてください。 中沢:サイクリストの方から「オートバイが入ってきて練習してしまったようだ」と連絡をいただいて確認したところ、ベンチが土で汚れていて、ベンチの座面の木が削れて破損している状態でした。地面も土がまきあげられて剥げてしまっているので、かなりまずいと感じています。 ベンチは4月26日に私の方で泥の掃き掃除をして、捨ててあったジュース缶も処分しました。 ――マウンテンバイクやオフロードバイクを楽しまれる方のマナーについて、詳しく教えてください。 中沢:「若い方のマナーが良くないのでは」と思われがちですが、実際にはマナーよく楽しまれている方がほとんどだと思います。 ただ中には、昔マウンテンバイクやオフロードバイクを親しまれていた方が、昔の秩序のない感覚のまま趣味を再開するというケースもあり、結果的にマナーから外れた行為を行ってしまっている場合があります。 こうしたマナー違反については、指摘を受けた際に素直に聞いてくださる方も多いのですが、「ここがダメになったら別の場所へ行って同じことをやる」というタイプの方もいるので、声かけの仕方も難しいなと感じています。 ――今回の件で、マウンテンバイクやオフロードバイクに乗る方が肩身の狭い思いをするのではという声もあるようです。 中沢:1人の誤った行いのせいで、そのジャンル全体が悪く言われる、というのはマイナースポーツではよくあることです。メジャースポーツにしていくためには、マナーについてしっかりと線引き区分けをしていく必要があると考えています。 オフロードバイク(オートバイ)にしても、マウンテンバイクにしても、一歩使い方を間違えると、物や人を傷つけてしまいますし、環境に深刻なダメージを与えてしまうこともあります。あらためてよく理解していただき、マナーを守って安全に楽しんでほしいと思います。 中沢さんによると、Stay Home(ステイホーム)の影響などもあり、自然の中での癒しを求めて、最近は普段見かけない人が公園を訪れるというケースも増えているとのこと。 現状は不要不急の外出を控えるべきですが、自由な外出ができるようになって自然と触れ合えるようになった際には、その土地その土地のルールを守り、ローカルの方や整備してくれるボランティアの方への感謝の気持ちを忘れずにいたいですね。 画像提供:中沢清さん (Kikka) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
際立つ吉村知事の「発信力」見えた?先人橋下氏越え(日刊スポーツ)
大阪府の吉村洋文知事(44)への注目度が、日に日に増している。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令された4月7日以降、連日のテレビ出演。約1カ月で30回を超える。毎日のように取材にも応じ、国とのバトルにも参戦。多忙を極める姿にネット上では「#吉村寝ろ」というキーワードも飛び出した。コロナ対策で評価されるリーダー調査ではダントツの1位に。すっかり全国区になった吉村氏の「発信力」に注目してみた。 【写真】疲れているようにも見えるマスク姿の吉村知事 ◇ ◇ ◇ 吉村氏が多忙な公務の合間を縫って、テレビ出演を続けている。4月7日以降、NHK、民放の全国ネット、関西ローカルの報道、情報番組に出演し、1日に3番組をはしごすることも珍しくない。この日は週末返上で、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」に生出演した。 毎日のように登庁時のぶら下がり取材にも対応。「できる限り情報を公開し、府民のみなさんと共有したい」。時間がある限り、報道陣の質問に答える。最近は、新型コロナウイルス特措法に基づく休業要請を段階的に解除にする独自基準「大阪モデル」の発信に余念がない。東京都の小池百合子知事も同様のスタイルで知られるが、吉村氏の発信力は、堂々の“全国ネット”になりつつある。 大阪からの「発信力」といえば、橋下徹氏元大阪市長(50)が「先人」だが、橋下氏を「政治の師」とする吉村氏は「橋下スタイル」を踏襲している。2人には共通点も多い。吉村氏は大阪府立生野高時代の3年間、ラグビーに打ち込んだ。ポジションは橋下氏と同じ左ウイング。2人とも弁護士から政界に飛び込み、吉村氏は双子の2女、1男の父。橋下氏も子だくさんで知られる。知名度がネックとされた吉村氏だが、“橋下越え”も視界に入った? ネット上では「#吉村寝ろ」、コロナ対策に奔走する吉村氏の体調を気遣う投稿が相次ぎ、ツイッターで検索目印の「#(ハッシュタグ)」をつけたワードが一時トレンド入りしたほどだった。 毎日新聞の世論調査(6日実施)では、コロナ対応で「最も評価している政治家」は、2位の小池氏を引き離し、ダントツの1位。3位の安倍晋三首相の5倍近い数字。吉村氏が所属する日本維新の会の支持率もじわりと上がっている。吉村氏は大阪モデルをもとに15日に自粛要請などの解除を判断する。【松浦隆司、星名希実】 ◆吉村洋文(よしむら・ひろふみ)1975年(昭50)6月14日、大阪府河内長野市生まれ。府立生野高、九州大法卒。98年、司法試験合格。11年、大阪市議に初当選。14年に衆院議員にくら替えし、15年、市長選に政界引退の橋下氏から後継指名を受けて出馬し、初当選。知事・大阪市長のダブル選後の19年4月から知事。座右の銘は「意志あるところに道は開ける」。家族は妻と双子の2女、1男。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
西村担当相、外出自粛の継続を呼び掛け(共同通信)
5/9(土) 21:06配信 西村康稔経済再生担当相は9日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染防止に向け、13の特定警戒都道府県で外出自粛の継続を呼び掛けた。「これまでの努力を水の泡にしないよう、お願いしたい」と述べた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
築100年超の写真館閉館、函館 洋風建築の明かり消える(共同通信)
北海道函館市にある築100年を超える洋風建築「旧小林写真館」が9日、閉館した。 写真館は長らく空き家となっていたが2008年、地元の写真家谷杉アキラさん(52)が函館市住宅都市施設公社の利活用事業に応募。翌年に建物を修復後、写真館として復活させた。モスグリーンの壁と赤い屋根が特徴のレトロな木造2階建ては観光客の人気を集めた。 この日の夕暮れ、写真館の明かりがそっと落とされた。玄関前のスクリーンには写真館で撮影した約300組のカップルの写真が投影された。 谷杉さんは「撮影された皆さんが最後にここに来られなくても、私や写真館との絆は消えません」と話した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
国勢調査、回答は郵送かネットで 対面回避し不安解消、人員確保へ(共同通信)
総務省が10月実施予定の国勢調査で、新型コロナの感染対策として調査員が居住者と対面して調査票を配る形式をやめることが9日、分かった。関係書類は郵便受けに入れ、回答は原則として郵送かネットで受け付ける。訪問時の対人接触を避けることで感染の不安を極力減らし、全国で約70万人と見込む調査員の確保につなげる狙い。5月中にも自治体向け手引としてまとめる。 2015年の前回調査は、市区町村が公募などで選んだ調査員が各戸を訪問し、居住者と対面で趣旨を説明、調査票を手渡した。回答は郵送かネットを選べるが、どちらの回答もない場合は調査員が再訪し、対面で調査票を回収した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
愛知で新たに男女3人感染確認 いずれも感染経路不明(中京テレビNEWS)
9日、愛知県で男女3人が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。いずれも感染経路はわかっていません。 愛知県と名古屋市によりますと、新型コロナウイルスへの感染が新たに確認されたのは、春日井市に住む50代の女性、名古屋市に住む70代の男女の計3人です。いずれも感染経路はわかっていません。 愛知県内での感染確認は、これで501人になりました。 名古屋市によりますと、市内での感染経路不明の患者は、先月30日に確認されて以降、これまで把握されておらず、8日まで5日続けて新たな感染者の発表もありませんでした。 しかし、今回、名古屋市内で新たに2人、感染経路不明の患者が出たことで、市では、市中感染が広まっている可能性もあるとみて、引き続き緊張感を持って感染予防対策を呼びかけるとしています。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Baseball fans in Taiwan allowed to attend CPBL contests
New Taipei City – There were fans in the stands for baseball in Taiwan on Friday, albeit spaced far apart as a safeguard against the spread of the coronavirus. Up to 1,000 spectators are now allowed at each ballpark in Taiwan, but they are still barred from bringing in food […]
Bryce Harper calls on MLB to reverse ‘dumb’ stance on Olympics so stars can play
Los Angeles – Philadelphia Phillies star Bryce Harper believes Major League Baseball should relax its “dumb” rule preventing top players from competing in the Olympics. The 27-year-old former National League MVP told Barstool Sports’ “Starting 9” podcast that allowing MLB players to compete would help grow the sport when baseball […]
アーレントVSシュミット コロナ時代の公共性を考える
新型コロナウイルスの感染拡大を止めるため、できるだけ人と人が直接会わないですませる――。情報技術の発展により、新しい生活スタイルへの切り替えを歓迎する声も聞かれる、ただ、この変化は「公共性」に対する感覚に影響を与えているかもしれない、と社会思想史が専門の百木漠・立命館大学専門研究員はいう。ヒントとなるのは二人の思想家、ハンナ・アーレントとカール・シュミット。寄稿してもらった。 拡大する自宅で仕事をするテレワークが広がる中、関連機器も売れている ももき・ばく 1982年生まれ。専門は社会思想史。立命館大学専門研究員。 どうやらコロナ以前とコロナ以後では、社会のあり方、そしてコミュニケーションのあり方が大きく変化することになりそうだ。 コロナ感染の拡大が続くなか、多くの仕事がリモートワークに切り替わり、大学では一斉に遠隔授業の試みが始まっている。さまざまな混乱と戸惑いが生じる一方で、意外にもオンラインで十分に仕事や授業は成り立つのではないか、今後もこの方が手っ取り早くていいのではないか、という声も聞かれる。しかし、その「手っ取り早い」コミュニケーションからこぼれ落ちるものがあるとしたら、それは一体何だろうか。 政治思想家のハンナ・アーレント(1906~75)は『人間の条件』のなかで、人々が複数的な意見を交わし合うことを「活動」と呼び、「公共性」のかなめに据えた。異なる意見を持つ人々が同じ空間に集い、共通の問題について議論する。それを通じて、同じ世界でどのように共生していくかを考える。それこそが政治であり、公共性の実現だと彼女は考えた。その際、物理的空間を共有することが、「活動」のための重要な条件になる、とも付け加えている。 アーレントはこれを、テーブルを囲んで話し合いをすることに例えた。同じテーブルを囲んで別々の席につく。するとわれわれはテーブルを介して互いに結びつきながら、異なる視点を保持し、かつ一定の距離を保っていることになる。こうした「介在物in―between」を通じて共通の関心事(コモン)について異なる意見を交わし合うことこそが、公共性=複数性の実現であるとアーレントは考えたのだ。 オンラインで実現しにくいのは… 【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
オンライン飲み会…じゃない 新しい演劇の形シェア
新型コロナウイルスの感染拡大で劇場に観客を入れての演劇公演ができないなか、札幌市を中心に活動する演劇人がネット上に「札幌シェアター」を立ち上げた。「シェアター」という造語に込められた思いとは――。 こけら落とし公演は4月26日夜、ネットメディア「YouTubeライブ」で生配信された。演目は、サイトータツミチさんが脚本を担った「コトゴト」。新型コロナ禍で注目されるオンライン会議システム「Zoom」を活用した約25分の短編作品だ。 物語の展開は、Zoomのビデオチャットで始まったオンライン飲み会の中だけで起きる。役者8人が生で演じる男女の談笑が、ある1人の失言をきっかけに転調し、思いがけない結末に――。 拡大する4月26日夜にネットでライブ配信された公演「コトゴト」より。一見ただのオンライン飲み会だが、映像間の差異が伏線となっている=札幌シェアター提供 ビデオチャットの画面に、それぞれ正面を向いた役者たちが映し出される。斬新な演出に、ネットの視聴者から「不思議でおもしろかった」「媒体としては新鮮だけど演劇だなって思わせる感じ」と高い評価が寄せられた。アーカイブ映像も公開し、一夜明けた27日昼までに1500回以上、視聴された。 企画したのは「劇団・木製ボイ… 【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル