米軍岩国基地(山口県岩国市)所属の戦闘機部隊で、訓練中に手放しで操縦したり、飛行中に読書したりするなどの規律違反が横行していたことがわかった。米海兵隊がまとめた調査報告書や防衛省への取材で明らかになった。 同部隊では2018年12月、高知県沖でFA18戦闘攻撃機と別の部隊のKC130空中給油機が夜間訓練中に接触し、6人が死亡する墜落事故が発生。これを機に調査報告書がまとめられ、今年9月、米側から日本政府などに報告された。 報告書や防衛省によると、同部隊では訓練中の手放しの操縦や飛行中の読書、自撮りなどの規律違反が横行していたという。また、報告書には16年4月、沖縄県嘉手納町沖でFA18がKC130と接触事故を起こしたことも触れられていたが、それまで日本側には報告されていなかった。 調査後、米海兵隊は、同部隊の隊長ら4人を更迭したという。 河野太郎防衛相は5日の会見で「事故の通報がなかったのはルール違反だ。きちんと対応が取られていれば、その次の(高知などの)事故につながらない手立てが打てた」と指摘。米側に改めて説明を求める考えを示した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧姓に初めての公証制度 住民票などで旧姓併記が可能に
公的な身分証明書となる住民票やマイナンバーカードに結婚前の旧姓を併記できる制度が5日、全国の市区町村で始まった。戸籍書類がなくても旧姓を証明しやすくし、結婚後も旧姓を使って活動する人の仕事や生活を後押しするのが狙いだ。一方、旧姓を契約時などに使えるかなどの判断は、各行政機関や民間業者に委ねられている。 政府が2016年5月、女性活躍加速のための重点方針を決め、旧姓を通称名として使用しやすくするため、住民票やマイナンバーカードに旧姓を併記できるよう住民基本台帳法施行令などを改正することを盛り込んだ。改正施行令は今年4月に公布され、5日から施行された。夫婦別姓が認められない中、旧姓を公証する初の制度となる。 旧姓併記したい人は、旧姓がわかる戸籍謄本をマイナンバーカードか通知カードとともに市区町村の窓口に出して申し込む。旧姓は住民票とマイナンバーカードなどにそろって併記され、申請後は旧姓記載のない住民票の発行は原則できなくなる。 銀行口座や携帯電話などの契約に加え、旧姓を使った職場での身分確認に利用されることを想定する。高市早苗総務相は5日の閣議後会見で「各種契約や職場など旧姓使用が認められる場面で用いられる。制度が広く認知され、活用されるよう普及に努めていく」と述べた。 初日の5日、東京都杉並区では… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
慶大また不祥事、盗撮アメフト部の次は応援指導部…体験入部で全治2か月の重傷(スポーツ報知)
慶応大の応援指導部(応援団)に1年生2人(男女)が体験入部した際、部から指示された運動中にけがをしていたことが5日、分かった。新入生が指示されたのは持久走のほか、腰をかがめ、両ふくらはぎと両太ももをこすり合わせるようにして歩く「アヒル」など。1人はふくらはぎに全治2か月の重傷を負い、通学ができなくなり、もう1人も負傷した。 同部のホームページによると、応援部(当時)は1933年に結成され、現在はリーダー部、吹奏楽団、チアリーディング部で構成される。けががあったのはリーダー部で、練習に出られなくなった2人には、同部関係者から「拍手ぐらいできないのか」と、部活動に参加するよう求める指示もあった。けがをした2人はその後、退部した。 学校関係者によると、4月、神奈川県の学校施設内で、1人が体験入部を申し出た。その際、部員から持久走や「アヒル」をするよう指示を受けた。部員は新入生の横で「気合入れろ」など大声を上げた。新入生はふくらはぎに痛みを感じたものの、続行し、その場で動けなくなった。数日後には別の1人も負傷した。同部関係者は今回の事案について、報道関係者の取材に応じないよう、部内で文書を共有した。 慶大広報室は取材に事実関係を否定せず、「(学生に対し)常に関係機関において丁寧に対応している。学生のプライバシーに関わるので、詳細は公表できない」などと回答した。慶大アメリカンフットボール部では、夏合宿中の部員による盗撮の不祥事を受け、10月15日に無期限の活動停止を発表。その際も大学側は「教育的観点とプライバシー保護」を理由に詳細を明らかにしていない。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「生まれ」で格差、日本の現実 身の丈発言から考える
「自分の身の丈に合わせて、頑張ってもらえば」。2020年度から始まる大学入学共通テストでの英語民間試験の見送りにもつながった、萩生田光一文部科学相の発言が浮き彫りにしたものとは――。 「教育格差」のデータ無視 松岡亮二・早稲田大准教授 「身の丈」発言の後、萩生田さんは国会で「エールのつもりだった」と釈明していました。おそらく、あの発言に悪気はなかったのでしょう。 発言の背景には、萩生田さんの考える「教育格差」とは、本人の志・能力・努力によって乗り越えられる程度のものだ、という認識があったのではないでしょうか。とすれば、それはデータが示す実態とは異なります。「生まれ」によって大きく人生の可能性が制限されている現実が日本にはあるからです。 身の丈発言に、内心では同意した人もいるでしょう。社会にどれだけ自分の可能性を「諦めた」子どもたちがいるのかを想像せず、「格差はあっても、努力で乗り越えればいい。私はそうしてきた」というように。 「身の丈」発言が浮き彫りにした教育制度の問題点とは。松岡亮二・早稲田大准教授のほか、斎藤孝・明治大学教授や、竹内洋・関西大学東京センターにも聞きました 親の学歴を含む出身階層や出身… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
韓国の国会議長「日韓で寄付募る」 徴用工問題で私案
来日中の韓国の文喜相(ムンヒサン)・国会議長は5日、東京の早稲田大で講演し、元徴用工問題の解決に向けて、日韓の企業や国民から幅広く寄付を募り、補償に充てるという私案を発表した。実現のため、関連法案を韓国国会に提出することも検討しているという。 文氏は講演で、昨秋に韓国大法院(最高裁)が日本企業に元徴用工らへの賠償を命じた判決をめぐり、解決のためには韓国側にも新たな立法的努力が必要だと強調。解決策は元徴用工問題だけではなく、慰安婦問題なども含めて「包括的に解消する内容でなければならない」と訴えた。 そのうえで、補償の財源確保のためには、徴用工問題に関係する日韓の企業が資金を出し合うという韓国政府の「1プラス1」案では難しいと指摘。これに代わる私案として、元徴用工問題とは無関係の日韓企業や両国民からも「自発的に寄付を募る方式」を提案した。日韓慰安婦合意で設立され、文在寅(ムンジェイン)政権が解散した「和解・癒やし財団」の残余金の60億ウォン(約5億6千万円)も、「(財源に)含める」と語った。 文氏は、新たな基金制度を作る… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
藤井七段、無傷の6連勝 名人戦C級1組、青嶋五段破る
【動画】藤井聡太七段が青嶋未来五段に勝利=佐藤圭司撮影 将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(17)が5日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第78期名人戦・C級1組順位戦(朝日新聞社・毎日新聞社主催)の6回戦で、青嶋未来五段(24)に95手で勝った。一つ上のB級2組への昇級に向け、開幕から無傷の6連勝となった。全10局で、残りは4局。藤井七段は12月3日の7回戦で船江恒平六段(32)と対戦する。 対局は午前10時に始まり、午後8時24分に終局した。終局後、藤井七段は「(今期順位戦は)残り4局、昇級を目指して頑張りたいと思います」。青嶋五段は「中盤で(藤井七段が)▲3五歩と合わせた手あたりから、良い手を連発されて、そこからはちょっと完璧に指されたな、という感じです」と話した。 名人戦の予選にあたる順位戦は、上からA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組の五つのクラスに分かれている。C級1組には、今季は36人の棋士が参戦。6月から来年3月まで1カ月に1局のペースで、それぞれ10局戦い、成績上位2人がB級2組に昇級する。(佐藤圭司) 【▲藤井七段―△青嶋五段戦の終… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大学入試 衆院で参考人質疑、野党予算委でも追及へ(日刊スポーツ)
英語民間検定試験の導入が見送られた大学入学共通テスト(2020年度開始)をめぐる問題は5日、国会の場で議論が再開された。衆院文部科学委員会では、参考人質疑が行われた。 実施延期を要望した全国高等学校長協会(全高長)の萩原聡会長は、見送りについて「多くの校長が、これ以上の混乱を防ぐことができたと受け止めていた」と明かした。制度については「何らかの形でできる限り一斉にやれる方向を含めて検討してほしい」と抜本的見直し、「話す」「書く」を加えた英語4技能を公平公正に測れる仕組みを求めた。 実施を求めていた日本私立中学高等学校連合会の吉田晋会長は「大学が本当に4技能を入試で採用する覚悟を決めてもらわないと下も変わらない」「大学がやるしかない」と大学にも注文。「文科省や大学は準備してきた生徒を救済してほしい」とした。 民間試験の1つで、受検生が最も多いとみられる「GTEC(ジーテック)」を運営するベネッセコーポレーションからも、山崎昌樹学校カンパニー長が出席。会場の詳細情報をなかなか発表せずに現場を混乱させていたが、「約350カ所のめどが立っていた」と実施への自信を強調しながらも「地方に行くほど会場がない。最後まで調整が必要だった」と会場確保と運営体制が課題だったと説明した。 全高長が10月21日に開催した緊急シンポジウムに6団体で唯一欠席し、全高長から「説明責任を果たしてほしかった」と指摘されたことについては「10月31日までにいろいろ公表するよう(文科省から)指示があり、準備をしていた。21日の段階で質問をいただいても検討中としか答えられず、受験生に無用な不安混乱を与えてしまうことがマイナスと思った」と釈明した。 国への損害賠償請求の可能性を問われると「まだ検討できていない」とし、現時点での投資額も答えなかった。 もう1つの争点に浮上している国語と数学の一部に導入される記述式問題については、採点をベネッセのグループ会社が受託。50万人分を約1万人が十数日間で採点する見通しで、ここでも公平性公正性が問題になっているが、ベネッセはアルバイトも担当する可能性があることを認めた。 制度の欠陥をしてきた京都工芸繊維大の羽藤由美教授は「この制度の実現が困難であることは複数の民間試験を活用することが固まった時点で見えていた。多くの研究者が問題指摘してきたが、耳を傾けてもらえなかった」「民間にとって利潤の追求と試験の質や公平性公正性はあちらを立てればこちらが立たずの関係」「事業者が悪いのではなく、そうせざるを得ない」と話した。 6団体7種の民間試験を比較する仕組みについても、決定に第三者が関与しなかった、致命的誤りと指摘した。その上で「再度同じことが起こらないよう、広く専門家や現場の教員の意見を聞き、結論、ゴールありきではない、現実的、緻密でオープンな議論をしてほしい。今回の騒動に失望した若者たちの信頼を回復できる結論を導いてほしい」と求めた。 一方、萩生田光一文科相はこの日、今後立ち上げる検討会議について「どうしてこういう制度設計になったか、判断に誤りがなかったかも含めてきちんと検証したい」と、これまでの経緯などを検証する考えを強調した。野党は6日の予算委員会でも大学入試問題を追及し、国語・数学の一部に導入される記述式問題の中止なども求める構えだ。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
馬淵衆院議員が交通事故で重傷(MBSニュース)
MBSニュース 4日奈良県上北山村で馬淵澄夫衆院議員(59)の乗った車が事故を起こし、馬淵議員が重傷を負っていたことが分かりました。 馬淵議員の事務所によりますと、4日午後、馬淵議員(59)の妻が運転する車が奈良県上北山村の国道を走行中、道路脇の山肌に衝突する自損事故を起こしました。助手席に乗っていた馬淵議員は左手首を骨折し内臓を損傷する全治一ヶ月の重傷だということです。 「奥様も入院して、馬淵澄夫議員も今朝までICUにいた」(馬淵議員の秘書) 馬淵議員はしばらく入院が必要で、国会も当面、欠席するということです。馬淵議員は民主党政権で国土交通大臣を務め、現在は無所属で立憲民主党などの統一会派で活動しています。 MBSニュース 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
「自分の事で頭が一杯で…」車運転中に別の車と衝突 相手に重傷負わせ逃走か 23歳アルバイトの男逮捕(東海テレビ)
5日、岐阜県多治見市で、乗用車同士の事故で80歳の男性が重傷を負ったひき逃げ事件で、警察は23歳のアルバイトの男を逮捕しました。 逮捕されたのは、愛知県尾張旭市のアルバイト・石川達也容疑者(23)で、5日朝、多治見市広小路の信号交差点で車同士の出合い頭の事故を起こし、男性(80)にケガをさせたにも関わらず、そのまま逃げた疑いです。 男性は肋骨などを折る重傷です。 事件から10分後、石川容疑者から「事故を起こして逃げてしまった」と警察に通報があり、駆けつけた警察官が確保し、5日夜に逮捕しました。 調べに対し「相手がケガをしたかどうかは自分のことで頭が一杯で考えることができなかった」と供述しています。 東海テレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
山形県白鷹町の元夫殺人、被告に懲役13年の判決(産経新聞)
山形県白鷹町の住宅で平成26年6月、同居中の元夫、新野重雄さん=当時(63)=を殺害したとして、殺人罪に問われた元妻で無職、新野莉紗被告(50)の裁判員裁判で、山形地裁は5日、懲役13年(求刑懲役15年)を言い渡した。 児島光夫裁判長は「バールで殴打し生死をさまよう被害者にとどめを刺すため首を絞めるなど強い殺意にもとづく犯行。反省も不十分だ」と指摘。「被害者にかけた生命保険を被告は当てにしたとうかがわれ(犯行は)衝動的、突発的でなく一定の計画性があった」と認めた。 公判で争点となった被告の責任能力については、バールで殴打した後、洗って隠すなど隠蔽工作をしており、精神障害の影響は考えにくいとして、「完全責任能力はあったと認められる」とした。 判決によると、被告は平成26年6月20日夜から21日朝にかけ、就寝中の重雄さんの頭などをバールで複数回殴打した上、首を絞めて殺した。 判決後、莉紗被告の代理人は「控訴するかどうかは被告に決めてもらう」とした。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース