川崎医科大や国立環境研究所などの研究チームが、大気汚染を引き起こす微小粒子状物質PM2・5の空気中の濃度が高まると、国内で心臓停止のリスクが高まることをつきとめた。論文を18日、国際医学誌「JAMA Network Open」に発表する。 PM2・5は、空気を漂う2・5マイクロメートル以下の粒。車の排ガスや工場の排煙などが発生源とされ、硝酸塩や硫酸塩などが含まれる。肺の奥深くまで入り、ぜんそくや心臓病などへの悪影響が報告されている。 チームは、2011年4月~16年12月に全国の病院外で起きた急性心筋梗塞(こうそく)などによる心停止のうち、まわりの人がその瞬間を目撃した約10万3千例と、都道府県などが計測しているPM2・5の濃度の関係を分析した。 すると、心停止が起きた前日から当日にかけてのPM2・5濃度が1立方メートルあたり10マイクログラム上昇すると、心停止が1・6%増えた。とくに男性は2・1%、75歳以上の人は2%増えた。PM2・5の1日平均濃度は、環境基準値以下の1立方メートルあたり13・9マイクログラムだった。 川崎医大の小島淳(すなお)教… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東大寺、ニコ動で捧げる祈り 新型コロナ、読経ライブも
新型コロナウイルスのような疫病と宗教の関わりは深い。大きな寺院などは古くから疫病退散を祈ってきた。いま、奈良の東大寺は共に祈ろうと全国に呼びかけており、読経のライブ配信をする若手僧侶たちもいる。現代でも祈りは人々に求められているのだろうか。 東大寺もニコ動中継 「奈良の大仏」で知られる東大寺は今月1日から正午の祈りを始めた。大仏の前で毎日、僧侶がお経をあげる。全国の寺や神社、キリスト教の教会のほか、家にいる一般の人にも正午に祈りを捧げてもらおうと、ホームページで呼びかけている。12日にはニコニコ動画で法要の様子を配信した。 拡大する新型コロナウイルスの終息を願い、正午から祈りを捧げる僧侶=2020年4月6日、奈良市の東大寺、岡田匠撮影 東大寺は疫病や災害を鎮めるため、奈良時代から祈ってきた。お水取りで知られる3月の修二会(しゅにえ)でも、今年は僧侶が読みあげる祈りの文に早期終息や感染者の平癒を願う言葉を加えた。 自身のSNSでも正午の祈りを呼びかける森本公穣(こうじょう)・庶務執事は「一つの寺に集まって合同で祈るのは難しい。宗教者だけでなく一般の人も同じ時間に手を合わせてもらい、気持ちを一つにしてほしい」と話す。 記事の後半では、読経ライブ配信について紹介するほか、「祈り」を捧げる意味について宗教学者に聞きました。 拡大するお水取りで新型コロナウイルスの対策を呼びかける注意書きが二月堂の扉に掲げられていた=2020年3月15日、奈良市の東大寺、岡田匠撮影 奈良・薬師寺も3月下旬の修二会(花会式(はなえしき))で終息を祈った。感染予防対策のため、会場となる金堂の入り口で参拝者に名前や住所を書いてもらい、堂内の長いすに座るのは2人までにとどめた。法要中は換気のためにお堂の扉を開けた。 拡大する薬師寺の花会式で金堂に入れず、外から参拝する人たち=2020年3月31日、奈良市西ノ京町、岡田匠撮影 奈良・吉野の金峯山寺(きんぷせんじ)は毎日正午に護摩をたく。3月6日には大峯山寺(おおみねさんじ)とともに「みんなようなれ! とも祈り・疫病退散大祈禱会(きとうえ)」を開いた。明治時代に金峯山寺と大峯山寺が分かれてから初めての合同の祈りだ。修験者50人が参加し、護摩をたいた。 拡大する新型コロナウイルスの早期終息を願い、金峯山寺の蔵王堂の前で護摩がたかれた=2020年3月6日、奈良県吉野町、岡田匠撮影 拡大する新型コロナウイルスの早期終息を願い、護摩をたく金峯山寺の修験者ら=2020年3月6日、奈良県吉野町、岡田匠撮影 この祈禱にあわせ、SNSで祈… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東日本、東北で大雨恐れ 土砂災害、氾濫に警戒を(共同通信)
気象庁は18日、強い寒気を伴った低気圧や前線の影響で、19日にかけて東日本や東北の太平洋側を中心に大雨となる恐れがあるとして土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けた。西日本や東日本では竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要としている。 気象庁によると、低気圧や前線に暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本から東日本では18日夜にかけて大気の状態が非常に不安定となる。東日本では局地的に1時間50ミリ以上の非常に激しい雨が降る可能性がある。 19日午前6時までの24時間予想雨量は、多い所で東海180ミリ。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
松尾貴史、安倍首相が昭恵夫人の宇佐神宮参拝が問題はないと示したことに疑問…「レストランの敷地なら大丈夫で、観光もセミナーも3密じゃないから大丈夫なのか」(スポーツ報知)
タレントの松尾貴史が18日、自身のツイッターを更新した。 松尾は「安倍首相、昭恵氏の神社参拝は『3密じゃない』 問題ないとの認識 大分訪問、事前に把握」と題したネット記事を貼り付けた。 記事は安倍晋三首相が17日の衆院厚生労働委員会で、新型コロナウイルス感染拡大に関し、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法が施行された直後に、昭恵夫人が大分県宇佐市の宇佐神宮を参拝したことを週刊文春に報道されたことについて問題はないとの認識を示したことを報じている。 この首相の対応に松尾は「問題じゃないのか。そうか。問題じゃないのか」とツイートし「レストランの敷地なら大丈夫で、観光もセミナーも3密じゃないから大丈夫なのか。リーダーとして、大丈夫なのか。そうか」とつづっていた。 報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
富士そばパート「シフトカットで月収10万円、もう限界」で給与全額補償も営業は継続(BUSINESS INSIDER JAPAN)
新型コロナウイルス感染拡大による自粛要請を受け、休業したり営業時間が短縮になったりした飲食店などでは、パートのシフト減少に伴う給与補償が行われない事例が相次いでいる。 【全画像をみる】富士そばパート「シフトカットで月収10万円、もう限界」で給与全額補償も営業は継続 個人が加盟する労働組合・飲食店ユニオン(首都圏青年ユニオンの飲食業分会)では、そばチェーン店「名代 富士そば」を運営するダイタンキッチンに対し、同ユニオンの男性組合員について、「削減された労働時間・シフト分の全額給与補償」や、「感染リスクを回避するため感染拡大地域での当面の間の営業停止」などを求めた団体交渉の申し入れを4月14日に行った。 飲食店ユニオンによると、同社は男性への全額給与補償を行うと回答したが、営業停止については回答がなかったため、4月17日に再度の要求を行った。 シフトカットで「収入10万円」 「富士そばで週5日40時間働いて、17~18万円の給与をもらっていた。一人暮らしで何とかやっていける金額だったが、2月末からシフトを減らされ、収入は10万円を切るくらいになった。食費を削ったり、貯金を切り崩したりしての生活になるが、それも限界がある」 冒頭の組合員男性は、千葉県に住む岸本優さん(52)。4月17日に所属する飲食店ユニオンの関係者らと都内で会見を開いた。 岸本さんは千葉県内の富士そばに2020年1月からパート勤務。しかし、新型コロナの影響による売り上げの悪化や営業時間の短縮を受け、2月下旬には店長からシフトカットを伝えられ、勤務時間は週40時間から24時間まで半分近く減った。 さらに、4月に入ってからは週末の土日だけの勤務を提案されたこともあったといい、生活できなくなる不安を感じていた。 そんなとき、飲食店ユニオンの存在を知り、団体交渉を行うことを決めたという。 「シフトカットについて会社に掛け合いましたが、非正規従業員なので強くは言えませんでした。団交を経て、カットされた分の給与は補償してくれることになり、当面はなんとかやっていけるめどが立ちました。 自分と同じようにパート仲間も困っていますが、『職場にいづらくなる』などの理由で声を上げられない状況です。私自身も職を失う恐怖を感じて過ごしていました。同じ境遇の人は孤立しないで相談してほしいです」(岸本さん) 次ページは:「コロナにかかって死ぬか、飢えて死ぬか」 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
河井前法相、運転手を突然解雇 案里氏参院選の直後に(共同通信)
自民党の河井案里参院議員(46)=広島選挙区=の昨夏参院選前に、夫の克行前法相(57)=自民、衆院広島3区=から雇われた男性が17日までに取材に応じ、運転手として働いたが深夜の割増賃金が支払われず、選挙後に突然解雇されたと証言した。労働基準法や労働契約法に違反する疑いがある。勤務中、暴言を吐かれたり、平手打ちをされたりしたという。 男性は民間企業で総合職の経験があり、無期雇用を念頭に転職。「選挙のための駒として使い捨てられた。家族を養っているのにパワハラや生活不安で生きるのが嫌になり、一時は命を絶とうと思った」と話した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
メディアスクラム、加害者批判、そしてデマ。池袋暴走事故、遺族の苦しみとジレンマ(BuzzFeed Japan)
31歳の女性と3歳の女の子ら12人が死傷した東京・池袋暴走事故から、4月19日で1年を迎える。遺された夫であり、父親である男性は、事故の直後からメディアの前に立って、再発防止を訴えてきた。そうした訴えが大きく取り上げられている一方、加害者に対する批判も巻き上がり、「上級国民」という言葉も広がった。男性はそうした一連の対応のなかで、苦しみも感じていたという。いったい、どのような思いを抱えていたのか。【BuzzFeed Japan / 籏智広太、伊吹早織】 「本音を言えば、僕は交通事故って、他人事だって思っていたんです。自分たちは事故にあわない。関係ない。テレビの向こう側の話だって。まさか自分がこういう立場になるなんて想像してなかった」 東京・東池袋で、当時87歳の男が運転していた乗用車が暴走し、松永真菜さん(31)と長女の莉子さん(3)が亡くなった事故。遺族の松永さんは、BuzzFeed Newsの取材に当時の心境を、そう語る。 「僕は普通にこの先も3人で生きていって、いつか莉子が育っていって、老後は真菜と死ぬまで生きていくんだろうなって、勝手に漠然と考えていた。当たり前なんて、なかったんですけどね」 松永さんは、事故から5日あとに記者会見を開いた。葬儀のあと、その足で会見場に向かったという。事件事故のあと、これほどのはやさで、顔を出して遺族が会見を開くことはめずらしい。 つい数日前までともにいた、愛するふたりを突如として奪われた現実は、まだ受け入れ切れていなかった。しかし、「同じ思いをする人がでてほしくない」との思いから会見に臨んだ、と語る。 「僕が事故に遭うことを現実的に考えてなかったからこそ、現実的に感じてもらいたいなと思ったんです。そうすれば、起きなくていい事故が防げるかもしれない。誰かの命を救えるかもしれない」 「それは、ふたりの命が無駄にならないってことに繋がるんじゃないかって思ったんです。ふたりの命が僕にとって大事なものであったからこそ、本当にかけがえのないものであったからこそ、どうしても無駄にしたくなかったんです」 次ページは:ふたりの写真をめぐる葛藤 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
蓮舫氏、布マスクを質問した朝日新聞記者に「御社でも販売」と発言した安倍首相に疑問…「新聞社はマスク販売できても工場支援はできません。それができるのご行政、国の判断、それが税金の再分配」(スポーツ報知)
立憲民主党の蓮舫参院議員が18日、自身のツイッターを更新した。 蓮舫氏は「“布マスク批判”を指摘の朝日記者に首相が反撃 『御社も3300円で販売』」と題したネット記事を貼り付けた。記事は、安倍晋三首相が17日の記者会見で、朝日新聞の記者から布マスクで批判が起きていることを質問され、「御社のネットでも布マスクを3300円で販売しておられたと承知している」と述べたことを報じている。 この首相の対応に蓮舫氏はツイッターで「『反論として使える』と誰か側近がご注進したのでしょうか、そんなことするなら466億円でマスクを配るよりも生産設備支援をして生産増強策を講じるべきでした」とつづった。 さらに「新聞社はマスク販売できても工場支援はできません。それができるのご行政、国の判断、それが税金の再分配です」とツイートしていた。 報知新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
法隆寺、23日から5月6日まで拝観停止 新型コロナで
新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言の対象区域が全国に拡大されたことを受け、世界遺産の法隆寺(奈良県斑鳩町)は17日、23日から5月6日まで全伽藍(がらん)の拝観を停止すると発表した。境内の開放は続ける。御朱印などは受け付けない。 法隆寺執事長の大野正法(しょうぼう)さんは「参拝者を受け入れるのが寺院のあり方だが、新型コロナウイルスの感染拡大防止に努める」と理解を求めている。 拝観停止に先立ち、寺は15日、境内の大宝蔵殿で開かれている春の秘宝展「保管宝物の特別公開」(5月31日まで)を4月18日~5月6日に休館すると発表していた。(渡辺元史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国学力調査、今年度は中止 コロナ対応、体力調査も
萩生田光一文部科学相は17日、小中学生が対象の全国学力調査と全国体力調査を今年度は中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための緊急事態宣言の対象区域が全国に広がったことや、全国の約6割の小中学校が休校していることを理由に挙げ、「各学校で指導計画や行事計画を大幅に見直すことが必要で、新たな日程の設定が困難」と述べた。 全国での両調査の中止は東日本大震災のあった2011年以来、2回目。 全国学力調査は今月16日の予定だったが、萩生田氏が3月に見送りを発表。「できれば中止は避けたい」としていたが、全国の教育委員会などから中止を求める声も出ていた。小6と中3を対象に07年度から始まり、昨年度は計約212万人が参加。国語と算数・数学のほか、年度によっては理科や英語が加わる。 08年度に始まった全国体力調査は小5と中2が対象で、昨年度は計約201万人が参加。50メートル走、立ち幅跳びなど8項目の成績を点数化したり、運動習慣を調べたりする。(宮崎亮) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル