Au marché aux poissons de Pékin, le 24 août 2023, jour de l’interdiction par la Chine de toutes les importations de fruits de mer japonais. GREG BAKER / AFP La colère semble générale en Chine contre le rejet d’eau contaminée de la centrale de Fukushima dans l’océan par son opérateur Tepco, […]
熱海市の土石流警戒区域、9月解除へ 年度内帰還の意向は39人だけ
有料記事 村野英一 青山祥子2023年8月25日 15時00分 静岡県熱海市の斉藤栄市長は24日、伊豆山の土石流災害に伴う警戒区域を9月1日午前9時に解除すると正式に発表した。災害対策基本法に基づく立ち入り禁止が撤廃され、避難していた住民の一部の帰還が可能になる。市は、19世帯39人が来年3月までに区域内の家に戻る意向を示したと明らかにした。 警戒区域は土石流が流れ下った全長約1・3キロの逢初川沿いに安全確保のため設置された。土砂崩落の起点付近に不安定な土砂が残っていたが、起点から約800メートルに砂防堰堤(えんてい)が今春新設され、県による土砂の撤去も今月26日に完了することから解除が決定した。 斉藤市長は記者会見で、「解除は今後の復興に向けた大きな一里塚。復旧が本格化する節目になる」と述べた。 市は警戒区域内で電気、水道、ガスの復旧を進めている。居住可能な住宅46棟のうち32棟で電気、水道、ガスが9月1日までに供給できるようになる。残る14棟も年末までにすべて復旧させる予定だ。 土石流は2021年7月3日に発生した。翌8月初めに市内のホテルなどへ避難していた人は約300人いた。帰郷を断念して新居に引っ越す人もいて、公営住宅などで避難生活中の住民は今月18日時点で112世帯の200人になっている。 市によると、今年度中に警戒区域内へ帰還する意向の人の引っ越し時期は、9月が7世帯13人、10~12月が6世帯16人、来年1~3月が6世帯10人。合計の39人は被災直後の避難者数の13%にとどまる。 住宅再建のめど立たず、進まない帰還 警戒区域への帰還が進まない… この記事は有料記事です。残り1066文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【そもそも解説】北陸新幹線、大阪への延伸はいつ? 費用対効果は?
【鷹の爪動画】北陸新幹線、どこまで延伸されるの=(C)DLE/朝日新聞社 北陸新幹線の金沢(かなざわ)―敦賀(つるが)(福井県)間が2024年春に開業する予定で、9月に初めての走行試験が行われます。将来的には、敦賀から新大阪まで延ばす構想です。ただ、この延伸(えんしん)計画には反対意見が多く、国による事業認可の見通しも立っていません。 Q 北陸新幹線って何? A 法律に基づき整備計画が定められている整備新幹線の5路線の一つだ。他に、北海道(青森―札幌)、東北(盛岡―青森)、九州(福岡―鹿児島、福岡―長崎)がある。東京を起点に、15年に金沢まで開業した。来春に敦賀まで延伸する。 Q それをさらに新大阪まで延ばすの? A そうだ。敦賀から新大阪まで、福井県小浜(おばま)市付近、京都駅、京都府京田辺市付近を通る約143キロの「小浜京都ルート」で計画されている。8割がトンネル区間の予定で、想定工期は15年だ。特急で1時間42分かかる福井―新大阪間は55分、金沢―新大阪間は今の半分の1時間20分で移動できるようになる。 Q なぜそのルートに? A 当初は建設費が安い滋賀県の米原を通るルートなども候補だった。ただ、移動時間の早さや利便性なども考慮し、最終的に、17年3月に与党(よとう)の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)が最終決定した。16年の試算では、概算(がいさん)建設費は約2兆1千億円となっている。 Q それだけのお金に見合う効果はあるの? A ビジネス、観光、進学な… この記事は有料記事です。残り818文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
陰口が怖かった中学時代 ユーチューバー葉一さんがほしかった言葉
教育系ユーチューバーとして中高生らから人気の葉一(はいち)さん(38)は、中学でいじめを受け、学校に行くのがつらい時期がありました。「自分が悪い」と思い詰めていたあの時、周りからかけてほしかった言葉があると言います。いま、同じような経験をしている子どもたちに伝えたいことを聞きました。 学校に行きたくない。生きづらい……。夏休みが明ける頃、いつも以上にしんどさを感じる子どもたちが多くいます。「#withyou~きみとともに~」は、そんな子どもたちや、保護者にメッセージを届ける企画です。いじめや高校中退、不登校などを経験した人に、何に悩み、苦しみ、どう対処したのかを語ってもらいます。 女子生徒の集団が怖かった 中1の終わりごろから卒業するまで、いじめを受けていました。当時ぽっちゃりしていて、女子から「デブ、キモイ」など見た目に対して陰口を言われていました。一部の男子たちからは、階段から蹴飛ばされて転げ落ちたこともあります。 校内で女子の集団を見かけると、陰口を言われているように感じました。小学校から仲がよかった友達のことも、その集団と裏でつながっているんじゃないかと信じられなくなって。だからいじめられていることを友達にも相談できませんでした。中2以降、怖くて休み時間は廊下に出られませんでした。 周りは見て見ぬふりという感じで、味方はいませんでした。忘れたいからなのか、実は中学の時の記憶は薄いんですが、あの時のみんなの目線は鮮明に覚えています。生徒に交じって私の容姿をいじり、笑いを取る先生もいました。 人間不信になり、学校に行きたくなかった。だけど「なんであいつらのために休まなきゃいけないんだ」という気持ちもあって、苦しいけど学校に行っていました。 当時はいじめのことを親に言えませんでした。私の妹には生まれつき障害があって、親が大変そうなのを見ていたので、余計な心配をかけたくなかったんですね。 ただ、どうしても行くのがつらくて何回か学校を休んだことがあります。そのとき「休んでいい?」と聞くと、母親は理由も聞かずに「いいよ、わかった」と休ませてくれました。普段通りに接してくれて、休んで気持ちをリセットすることができ、とても救われました。 「自分が悪い」思考の悪循環 もともと学校は大好き。小学校ではドッジボールやバスケットボールが好きで、学校は友達と会える楽しい場所でした。「あの頃に戻らないかな」と中学時代は願ったりもしましたが、どうすることもできませんでした。何が悪いのか、どうしていいのか分からない。考え続けていると、最終的に「自分が悪い」という考えに帰着していきました。 「存在することで迷惑をかけているんだ、存在自体が邪魔なんだ」と思い詰め、「自分が消えればいい」と頭の中でぐるぐる考えていました。通学途中に車が行き交う大通りで「いま車道に出れば楽になるだろうな」と思ったこともあります。 解決できない問題があると、原因を何かのせいにしたくなるものです。簡単なのが自分のせいにすること。だから、自分が全て悪いと思い込んでいたんです。 あの時、誰かに「君は悪くないよ」と言ってほしかった。ほかの誰かを悪者扱いしたうえでではなく、フラットに「悪くないよ」と。そうしたら、「自分が悪い」「消えればいい」という思考の悪循環から抜け出せていたかもしれません。 そうした経験があるからこそ、いま悩んでいる人がいたら、声を大にして伝えたい。あなたは何も悪くない。そのままでいいんだよ、と。 「学校に行かない」は一歩前進 高校は女子がいないところに行きたくて、男子校に進みました。そこで人間関係が変わったことで、いじめはなくなりました。中学時代の体験から、「みんなに好かれなくていい」と開き直ったのもよかったのかもしれません。親友はいなくても、学校に楽しく行けるようになり、そこで出会った恩師の影響で教育関係の仕事を志すようになりました。 動画配信を仕事にする前、個別指導塾で3年間、講師をしていました。生徒からは、勉強だけでなく、いじめなど個人的な話を打ち明けられる機会も多くありました。その時、自分の経験を話すことで、子どもたちが本音を言いやすくなっていることに気づきました。あの経験があったからこそ、子どもたちにメッセージが届けられるんだと、ポジティブに捉えることができたんです。 過去の事実は変えられない。でも、その事実の意味は今の自分が変えることができる。そう思えるようになりました。 親など周りの大人は、子どもが悩んでいるのに気づいたとき、声かけの仕方が難しいですよね。塾講師の時は生徒の様子の変化に気づいたら「いつもと様子が違うって感じたんだけど、なんかあった? 話し相手くらいにはなれるから、話したくなったら来てね」と伝えていました。 こちらから聞き出すのではなく、相手が話したくなったときに話せる関係を築いておく。「こっちのドアはいつでも開いているよ」とちゃんと伝えておくことが大事だと思います。私も息子には「何か聞いてほしい時はいつでも言って」と常に伝えています。 「学校に行かない、行きたくない自分」をネガティブに捉える子も多いでしょう。でも、「学校に行かない」という道を選んだ時点で、一歩前に進んでいるんです。後ろではなく、前に進んでいる。悩んでいる自分に「いいんだよ、それで」と言ってほしい。 しんどいのは、心のエネルギーが枯渇しているから。それは全然悪いことじゃなくて、ちょっと休んで充電すればいい。ある程度休んだら、自分ができることは何だろうと考えられるときが来ると思うので、学校に行かない時間を何に使おうか自分でじっくり考えて、興味のあることをとことん突き詰めてみるといいと思います。 息抜きは絶対に必要。今の自分を大事にしてほしい。(聞き手・植松佳香) ■略歴 は・いち 1985年生まれ。群馬県在住。東京学芸大を卒業後、教材販売会社の社員や塾講師を経て、2012年からユーチューブチャンネル「とある男が授業をしてみた」(登録者数約193万人)で数学や理科などの授業動画や、悩み相談に答える動画などを公開している。今年3月に同チャンネルで配信した動画「いじめを経験した私が伝えたいこと」でいじめを受けた経験を語っている。 文部科学省の調査によると、2021年度の小中高、特別支援学校のいじめの認知件数は計61万5351件(前年度比19・0%増)で過去最多だった。このうち、いじめにより、生命や心身、財産に重大な被害が生じた疑いや、相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがある「重大事態」の件数は705件だった。 ■主な相談先 【#いのちSOS】 0120・061・338 日、月、火、金曜は24時間 その他の曜日は6~24時 【いのちの電話】 0120・783・556 毎日16~21時 【チャイルドライン】 0120・99・7777 毎日16~21時 対象は18歳まで 【24時間子供SOSダイヤル】 0120・0・78310 毎日24時間 【生きづらびっと】 LINE @yorisoi-chat 【あなたのいばしょ】 チャット相談(https://talkme.jp/) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【そもそも解説】インボイス制度 「個人事業者の負担増」の理由とは
10月にスタートし、多くの取引への影響が予想されるインボイス制度。そもそもどのような背景で導入され、なぜ「個人事業者の負担が増す」と言われているのだろうか。 消費税はモノやサービスを売った時に得る消費税額(①)から、仕入れたときに支払った税額(②)を差し引いて納める仕組み。 この差し引きを「仕入れ税額控除」と呼ぶ。帳簿に②を記し、その金額を証明する領収書、請求書などをそろえることが控除の要件となる。 請求書などに税額が明記されていない場合は、納税者が仕入れ価格をもとに税額を計算し、②を確定させることができる。 しかし、2019年10月から軽減税率が実施されたことにともない、このやり方に懸念が生じた。 軽減税率は、消費税率を10%に引き上げる一方で、飲食料品など生活必需品を対象として据え置かれた税率(8%)。 税率の引き上げによる低所得者の負担軽減が目的だったが、実施によってこれまで単一だった税率が2種類になった。 しかし、飲食料品であっても外食や酒類は10%、家畜の飼料用として販売される場合も10%……となるなど、一律で8%となるわけではない。 「食い違い」防ぐ狙い 税率を判断する売り手が10… この記事は有料記事です。残り1275文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仕組みは「合理的」、でもなぜ反発? 識者が読み解くインボイス制度
10月に始まるインボイス(適格請求書)制度をめぐり、個人事業者を中心に制度の中止や延期を求める声が強まっている。 制度そのものは消費税の仕組みを考えれば合理的との意見もあるが、なぜ反発を招くのか。税法に詳しい三木義一・青山学院大名誉教授に読み解いてもらった。 現在、年間売り上げ1千万円以下で消費税の納税義務が免除されている「免税事業者」からモノやサービスを仕入れる業者の多くは、仕入れ値に8~10%の消費税が含まれるものとして申告時に控除している。これを「仕入れ税額控除」と呼ぶ。 本来なら、仕入れ業者が控除したこの消費税は、免税事業者も同様に仕入れ税額控除のうえで納める必要があるが、それが免除される以上、消費者が負担した税額の一部がきちんと国庫に納まらない。 インボイス制度は、こうした問題を解消できるとされている。 同制度では、仕入れ税額控除のためにインボイスが必須となる。そしてインボイスを発行できるのは、消費税を納める義務がある「課税事業者」だけ。免税事業者から商品を仕入れても控除の対象とはならない。 政府は強いメッセージを このため、免税事業者と取引… この記事は有料記事です。残り406文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仕事が減るのを覚悟するか「増税」か インボイス、悩める個人事業者
有料記事 高田正幸 前田健汰2023年8月25日 14時00分 「円滑な経理のためにインボイス(適格請求書)登録をお願いします」 フリーランスのイラストレーター、bomiさん(41)が常連の取引先であるプロダクションからこんな内容のメールを受け取ったのは、昨年3月のことだった。 「お願い」であって「義務」だとは書いていない。ただ、bomiさんは「登録しなかったら、きっと切られてしまう」と受け止めた。 bomiさんを含め、イラストレーターの多くは年間の売り上げが1千万円以下の「免税事業者」。インボイスが発行できず、このままでは税負担が発注業者にのしかかる。 100人超のイラストレーターと業務委託をするプロダクションが全員分の税負担を受け入れられるわけがない。bomiさんはそう思う。 デザイン学校を卒業後、ゲーム会社などを経て、2006年からフリーランスとして漫画やゲームのイラストを手がけてきた。月刊誌で連載を抱えたこともある。 ただ、それでも年間所得が300万円を超えたことは少ない。小学2年の長男と保育園年長組の次男を抱えた生活費などを考えれば心もとない額だ。近ごろの物価高も家計に重くのしかかっている。 インボイス制度は、そんな中で始まる。 10月1日にインボイス制度が始まります。取引先に正確な消費税額を伝えることが求められますが、開始が目前に迫った今も不安の声が上がります。何が問題なのか。制度に関わる様々な立場の事業者を取材しました。 インボイスを発行するために… この記事は有料記事です。残り1125文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
関東大震災おこした相模トラフ、残る爪痕 〝次の地震〟への動き今も
100年前に関東大震災を引き起こしたのは、関東の沖合に延びる「相模(さがみ)トラフ」と呼ばれる海底地形の周辺だ。「次の巨大地震」に着々と向かっていると考えられている相模トラフとは何か。私たちの足元で、何が起きているのか。 1923年9月1日の関東大震災(大正関東地震)では10万5千人が亡くなった。火災による死者が多数だが、神奈川や静岡を中心に津波や土砂災害でも1千人以上が犠牲となった。 「神奈川県の小田原市付近から千葉県の房総半島まで長さ100キロ以上、幅50キロ以上の範囲で、地下の断層が数メートルずれたと考えられている。首都圏の南関東を覆う広さで強い揺れが発生したことが、日本の災害史で最悪の犠牲者数につながった」 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の堀高峰(たかね)・地震津波予測研究開発センター長はそう話す。 地震を起こした相模トラフは、神奈川沖の相模湾から太平洋沖まで300キロにわたる。 トラフとは海底の細長いくぼみのこと。東京や東北地方などが載った陸のプレート(岩板)の地下に、伊豆半島側のフィリピン海プレート(海のプレート)が沈み込んでいる。この二つのプレートの境にできた溝が相模トラフだ。 巨大地震を繰り返してきた大地の動きは、今も足元で続いています。次の関東地震を探る研究とは。 同じく海のプレートが陸のプレートの下に沈み込んでできたのが、西隣の静岡から九州沖に延びる「南海トラフ」で、きょうだいのような関係にあたる。 相模トラフや南海トラフ周辺では、陸のプレートにたまったひずみが耐えきれなくなり、海のプレートとの境がすべり動く「海溝型地震」が繰り返し起きる。 マグニチュード(M)7・9の「相模トラフ巨大地震」だった関東大震災では、陸側のプレートが跳ね上がるように隆起した。 こうした関東大震災のメカニ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「治安課題対処への人材」特集 一線職員14人紹介 今年の警察白書
警察庁は25日、2023年版の警察白書を公表した。「複雑化する社会に適応する警察組織と多彩な人材」と題し、治安課題に対応するために必要な人材確保の取り組みなどを特集した。 特集は、少子高齢化や情報通信技術の発展などで社会情勢が変容し、治安課題に多大な影響を与え複雑化させており、能力をもつ人材の確保・育成と、活躍できる環境整備が必要だと指摘。「警察運営の合理化・効率化やリソースの配分の最適化を図ることが重要だ」とした。 人材の活躍ぶりや職場での取り組みを具体的にイメージしてもらうため、事件捜査や被害者対策、交通や警備、サイバー部門など一線で働く職員14人を、個別ケースとしてそれぞれ写真入りで取り上げた。 白書はトピックスの一つに要人警護を取り上げた。昨年7月の安倍晋三元首相銃撃事件を受けた警護の仕組みの見直しを紹介。さらなる強化を強いられることになった今年4月の岸田文雄首相に対する爆発物投げ込み事件については、「首相のみならず聴衆を危険にさらず重大な事態となった」と記した。5月に広島で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)の警備も総括した。(編集委員・吉田伸八) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
和歌山県沖で貨物船が衝突し転覆 乗組員3人救助、2人不明
森直由2023年8月25日 9時02分(2023年8月25日 10時30分更新) 和歌山県沖の紀伊水道で24日午後11時半ごろ、リベリア船籍の貨物船から「船と衝突した」と第5管区海上保安本部に無線連絡があった。海保によると、衝突した日本船籍の貨物船「いずみ丸」が転覆し、乗組員5人のうち3人が救助されたが、2人の行方が分かっていないという。 事故があったのは、和歌山県日高町から沖合約15キロの海上。いずみ丸には日本人男性5人が乗っており、30~70代の3人は相手側の貨物船に救助されたが、50代と60代の2人が行方不明となっている。海保が巡視船やヘリコプターを出して2人の行方を捜索している。 救助された3人の命に別条はなく、リベリア船籍の貨物船の乗組員にけが人はいないという。 いずみ丸は499トン、全長約75メートルで、東京の海運会社「泉海運」が所有している。泉海運によると、いずみ丸は23日に千葉県船橋市を出航し、25日朝に岡山県に着く予定で、金属のスクラップを運んでいた。行方不明のうちの1人は船長とみられるという。(森直由) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません Source : 社会 – 朝日新聞デジタル