三木一哉2021年4月29日 17時00分 北海道七飯町の函館七飯ゴンドラが、山頂付近の残雪の原野をスノーシューで散歩するツアーを29日から始めた。スキー場の営業は4日に終わったが、標高約1千メートルの山頂付近は4月末も雪が残る。ふもとで桜が咲く季節に冬の名残の雪を楽しんでもらおうと初めて企画した。 29日は函館市や七飯町などから10人が参加、雪を踏みしめ、小鳥のさえずる春山の若葉の息吹を楽しんだ。大沼や駒ケ岳、かつて硫黄鉱山があった雪渓、内浦湾の遠景など風景スポットなどを約2時間散歩した。 函館市から参加した菊地聖司さん(60)は「スキーで何度も滑っている山が全然違う風景になっていてとても驚いた」と話す。 ゴンドラの竹沢勝美支配人は「コロナ禍で外出できず、ストレスがたまった近隣の市民に道南の自然を楽しんでほしい、と企画した」という。雪上散歩ツアーは1人3千円。連休中は開催可。問い合わせは函館七飯ゴンドラ(0138・67・3355)(三木一哉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
結婚式、迎えの使者は…眞子さまに待ち受ける五つの儀式
「私と眞子様の気持ち、そして結婚に対する思いに変わりはありません」 結婚が延期されている秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さん。今月8日、小室さんは延期のきっかけとなった母・佳代さんと元婚約者男性との「金銭トラブル」について経緯を説明する文書を公表し、その後、「解決金」を渡す方針を明らかにしました。 元婚約者も27日、代理人を通じて交渉に応じる考えを示しました。今後トラブルが解決に向かえば、結婚への見通しが見えてくるかもしれません。そして、民間人である小室さんと結婚すると皇族ではなくなる眞子さまには、様々な儀式や手続きが控えています。 結婚する女性皇族を待ち受ける五つの儀式とは。結婚後はどのような暮らしを送るのか。皇室担当記者が解説します。 皇室典範第12条には、「皇… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全協の議事録開示求め提訴 「核のごみ」の寿都町民
伊沢健司2021年4月29日 12時36分 国の「核のごみ」(原発から出る高レベル放射性廃棄物)の最終処分場選定に向けた文献調査が進む北海道寿都町の町議会が、全員協議会の議事録の非開示決定をしたのは違法だとして、町民2人が議会を設置した町を相手取り、開示を求める訴えを函館地裁に起こす。原告側は28日付で訴状を地裁に郵送した。 提訴するのは、議事録の情報公開請求をした神貢一さん(67)と槌谷和幸さん(72)で、文献調査に反対する町民団体「子どもたちに核のゴミのない寿都を!町民の会」に所属する。 朝日新聞の取材では、片岡春雄町長が文献調査への応募検討を公表する直前の昨年8月にあった町議会の全員協議会で、「町民に伺(うかが)いを立てて勉強会をするといったらかえって面倒な話になる」と発言したことがわかっている。 訴状によると、議事録の内容を伝えた報道を受け、2人は昨年9~11月、それぞれ町情報公開条例に基づき、全員協議会の議事録などの文書の開示請求をしたが、町議会はいずれも非開示の決定をした。理由は「全員協議会には地方自治法上の会議公開の原則が適用されない」「本議会においては非公開として取り決めされている」とされた。槌谷さんは、町議会が文書の非公開の根拠とした「取り決め」の存在がわかる文書についても開示を求めたが、非開示とされた。 同条例は町民の知る権利を保障し、「原則開示」と定めていると指摘。非開示の決定には理由がなく違法だと訴えている。 2人は、町の情報公開審査会に異議を申し立てたが棄却されたため、提訴を決めた。 町の担当者は「訴状が届いていないので今はコメントできない」としている。(伊沢健司) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「そらち」はすばらしい! 鈴井貴之さんがPRする魅力
戸田拓2021年4月29日 13時00分 「『空を知る』という地名はすばらしい! 見上げれば空は全世界につながっている」――。北海道テレビ放送(HTB)の人気番組「水曜どうでしょう」の「ミスター」こと北海道赤平市出身のタレント鈴井貴之さん(58)が、道央・空知地域をPRする動画「鈴井貴之 空を知る 心が舞う」が完成した。28日に北海道空知総合振興局(岩見沢市)で鈴井さんが記者会見し、生まれ育った地域の魅力を力説した。 動画は90秒のロングバージョンとテーマ別の15秒バージョン2本で、YouTubeで同日公開された。空知総合振興局と空知地域の24市町でつくる北海道空知地域創生協議会が制作。宙を舞う鈴井さんをナビゲーター役に、美唄市の宮島沼から飛び立つマガンの群れ、三笠市の旧奔別炭鉱立坑櫓(たてこうやぐら)、滝川市の空を舞うグライダー、北竜町の広大なひまわり畑など、空知地域の四季をドローン撮影を交えて紹介する。首都圏の街頭ビジョンなどでも上映する予定という。 2018年から「そらち応援大使」を務める鈴井さんは、企画段階から参加して動画の構成に意見を出した。会見では、「富良野や美瑛などにも負けないすてきな場所が空知にはたくさん転がっている」と熱弁、「空知の一番の利点は札幌、旭川、新千歳空港にすぐアクセスできる便利さ。週末を自然の中で暮らすデュアルライフ(二重生活)実現に向けて各自治体はアイデアを出してほしい」と語った。(戸田拓) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
最高の歌を届けたいから #コロナを生きる言葉集
マスクをつけて発声練習をしています。最高の歌を届けたいから。(演歌歌手の天童よしみさん) 演歌界を代表する大御所にも、コロナは容赦なく襲いかかった。感染拡大を受け、スケジュールは延期と中止のくり返し。「皆さんに勇気や元気、夢を与えるために歌手になったのに、それができない。このまま忘れ去られていくんじゃないかと」。不安と自責の日々がつづいた。 2020年8月、久しぶりに観客を前に歌ったときは思いがあふれ、声が震えた。「デビューしたときよりも感激した。お客さんもみんな泣いてはって。うれしかったですね」 長い自粛期間が、歌と向き合う機会にもなった。「自分ができることってやっぱり歌しかない」。来年でデビュー50年。歌は自身の人生を支え、不遇のときも栄光の瞬間もそばにいてくれた「相棒」だ。 いま力を入れているのが、マスクをつけたままでの発声練習。浪曲の発声法にヒントを得て、独自にはじめた。暮らしのあらゆる場面でマスク着用が求められるようになった時代。「マスクをしたままでも歌えるようになりたくて」。もちろん声がこもり、思うように歌えない。ブレス(呼吸)にも苦労するが「訓練すればうまく動くようになる」という。 「自分が元気で歌えれば、皆さんの心に伝わるはず。さらに元気に、最高の歌を届けたいですね」 ◇ 誰もが経験したことのない日々が続いています。様々な立場、場面の言葉を集めます。明日に向かうための「#コロナを生きる言葉集」。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国際教養大の次期学長にカセム氏 スリランカ出身の理事
2021年4月29日 10時00分 秋田市の国際教養大(AIU)は27日、次期理事長兼学長に、スリランカ生まれの同大理事、モンテ・カセム氏(73)が6月1日付で就任すると発表した。任期は4年間。 カセム氏は1970年にスリランカ大自然科学建築学科を卒業後、82年に東大大学院の博士課程を単位取得満期退学した。2004年から6年間は立命館アジア太平洋大(大分県別府市)の学長を務め、14年にAIU理事に就任。18年から大学院大学至善館(東京都中央区)の学長を兼任している。 現在AIUの理事長兼学長を務める鈴木典比古氏が5月31日で任期満了を迎えることに伴い、選考会議を行って決めた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
四万十川の空、こいのぼり300匹 百均でこつこつ購入
笠原雅俊2021年4月29日 10時33分 こどもの日(5月5日)を前に、高知県の四万十川に架かる津大橋のたもとで、小さなこいのぼりの群れが初夏の空を元気に泳いでいる。対岸同士に住む2人の女性が、ふる里を元気にしようと「100円ショップ」で買った約300匹のこいのぼりを飾り付けている。 「過疎化が進むふる里を明るく元気にしよう」と約10年前からこいのぼりを泳がせているのは、真っ赤な橋でつながる四万十市西土佐津野川と橘の両地区で暮らす、「いわき食堂」を営む岩城千恵巳さんと親友の田辺三妃さん。仕事の合間にコツコツと飾り付けた。 当初は、地域で子供が成長して使われなくなった立派で大きなこいのぼりを飾っていた。しかし、徐々に古くなり、破れるなどしたため、数年前から愛媛県内の100円ショップに出向き、ミニこいのぼりを購入しているという。 約30センチの小さなこいのぼりは食堂前や橋、田辺さんの自宅前に取り付けられ、映画「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」のシーンのように揺れる。風が強い日ほど、こいのぼりは勢いよく泳ぐ。 岩城さんは「四万十川が流れるふる里を少しでも明るくしたい。小さなこいのぼりは、ここに来たら何か楽しいことがあるよという目印です」と空を見上げた。(笠原雅俊) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Le projet de déversement en mer de l’eau contaminée de Fukushima provoque la colère des voisins du Japon
Manifestation contre la décision de rejeter dans le Pacifique l’eau traitée de la centrale nucléaire de Fukushima Dai-ichi, à Séoul, le 20 avril. JUNG YEON-JE / AFP La décision du Japon de rejeter dans l’océan l’eau contaminée de la centrale nucléaire de Fukushima Dai-ichi suscite un vif mécontentement au Japon, […]
長寿命化へ向かう原発 議論深まらぬまま懸念は棚上げ
運転40年を超える老朽原発の再稼働に、福井県知事が同意した。「温室効果ガス削減」を旗印にする国が地元に交付金を示し、議論は深まることなく進んだ。運転開始から年数が経つ原発は各地にある。使用済み核燃料の行き先や安全性への懸念を棚上げにし、原発は長寿命化に向かう。 知事、「前提」の議論を切り離し 「関電の覚悟があり、国も主体的に取り組む。一定の状況になったのでないか」。杉本達治知事は28日の会見で、使用済み核燃料の中間貯蔵施設の県外候補地について問われ、こう答えた。 中間貯蔵施設と老朽原発再稼働を切り離すこと、新たな交付金。この二つが福井の議論を前に進めた。 核燃料サイクルが実現せず、県内の原発に使用済み燃料がたまり続ける福井にとって、県外候補地は長年の課題で、関西電力に提示を求めてきた。杉本知事は昨年10月、老朽原発の議論に関し、県外候補地の提示を「前提」と明言した。 電力各社で作る電気事業連合会が昨年12月、青森県むつ市の施設を各社で使用する案を公表し、関電は「参画」に言及した。だが、宮下宗一郎・むつ市長は「むつは核のゴミ捨て場ではない」と反発。案は棚上げになった。 年明け、国が動いた。 経済産業省資源エネルギー庁… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
タテカン撤去、法廷へ 京大総長「論点が分かりません」
京都大吉田キャンパス(京都市左京区)の周辺に並んでいた名物の立て看板、通称「タテカン」。半世紀以上の歴史を持つが、「屋外広告物」に当たるとした市の行政指導を理由に撤去されて3年になる。京大の湊長博(みなとながひろ)総長にタテカンへの考えを聞いた。(永井啓子) ――京大の自由な校風を表す一つにタテカン文化があったとの声があります。 タテカンがなくなって、どんな自由がなくなったか。誰かが何かを言いたい時にそれを公表する、世に出すのは自由です。 この時代、SNSもあるし、(タテカンを歩道に向けて立てられる)しかるべきスペースも作りました。そういう状況のなかで、ああいうタテカンに自由のシンボルとしての価値があると言われても、のめません。 なぜなら、何度か非常に危ない場面を見ているからです。ひもでとりつけた大きなタテカンが、風の強い日にバーンと倒れて、お年寄りが転びそうになったこともあります。 ――タテカンに関する規程を見直す考えはありますか。 タテカンが、情報や主張を発… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル