宮野拓也2023年7月8日 20時14分 【動画】梅雨前線の影響で西日本を中心に大雨=日吉健吾撮影 活発な梅雨前線の活動で8日、島根県で線状降水帯が発生するなど九州北部から中国、北陸の日本海側を中心に大雨が降った。前線はしばらく日本付近に停滞する見通しで、特に9日にかけて雨量がかなり多くなる見込みだ。 気象庁によると、前線は日本海を通って日本の東に延びている。南から湿った空気が流れ込んだため、松江市では8日午後6時20分までの24時間で221・5ミリの降水量を観測し、新潟県村上市で146・5ミリ、鳥取県境港市で145・5ミリだった。9日も北陸、東海、中国、九州北部で警報級の大雨となる可能性が高い。 9日午後6時までに予想される24時間降水量は、多い所で、九州北部250ミリ▽北陸、東海180ミリ▽関東甲信、中国150ミリ▽東北、近畿120ミリ。気象庁はこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるとして、土砂災害などに厳重な警戒を呼びかけている。(宮野拓也) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安倍元首相の献花台で儀式妨害した疑い、男を逮捕 筒状のもの掲げる
2023年7月8日 19時17分 安倍晋三元首相が銃撃され、亡くなった事件の一周忌の献花行事を妨害したとして、奈良県警は8日午前11時55分ごろ、20代とみられる男を軽犯罪法違反(儀式妨害等)の疑いで現行犯逮捕した。男は調べに対し黙秘しているという。 奈良西署によると、男は同日11時35分ごろ、1年前の事件現場となった奈良市の近鉄大和西大寺駅周辺に設けられた献花台周辺で、銃を模したような筒状のものを掲げ、献花行事の儀式を妨害した疑いがある。筒状のものはリュックサックから取りだしたといい、長さは30~40センチほどだった。 現場で取材していた記者によると、男が逮捕されたのと同じ時間帯には、20~30代くらいの複数の男性が「ノーカルト」と書かれたうちわや、筒状のものを手にして歩いていた。 その筒も一見すると昨年の事件で使われた手製銃を模したような外見をしていた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アワビ採り競う「しろんご祭り」海女13人一斉に海へ 海女頭は?
溝脇正2023年7月8日 19時30分 海女たちがアワビの初採りを競い、豊漁と安全を祈って神社に奉納する「しろんご祭り」が8日、三重県鳥羽市の離島、菅島で開かれ、大勢の見物客でにぎわった。 1年でこの日だけ禁漁が解かれる白浜(しろんご浜)で、ホラ貝の音を合図に真っ白な磯着姿の海女13人が一斉に海に入った。 最初に採れた黒アワビと赤アワビのつがいは「まねきアワビ」と呼ばれる。20分ほど潜って手にした海女歴約40年の松村富江さん(53)は1年間、海女頭として敬われる。 「母が何回か海女頭をしていたので、自分もなれたらいいなと思っていました。うれしいです」と松村さん。 まねきアワビは、奉納役を務めた菅島出身の中村紗弥さん(22)が受け取り、島の白髭(しらひげ)神社に納めた。(溝脇正) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
三井石油開発社長、蒸気噴出で謝罪 体調不良は4人に 北海道も指導
古畑航希2023年7月8日 20時30分 北海道蘭越町の地熱発電の調査現場で高濃度のヒ素を含む大量の蒸気が噴出した問題で、調査を進める三井石油開発(東京)の原田英典社長らが8日、現地で記者会見し、健康被害などの情報開示が遅れたことを謝罪した。体調不良を訴える人は2人増えて4人になった。道は同日、ヒ素を含む水が敷地外に放出しないよう同社を指導した。 同社によると、噴出が始まった当初は現場で体調不良が確認されていないことなどを踏まえて「人的被害はない」とした。現場に弁当を配送した女性が硫化水素中毒と診断されたのに、その被害を7月4日まで公表しなかった理由について、原田社長は「事業との関係特定が難しかった」と釈明した。 同社はヒ素の濃度は「ただちに人体に影響がでるものではない」としている。町内に設置した健康被害相談窓口には新たに2人から体調不良の訴えが寄せられており、「事実関係に基づき適切に補償する」という。 飲料水と農業用水の取水を制限していたが、農業用水については7日に解除した。農作物の被害について原田社長は「因果関係があるものに関しては適切な形で補償をさせていただく」と述べた。 土囊(どのう)を設置したことで付近を流れる川への流入はおさまったが、川以外への流出は続いている。飲料水の取水制限は続けられており、現場を訪れた道職員はこの日、さらなる流出を防ぐよう指導した。噴出の原因は判明しておらず、噴出を止めるめどは立っていないという。(古畑航希) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
九州~北陸の日本海側で大雨 前線停滞、9日にかけ雨強まる見通し
宮野拓也2023年7月8日 16時50分 【動画】梅雨前線の影響で西日本を中心に大雨=日吉健吾撮影 活発な梅雨前線の活動で8日、島根県で線状降水帯が発生するなど九州北部から中国、北陸の日本海側を中心に大雨が降った。前線はしばらく日本付近に停滞する見通しで、特に9日にかけて雨量がかなり多くなる見込みだ。 気象庁によると、前線は対馬海峡から東北付近に延びている。南から湿った空気が流れ込んだため、松江市では8日午後3時20分までの24時間で193ミリの降水量を観測し、新潟県村上市で131ミリだった。9日も北陸、東海、中国、九州北部で警報級の大雨となる可能性が高い。 9日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、九州北部250ミリ▽東海、中国180ミリ▽関東甲信、北陸150ミリ▽東北120ミリ。気象庁はこれまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあるとして、土砂災害などに厳重な警戒を呼びかけている。(宮野拓也) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
余裕だった旧統一教会幹部が一変した瞬間 「我々はなめられている」
「特定の団体に恨みがあった。安倍氏が(その団体と)つながりがあると思い込んだ」 昨年7月8日、安倍晋三元首相が銃弾に倒れた直後、山上徹也被告(42)がそのような趣旨の供述をしていると奈良県警が発表した。 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のある幹部に慌てた様子はなかった。「まさかうちは関係ないでしょう。安倍さんとつながりのある宗教団体はいくらでもある」 その後、山上被告の言う団体は旧統一教会のことで、母親が1億円を超える献金をしていたとみられることや、山上被告が自殺を図った過去などが判明した。 教団と政治との関係が問題視され、複数の自民党議員が教団関係のイベントに出席したり、選挙支援を受けたりしていた事実が次々と明らかになった。教団が政治に何らかの影響を及ぼしていたのではないか――。向けられる不信の目に幹部はこう言った。「過大評価だが、自民党を動かしているように見られるのは悪いことではない」 「我々は安倍さんと関係が深… この記事は有料記事です。残り2496文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
落雷が増える7月、年平均7.4万回 「光も音もなかった恐怖」も
バチン。愛知県に住む20代の男性は昨年冬、体がはね飛ばされそうな衝撃を経験した。落雷だ。 その日は夜明け前から、職場の同僚2人と愛知県田原市の海岸で釣りを楽しんでいた。出発前の天気予報では小雨が降るとされていた。雷注意報は出ていなかった。 日が昇り始めた頃、海岸線の遠くに黒い雨雲が見えた。遠くでピカリとした光が見えたが、「音は聞こえない。まだ遠くだし大丈夫だろう」と思った。 その「だろう」が甘かった。 高い木の下や軒下は安全なのか、記事の後半では雷から身を守る具体的な方法について、専門家にお話をうかがいました。 音も聞こえなかったのに カーボン製の釣りざおを海に… この記事は有料記事です。残り1535文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【動画】銃撃事件1年 大阪ミナミで聞いた「あの時、わたしは」
2023年7月8日 13時00分 【動画】大阪・ミナミ編)あの時、わたしは 100人の声―安倍氏銃撃から1年― 安倍晋三元首相が銃撃され、亡くなった事件から8日で1年が経った。一報を聞いた人々は当時、何を思ったのか。山上徹也被告(42)の動機や、政治と「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の関係を知って、どう感じたのか。事件とその後の社会について思うことを、大阪・ミナミの街頭で聞いた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ハリポタにも受け継がれた「としまえん」の面影 願いは次世代へ
東京都練馬区に6月に開業したエンターテインメント施設「ワーナーブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリー・ポッター」周辺には、この地で90年以上親しまれた遊園地「としまえん」の設備や自然が残されている。どんな経緯があったのか。 「としまえん」の面影、残した理由 「これ、としまえんで使われていたものじゃない?」 新施設の最寄り駅となる、西武鉄道の豊島園駅(東京都練馬区)。6月に訪れた人は、ホームにあるベンチに「としまえん」というロゴを見つけ、記念撮影をしていた。 記事の後半では、ハリー・ポッターの世界観を味わえる「スタジオツアー東京」にも残る「としまえんの面影」を紹介しています。 駅構内にはほかにも、としまえんで使われていたアトラクションの蒸気機関車や、敷地内に植えられていた木を使ったパネルも飾られており、懐かしそうに見入る人が目立った。 駅舎は新施設の開業にあわせ、ハリー・ポッターの世界観を味わえるようにリニューアルされた。赤を基調とし、ハリポタのラッピングをされた特別電車も発着している。 リニューアル工事を担当した西武鉄道工務部の五味仁美さんによると、当初の計画では、としまえんで使われていたものを設置する案はなかった。 しかし、2020年8月に閉… この記事は有料記事です。残り989文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
幸せのバブルリング世代交代 亡きシロイルカ・ケーリャの子2頭継承
島根県浜田市の水族館「県立しまね海洋館アクアス」で7日、シロイルカのパフォーマンスが約1カ月ぶりに再開した。シロイルカのオス「ケーリャ」が死んでから休止していた。水中で泡の輪をつくる「バブルリング」で人気を博したケーリャに代わって主役になったのは2頭の子どもたち。華麗な演技でさっそく観客を魅了した。 午前10時半、初回のパフォーマンスが始まった。プールにケーリャの息子のシーリャ(13歳)、娘のミーリャ(8歳)が姿を現した。シーリャが「幸せのバブルリング」を10回連続で出すのに成功すると、観客席から大きな拍手がわき起こった。 初回のパフォーマンスには、近くの「こくふ子ども園」など約100人の子どもたちが招待された。ミーリャが、自ら出したマジックリングの中をくぐる「ミラクルリング」を決めた。見ていた男児(5)は「最後のリングがすごく大きかった」と興奮していた。 出雲市の会社員田中育子さん(44)は雨で行くか迷ったが、再開初日を見逃すことはできないと午後3時半からのパフォーマンスに訪れた。大学生のころから親子のパフォーマンスを見てきた。「親子3頭のパフォーマンスの方が迫力はあったけど、お父さんが死んでがんばって練習をしてきたことが伝わった。見られてよかった」と話した。 観客席には飼育員の水野美華さん(31)の姿もあった。この日仕事は休みだったが、2頭が心配で訪れた。ケーリャと向き合い、死んだ後は2頭の訓練にかかわってきた。 訓練中、2頭の大好きないたずらを抑えるのに苦労したという水野さん。親子3頭でバブルリングを披露し、観客を楽しませてきた日々が忘れられない。「真ん中にケーリャがいないというのは私のなかではまだ信じられない。でも子どもたちで(パフォーマンスが)できてよかった」 ただ2頭でパフォーマンスができるまでの道のりは、決して平坦(へいたん)ではなかった。 ケーリャが死んだ後、パフォーマンスプールのゲートを開けても2頭は入ってこなかった時期もあった。パフォーマンスはプールのデッキにいる飼育員と水中のダイバーとの連携が不可欠。アクアスは、かみ合わなければ別のシロイルカとの組み合わせも考えていたという。 2頭の練習は6月16日に始まった。ミーリャは繁殖期の4~5月にパフォーマンスを休んでいたため、演技を思い出させるのに苦労した。ストレスがたまってしまうのか、下ばかりを見てバブルリングを一度も出さない日もあった。そんなときは兄のシーリャが寄り添っていたという。それでも地道に訓練を続けた成果は出た。パフォーマンスの完成度は日増しに高まり、今月7日の再開が決まった。 館長の湊直樹さんは初回の演技をみて2頭の成長を感じた。「息ぴったりに音楽に合わせて泳ぎ、逆さになってリングを出したのは初めてのこと。これからもきょうだいでショーを続けていきたい」と話した。 パフォーマンスは平日1日4回、土日祝1日6回。問い合わせはアクアス(0855・28・3900)へ。(高田純一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル