土井良典2023年5月13日 16時50分 13日午前6時半ごろ、福井県敦賀市永大町にある住宅資材メーカー永大産業の工場で、「爆発音が聞こえ、煙が出ている」と付近住民から119番通報があった。県警敦賀署によると工場で火災があり、30~50代の男性作業員3人がやけどを負って病院に運ばれたほか、焼け跡から1人の遺体が見つかった。 署によると、20代の男性作業員と連絡が取れておらず、遺体の身元を調べている。工場では住宅の床材を加工しており、12日午後10時ごろから作業員8人が夜勤に入り、13日午前7時の作業終了を前に掃除などをしていたという。 工場は敦賀市役所から北西約2キロにある。(土井良典) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
手押し車の母に寄り添う 被害者の山岸さん 教諭が容疑者の殺人事件
有料記事 遠藤美波 岩田恵実 長妻昭明2023年5月13日 12時30分 東京都江戸川区の住宅で住人男性を殺害したとして同区立中学教諭の男(36)が逮捕された事件で、亡くなった契約社員の山岸正文さん(当時63)は80代の母親と2人で暮らしていた。近所の人たちは母親をいたわりながら生活する姿が印象に残っているという。 山岸さんが暮らしていたのは築30年余りの3階建て住宅。土地の貸主の男性によると、山岸さんは長年両親と3人暮らしで、数年前に父親が亡くなり、母親と2人暮らしになったという。 母親は事件時に在宅していたとみられる。捜査関係者によると、高齢のため細かい状況を聞き取るのは難しいという。左手には4針縫う切り傷があり、襲われた可能性もあるが、詳しいことはわからないという。 土地貸主の男性によると、5… この記事は有料記事です。残り311文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
スーパーに車突っ込み5人重軽傷 運転の80歳男性「踏み間違えた」
2023年5月13日 12時42分 13日午前9時45分ごろ、愛知県稲沢市国府宮2丁目のスーパー「JA愛知西産直広場国府宮店」で、「車が店舗に突っ込みけが人が出ている」と119番通報があった。 県警や消防によると、普通乗用車がスーパーのガラス壁に衝突し、店の中や外にいた客と従業員計5人が病院に搬送された。そのうち、客の70代の女性が腰を強く打つ重傷で、残る4人は軽傷だという。 車は同市内の無職男性(80)が運転し、男性にけがはなかった。県警によると、男性は買い物後に帰宅しようとしたところ、店舗のガラス壁に車が突っ込んだといい、「ほかの車がいたので停止しようとしたが、ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話しているという。 現場は名鉄国府宮駅近く。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
吉原の風俗店従業員女性を殺害容疑、客の男を逮捕 「予約が取れず」
東京都台東区の「吉原」と呼ばれる風俗店が集まるエリアで、店舗従業員の30代女性を殺害したとして、警視庁は12日、契約社員の今井裕容疑者(32)=東京都足立区関原2丁目=を殺人容疑で逮捕し、発表した。 今井容疑者は風俗店の客の1人だった。容疑を認め、「今まで(女性の)予約が取れていたにもかかわらず、1月に予約ができないと言われた」と供述しているという。 浅草署によると、逮捕容疑は5日午前、同区千束4丁目の風俗店の個室で、女性の首などを刃物で刺し、殺害したというもの。司法解剖の結果、女性の死因は失血死だった。首や脇腹など3カ所を刺され、一部の傷は深かった。男は現場で自分の腹を刺して病院で治療を受けていたが、署は男が回復するのを待って逮捕した。 「きらびやかな人生を奪ってやろう」一方的に不満か 今井容疑者は予約が取れなく… この記事は有料記事です。残り167文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ケロイドの足」への憎しみを越えて サンフレ初代総監督・今西さん
いま世界には約1万3千発の核弾頭が存在します。ロシアのウクライナ侵攻によって、実戦で使われる恐れまで浮上しました。そんな中、今月に被爆地・広島で開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、「核兵器のない世界」が主要なテーマの一つになります。その道筋をどう切り開くのか。G7首脳らへの注文を、さまざまな方々に語っていただきます。 私の左足には、ケロイドが残っています。今でも指は引きつっていて、足首も90度から先に曲がらないんですよ。 4歳の時でした。原爆が落とされた朝、今の広島駅近くの自宅で、2階の窓に座っていました。足をぶらぶらさせ、下の路地にいた子と口げんかをしていたら、突然、左側から光線を浴びた。半ズボンでしたから、特にひざから下がひどかった。 やけどがじゅくじゅくして、ハエがたかる。2、3日すると卵を産み、ウジ虫がわく。幼虫になってはい回るから、痛くてしょうがなくてね。泣き叫びましたよ。 赤チンを塗ってもらい、虫を取っていくのですが、それがまた痛い。 「もう悪いことせんけ、こらえてくれー」 そう言って暴れ回るもんだか… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
水道利用者566人の個人情報、ウイルス感染で漏洩か 岩手・大槌町
岩手県大槌町は12日、上下水道課の会計システムがウイルスに感染し、566人分の個人情報が漏洩(ろうえい)した恐れがあると発表した。現時点で悪用は確認されていないという。 漏洩の恐れがあるのは、工事代金や料金の還付などのために登録された個人や法人代表者の住所、氏名、電話番号、口座情報。会計システムのパソコンは普段インターネットに接続されていないが、4月中旬にシステムの不具合で保守事業者がリモートなどで数回作業した際にインターネットに接続した。町はその時に感染したとみて、関係者におわびの手紙を送るとともに、詳しい状況を調べている。(東野真和) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
母の日に向け、熊本市電にカーネーション 14日に「お持ち帰り」も
2023年5月13日 9時30分 熊本市電に12日、「母の日」にちなんで生花を飾った電車が3日間限定で走り始めた。1991年に始まった恒例行事だが、熊本地震や新型コロナの感染予防対策でたびたび中断。4年ぶりの再開となった。 市交通局と県花き協会の共催。赤、ピンク、黄色のカーネーションのほか、ユリ、ドラセナなど65本が入った鉢が1両に2基ずつ備え付けられた。 ただし、予算と人手の制約で飾り付けは全43両のうち10両限り。運転士に「きれいね」と声をかけたり、スマホで撮影したりする乗客の姿も見られた。 最終日の14日は午後4時から、運転士が「持ち帰りできます」とアナウンスする。毎回大半が無くなるそうで、もし余っても交通局で配布し「一本も無駄にはしません」という。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ウクライナ避難者、技術や専門性生かす職に 「就職難」に支援の手
4月下旬、東京・渋谷にあるNPO法人「WELgee(ウェルジー)」を、ウクライナ北東部ハルキウからの避難者、マリア・ビロバタさん(20)が訪れていた。 ウェルジーは、日本財団(東京都港区)から請け負い、ロシアによるウクライナ侵攻で日本に避難してきた人たちの就職支援を担っている。マリアさんはウェルジーへの相談をきっかけにアパレルブランドへの就職が決まり、この日は担当する女性職員から励まされていた。 「不安もあるが、楽しみな気持ちも大きい。好きなことを仕事にできるのはうれしい」と笑顔のマリアさん。今後は日本語を学びながら働き、将来的には永住するための在留資格取得を目指す。 侵攻が長期化する中で課題になっているのが、来日後の「就職難」だ。 日本財団によると、高い専門… この記事は有料記事です。残り1069文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
登山客回復、にぎわった穂高連峰の山小屋 残雪期の遭難を県警は警戒
新型コロナ対策の行動制限などが緩和された今春の大型連休。北アルプス・穂高連峰の登山拠点となる涸沢(からさわ)は登山者のテントで埋まり、コロナ禍前のにぎわいに戻りつつあった。 山小屋の関係者は登山客の回復を歓迎する一方、長野県警は積雪期で中上級者の技術が必要な登山での遭難を警戒。連休中、穂高連峰に入った記者が現地に常駐した県警山岳遭難救助隊員らを取材した。 「やっとだよ、やっと」。大型連休中の2日、涸沢ヒュッテの山口孝会長(75)は登山者の回復にうれしそうな声を上げた。 まだコロナ禍前の最盛期には及ばないものの、テント場には2日に180張りが並び、3~4日には2日間で計500張りに達した。 2年前の同時期には1日あたり3張りほどの日もあったため、利用者数は雲泥の差があった。テント場に到着した客は持ち込んだ食材を使って料理をしたり、お酒を飲んだりして思い思いの時間を過ごしていた。 ヒュッテはコロナの感染対策の名残で今も完全予約制。1室に2人ほどの寝泊まりが上限だが、コロナ前は最大9人が泊まっていた。一昨年からヒュッテの社長に就任した小林剛さん(59)は「ウィズコロナで頑張るしかない。ここには360度の展望がある。活気のあるヒュッテにしたい」と期待を込めた。 食堂で救助隊員が講話 新入隊員の姿も この時期に山小屋の名物とな… この記事は有料記事です。残り449文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「プールで泳げる」は慢心 水辺の安全へ、ライフジャケットは人数分
毎年、日差しが強くなってくる5月ごろから、水辺で遊んでいた子どもの水難事故が目立つようになる。長男を川での事故で失った吉川優子さん(51)は、自然から多くの学びを得るためにこそ、「無防備な状態のリスクを知って欲しい」と訴える。(編集委員・中小路徹) 長男の慎之介さんが増水した川に流されて亡くなったのは、2012年7月20日。愛媛県西条市の私立幼稚園のお泊まり保育中の水遊びでのことだった。 川遊びをしていたのは、園児31人と引率の園職員8人。慎之介さんのほか、園児3人と園職員1人も流されたが、助かった。事故当時は好天。4時間半ほど前に降っていたにわか雨が影響したことが、あとになって分かった。 「事故直後から、夫が増水の原因の収集を始めました。園の方は『何も話せない』という対応でした。そんな中、保護者会の方々が『子どもたちの記憶が薄れる前に検証しよう』と申し出てくれました」 現場で検証が行われたのは、事故から4日後。子どもたちがどこにいたのか、水がどれくらい増えたか。保護者たちが子どもから聞き取り、当時の様子を再現した。 「子どもたちから『知らない先生が助けてくれた、抱っこしてくれた』と、『知らない先生』という言葉がたくさん出てきました。それにショックを受けました」 救助や通報をしたのは、宿泊予定だった施設のスタッフや、居合わせた観光客たちだったのだ。 その後、園の職員も参加して再度の検証を行った結果、わかったのは、事故への備えを何もしていなかったことだった。 「ライフジャケットや浮き具とか、何も持っていなかった。事前説明会では『浅い場所での水遊び』とのことでしたが、実際には深く、川遊びにふさわしくない地形だった」 残念ながら、安全に関する意識が薄かったことを確認する場になってしまった。 子どもを預けた側にも、悔やみきれない思いがある。「私を含めて、幼稚園がやることだから大丈夫だろうと、保護者みんなが思っていた。関心事は夜、子どもたちが寝られるかどうか。水遊びのリスクが一番高いのに、関心の順位が低かった」 事故をきっかけに、夫と「吉川慎之介記念基金」をつくった。川や湖、海など水辺の活動での事故予防の啓発活動をし、公的な仕組みづくりを訴え続けている。 警察庁の統計によると、18年~22年に、中学生以下の子どもは69人が水難で亡くなっている。 子どもが安全に水辺で遊ぶため、個々の大人ができることは何か。 「準備不足が一番の事故要因です。無防備な状態で遊ばないことです。まずライフジャケットは人数分用意。何かあった時、助けに行く時の安全を守るため、大人の分も必要です。特に川はライフセーバーがいません」 事故は、遊泳禁止区域でも、たくさん起きている。安全な水辺がどこなのかを調べていくことも必要だという。情報収集の大切さは、天気予報に限らない。 「予定の組み方も大切です。例えば、大人たちが食事している間に、子どもたちを水辺で自由に遊ばせるのは危険です。一緒に遊び、一緒に食べるように。大人が大勢いても、子どもの事故は起きています。誰かが見てくれるだろうと思わず、自分の目の届くところで遊ばせることが基本です」 プールで泳げるから大丈夫、という慢心も危険だと指摘する。 「プールで泳ぐ感覚のまま、自然域の水辺に出ることも禁物です。人工的な場所とは全然違います。自然域には流れや波があり、岩、砂があり、生き物がいる。急に足をとられることがあります」 大学に出向き、教員や保育士… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル