富永鈴香2023年8月13日 13時48分 昔話に登場するモノや、昔話がどんな方法で伝えられてきたのかに焦点を当てた企画展「むかしのはなし」が12日、水戸市の茨城県立歴史館で始まった。10月9日まで。 例えば、「桃太郎」でおじいさんが刈った「シバ」ってどんなものだろう? そんな疑問に、実物を展示して答えてくれる。「芝」ではなく「柴」のこと。かまどや囲炉裏で燃やすために使う木の枝だ。 「浦島太郎」が持ち帰った「玉手箱(櫛笥〈くしげ〉)」や「カチカチ山」の「火打石」などもあり、展示品は約50点。モノの使われ方や昔の生活を学ぶことができる。 ローカルな物語も取り上げている。ひたちなか市では「浦島太郎」が潜ったのは海ではなく川と伝わっていたことや、高萩市で語り継がれてきた「弁当が仕事」も紹介している。 口伝えだった物語が、時代が下って絵巻物や本に記されていく変遷もうかがい知れる。その一つが、国指定重要文化財の竹取物語の絵巻で、前期の9月10日まで展示されている。 企画した学芸員の森戸日咲子(ひさこ)さんは「子どもたちが想像を深めるきっかけにしてほしい。語る人や地域、時代によって話の中身が変わる面白さもある。ぜひ地域のおじいさんおばあさんに昔話について聞いてみて下さい」と話している。 午前9時半~午後5時。月曜休館。一般350円、高校生以下などは無料。8月20日午後2時からは、同館講堂で「むかしのはなし」口演会がある。事前予約が必要。問い合わせは同館(029・225・4425)へ。(富永鈴香) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
(番外 天声人語)お盆の精霊馬
おしょらいさん、そんじょさん、のんのんさん……。どれもお盆にまつられる家々の先祖の霊を指す。国立歴史民俗博物館の関沢(せきざわ)まゆみ副館長(59)によると、それら精霊は呼び方のみならず、迎え方にも地域差が大きいそうだ▼九州や東北にはお盆のたび近隣住民が墓地に集い、車座で手料理やお酒を楽しみつつ… この記事は有料記事です。残り466文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
川に流され不明の3歳児と判明、下流で男児発見 京都・木津川
藤井匠2023年8月13日 14時38分 13日午前9時40分ごろ、京都府木津川市の木津川で、男児が浮いているのを府警のヘリコプターが発見し、その後に死亡が確認された。発見場所から約10キロ上流のキャンプ場で11日午後に川に流されて行方不明になっていた大阪府守口市の3歳男児と判明したという。 府警などによると、男児は家族や知人とキャンプ場を訪れ、11日に木津川の浅瀬で遊んでいた。同日午後2時25分ごろに川に流されたと110番通報があり、同日午後3時ごろ、約1・2キロ下流で男児が使っていたとみられる浮輪が見つかった。その後も警察や消防などが捜索を続けていた。(藤井匠) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ガストは一流レストラン」 母の感動、店員さんに届いた感謝の言葉
3歳の長女と1歳の次女を育てている「あさ」さん(31)。 長女の育休中にコロナ禍に見舞われ、看護師を辞めて専業主婦になった。 退職を決めたのは「働きながら家族を守ることができるだろうか」という不安からだった。 夫は朝早くに出社して、子どもが寝てから帰宅する。 次女が生まれてワンオペ育児に拍車がかかった結果、あささんは「産後うつ」と診断された。 コロナ禍で誰にも悩みを相談できず、ひとりでなんとかしようと頑張り過ぎた結果だった。 自分の時間を持てないつらさの中で、虐待のニュースを見るたびに他人事とは思えない自分がいた。 そんな時、夫が1年間の育休を取得。 協力して育児する時間が増えたことで余裕ができたが、「娘たちを生かすのに必死な毎日」は今も続いている。 ◇ 今年6月下旬、次女を連れて実家に遊びに行った後、あささんの母も一緒に昼ご飯を食べに行くことになった。 向かったのはチェーン店の「ガスト」。家族で外食する際によく使っている店だ。 子連れも多いので入りやすいし、広くて居心地がいい。 何より子どもたちが喜んでくれるから、つい行ってしまう。 この日は母から「何でも好きなものを頼みなよ」と言われ、唐揚げ定食とピザ、フライドポテト、そして次女のためにキッズプレートを注文した。 料理を届けてくれるのは、すっかりおなじみとなったネコ型配膳ロボット。 すべてロボットが担当したわけではなく、一部は店員が持ってきてくれた。 その時、店員がチラチラとこちらを見ているような気がした。 しかも、持ってきてくれる時… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
台風7号、15日に上陸の恐れ 東海道新幹線は15日に計画運休か
2023年8月13日 16時28分 強い台風7号は13日午後3時現在、東京都・八丈島の南約320キロの海上をゆっくりと北西に進んでいる。気象庁によると、15日に東日本や西日本にかなり接近し、上陸する恐れがあり、暴風や大雨などへの警戒が必要だ。 台風7号の中心気圧は965ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は40メートル。最大瞬間風速は55メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。 東日本から西日本の太平洋側では15日にかけて非常に強い風が吹く見込み。東海地方では14~15日にかけて、近畿地方は15日に、それぞれ猛烈な風が吹くと予想される。 14日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は東海地方30メートル(40メートル)▽近畿・四国地方23メートル(35メートル)▽伊豆諸島20メートル(30メートル)。15日は東海・近畿地方30~40メートル(40~60メートル)▽四国地方20~24メートル(25~35メートル)。 西日本では14~15日にかけて、東日本では15日にかけて、太平洋側を中心に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みだ。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫(はんらん)などに厳重な警戒を呼びかけている。 15日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、東海地方で300~500ミリ▽関東甲信・近畿地方で200~300ミリ▽四国地方で100~200ミリ。 JR東海とJR西日本によると、東海道新幹線で15日に計画運休の可能性があるほか、14、16日には運転見合わせの恐れもある。山陽新幹線は15日に新大阪―岡山駅間で運転を取りやめる可能性がある。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「子ども刺し、自分も死のうと」水戸2児死亡、殺害容疑で母親再逮捕
原田悠自2023年8月13日 16時34分 水戸市平須町のアパートで8歳の男児と5歳の女児が死亡した事件で、茨城県警は13日、母親のパート従業員太田亜紀子容疑者(39)を女児に対する殺人容疑で再逮捕し、発表した。容疑を認め、「子ども2人を刺した後に自分も死のうと思っていた」と供述しているという。 水戸署によると、再逮捕容疑は7月24日未明ごろ、自宅アパート内で保育園児の長女梨心(りこ)ちゃん(5)の首を包丁で突き刺して殺害したというもの。 県警は同日、長男で小学3年の継真(けいしん)さん(8)への殺人容疑で太田容疑者を逮捕していた。この容疑について、水戸地検は勾留期限の今月13日、処分保留とした。今後、再逮捕の容疑と合わせて起訴できるかどうかを判断するとみられる。 県警によると、太田容疑者は7月24日朝、「子どもを殺した」と自ら110番通報した。警察官が駆けつけると、寝室の布団の上で梨心ちゃんと継真さんが首から血を流して倒れており、死亡が確認された。死因はいずれも首を刺されたことによる失血死で、2人はほぼ同時に刺されたとみられる。近くには凶器とみられる血のついた包丁が落ちていたほか、太田容疑者の首にも長さ1センチほどの切り傷があった。(原田悠自) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
4年ぶりの「終わらぬ夜」に熱気 岐阜・郡上で「徹夜おどり」始まる
深津弘2023年8月13日 21時44分 岐阜県郡上市で13日夜、日本三大盆踊りの一つ「郡上おどり」のクライマックスとなる「徹夜おどり」が始まった。コロナ禍での中止や縮小を経て、4年ぶりにお盆に合わせて明け方まで踊りを楽しむ通常開催に戻った。台風接近に伴い、14日以降の実施は当日判断するとしている。 午後8時すぎ、雨が降る中、唄や笛、三味線などのおはやしに合わせ、浴衣姿の踊り手が手拍子やげたの音を響かせた。風情が漂う中心街の狭い通りに、踊りの輪が幾重にも広がるなど、「おどりのまち」の城下町の熱気は最高潮を迎えた。 運営委員会によると、この日はコロナ禍前と同水準の6万5千人が訪れた。 「徹夜おどり」は16日まで4夜連続で行われる予定。ただ、台風7号が接近していることで、14日以降の開催は、最新の気象状況を踏まえて当日判断するという。(深津弘) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
台風7号、15日に本州上陸の恐れ 新幹線・空の便で運休・欠航
強い台風7号は13日午後9時現在、東京都・八丈島の南南西約300キロの海上をゆっくりと北西に進んでいる。気象庁によると、15日に東日本や西日本にかなり接近し、上陸する恐れがあり、暴風や大雨などへの警戒が必要だ。 台風7号の中心気圧は965ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は40メートル。最大瞬間風速は55メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。 東日本から西日本の太平洋側では15日にかけて非常に強い風が吹く見込み。東海地方では14~15日にかけて、近畿地方は15日に、それぞれ猛烈な風が吹くと予想される。 14日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は東海地方30メートル(40メートル)▽近畿・四国地方23メートル(35メートル)▽伊豆諸島20メートル(30メートル)。15日は東海・近畿地方30~40メートル(40~60メートル)▽北陸地方20~24メートル(30~40メートル)▽中国・四国地方20~24メートル(25~35メートル)。 西日本では14~15日にかけて、東日本では15日にかけて、太平洋側を中心に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みだ。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫(はんらん)などに厳重な警戒を呼びかけている。 15日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、東海地方で400~600ミリ▽近畿地方で300~400ミリ▽関東甲信・四国地方で200~300ミリ▽北陸・中国地方で100~200ミリ。 JR東海は13日、東海道新幹線の名古屋―新大阪間について、15日は終日、運転を取りやめると発表した。東京―名古屋間では、通常ダイヤでの運転を取りやめて大幅に運転本数を減らすという。グリーン車を除き、全車両で自由席となり、臨時ダイヤで運転する。14、16日も運転を見合わせる可能性がある。 日本航空は13日午後8時の時点で、14日に大阪や九州を発着する計19便の欠航を決めたほか、15日は計240便の欠航を決定。全日空は13日午後7時時点で八丈島を発着する計6便の欠航を決めており、台風の状況次第でさらに欠航が増える可能性もある。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
台風7号、東海地方に15日に最接近 名古屋の地下鉄など計画運休も
高絢実2023年8月13日 18時39分 強い台風7号について、名古屋地方気象台は、東海地方には15日に最も接近し、上陸する可能性が高いとしている。暴風や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫(はんらん)などへの警戒を呼び掛けている。 同気象台によると、台風7号はゆっくりと進み、愛知県では、県東部が14日から暴風となる可能性がある。15日未明からは県内全域で警報級の暴風になると予想される。 15日正午までの24時間に予想される雨量は、三重県で300~500ミリ、愛知県と岐阜県で100~150ミリ。 JR東海によると、東海道新幹線は15日は終日、全線もしくは一部の区間で計画運休を実施する可能性があるという。14日は計画運休は行わないものの、長時間の運転見合わせの可能性があるとしている。 名古屋市交通局は、市バス、地下鉄について15日に全線で計画運休する可能性があると発表。名古屋鉄道は、15日から16日にかけて計画運休や一部の列車で遅れや運休が発生する可能性があるとしている。(高絢実) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Uターンラッシュ始まる 新幹線乗車率140%、高速は32km渋滞
2023年8月13日 18時40分 【動画】各地でお盆のUターンラッシュが始まる=依知川和大撮影 お盆のUターンラッシュが始まった。各地の高速道路や交通機関は13日、ふるさとや観光地で過ごした人たちで混雑した。 高速道路の上りは13日午後5時半現在、東名道の横浜青葉インターチェンジ(IC)付近を先頭に25キロ、東北道の加須IC付近を先頭に32キロの渋滞となったほか、中央道や関越道などでも20キロ前後の渋滞が発生した。 JR各社によると、東北、上越の各新幹線の上り線の一部で自由席乗車率が140%と混雑したほか、東海道新幹線も自由席乗車率が最大90%となった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル