タイ警察は14日、日本に密輸されようとしていた疑いがある覚醒剤170キロ超を押収したと発表した。当局は密輸ルートの解明に向けて捜査を進めている。 当局によると、バンコク近郊の空港で日本向けの航空貨物に不審な点があったため調べたところ、健康器具が収められた箱の中から36キロの覚醒剤を発見。発送者が借りていた倉庫を捜索し、さらに10個の健康器具の箱から計140キロの覚醒剤を見つけたという。警察はタイ人の男(44)を逮捕したが、関与を否定しているという。 これとは別にタイ警察は11日、空港から日本に送られる予定だった約20個の掛け時計の中から計8キロの覚醒剤を発見。台湾の男が関与した疑いがあるとみて行方を追っている。(バンコク=貝瀬秋彦) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
マニラで日本人36人拘束 特殊詐欺「かけ子」の疑い
フィリピンの入管当局は14日、特殊詐欺に関わった容疑で、日本人36人の身柄を13日にマニラで拘束したと発表した。マニラのホテル跡地を拠点に日本へ親族を装うなどしてうその電話をかけ、少なくとも1393人から20億円をだまし取ったとみている。 警視庁はこれまでに、フィリピンから帰国した日本人の男4人を逮捕。現地で電話をかける役(かけ子)だったとみている。36人についても送還を待って逮捕する方針で、詐欺グループの解明を進める。 フィリピンの入管当局によると、日本の警察からの情報提供を受け、日本で窃盗容疑の逮捕状が出ていた20歳と33歳の男2人について捜査を進めたところ、ほかに34人が特殊詐欺に関与している可能性が判明したという。 36人はマニラの入管施設に一時収容され、今後日本に送還される見通し。(ハノイ=鈴木暁子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
魔法のランプ「無駄にしないで」 ノーベル平和賞のユヌス氏 日本の中高生ら激励(THE PAGE)
貧困層への少額融資(マイクロクレジット)を行う「グラミン銀行」を創設し、ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏が14日、東京都港区の日本財団で、日本の中高生約15人らと懇談した。この中で、現在のテクノロジーをアラジンの魔法のランプに例え、「みなさんはそのランプを持っている。(願いを叶えてくれる)ジーニーを使えるのだ。(ただ)ジーニーは命令しないと活躍しなくなる。このパワーをどう使うか。活用しないと無駄になってしまう」と訴えた。 懇談は約1時間に及んだ。集まった生徒らはいずれも社会貢献事業に携わっている、あるいは今後携わっていく意志のある面々。生徒からは「社会貢献をする上で何を大事にしてきたか」や「世界の学生とつながるのはどうしたいいか」などの質問が出た。 ユヌス氏は自身の経験から、「マイクロクレジットを始めた当時、みんなに『間違っている』と言われたが、私は正しいと思ったので続けた。正しいと思ったら自分の道を進んでください。上の世代が作った古い道は古い目的地にしか辿りつかない」などと語り、中高生らが自らの考えや意志に基づいて積極的に活動していくよう背中を推した。 そして、「究極のいいアイデアはいつも出るわけではない。車も最初は今のような形ではなかった。馬車から馬がいなくなり、エンジンを入れた。(その後も)アイデアが反映されていくことで、より魅力的で効率的なものになっていった。ソーシャルビジネスでも同じで、まずは暫定的なアイデアをあげていくこと(が重要)」と話した。 ユヌス氏は「(社会に横たわる)問題は大きく見える。15歳16歳だと『私は何ができるだろう』と思うだろう、と思う。しかし、みなさんが若いということは不利ではない。むしろ有利だ。大人になるにつれて考え方も歳をとっていき、マインドがいつも同じところをぐるぐるまわっていく。若い頭脳は新鮮で、色んな可能性がある」と述べ、若さが武器であると訴えた。 汚染されていない水を貧困層にいかに届けるか、という問題を例に出し「多くの人に水を届けることはできないかもしれないが、10人にきれいな水を届けることなら自分にもできる。それも簡単で、効率的な方法で。それを考えられれば世界を征服できる。周りが真似していく」と持論を展開した。 また、79歳のユヌス氏は、自身が10代だったころと決定的に異なるのはテクノロジーの変化だと強調。「テクノロジーは力だ。(かつては)手紙を封筒に入れて、切手を貼って、ポストに入れて、何日も何カ月も待ってようやく返事が来る。みなさんの場合はすぐに返答がくる。人類の歴史の中でもっとも力がある世代だと思う。その力があると自覚しているか」と生徒らに問うた。 そして、こうも語った。 「世界をこうしたい、今の世界は嫌だと若い人が言えば世界は変わる。ジーニーがみなさんの命令を待っています」 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
広瀬章人竜王、羽生善治九段下し1敗キープ 次戦は全勝・渡辺明三冠と/将棋・順位戦A級(AbemaTIMES)
将棋の順位戦A級5回戦が11月14日に行われ、広瀬章人竜王(32)が羽生善治九段(49)に83手で勝利した。広瀬竜王はこれで4勝1敗に。次戦では、唯一の5戦全勝でトップを走る渡辺明三冠(35)と直接対決となる。 【映像】広瀬章人竜王 対 羽生善治九段 豊島将之名人(29)への挑戦権争いで、首位を快走する渡辺三冠を追っていた広瀬竜王は、角交換型の振り飛車から始まった対局で、中盤から確実にリードを広げ、羽生九段を圧倒。6時間の持ち時間のうち、1時間19分を残しての快勝となった。 順位戦A級でも好位置につける広瀬竜王だが、王将戦挑戦者決定リーグ戦では、藤井聡太七段(17)と4勝1敗で首位タイ。19日には、勝った方が挑戦権獲得という大一番を迎える。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
京アニ事件「自宅出る時から殺意」「道に外れることした」転院の青葉容疑者、反省も口に(産経新聞)
アニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件で、殺人などの容疑で逮捕状が出ている青葉真司容疑者(41)が、京都府警の任意の事情聴取に対し「自宅を出るときから殺意があった」「道に外れることをしてしまった」などと供述していたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。青葉容疑者は同日、入院治療中の大阪府内の病院から京都市内の病院に転院。府警は今後、逮捕の時期などを検討していく。 青葉容疑者は7月18日にガソリンをまいて火を付けた際に自らも全身にやけどを負い、京都市内の病院に搬送されたが、重篤な状態が続いたため、20日にヘリコプターでやけどの高度な医療を受けられる大阪府内の病院に移送された。 京都府警などによると、皮膚移植など主な治療を終えたことから、元の病院に戻り治療を続けることになったという。ただ、勾留に耐えられる状態ではないといい、逮捕にはまだ時間がかかるとしている。 捜査関係者によると、青葉容疑者は大阪府内の病院で受けた今月8日の京都府警の事情聴取で容疑を大筋で認め、「埼玉の自宅を出るときから殺意があった」「どうせ死刑になる」などと供述。さらに「道に外れることをしてしまった」と、反省とも受け取れる言葉も口にしていたという。 京都弁護士会は聴取後の11日、当番弁護士派遣のために病院名を教えることや、聴取の録音・録画(可視化)を求めることなどを京都地検や府警に申し入れた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
JR大正駅の人身事故 大阪環状線が一時全線運転見合わせ(産経新聞)
14日午後8時5分ごろ、大阪市大正区のJR大阪環状線大正駅で、停車しようとした天王寺発関西空港行き関空快速電車(8両編成)が、線路上にいた高齢とみられる男性をはねた。男性は心肺停止状態で病院に搬送。乗客約1100人にけがはなかった。事故の影響で、大阪環状線は約1時間にわたり全線で運転を見合わせたが、午後9時17分に再開した。 JR西日本によると、運転士がホーム付近の線路上にいる男性を約50メートル手前で発見し、非常ブレーキをかけたが間に合わなかったという。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
セミナー受講者水増しか 兵庫・宍粟の団体不正疑惑(産経新聞)
厚生労働省の雇用創出事業を委託された兵庫県宍粟(しそう)市の団体「宍粟市雇用創生協議会」が国の委託金を不正受給した疑惑で、協議会側が委託事業の就労セミナーの受講者数を水増しして国に報告した疑いのあることが14日、複数の関係者への取材で分かった。 協議会の会長を務める宍粟市の福元晶三市長は、市の調査で一部の不正を認定したとして、近く協議会を解散する意向を明らかにした。 協議会関係者によると、平成30年12月以降に開催した80回のセミナーのうち、37回で不正の疑いが浮上。セミナー受講者の氏名を別の回のセミナーに流用して受講者数を水増ししたり、架空のセミナー開催を実績として計上したりしたこともあったという。 市内に住む女性は取材に対し、「夫と見学に行っただけなのに受講者として計上された」と説明。協議会のある職員は「セミナー開催を装うため、公民館内で職員が着席して講義を聴く様子を写真撮影させられた」と証言した。 不正の疑いが浮上したセミナーは元神戸市議で協議会事務局長の村岡龍男氏(59)が主に担当しており、兵庫労働局が実態を調査。また、協議会の一部職員は不正の隠蔽(いんぺい)を強いられたとして、強要罪で村岡氏を兵庫県警宍粟署に刑事告訴する方針を示している。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「常磐もの」食べて福島応援 サンマの小籠包など人気(産経新聞)
東京都千代田区の日比谷公園で14日に開幕した第5回「ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル2019~全国魚市場&魚河岸まつり~」では、東日本大震災からの復興支援を目的とした「ふくしま『常磐(じょうばん)もの』を食べようエリア」を設け、福島県産の水産物を使った郷土料理などを提供した。 親潮と黒潮がぶつかる福島県沖を中心とする海域で獲れた魚介類は「常磐もの」と呼ばれ、市場で高く評価されてきたが、福島第1原発事故の影響で需要が大きく落ち込んでいる。「常磐もの」のおいしさを多くの人に知ってもらうため、同エリアを設けた。 目玉は、今回のイベントのために考案した旬のサンマのうま味を凝縮した「さんまのポーポー焼き小籠包」。同県いわき市の漁師飯で、サンマのすり身にみそと薬味を混ぜ丸めて焼いた「さんまのポーポー焼き」をアレンジした。このほか、ウニを貝殻に山盛りにして蒸し焼きにした郷土料理の「うに貝焼き」や同県の名産のホッキ貝のプリプリの身を貝殻にたっぷりと盛った「ほっきグラタン」などを提供した。 台湾からこのイベントのために日本を訪れたという女性(24)は、「ほおばると、新鮮な魚の甘い味わいが口に広がり、意外だった。モチモチでフワフワの生地との相性も抜群でおいしい」と笑顔で話した。 イベントでは、しらこ、カキ、あん肝のプリン体を集めた「痛風鍋」や、イクラが丼からこぼれ落ちる「こぼれいくら丼」などが人気を呼んでいた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
横浜の保育園、給付金1700万を不正受給 返還求める
横浜市の認可保育園が、実際に勤務していない系列園の保育士5人が働いているように見せかけて、市の給付費を不正に受け取っていた。市への取材でわかった。他の事例も合わせると昨年度の不正受給額は1700万円ほどに上り、市は返還を求めるという。 問題があったのは、相模原市の社会福祉法人「みらい」が運営する「駒岡げんきっず保育園」(横浜市鶴見区)。 市によると、保育園は昨年4月に開園した。今年2月、市に情報提供があり、4月に調査をした。その結果、みらいが運営する別の保育園に勤める5人の保育士の名前を書類に記し、給付費を不正に受け取っていたことがわかったという。 また、駒岡げんきっず保育園では保育士の配置基準を満たさない日もあったとみられ、保護者から苦情も寄せられているという。市の調査に対し、みらい側は「急な退職があり、埋められなかった」と説明。市は10月に改善を指導し、11月末までに改善状況を報告するよう求めた。 市は昨年10月に園を監査したが、このときは不正を見つけられなかった。市の担当者は「不正に受け取った分はしっかりと返還を求めたい。保育についても、鶴見区と連携し、助言や指導をしている。監査で見抜けなかったことは今後の課題」と話した。 みらいは取材に対し、「現段階では答えられないが、時期が来れば説明したい」と話した。(仲村和代) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
関電「不正還流」告発へ市民720人が委任 東京で集会
市民団体「関電の原発マネー不正還流を告発する会」は14日、東京都内で集会を開き、関西電力の役員ら20人の刑事告発に向けた委任状が720人分集まったことを明らかにした。1千人分以上になるのをめざし、会社法の贈収賄容疑などで年内にも大阪地検か東京地検に告発するという。 集会では、脱原発弁護団全国連絡会共同代表の河合弘之弁護士が告発の意義を説明。関電が10月に設置した第三者委員会について「限度がある」と指摘し、「告発人の数は国民の怒りの数値化」と賛同を呼びかけた。 告発に参加する方法などは、会のホームページ(http://kandenakan.html.xdomain.jp/)まで。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル