山口県岩国市美和町大根川集落の住民14人で管理・運営する「大根川観光栗園」が、開園10年の節目を迎えた。地域ブランド「岸根ぐり」の認知度を上げ、栗拾いによる観光客の呼び込みで地域を元気づけようと開園した。昨年の来園者数は約1500人で、開園当初の10倍を記録。今年も秋の開園に向け、広大な敷地に腐葉土をまいて土づくりをするなど準備に汗を流す。 集落は市中心部から車で約40分の静かな山あいにある。2014年に県の「やまぐちブランド」に認定された「岸根ぐり」の産地だ。品種「岸根」は、1粒の重さが30グラム以上と栗では最大級の大きさで、60グラム超の果実もある。大きさと味の良さから高級栗ブランドとして人気は高いが、生産者の高齢化と収量の減少が課題となっていた。 地域活性化とブランド振興のため、住民が結集し、観光園を10年に開園した。約1ヘクタールに「岸根」200本の他、早生種「銀寄」30本を栽培する。 同園は品質の高い栗の安定供給へ試行錯誤する。安定した収穫量を維持するため、草刈り、施肥、剪定(せんてい)、害虫防除は特に徹底する。昨年初めて、敷地の半分に土づくりのため腐葉土を施した。通気性や保湿性が良く、土が柔らかくなる効果があり、今年は全面に腐葉土を入れた。果実の品質に効果が出るまでには2年ほどかかるが、土づくりは基本として続ける。 観光園の運営だけでなく、集落ぐるみで栽培を盛り上げる。栽培未経験者にはJA山口県岩国統括本部の「くり入門塾」で、剪定の基礎を身に付けてもらうなど、後継者育成にも力を入れる。 同園の藤本忠義園長は「わが子のように丹精して作った栗をもっと多くの人に広めて、収穫する楽しさを知ってもらいたい。秋には栗園を訪れてほしい」とPRする。 日本農業新聞 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
[農景 桜 2020] “円”たけなわ(日本農業新聞)
満開の桜「ソメイヨシノ」が、神奈川県川崎市の農業用水利施設「久地円筒分水」をのぞき込む。樹齢は約90年。地域の水田農業を支えていた頃の円筒分水を知る“生き証人”だ。今年は例年より10日ほど早い3月15日に開花した。 円筒分水は農業用水を複数の水路に分ける水利施設だ。久地円筒分水は1941年に建造。江戸時代に築かれた「二ケ領用水」から引き込んだ水を中央部からあふれさせ、四つの水路に分水。地域の水争いの解決に役立った。桜は円筒分水の完成後、地元住民が移植したといわれている。 農業用としての役目を終えたが、貴重な建造物として国の「登録有形文化財」に登録。地元住民でつくるボランティア組織「久地円筒分水サポートクラブ」が、かつての姿を伝えるため、清掃活動をする。代表の吉田威一郎さん(78)は「地域農業の歴史にも興味を持ってほしい」と話す。 桜と農業の関係は深い。花は農作業の合図となったり、農村の魅力を高めたりしている。満開に合わせて紙面で紹介する。新型コロナウイルスの感染拡大で花見が自粛される中、紙面で楽しんでほしい。(随時掲載) 日本農業新聞 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「落ち着いて指せたら」藤井七段、棋聖戦準決勝向け抱負
将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が3月31日、第91期ヒューリック杯棋聖戦(産経新聞社主催)の決勝トーナメントの準々決勝で、菅井竜也(たつや)八段(27)に勝ち、渡辺明棋聖(35)=棋王、王将と合わせて三冠=への挑戦権獲得まで、あと2勝と迫った。午前10時に始まった対局は、午後6時24分、同一局面が繰り返される「千日手」(引き分け)が成立。30分後の午後6時54分に始まった指し直し局が終局したのは午後10時36分という激戦だった。藤井七段が今期棋聖戦で挑戦者になれば、将棋界のタイトル挑戦の最年少記録(17歳10カ月)を更新する可能性がある。 終局後の両対局者ヘのミニ・インタビューのうち、主なやりとりは、以下のとおり。 〈まず、勝った藤井七段へ〉 ――「千日手指し直し」になる、激しい戦いだった。今回の対局を振り返ると? 藤井七段「千日手局の方は、ちょっと、中盤以降は自信が無い展開になってしまったのかなあと思って、指していました。指し直し局は、少し、序盤で仕掛ける手を見つけることが出来ずに、少し不本意な展開になってしまったかな、と思っていたんですけど……」 ――(棋聖戦の決勝トーナメント… 【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
囲碁の一力八段が河北新報に 棋士と記者、二足のわらじ
囲碁の一力遼八段(22)が1日、東北の有力紙の河北新報社(本社・仙台市)に入社した。同社によると、東京支社編集部に在籍し、これまでどおり棋士活動に軸足を置きながら、記者として取材にも携わるという。一力は仙台市出身。同社創業家の一力雅彦社長のひとりっ子で、3月に早稲田大学社会科学部を卒業した。 一力は同社を通して「今後も棋士として囲碁中心の活動になりますが、新聞社の一員としても、一つずつ学びながら、社会に貢献できるように頑張ります。囲碁で培った経験は新聞社の仕事にも必ず生かされると思います」とのコメントを出した。(大出公二) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
緊急事態宣言で鉄道は? 停止要請はあり得るのか
新型コロナウイルスの感染者が東京都など都市部で増加するなか、特別措置法に基づく緊急事態宣言が出た場合、くらしにどんな影響が出るかに注目が集まっている。仮に宣言が出された場合、鉄道やバスなど公共交通機関はどうなるのか。道路の車両通行は制限されるのか。 赤羽一嘉国土交通相は3月31日の閣議後会見で、緊急事態宣言が出された場合、公共交通機関はどのような対応をするのか問われ、こう答えた。「公共交通機能を確保することが基本とされている。減便などの措置もありうると想定されるが、国民生活や経済活動などへの影響を最小限にとどめる」 つまり、宣言が出されても公共… 【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ヘイト条例運用部署新設 全面施行へ本腰 川崎市(カナロコ by 神奈川新聞)
川崎市は1日、あらゆる差別の根絶を掲げ、ヘイトスピーチに刑事罰を科すことを盛り込んだ「市差別のない人権尊重のまちづくり条例」の運用を担う新たな部署を設置した。差別的言動の調査やその対策、人権侵害の被害者救済など条例に基づく施策を受け持つもので、その実効性を左右する重要な役目を担う。 市人権・男女共同参画室に「人権尊重のまちづくり担当」を新設。担当課長と係長2人、専門調査員の計4人を配置した。 罰則対象となるヘイトスピーチの調査、記録をヘイト団体のデモや街宣の現場などで行う。罰則につながる勧告、命令、公表、刑事告発を行う際には、意見聴取する第三者機関「差別防止対策等審査会」に判断材料を提示。そのための情報収集にも当たる。 条例では、インターネット上のヘイトスピーチに拡散防止措置を講じると明記しており、差別的言動を検索するネットモニタリングにも委託先の民間企業とともに取り組む。ネット上の差別書き込みを含む人権侵害の相談を受け、必要な支援を行うことも義務付けており、関係部署や地方法務局、人権団体などと連携し、被害者の救済を図っていく。広報・啓発事業も担当する。 同室の池之上健一室長は「今年は条例に基づき具体的な取り組みを始める重要な1年。担当が設けられた分、着実に取り組みを進め、市民に還元していかなければならない」と話す。 条例に基づく人権施策推進基本計画の策定を諮問する「市人権尊重のまちづくり推進協議会」と、差別防止対策等審査会のメンバーも同日までに決定。月内にも初回の会合を開く。 新年度の組織改編では外国人市民の一層の増加を見据え、市民生活部に多文化共生推進課も新設。廃止した同室の外国人市民施策担当と同部の交流推進担当の役割を一本化し、外国人市民代表者会議や共生社会の実現に向けた業務に携わる。 ◆川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例 全ての市民が差別を受けることなく生き生きと暮らせるまちづくりを掲げ、人種や国籍、性別、性的指向、出身、障害などを理由にしたあらゆる差別的取り扱いを禁じた。公共の場で市長の勧告、命令に従わずにヘイトスピーチを繰り返した人物・団体に最高50万円の罰金刑を科すほか、市が人権侵害の被害者を支援し、インターネット上のヘイトスピーチの拡散防止措置を行うことも定めた。昨年12月に理念や禁止規定などの一部が施行。4月1日からはネット対策などが施行され、ヘイトスピーチの罰則規定は全面施行となる7月1日から適用される。 神奈川新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
河野防衛相が山本氏を注意 確認中の情報を投稿 「しまかぜ」衝突巡り(カナロコ by 神奈川新聞)
海上自衛隊の護衛艦「しまかぜ」が中国漁船と衝突した事故を巡り、河野太郎防衛相(衆院神奈川15区)は、確認途中の情報をツイッターに投稿した山本朋広防衛副大臣(比例南関東)を「公表した内容を超えるもので、不適切」と注意した。菅義偉官房長官(2区)が1日の会見で明らかにした。 事故は東シナ海で3月30日夜に発生。関係者らによると、山本氏は事故を受けて衝突現場の詳しい位置や状況などをツイッターに投稿した。報告内容を公表資料と誤認したとして自ら削除したが、ネット上には31日午後5時ごろまで投稿が残っていた。投稿内容は機密情報ではないという。 山本氏は「今回の件を猛省し、今後、一層の情報管理を徹底し、引き続き職責を果たしていく」とコメント。菅氏は「注意を真摯(しんし)に受け止め、職責を全うしてほしい」と述べた。 山本氏は昨年9月に2度目の防衛副大臣に就任。同月に陸上自衛隊のヘリコプター墜落事故に関する調査結果の説明で佐賀県内を訪問した際、地元の焼き鳥店での食事を「美味しいなぁ~」などとツイッターに投稿し、問題視された経緯がある。 神奈川新聞社 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Former Buffaloes, Fighters manager Masataka Nashida tests positive for coronavirus
Masataka Nashida, who managed two teams to Pacific League pennants, has tested positive for the new coronavirus, his management company said Wednesday. According to the company, the 66-year-old Nashida felt fatigued on March 25, recorded a fever on Saturday and went to the hospital on Monday after experiencing shortness of […]
「下級国民」どこでも ホームレス卒業、64歳作家の目
「62歳、住所不定、無職」。そんな肩書で2年前に鮮烈な作家デビューを果たし、漫画喫茶で執筆をしてきた作家がいる。 赤松利市さん。 3月、『犬』(徳間書店)が優れたハードボイルド小説に贈られる大藪春彦賞を受賞した。これを機にアパートを借り、漫画喫茶での「住所不定」の生活にピリオドを打った。 年収2千万円の会社経営者から転落し、波乱の半生を送った。東日本大震災後は、宮城で土木作業員、福島で除染作業員としても働いた。異色の作家が、4年にも及んだ「漫喫暮らし」から見えた日本の風景とは。 見えたのは「日本の縮図」 小説を執筆する拠点だった東京・浅草の漫画喫茶での生活をやめたのは、今年2月上旬のことだ。 「初心を忘れないようにと思って、(作家デビュー後も)漫画喫茶にずっといました。でも、64歳になった。執筆途中で体がきつくなっても、体を横にするスペースがないから、うろつくしかない。だから、移ることにしました。書くためだけの理由です。書くしかないんです」 大藪賞の賞金300万円をあてにして、部屋を借りようとしていたが、賞金をもらう前に、一時、ホテルに「避難」した。理由は、新型コロナウイルスの感染拡大だ。 「漫喫は不特定多数の人物が出… 【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
けがで黄信号→五輪延期 1年の猶予、生かしたい選手も
来夏への延期が決まった東京オリンピック(五輪)の選手選考がどうなるかは、各競技団体などの今後の判断次第だ。1年の猶予をうまく生かせそうな選手もいる。 1月にマレーシアで交通事故に巻き込まれ、右の眼窩(がんか)底骨折が発覚したバドミントン男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)にとっては、試合勘や体力面での不安を取り除く時間にもなる。 「正直、この時期に試合に出られないのはすごい致命的」。3月上旬の記者会見で、桃田はこう話していた。2月末から練習に合流し、3割くらいの力でのスマッシュ、目を動かすリハビリなどのトレーニングから再開。本来の開幕時期であれば、4カ月前だったが、「まだ試合ができる状態ではない」と話していた。日本協会の強化関係者のなかでは、「一番の不安は体力や試合勘が戻るかどうか」という声が多かった。 体操女子で3大会連続の出場を目指す寺本明日香(24=ミキハウス)は2月、左アキレス腱(けん)を断裂した。競技復帰までに一般的には半年ほどかかるけがで、4~6月に予定されていた国内選考会に間に合うか難しい状況のなか、自身のSNSで「誰がなんと言おうと最後まで諦めずに自分の体操人生を貫き通そうと思っています」と宣言していた。その後、国内選考会の開催延期が決まった。 柔道は男女14階級のうち13… 【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル