米ウーバー・テクノロジーズが日本で展開する飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」が11月29日、東京都内で働く配達員の基本報酬の引き下げに踏み切った。配達員でつくる労働組合は「一方的な引き下げだ」と訴え、団体交渉を求めているが、ウーバー側は拒否している。 配達員約20人が加入する労働組合「ウーバーイーツユニオン」が5日、日本法人の本社を訪れ、抗議書を出し、団体交渉を要求。午後に記者会見を開いた。 ユニオンによると、配達員の基本報酬は配達物の「受取料」、注文者への「受け渡し料」、距離に応じた「距離報酬」などで構成されるが、都内で働く配達員は今回、いずれも引き下げられた。たとえば距離が約2・7キロの配達の基本報酬は、以前の570円から約13%減り、498円になったという。 引き下げは11月20日にメールで配達員に知らされた。会社主催の説明会もあったが、その理由は明確には示されなかったという。 ウーバー側は、基本報酬とは別に天候や配達回数などに応じて払う「インセンティブ報酬」を増やすなどしたため、収入は変わらないと説明しているという。ウーバーの日本法人は朝日新聞の取材に対し、「今回の改定が配達パートナーの皆さまの収入に影響を与えることは想定しておりません」とコメントした。 一方、ユニオンの前葉富雄・執行委員長は「インセンティブはウーバー側が恣意(しい)的に決め、不透明だ」と訴えている。 10月に結成されたユニオンは… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
共通テスト、国語と数学の記述式も延期検討 政府・与党
2020年度から始まる大学入学共通テストで導入される国語と数学の記述式問題について、政府・与党は5日、実施を延期する方向で調整に入った。政権幹部らが明らかにした。採点者の質の確保や自己採点の不一致率の高さなどが課題となっており、現状のままでは実施できないと判断した。 公明党の文部科学部会は5日、萩生田光一文部科学相に記述式問題に関する提言を出した。提言では質の高い採点者を確保することが可能かといった課題を列挙。特に自己採点の難しさを問題視し、「現時点で、解消のめどが立っていない」とした。その上で、受験生らの理解が十分に得られているとは言い難いとし、来年度の導入について見直し・延期を検討するよう求めた。 自民党も同日に文科部会を開催。高階恵美子部会長は「改善や見直しの判断を可及的速やかに求める」と述べ、6日に萩生田氏に自民党としての決議文を出すことを明らかにした。 萩生田氏は5日、公明党の提言や自民党の決議について「重く受け止めている」とするコメントを出した。ただ、記述式問題については大学入試センターや採点業者と連携して改善を検討していると強調。延期の決定や検討をしている事実はないとした。 一方、官邸幹部は「このまま実施して良いことは全くない」と指摘。自民党幹部も「見直すことになるだろう」と語った。今後、政府は自民、公明両党との調整を本格化させ、年内に結論を出す見通しだ。 記述式問題をめぐっては、約50万人の受験生の答案を採点するため、採点者が8千~1万人必要となる。短期間で正確な採点ができるか懸念がある。特に国語では自己採点が難しく、受験生が自らにふさわしい大学を選べるか不安視されている。 政府は11月1日に共通テストの柱だった英語民間試験の活用の見送りを表明している。もう一つの柱である記述式問題の導入も延期されれば、大学入試改革は振り出しに戻ることになる。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
エボラワクチンの国内初臨床試験、開始へ 東大医科研で
致死率が5割前後とされるエボラ出血熱の国内初のワクチンの臨床試験が今月中旬、東京大学医科学研究所付属病院(東京都港区)で始まる。まずは健康な成人男性に打ち、安全性やウイルスに対する抗体ができるかどうかを確認する。 東大医科研などのチームが開発したのは、増殖も感染もしないようにした人工ウイルスから作ったワクチン「iEvac(アイイーバック)―Z(ゼット)」。カニクイザル12匹で行った実験では、感染を防ぐのに十分な抗体が体内ででき、副作用もなかったという。 国内で行われる臨床試験の第1段階では、20~45歳の健康な男性15人に4週間間隔でワクチンを0・1ミリリットルずつ2回接種する。重い副作用が出なければ、第2段階として別の健康な男性15人に0・5ミリずつ2回接種し、安全性や、体内に抗体ができるかどうかを調べる。 これまでに欧米の企業により2種類のワクチンが開発され、うち1種類は今年11月、欧州連合(EU)で承認された。 研究チームの河岡義裕教授は「… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
建設会社で現金授受か、官製談合 富山市職員ら6日にも再逮捕(共同通信)
富山市発注工事を巡る官製談合事件で、公競売入札妨害罪で起訴された同市の「大田建設」の社長大田清夫被告(61)らが、同社の事務所内に現金を置き、官製談合防止法違反罪で起訴された同市主査椙本好信被告(45)に持ち去らせるなどして工事受注の謝礼を渡していたとみられることが5日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、これまでの調べに椙本被告らは「複数回、金銭の授受があった」と供述。県警は同被告が受け取ったのは数十万円とみている。現金授受の具体的な方法が明らかになるのは初めて。 県警は6日にも収賄容疑で椙本被告を、贈賄容疑で大田被告夫婦を再逮捕する。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
立民、合流協議提案へ調整 来週にも国民などに、再編加速か(共同通信)
立憲民主党の枝野幸男代表は、国民民主党などに来週にも合流に向けた協議を呼び掛ける方向で調整を始めた。複数の野党関係者が5日、明らかにした。次期衆院選を見据え、自民党に対抗できる野党勢力の結集を目指す。立民、国民両党幹部は非公式に協議を続けており、今後野党再編を巡る動きが加速しそうだ。 今国会は9日が会期末。関係者によると、野党が要求する会期延長が実現しなかった場合、枝野氏は速やかに国民の玉木雄一郎代表らに合流を視野に入れた協議を申し入れる考えだ。社民党にも呼び掛ける。 立民は衆参両院で国民、社民両党や野田佳彦前首相ら無所属議員と統一会派を結成している。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「日本人まだ生きてる」襲撃犯叫んだ後、中村医師に3発
アフガニスタン東部ジャララバードで4日、人道支援に取り組んできたNGO「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の現地代表で、医師の中村哲(てつ)さん(73)が銃撃され、殺害された事件で、襲撃犯らが「日本人がまだ生きている」と叫んで中村さんを重点的に撃っていたことが、目撃者の証言で分かった。現地で有名な中村さんを殺して他の支援団体も萎縮させ、現地政府に打撃を与える狙いだった可能性がある。 現場は飲食店やホテルが並ぶ幅20メートルほどの路上。住民(40)が朝日新聞現地助手に語ったところでは、4日午前8時ごろ、自動小銃と短銃をスカーフにくるんで持った男2人が様子をうかがい始めた。2人は顔は隠していなかった。 そこへ中村さんらの四輪駆動車2台が差し掛かると、不審な白い車が進路を妨害。短銃の男が助手席の中村さんに近づき、窓越しに発砲すると、中村さんはダッシュボードに崩れた。 さらに、白い車から降りてきた男たちも撃ち始め、中村さんの運転手や警備員も倒れた。 住民によると、襲撃犯は7人はいたという。住民が動こうとすると、銃口を向けて「近づくな」と威嚇したという。 銃撃がいったん収まると、意識を取り戻した中村さんが頭を上げた。これに男が気づいて「日本人がまだ生きているぞ」と叫ぶと、自動小銃を持った別の男がフロントガラス越しに3発、中村さんの胸付近を撃った。 男たちは大声で「死んだか?」… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「生きる気力なくなった」遺族落胆 熊谷6人強殺の判決
埼玉県熊谷市で2015年、7~84歳の6人を相次いで殺害したなどとして、強盗殺人罪などに問われたペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(34)に対し、東京高裁は5日、統合失調症の影響で心神耗弱状態だったと判断し、一審の死刑判決を破棄。改めて無期懲役の判決を言い渡した。 判決後、殺害された加藤美和子さん(当時41)ら妻子3人をなくした男性(46)らが都内で会見を開いた。「死刑がひっくり返ることはないと思っていた。裁判官は都合のいいところだけを見て判断した。やりきれないし、納得がいかない」と憤りをあらわにした。 法廷で判決を聞いた瞬間、「何… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高橋まつりさん母、電通の社風「根深い」 是正勧告受け
広告大手、電通の東京本社(東京都港区)が、労働基準法と労働安全衛生法に違反したとして三田労働基準監督署(東京)から今年9月に是正勧告を受けていたとの報道を受け、電通の新入社員だった2015年末に過労自殺した高橋まつりさん(当時24)の母、幸美さんがコメントを出した。全文は次の通り。 電通への是正勧告に関する報道について 電通は3年前、娘、高橋まつりの過労自殺の責任は会社にあると認めました。さらに労基法違反の有罪判決をうけ社長は謝罪し、電通のホームページにも掲載しているとおり、労働環境改革に努めると約束し宣言しています。毎年12月には、私は改善の進捗(しんちょく)状況の報告を受けております。 今回の労基署からの是正勧告が明るみになったことは大変な衝撃を受けました。 このような複数の36(サブロク)協定違反や過労死ラインをはるかに超える時間外労働を社員が行っていたことに対して大変な怒りと落胆を感じています。 しかし是正勧告の内容については、私は以前から電通の社風や長時間労働は根深いものがあり一朝一夕には変わらないと予想していたので、驚きはありません。 電通は20年以上前の過労死からの反省からも全く変わっていなかった、娘が亡くなった当時のずさんな労務管理や長時間労働は今も無くなっていないと証明されたという事です。 電通の労働環境改革はトップの制度改革だけではなく、全ての社員が危機感を持って労働環境の改革に取り組むべきです。電通の労働組合も本気で取り組んで欲しいと思います。 労基署は引き続き監視を続けてもらいたいと思います。国には労基署の是正勧告が企業には有効に機能していない事を認識して欲しいです。 今後、労基法違反や過労死に対する罰則強化の検討を要望します。 2019年12月5日 高橋幸美 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
父を刺殺容疑で三男再逮捕へ 横須賀のマンション(共同通信)
神奈川県横須賀市のマンション一室で11月、住人の清沢邦彦さん(61)の刺殺体が見つかった事件で、県警は、死体遺棄容疑で逮捕した三男の無職真彦容疑者(24)を6日に殺人容疑で再逮捕する方針を固めた。5日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、真彦容疑者は10月中旬、室内で清沢さんを包丁で複数回刺し、失血死させた疑いがある。既に殺害を認め、「父親が憎かった」といった趣旨の話をしているという。 県警によると、清沢さんは真彦容疑者と2人暮らし。「住人と連絡が取れない」と連絡を受けた横須賀署員が11月7日、室内で遺体を発見した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
小5男児が同級生に20万円払う、名古屋市いじめ問題で保護者説明会 校長「子どものサインに気づくことができなかった」(中京テレビNEWS)
中京テレビNEWS 名古屋市の小学5年生の男子児童が、同級生から現金を要求され、約20万円を払っていた「いじめ問題」で、5日夜、保護者説明会が開かれました。校長は「子どものサインに気づくことができなかった」と謝罪しました。 この問題は、今年8月から10月の間に、5年生の男子児童が、同級生から「金を持ってこないと遊ばない」などと言われ、自宅から現金あわせて約20万円を持ち出して払っていたものです。 5日夜、全学年の保護者を対象にした説明会が開かれ、校長が「子どものサインに気づくことができなかった」と謝罪しました。いじめが発覚して2カ月後に「いじめ重大事態」と認定されたことについて、保護者の中には不信感をあらわにする人もいました。 説明会に参加した保護者は、「もうちょっと早く動けたんじゃないかなと。もっと子どもたちの話を聞いたりすることができたんじゃないかな」「大体納得はしたんですけど、早く解決してほしいですよね」などと話していました。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース