あいちトリエンナーレ2019の企画展「表現の不自由展・その後」が脅迫や批判の電話の殺到で展示中止になっている問題で、参加作家の一人、高山明さんは6日、「Jアートコールセンター」を始めると発表した。開始は8日からの予定だという。 作家らが参加して6日に行われたあいちトリエンナーレの企画、「あいちトリエンナーレ2019国際フォーラム 『情の時代』における表現の自由と芸術」の中で発表された。 高山さんによると、「コールセンター」の会社を設立し、電話を受ける場所も既に確保した。センターでは、アーティストが抗議の電話に直接応対する。 今回の展示中止の背景には、電凸と呼ばれる電話での抗議が殺到したことがあった。 芸術監督の津田大介さんは、中止した理由の一つとして、市民からの抗議を受けつづけなくてはいけない県の職員らが疲弊し、業務に支障が出ていることを挙げていた。5日のフォーラムで津田さんは、「匿名の群衆から『あいちトリエンナーレ』への抑圧」があったと話していた。 「職員が大変な状況と聞いて、アーティストが受けようじゃないか、というナイーブな感情からスタートした」と高山さん。 このプロジェクトの目的の一つとして「公共サービスのマニュアルを更新したい」と語った。そこで、弁護士もプロジェクトに参加し、電話を受けることについて法的な根拠も含めて検討するという。 また、対話の可能性を探ることももう一つの目的だという。 電話という「パブリックとプライベートの中間的な存在」を利用し、「自分の意見を言いたい方に、アーティスト自らが答える。その中で、相互理解の可能性、対話の可能性を探したい。言葉や声にならない声をできるだけ丁寧に扱い、分断ではなく共同で何かをしていくことにかけたい」と高山さんは語った。 この計画を受けて、総合司会の林道郎さん(上智大教授)は、「電話応対は、過剰サービスが蔓延した(日本)社会の象徴という感じがする」とコメント。過去に日本の現状を知ったハーバード大教授から「丁寧すぎることは恐怖だ」という意見を聞いたことを思い出したとした。 「日本は他人に迷惑をかけることを過剰に『ダメ』とみなす社会。今回にようにテロや暴力があった際にも、トリエンナーレ側が責められる。本来責められるべきはテロや暴力をした人なのに、そうした精神的なインフラがない」と語った。 高山さんは、この問題を受けて33人のトリエンナーレ参加アーティストが設立した新プロジェクト「ReFreedom_Aichi」のメンバーの一人。 プロジェクトでは、トリエンナーレの枠を超えて広く「表現の自由」を取り戻すための協働を呼びかけており、アートユニット「キュンチョメ」が中心となった「#YOurFreedom」プロジェクトなどは既に始まっている。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
国民県連も上田前知事支援 10日告示の参院埼玉補選(共同通信)
国民民主党埼玉県連は6日、常任幹事会を開き、10日告示の参院埼玉選挙区補欠選挙(27日投開票)に無所属での立候補を表明した、前埼玉県知事上田清司氏(71)を支援すると決めた。県連の大島敦代表は終了後に「8月の県知事選で応援していただくなど今までの関係を踏まえた友情支援だ。上田氏は野党のサイドに立ってきた」と記者団に理由を説明した。 立憲民主党県連も9月に支援を決定。自民党は上田氏が憲法改正論議に前向きだとして対抗馬を擁立しない異例の対応を決めた。NHKから国民を守る党は擁立する方針といい、立花孝志党首は候補者を「告示日に発表する」としている。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
【あいちトリエンナーレ】「表現の不自由展」再開は「最後の協議中」。 津田大介氏が語る(ハフポスト日本版)
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」も残り9日。10月6日には前日に続いて、津田大介芸術監督や作家らが参加する「あいちトリエンナーレ2019国際フォーラム 『情の時代』における表現の自由と芸術」が開かれた。 トップバッターで約18分間マイクを握った津田さんは、早ければ6日から再開するとされていた「表現の不自由展・その後」の再開について「最後の協議中だが、予断を許さない状況だ」と語った。 津田さんは前日5日のフォーラム終了後に報道陣の取材に応じ、不自由展の再開について「8日以降」との見通しを示し、「海外、国内アーティストから『8日に再開できないならボイコットする』という話も出ている。様々なステークホルダーとの調整が続いている。交渉が決裂したら、トリエンナーレ自体がそこで終結してしまう可能性がある。緊張感が高まってきている」と語っていた。 6日はフォーラムで行なったプレゼンテーションの中で、「まさに再開に向けた最後の協議中。この(フォーラムの)裏側でも協議をしていて、もう少しで妥結ができるラインは見えているが、その中で譲れない一線というのがあって、実際に妥結できるかはまだ予断を許さない状況だ」と状況を明かした。 さらに、トリエンナーレ実行委員会と不自由展実行委の間に「感情のもつれがたくさんある」として、こう指摘した。 「僕もそこの交渉を見守るしかない。やはり感情のもつれみたいなものが、中止から今に至るまでたくさんある状況の中で、感情の対立を『情け』で乗り越えられるかどうかがトリエンナーレ全体としても問われているのではないか」 津田さんが設定した今回のトリエンナーレのテーマは「情の時代」。「情」には、「感情」「情報」「情け」という3つの意味がある。 中村 かさね (Kasane Nakamura) 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
自宅の心停止、高い死亡率 救える命でもAED使われず
心臓が突然止まって倒れてしまう事例は、65%が自宅で起き、市街地など公共の場での場合に比べて死亡率が高い――。そんな分析結果を専門家チームがまとめた。救命が期待できるケースでも自動体外式除細動器(AED)はほとんど使われておらず、「自宅で救える命」への取り組みの重要性が示された。 大妻女子大や京都大、大阪大などのチームが総務省消防庁の統計をもとに、2013~15年に全国で起き、救命が試みられた突然の心停止事例約33万件を分析した。64・9%にあたる約21万2千件が自宅(戸建て約18万6千件、集合住宅約2万6千件)で起きていた。内訳は「居間、寝室」(約14万4千件)、「風呂」(約2万8千件)が多かった。 自宅で倒れた場合、1カ月後の生存率は3・4%で、大きな後遺症なく社会復帰できたのは1・4%だった。チームが同じ統計をもとに別途分析したところ、職場やスポーツ施設など公共の場で倒れた場合の同様の生存率は19・7%、社会復帰率は13・8%だった。平均年齢などが違うので単純比較はできないが、自宅で倒れた人の生存率・復帰率の低さが目立った。 心停止は、AEDを使っても必… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
バリアフリー度合いも芸術的 車いすで巡る根津美術館
【動画】根津美術館をめぐるグリズデイル・バリージョシュアさん=遠藤啓生、竹谷俊之撮影 ジョシュとゆく東京バリアフリー 深緑と静寂に包まれた根津美術館(東京都港区)には、南青山という土地柄、大勢の外国人旅行者が訪れています。 老朽化にともない2006年から3年半をかけて全面改修。展示面積は約1.6倍に広がりました。設計の際には、バリアフリー対応のため、欧米の美術館への視察を職員が重ねました。 日本・東洋の古美術品7千点のコレクションを気持ちよく鑑賞できるように、展示の高さや車いすでの動線にこだわりました。全ての展示室に車いすでアクセスできるように、館内には、段差がほとんどありません。 生まれ変わった美術館を、外国人障害者向けの日本観光サイト「アクセシブルジャパン」を運営するバリージョシュア(以下ジョシュ)さんと訪ねました。(遠藤啓生) 美術館への入り口は、両脇を竹で囲まれた、約50メートル続く回廊です。「インスタ映えする」と外国人旅行者の間でも有名な場所です。設計は五輪メインスタジアムを手がけた建築家・隈研吾さんです。 本館へと続く舗装路はなだらかに整備されています。電動車いすはもちろん、介助者が押す場合も負担が少ないように配慮されています。 本館1階の受付を通り、まず驚かされるのが、巨大な中国の石彫作品などが並ぶ広々としたホールです。「一般の来場者や展示物に接触する心配がほとんどないですね」と、ジョシュさん。 日本・東洋の古美術品約7千件(国宝は7件)の所蔵品を車いすでも安心して鑑賞できます。 ジョシュさんが特に感心したのが、本館1階と地下1階に設置されている「だれでもトイレ」についてです。便座に背もたれが付いているので、障害のある利用者が、背もたれに体重を預けることができます。介助者にとっても、ズボンをはかせやすいといいます。「利用者の声に耳を傾けているからこその発想」と美術館の、細かいところまで行き届いた取り組みに驚いていました。 エレベーターで2階の展示室へ。中央のガラスケースには、車いすユーザーの目線の高さを意識して中国古代の青銅器が展示されています。ジョシュさんの目線の高さは約128センチ。小学校低学年ほどの高さです。「車いすユーザーは見上げて作品を鑑賞する場合がほとんど。根津美術館ならではの配慮です」と話します。 一般の来場者にとっても、普段とは違う視点から、立体的に見ることができます。 本館の裏にたたずむカフェ「NEZU CAF●(Eに´(鋭アクセント)付き)」に座ると、鮮やかな緑が三方の窓から目に飛び込んできます。 注目すべきはカウンター席の高さ。手が不自由なジョシュさんにとって、少し前にかがむだけでストローに口をつけることができる「ちょうど飲みやすい高さ」になっています。足元も広く、一回り大きな外国製の車いすにも十分対応しています。 本館南側に広がる日本庭園は、13年前の大改修に伴い、園内の飛び石が石畳に変更されました。水辺の散策路は車いすと一般客がすれ違うことができる程の幅に整備されました。 砂利道だった外周路も舗装されました。車いすで園内を約20分程で1周できるようになっています。それでも庭園内は約12メートルの高低差があります。「万が一に備えて介助者が付き添うことをおすすめします」 グリズデイル・バリージョシュアさん 1981年1月生まれ。カナダ・トロント出身。生後まもない頃の病気で、手足に障害が残り、4歳のときから車いす生活を送る。 19歳の時に父親と旅行で初来日。駅のホームで職員が出迎え、改札まで車いすを押してくれた経験に感動。日本は「心のバリアフリーが達成されている」と実感する。 日本永住を目指して2007年夏に再来日。16年には日本国籍を取得する。現在は介護施設「アゼリー江戸川」(東京都江戸川区)で事務職として働く。その傍ら、10年以上日本で暮らしている経験をもとに、外国人障害者向けの日本観光サイト「ACCESSIBLE JAPAN(アクセシブルジャパン)」を制作・運営している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
静寂の雪山に広がった鮮血 衝撃がジビエの見方を変えた
きじまりゅうたさんは祖母、母と続く料理研究家の3代目です。若い世代に親しみやすい料理を提案しています。NHK総合の料理ドキュメント&バラエティー番組「きじまりゅうたの小腹すいてませんか?」では、一般人の台所にお邪魔して冷蔵庫にある材料から考え出すアドリブ料理が話題です。東京育ちで「田舎がない」といいますが、第2の故郷とも感じる場所が最近できたそうです。話を聞きました。 ◇ ここ4年ほど長野県上田市の鹿教湯(かけゆ)温泉に通っています。僕が審査員を務めていた料理コンテストに、ここの女性グループが応募した縁で知りました。 山奥で交通の便は良くありませんが、川がきれいで山歩きが楽しめる、素晴らしい環境です。地元の方々に山菜やキノコを教えてもらっているうちに、これは独り占めしていてはもったいないと思えてきて。仲の良い料理研究家に声をかけたら人が増え、今では毎回10~20人で行きます。5~6月に山菜、7~8月は夏の川遊び、10月はキノコ、12~2月には鹿狩りと、1年で最も多くて4回かな。 僕、田舎がないんです。東京生… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新潮社、百田尚樹さん新刊『夏の騎士ヨイショ感想文キャンペーン』を中止。「多くのご意見受け」(ハフポスト日本版)
出版大手の新潮社は10月5日、作家・百田尚樹さんの新刊『夏の騎士』の宣伝キャンペーンを中止することを発表した。 同社は公式ツイッターで、「お騒がせをし、申し訳ございません。 多くのご意見を受け、中止とさせていただきます。(中略) 今回皆様からいただいたご意見を真摯に受け止め、今後の宣伝活動に活かして参ります」とコメントしている。 キャンペーン開始から、わずか2日での中止となった。 同社が中止を発表したのは、10月4日から実施していた「読書がすんだらヨイショせよ #ヨイショ感想文求む」と題した宣伝キャンペーン。 朝日新聞デジタルによれば、キャンペーンは、ツイッターで百田さんの新刊小説の感想を募集するもの。「『夏の騎士』を褒めちぎる読書感想文をツイートすると図書カードが当たるビックチャンス」などと呼びかけていた。 同キャンペーンについては、新潮社が企画立案し、事前に百田さんに伝えた上で、同社の責任の下で実施したという。 これについてネット上では、「書評は作者をヨイショするためのものではない」「企画段階からなぜ違和感を感じなかったのだろうか」などと批判や意見が相次いでいた。 同キャンペーンに関する同社のツイートは6日現在、すでに削除されている。 一連の騒動について、『夏の騎士』の著者である百田さんは、5日夜にツイッターを更新。「新潮社も悪意があったわけじゃない。善意の企画が空回りしただけ。それに、全部をお任せにしていた私のせいでもある。私は炎上慣れしてるし、少々のダメージくらいはどうということもないです」と綴っていた。 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
立民、憲法審での不交付議論要求 自民は慎重姿勢(共同通信)
与野党の幹事長、書記局長は6日のNHK番組で、臨時国会で焦点となる憲法改正や消費税増税を巡って論戦を交わした。立憲民主党の福山哲郎幹事長は国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」への補助金不交付問題を「意思決定も含めて不透明だ」と指摘し、憲法審査会で取り上げるよう要求。自民党の稲田朋美幹事長代行は「個別課題を議論するのはいかがか」と慎重姿勢を示した。 福山氏は、国民投票時のCM規制も憲法審で扱うよう求め、稲田氏は「野党の(求める)テーマも幅広く議論するのがふさわしい」と応じた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
嘉手納基地の米兵2人を逮捕 酒気帯び容疑で沖縄県警(共同通信)
沖縄県警は6日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)所属の1等兵スタンレー・デイビス容疑者(27)と、兵長エイドリアン・フォード容疑者(26)をそれぞれ現行犯逮捕した。両容疑者とも容疑を否認しているという。 逮捕容疑は、デイビス容疑者が6日午前3時20分ごろ同県北谷町の道路で、フォード容疑者は同日午前3時5分ごろ嘉手納町の県道で、それぞれ酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
車が中央分離帯へ…国道で32歳男性運転の乗用車が信号機なぎ倒す「よく覚えていない…」(東海テレビ)
6日未明、岐阜県多治見市の国道で乗用車が中央分離帯に設置された信号機に衝突しました。この事故で信号機が倒れましたが、けが人はいませんでした。 6日午前4時前、岐阜県多治見市上野町の国道19号線の信号のある交差点で、会社員の男性(32)が運転する乗用車が中央分離帯に設置された信号機に衝突しました。 この事故で信号機が道路に倒れましたが、乗用車を運転していた男性にケガはありませんでした。 警察によりますと、男性は名古屋市から自宅のある恵那市へ帰宅する途中で、事故当時の状況については「よく覚えていない」と話しているということです。 警察が事故の状況を詳しく調べています。 東海テレビ 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース