松尾慈子2021年5月10日 12時12分 【大阪】海外大学を目指す後輩の助けになれば――。この春に灘高校(神戸市)を卒業した大学生、石川将さん(18)が、海外大を目指す高校生たちへ、自分たちが使い終えた教材を譲るサイトを4月に立ち上げた。「海外進学に向けた問題集は高価で、書店にも多くはない。サイトの利用で教材入手の負担が少しでも減れば」と石川さんは期待する。 石川さんは現在、東京大学理科1類に在籍しており、秋には米国・ペンシルベニア大学ウォートン校に入学する予定だ。中学時代はロンドンに住み、灘高へ進んだ。進路を考えたとき「研究が進んでいる米国で、経済学と心理学をあわせた行動経済学をやりたい」と海外大を目指した。 しかし、米国の大学に出願するには大学進学適性試験(SAT)などを受ける必要がある。「SATの問題集は大阪の大きな書店でも在庫は少ない。1冊4千円前後と高価だから中身を確認してから買いたいのに、ネット書店では中身を見られない」。結局、辞典ほどの厚さのSAT問題集を2冊買ってやりこんだ。 この春志望大に合格し、使い終えた受験教材は不要になったが、海外大受験を通じて知り合った友達と「高価な教材をただ捨てるのはもったいない」と意見が一致した。また、地方に住む同世代の友人らから、地方在住では海外大の受験情報を集めにくく、教材選びや入手でも困るという話を聞いた。 経験者の教材を譲る場があれば、適切なテキスト選びの一助にもなると考え、友人と「テキスト譲渡ポータル」(https://ohurubook.wixsite.com/website)を立ち上げた。 サイトは会員制で、管理者の承認を受けてからグループページに入り、やりとりができる。既に登録は50人を超えた。石川さんは「実は海外大の門戸は誰にでも開かれている。高校生が、選択肢の一つとして海外大を視野に入れる一助となれば」と話す。(松尾慈子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
L’argot de bureau : le « kaizen » ou l’éloge de la régularité
SIMON LANDREIN Au terme d’une période des fêtes honteuse, faite d’excès alimentaires et d’une flemme incommensurable, Théobald profite du Nouvel An pour prendre de bonnes résolutions : lire un livre par semaine, faire cent pompes par jour, tout plaquer pour monter un élevage de chèvres… Ce cher Théobald ne le sait […]
刻んで冷凍 煮込むだけ 具だくさんの野菜スープ
記事の後半で、作り方のポイントを動画でご覧いただけます。 「食べきれず残りがち」「家にあるもので料理しなければ」。そんなとき、食材の冷凍方法を知っていれば心強いです。でも、おいしくなくなるという悩みもよく聞きます。冷凍を学ぶシリーズを5回連載します。 今回は、冷凍した野菜を使ったスープ。野菜を刻んで冷凍しておけば、いつでも必要な量を使えます。 ただ、調理科学監修の梶原一人・東京工科大学元教授(食品保存学)によると、冷凍は食材中の水分が凍る現象なので=Cookery Science参照=、サラダなど一般的に食感を楽しみたい料理では、冷凍前にひとゆでしたり、解凍時の速度・温度帯に気をつけたりと、注意が必要。一方、スープなど煮込んで軟らかく食べる料理なら、そのまま冷凍・調理してもおいしくいただけます。料理監修の渡辺あきこさんは「多種類の野菜を少量ずつ、という使い方もでき、メニューにバリエーションが出しやすいです」と話します。(小林未来) 野菜スープ (材料・2人前) 料理監修:渡辺あきこさん(料理研究家) □ タマネギ(冷凍) 60g □ セロリ(冷凍) 20g □ シメジ(冷凍) 50g □ ミニトマト(冷凍) 4個 □ ニンニク(冷凍) 1片 □ ベーコン(冷凍) 1枚 □ オリーブ油 大さじ1 □ コンソメ顆粒 小さじ1 □ 塩・コショウ 各少々 【作り方】 〈食材を冷凍=分量はいずれも適量〉 ①タマネギは1cm角に、セロリは筋を取り、1cm角に切る。シメジは石突きを除き、粗くほぐす。ミニトマトはへたを除く。ニンニクは薄皮をむき、根元を切る。ベーコンは長さを半分に切り、使いやすい枚数ごとにラップで包む。それぞれ冷凍用保存袋に入れ、空気を抜く。バットに並べ、凍らせる。 〈野菜スープを作る=分量は材… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
車いすシートベルト 現場の「盲点」、送迎者が有罪に
車いすの人を運ぶ「福祉車両」に車いす用のシートベルトを着けて乗っていたのに、急ブレーキなどで転倒し、けがや死亡に至るケースが後を絶たない。送迎者が、罪に問われるケースも出ている。事故から身の安全を守るはずのシートベルトがなぜ、車いすの人の役に立たなかったのか。(森下裕介) 拡大する車いす用シートベルトを、左側の手すりの上にかけると、腰の左側部分のベルトが体から離れて浮いてしまう=2021年4月28日午後2時5分、大阪府豊中市、森下裕介撮影 2019年5月、大阪市平野区の交差点。30代のある歯科助手が、老人ホームに入所していた車いすの女性(当時70)を介護用自動車の後部に乗せ、診療所に向かっていた。歯の治療を受ける老人ホームの入所者を週2回ほど、診療所に送迎していた。 この女性は病気のため、体勢を自分で変えたり、維持したりすることができなかった。歯科助手は、そんな女性の様子が気になり、ミラー越しに後部を確認した。特に異変はなかった。 だが、その隙に信号は青色から黄色へ変わった。すぐにブレーキを踏んだが、車は停止線を50センチ超えて止まった。振り返ると、女性は前かがみの体勢で、車いすから落ちていた。大腿骨(だいたいこつ)が折れており、半日後に出血性ショックで死亡した。 歯科助手は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)などの罪で起訴され、今年4月27日、大阪地裁で懲役1年執行猶予3年(求刑懲役1年2カ月)の有罪判決を受けた。判決では、女性にシートベルトを着けていたが、「適正に装着する義務」に違反したと認定された。どういうことか。 判決によると、車の取り扱い… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1307文字/全文:1915文字 【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カーラジオの情報にピン!介護スキル生かし不明者を保護
たまたまつけていたカーラジオから、行方不明者の情報が流れた。その特徴と一致する人が目の前に……。気づいた男性には、介護の専門知識があった。偶然が重なり、60代の女性が無事に保護された。 宮城県名取市の介護福祉士、佐伯貴博さん(46)は3月19日午後6時ごろ、市内での買い物を終えて車で自宅に戻っていた。その途中で、歩道を歩いている年配の女性を見かけた。 荷物を持っておらず、買い物帰りではなさそう。ジョギングやウォーキングにしては疲れた様子で、歩き方もふらついていた。立ち止まらず、前を向いて一心不乱に歩く姿に「何かおかしいな」と感じたが、そのまま通り過ぎた。そのとき、直前に耳にした情報が、ふとよみがえった。 車内で流していたラジオの番組で、仙台市太白区の60代女性の行方不明情報を伝えていた。特徴は「長い髪の毛、白い上着、紺色のズボン、白い靴」。先ほどの女性と一致していた。 「仙台の人が名取にいるなんて」と半信半疑だったが、Uターンをして、来た道を戻った。女性は山に続く一本道をまっすぐ歩いていた。追い越して道路沿いの駐車場で車から降りると、女性のもとへ急いで引き返した。 警戒されないように笑顔で近づき、「こんにちは。暗くなってきましたね」と声をかけた。すると、女性は疲れた表情で「仙台の方に帰る」と答えた。 女性が向かっていたのは反対側の岩沼市の方向。周囲は薄暗く、人気もない。「とりあえず乗りませんか」と呼びかけると、女性は「助かります」と応じ、後部座席に乗り込んだ。 女性は自宅の住所も電話番号も覚えていなかった。電話番号を思い出してもらおうと、運転しながら仙台市の市外局番である「022」と言い、続きを促した。これを何度か繰り返すと、番号が出てきた。その番号に連絡を取ると、女性の家族につながった。 佐伯さんは、岩沼市内のグループホームで働いている。笑顔でゆっくり話しかけることや、繰り返し尋ねて記憶を呼び覚ますことは、普段から様々な高齢者と接することで磨いた対話術だった。過去にも3回ほど道に迷った高齢者を見つけ、警察や家族に引き渡した経験があるという。 仙台南署は4月9日、佐伯さんに感謝状を贈った。贈呈式で、佐近正浩署長は「ラジオの情報を的確に把握し、介護のスキルも発揮して発見した。事件、事故への遭遇が危惧されていたので、大変感謝している」とたたえた。佐伯さんは「助けないと、と思った。その日のうちに家に届けられてよかった」と語った。 ◇ 佐伯さんが聞いていたラジオ番組で流れた情報は、宮城県警が運用する「SOSネットワークシステム」に基づいている。 行方不明の高齢者や迷子の届… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
石川県独自の緊急事態宣言 兼六園は5月31日まで閉鎖
新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、石川県は9日、県独自の緊急事態宣言を発出し、日本三名園の一つ「兼六園」などの県有施設を閉鎖すると発表した。期間は今月31日まで。県内では、感染者数が8日に80人と過去最多を記録したほか、病床使用率も9日現在8割に迫り、感染状況が急速に悪化していた。 宣言を受け、県は県内の市町に対しても、期間内の公共施設の閉鎖やイベント中止を要請する。また、劇場や映画館、百貨店などの集客施設には営業時間短縮の協力を依頼し、県民には午後8時以降の不要不急の外出自粛を求める。25日までとしていた県内全域の飲食店を対象にした営業時間の短縮要請も、今月末まで延長する。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
広島県で過去最多の195人感染 前日から14人増
朝日新聞デジタルに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。Copyright © The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission. Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「内申が生徒をおびえさせる」元教育長が抱いた違和感
不登校の中学生たちのための公立学校、草潤(そうじゅん)中学校が4月、岐阜市に開校しました。開校を進めた早川三根夫・前岐阜市教育長(66)の背中を強く押したのは、2019年に起きた市立中学3年の男子生徒がいじめを苦に自死した問題です。 この問題と向き合うなかで、早川さんは、普段の学校生活で、いかに子どもたちがストレスを受け、悩みを相談できずに苦しんでいるかを感じたといいます。今の教育のどこに問題を感じ、新たな中学校で何を目指すのか、を聞きました。 ――「ありのままの君を受け入れる新たな形」を掲げて草潤中学校がスタートしました。 学校のありようにフィットできない子がいることの方が、むしろ自然なんじゃないかという考え方が原点にある。 今までの日本の教育は、どこの学校に行っても、どこの地域でも同じ教育を受けることができるという機会均等が方針になっていて、それはそれですばらしいし、それが基本であることは間違いありません。多くの子どもにとって学校は輝ける場所だとも思う。 けれども、その中でうまく適応できない子がいるということも見なければいけない。その子たちが持っている違和感が、次の時代を動かす原動力になる可能性もあるでしょう。 学校に来られない子たち、引きこもりになった子たちが、世の中とのつながりを断ち切ることなく多様に学ぶ場を確保することを考えるべきだと気づいた。地域の学校だけが学びの平等の場ではない、岐阜市全体でみて学びの平等の場を確保すればいい。 そもそも、すべての多様な子どもたちのありようを、従来の「学校」というひとつの仕組みだけで受け入れるというのは無理です。それなら、もう一つの、オルタナティブの学校をつくることで、その子たちを受け入れていこうと考えたわけです。 ――岐阜市教育委員会が不登校の中学生に配慮した「特例校」をつくる方針を示した翌月にいじめ自死問題が起きました。 準備を進めてきて、このタイミングで、いじめによって子どもが自死するという最悪の事態が起きました。この事態と向き合う中で、不登校特例校をつくる意義がますますはっきりしてきました。 中学生は、自分の進路のためにいろんなストレスを受けている。内申点を取るために、学級のリーダー的な仕事に就いたり、授業のときに一生懸命に手を挙げたり、そういうことを強いられていた。強いられている中で、不安を持って、本人たちの充実感につながっていかなかった。 内申は「テストの成績だけでなく、授業中の発言や部活動など学校生活も評価の対象に」という考え方で生まれた制度なのに、それが生徒たちをおびえさせる材料になってしまっている、と早川さんは説きます。記事後半で紹介しています。 それで攻撃的になったり不登… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Yoshio Itoi homer rockets CL-leading Tigers past BayStars
Veteran Yoshio Itoi broke a 1-1 fifth inning tie with his second home run of the season, leading the Central League-leading Hanshin Tigers to a 3-2 come-from-behind win over the Yokohama DeNA BayStars on Sunday. Trailing 1-0 after 11 of the first 12 batters made out, rookie Teruaki Sato drew […]
土産あり、飲酒もOK 長崎のバス会社がオンラインツアー
長崎のグラバー園や大浦天主堂、軍艦島などの世界遺産をオンラインでめぐるバスツアーを、長崎バス観光が販売している。 お土産がついて参加費2900円。家にいながら旅気分が楽しめる内容だ。コロナ禍で旅行を控えている人たちからの問い合わせが入っているという。 バスガイドや運転手がテレビ会議システムZoomを使い、ツアーのために撮影した写真や映像などの見どころを紹介していく。 参加者同士が自己紹介をした後、世界遺産のグラバー園や大浦天主堂などの車窓観光を楽しむ。カステラ工場や日本一海に近い駅として知られる島原鉄道の大三東(おおみさき)駅からのライブ中継もある。軍艦島はドローンの映像で見てもらう。 参加者も見ているばかりではなく、事前に手元に届く土産セット(5点)のうち、雲仙・小地獄温泉の入浴剤に湯を入れて「指湯」と称して硫黄の香りを体験するコーナーも準備した。 実際のバスツアーのように、アルコールや食事などを楽しみながらの参加もできる。 長崎南部が中心で、通常なら日帰りか1泊程度かかるが、オンラインバスツアーは1時間半でめぐる。ツアーは午前11時からで、参加者1人でも開催される。 コロナ禍で旅行業界は厳しく、長崎バス観光の担当者は「いまは我慢の時。落ち着いたら現地に足を運びたいと思ってもらえるよう長崎の魅力を存分に詰めこみました」。 佐世保や平戸など長崎北部をめぐる第2弾も計画中だ。問い合わせは長崎バス観光(095・856・5700)。(高木智子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル