極めてゆっくり断層がずれて起きる「スロー地震」の多発域が、東日本大震災の原因となった断層の破壊がさらに進むのを阻んでいた―。こんな分析結果を、京都大や防災科学技術研究所(茨城県)などのチームが22日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。地震規模を大きくする断層の破壊を妨げるバリアーとしてスロー地震多発域が働く可能性があり、今後、メカニズムを調べるという。 チームの西川友章日本学術振興会特別研究員は「巨大地震のリスクや規模を検討する上で重要な成果」としている。 チームによると、通常の地震は断層が1秒に1メートル程度急激にずれて起きる。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
花粉症、市販薬に代替を 保険外で薬剤費年6百億円削減(共同通信)
医療機関を受診して処方される花粉症薬のうち、同じような効果の市販薬で代替できる薬を公的医療保険の対象外にすると、薬剤費を年約600億円削減できることが22日、健康保険組合連合会(健保連)の試算で分かった。これを踏まえ健保連は医療費抑制のため、市販薬で代替可能なケースは公的保険適用の対象外とすべきだとの提言をまとめた。23日に公表する。 健保連は大企業の社員と家族が加入する健保組合の全国組織。このうち121組合を対象に、2016年10月~18年9月の約2億7千万件のレセプト(診療報酬明細書)を基に分析した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
大阪府警、173事件の捜査書類放置 証拠50点紛失
大阪府警は22日、羽曳野、曽根崎、天満、黒山の4署で計173事件の捜査書類が放置されていたと発表した。うち13事件では証拠品計50点の紛失も発覚。府警は2016年にも同様の捜査書類・証拠品の大量放置で調査結果を公表していたが、今回発覚したのはすべて前回の調査前に作られた捜査書類で、府警は「前回の調査が不十分だった」としている。 府警によると、新たに放置が発覚したのは、羽曳野署が160事件と大半を占めた。うち11事件で衣類や包丁などの証拠品計47点を紛失していた。160事件では捜査の進展が見込めないケースが105事件あったが、強制わいせつや強盗致傷など22事件はすでに時効を迎え、検察庁に書類を送る必要があったという。 曽根崎署では、暴行と傷害の計… 980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
表現の不自由展「再開を」 出展者らが都内で抗議集会
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」が脅迫などで中止になったことを受けた抗議集会が22日、東京都内で開かれた。企画展に作品を出した美術家らが出席し、「中止を既成事実にしてはいけない。再開しなければレイシズムやテロに屈することになる」と訴えた。 集会では、出展の意図や中止までの経緯などが報告された。昭和天皇を含む肖像群が燃える映像作品を出品した大浦信行さんは、約20分の映像作品の一部が切り取られて議論されていると主張。「20分見れば、単なる天皇批判ではないとわかるはず。エキセントリックに伝わって、非常につらい」と語った。 元慰安婦の写真を展示した韓国人写真家の安世鴻(アンセホン)さんは出展していた作品をスクリーンに映しながら、背景を説明。2012年に、新宿のニコンサロンで元慰安婦の写真展がいったん中止されたことを挙げ、「7年前と同じか、もっと悪くなった。連帯して再開を求め、知る権利、表現の自由を守っていかなければならないと思う」と話した。(関口佳代子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
藤井七段、棋聖戦二次予選へ 一次決勝で竹内五段に勝利
【動画】将棋の藤井七段、棋聖戦で一次予選を突破=佐藤圭司撮影 将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(17)が22日、大阪市福島区の関西将棋会館で第91期ヒューリック杯棋聖戦(産経新聞社主催)一次予選の決勝に臨み、竹内雄悟五段(31)に70手で勝ち、2年連続2回目の二次予選進出を決めた。 持ち時間は各1時間。午後2時に始まり、午後4時18分に終局した。勝った藤井七段は「お互い、玉が薄い将棋だったんですけど、△5五銀右から踏み込んでいったのが、結果的には良かったのかな、というふうに思います」「まだ(棋聖戦では)決勝トーナメントまで進んだことは無いので、今期は、まず、そこを目標にやっていけたらなというふうに思っています」などと話した。敗れた竹内五段は「玉の方の銀が出ていったので、だいぶ勝ちづらい将棋にしてしまったかな、と思っていました。仕掛けられたところで、ちょっと自信が無かったですね」と話した。 棋聖戦は、将棋界に八つあるタイトル戦の一つ。 棋聖戦には全棋士と女流棋士2人が参加。一次予選と二次予選をトーナメントで行い、勝ち上がった棋士とシード棋士の計16人が決勝トーナメントで争う。決勝トーナメント優勝者と棋聖のタイトル保持者が、例年6~8月に五番勝負を行う。 この日の対局は、渡辺明棋聖(35)=棋王、王将と合わせて三冠=に2020年6~8月に挑戦する権利を目指す戦いの一環だ。 藤井七段は棋聖戦には第89期から参戦し、今回は3期目。最初の第89期は一次予選の決勝で敗退した。2回目の第90期は二次予選の決勝で敗退した。(佐藤圭司) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「響け!」主題歌演奏で京アニ応援 京都すばる高吹奏楽部が披露(産経新聞)
アニメ制作会社「京都アニメーション」(京アニ、本社・京都府宇治市)から密着取材を受けたことのある、京都すばる高校吹奏楽部が22日、京都市内で京アニ制作のアニメの主題歌を披露した。 京アニのスタジオ放火殺人事件で被害に遭った人たちを元気づけようと、同部ではこれまでも千羽鶴を折ったり、募金活動を続けたりといった活動を続けてきた。 この日は京アニのポスター展が開かれている京都文化博物館で、京アニ作品「響け!ユーフォニアム」の主題歌など8曲を演奏し、来場者から惜しみない拍手が送られた。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
GSOMIA破棄 自民・長島氏「南北融和を優先か」(産経新聞)
自民党の長島昭久元防衛副大臣は22日夜、韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことについて「北朝鮮による(韓国を射程に収めた)短距離弾道ミサイル発射という恫喝(どうかつ)に屈した側面もあるだろう。日米との協力より『南北融和』を優先したと見なさざるを得ない」との見方を示した。産経新聞の取材に答えた。 韓国側が破棄の理由に日本政府によるホワイト国(輸出優遇国)リストからの韓国除外を挙げたことに対しては「日米韓の安全保障に関わる話と日韓の経済問題とはバランスが取れていない」と批判した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
9月内閣改造、入閣待機組70人「狭き門」 首相、総仕上げ布陣へ(産経新聞)
安倍晋三首相が9月中旬に行う内閣改造では、「入閣待機組」の自民党議員約70人の処遇も焦点だ。首相の通算在職日数は24日で佐藤栄作を抜いて歴代単独2位となり、今回は歴代最長政権も視野に入れた人事になる。昨夏の党総裁選後の前回は首相を支持した各派閥への配慮が色濃く反映されたが、令和3年9月末の党総裁任期満了を見据えた総仕上げの布陣になるとみられ、手腕が未知数の待機組には狭き門となりそうだ。 内閣改造に向け各派は衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない待機組の処遇を求める。 首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会、97人)は入閣待機組を順調に消化してきた。 衆院では当選7回以上は入閣済みで、6回の西村康稔官房副長官や、西村氏と初当選同期の萩生田光一幹事長代行(5回)らが取り沙汰される。参院では当選5回の橋本聖子前参院議員会長、いずれも当選3回の末松信介参院議院運営委員長、岡田直樹参院幹事長代行が適齢期だ。 現在、各派で最大となる閣僚5人を抱える麻生派(志公会、54人)は会長の麻生太郎副総理兼財務相が留任の方向だ。待機組では衆院予算委員会の田中和徳与党筆頭理事(8回)が筆頭。先の参院選で5選を果たした武見敬三元厚生労働副大臣も候補に挙がる。同派幹部は「麻生氏を含め4人の入閣が目標」と話す。 竹下派(平成研究会、53人)内では、日米貿易交渉を担う同派会長代行の茂木敏充経済再生担当相の留任が有力視される。茂木氏以外に「少なくとも1人の入閣枠の確保」(派閥関係者)を目標にしている。待機組では同派事務総長を務める山口泰明組織運動本部長(衆院7回)の初入閣を「最優先の取り組み」(同派幹部)と位置付ける。 岸田派(宏池会、46人)は領袖(りょうしゅう)である岸田文雄政調会長の処遇が焦点の一つだ。岸田氏は「ポスト安倍」に意欲を見せており、そのためのステップとして党務を取り仕切る幹事長就任を望む声が強い。 待機組では、入閣に強い意欲を示す竹本直一元財務副大臣(衆院8回)らの名が挙がる。岸田派は先の参院選で現職4人が落選し、派幹部は「選挙で負け、さらにポストも取れないなら岸田氏は会長としての力量が問われることになる」と打ち明ける。 二階派(志帥会、45人)が最優先とするのは、二階氏が「閣僚5人分」ともいわれる幹事長に留任することだ。待機組には事務総長の平沢勝栄元内閣府副大臣(衆院8回)を筆頭に二階氏側近の武田良太元防衛副大臣(同6回)らがいる。 石破茂元幹事長が会長を務める石破派(水月会、19人)では古川禎久元財務副大臣(衆院6回)が適齢期だ。前回は山下貴司法相が当選3回で抜擢(ばってき)されたが、総裁選以降も石破氏は首相の政権運営を批判し続けており、党内で孤立を深めている。派幹部からは「入閣は厳しいのでは」との見方が出ている。 石原派(近未来政治研究会、11人)は、坂本哲志政調会長代理(衆院6回)の入閣に期待がかかる。派幹部は「閣僚ゼロの現状を打開したい」と意気込む。 無派閥議員では首相に近い河井克行総裁外交特別補佐(同7回)や菅原一秀元財務副大臣(同6回)らが適齢期だが、首相官邸で滝川クリステルさんとの結婚を発表した小泉進次郎厚生労働部会長(同4回)の起用も取り沙汰されている。(長嶋雅子) Source : 国内 – Yahoo!ニュース
9月の合同総会「延期せざるを得ない」 GSOMIA破棄で日韓議連・河村幹事長(産経新聞)
超党派でつくる日韓議員連盟(額賀福志郎会長)の幹事長を務める河村建夫元官房長官は22日夜、韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことについて「(GSOMIAの)延長をきっかけに今後の日韓関係を正常に戻す努力を続ければいいと思っていたが、極めて遺憾な思いでいっぱいだ」と述べた。東京・羽田空港で記者団に答えた。 日韓議連は、9月に韓国の韓日議員連盟との合同総会を東京都内で開催する予定だ。しかし今回の破棄決定を受け、河村氏は「(合同総会の)開催が難しくなり、延期せざるを得ないという感じがしている」との見解を示した。 河村氏は「われわれは(韓国との)パイプを切るつもりはなく、話し合いは続けたい」と強調する一方、「今の状況の中で、韓国側と建設的な話し合いができるのかどうか、一抹の不安がある」と指摘した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース
GSOMIA韓国破棄 立民・福山哲郎幹事長「遺憾であり、残念だ」(産経新聞)
8/22(木) 23:29配信 立憲民主党の福山哲郎幹事長は22日夜、韓国が日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことについて、「北東アジアの安全保障環境に変化の兆しは見られず、今も北朝鮮は飛翔(ひしょう)体を発射している。こうした中での決定は遺憾であり、残念だ」と述べた。産経新聞の取材に答えた。 今後の日本政府の対応については「これ以上エスカレーションしないよう両国政府による対話継続を望みたい」とも指摘した。 【関連記事】 Source : 国内 – Yahoo!ニュース