原田悠自2021年8月25日 11時18分 元農林水産相の吉川貴盛被告(70)=収賄罪で公判中=に計500万円の賄賂を渡したとして、贈賄罪などに問われた鶏卵大手「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表・秋田善祺(よしき)被告(87)の公判が25日、東京地裁であった。検察側は「賄賂というあからさまな違法行為で職務の公正を害し、農林水産行政に対する国民の信頼を失墜させた」と述べ、秋田前代表に懲役1年8カ月を求刑した。 鶏卵業者「深く反省している」 起訴状によると、秋田前代表は2018年11月~19年8月に3回、大臣だった吉川元農水相に対し、都内のホテルや大臣室で計500万円を渡したとされる。 起訴内容を認めた秋田前代表は公判で、吉川元農水相が大臣に就任する前から盆暮れに現金を提供したと説明。大臣在任中に渡した理由については「養鶏業界に尽力してもらった感謝の気持ちがあった。深く反省している」と述べていた。 吉川元農水相は、分離して進められている自身の初公判で現金受領を認めたが、「政治献金の趣旨と受け止めていた」と賄賂を否定し無罪を主張している。(原田悠自) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「テロ集団」工藤会が社会に与えた衝撃、導かれた極刑
北九州市に拠点を置く特定危険指定暴力団・工藤会のトップに死刑判決が言い渡された公判の最大の焦点は、総裁の野村悟被告(74)とナンバー2で会長の田上不美夫被告(65)が実行を指示したことを裏付ける明確な証拠がない中、実行役との共謀が認められるかだった。 判決は、幹部組員らがほぼ毎朝、野村被告宅で正座して出迎えたなどとする元組員らの証言を採用し、工藤会が「厳格な序列の定められた暴力団組織」と認定。そのうえで、野村被告について「実質的に最上位の立場。工藤会の重要事項についての意思決定に関与していたことが推認できる」とした。 元漁協組合長射殺(1998年)と、歯科医師刺傷(2014年)の2事件は、被害者側の利権に関心を抱いたことが動機だったと認め、複数の組員が計画的に動いていたことから、意思決定には組織の上位者だった両被告の関与があったと指摘した。ほか2事件も「組員が両被告に無断で起こすとは到底考えがたい」との判断を示した。 量刑も注目を集めたが、結果は極刑だった。 「極刑の選択がやむを得ないと認めるほかはない」 判決はその理由について、「… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:2067文字/全文:2546文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夏休み延長の動き相次ぐ 「感染、1学期の比でない」
新型コロナウイルスの感染が子どもにも広がるなか、夏休みを延長したり、オンライン授業を実施したりする自治体が相次いでいる。 「落とさないようにね」 水戸市のある小学校では24日、児童を短時間登校させ、タブレット端末とIDカードを渡した。久しぶりの学校で笑顔が見られたものの、必要なものを受け取り、宿題の一部を提出したら用事は終わり。「もう帰らないといけないの」と、名残惜しそうな子もいたという。 同市では27日から2学期が始まるはずだったが、県独自の非常事態宣言を受けて月内は臨時休校に。27、30、31日をタブレット端末を使った自宅学習に切り替えたため、保管している学校まで取りに来てもらった。この日は、3日分の学習メニューが書かれたプリントも渡した。 市立小中学校では1学期に端末を持ち帰らせ、自宅でつないでみる試みもしたが、本格的なオンライン授業にはまだ取り組んでいない。今回の臨時休校中に、各学校で先生たちが同時双方向でつないだり、県教委が作った動画を見て学ばせたりする。端末でのドリル学習も予定している。 市教育委員会の担当者は「今後、授業を自宅で受けることがあるかもしれない。教員のスキルアップを含めて、今回はタブレット端末を使った学習を試す要素もある」と話す。 ほかにも、夏休み延長などの動きは相次いでいる。 パラリンピックの競技会場がある東京都江東区は24日、区立学校と幼稚園を25日から9月3日まで臨時休業すると発表した。併せて、パラリンピックの学校連携観戦の参加中止も決めた。 香川県も24日、まん延防止等重点措置の期限とされている9月12日まで、県立高校など38校の夏休み延長を決定。横浜市、川崎市、相模原市(いずれも31日まで)、兵庫県尼崎市(29日まで)、東京都調布市(9月5日まで)なども臨時休業や夏休み延長を決めている。 分散登校やオンライン授業も 感染防止のため、当面、分散… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
LGBTカップル認定導入へ 市民「反対」で一度は延期
山口県宇部市は9月1日から、LGBTなど性的少数者のカップルを公的に認定する「パートナーシップ宣誓制度」を導入する。当初は2020年度中の導入を目指していたが、市民から反対意見が多数寄せられ、半年間延期していた。篠崎圭二市長は24日の記者会見で「4月から啓発活動に取り組んできた。粛々と進め、啓発も続けていく」と話した。 市が昨年12月に実施したパブリックコメントでは、メールや郵便などで計217件の意見が寄せられ、「結婚して子どもを育てるのが本来の家庭のあり方」「時期尚早」など否定的な意見が約8割を占めた。 市では今年4月以降、出前講座を希望した市民約150人に実施。民生委員に説明の場を設けたほか、市内の病院や宅建協会を訪れるなどして理解を求めた。市の広報誌に掲載し、チラシ約8千部を各自治会の班ごとに回覧してもらった。 市人権・男女共同参画推進課… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:292文字/全文:673文字 Think Gender 男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
お休みした駅弁立ち売り 大変だった3週間の「所用」
全国でも数少なくなった駅弁の立ち売り。JR折尾駅(北九州市八幡西区)では、大正時代から続く東筑軒の「かしわめし弁当」の立ち売りが今も続いている。だが、ある日、こんな貼り紙が。「かしわめし弁当の立ち売り担当がしばらく休みます」。理由は「所用」のため、とだけ。いったいどうしたのだろう? 記者が訪ねた。 笑顔で弁当の入った木箱を持つ立ち売り担当、小南英之さん(61)の写真。その下に、こんな言葉が添えられていた。「4月4日~28日、所用のため、お休みします。楽しみにして頂いているお客様、本当に申し訳ありません」 東筑軒によると、この間、SNSでは「復帰をお待ちしています」「ゴールデンウィークには元気な声を聞かせて下さい」「お体を壊していなければいいですけど」といった、小南さんを気遣う書き込みがあったという。 一時途絶えた伝統、8年前から引き継ぐ 休みが終わると、いつもと変わらぬ小南さんの姿があった。「べんと~、べんと~」「おりお~め~ぶつ、かしわめしべんと~」。そして時折、「お疲れさまで~す」。 動きも独特だ。手を開いた右… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:655文字/全文:1125文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
秋田で50人感染 過去最多を更新 作業船でクラスター
[PR] 秋田県内で24日、新たに50人の新型コロナウイルス感染が確認された。県と秋田市が発表した。県内の1日あたりの感染者数としては今月19日の39人を上回り、最多を更新した。 秋田港(秋田市)と能代港(能代市)で作業している洋上風力発電の作業船の乗組員14人の感染が判明し、クラスター(感染者集団)と認定された。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海保が無人航空機1機導入へ、外国船など海洋監視を強化
海上保安庁は来年度、自動操縦が可能な無人航空機1機を導入する方針を固めた。領海や排他的経済水域(EEZ)での外国船の活動が活発になる中、無人機が広範囲の海域を効率よく監視し、人員や資機材をより必要性の高い警備に振り向ける狙いがある。 具体的な機体の選定は今後行うが、同庁は来年度当初予算の概算要求に機体のリース代など数十億円を盛り込む方針。2023年度以降も順次導入を進め、複数機での運用を目指す。 無人機は不審船警戒のほか、行方不明者の捜索、火山観測などを担う。カメラやレーダーで撮影・監視し、撮影画像や船舶の情報を地上に送る。機体は長距離の航続が可能な航空機で、操縦席はなく自動操縦できる見通し。 導入の背景には、日本の周辺… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:359文字/全文:677文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
陸自、宮古島に弾薬を本格搬入へ 地元は延期を要請
会員記事 藤原慎一、福井万穂2021年8月24日 20時13分 防衛省が28日にも、陸上自衛隊宮古島駐屯地(沖縄県宮古島市)に、地対艦ミサイルなどの弾薬を搬入することが関係者への取材でわかった。市は、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が出ていることから、搬入の延期を求めている。 宮古島駐屯地は、対中国を念頭とする南西諸島防衛強化の一環で、2019年3月に新設された。ただ、弾薬をめぐる地元説明が不十分だったとして、19年4月に弾薬を島外に撤去した経緯がある。今年6月に一部を搬入し、関係者によると、今月28日から地対艦・地対空ミサイルなどの弾薬の本格搬入を始める。海自の輸送艦で島西部の平良港から搬入し、陸路で島東部にある関連施設の弾薬庫へ運ぶ計画という。 市によると今月12日、陸自から港の係留施設の使用を求める書類が提出された。書類には搬入日時やルートなど詳細が記されているが、公表しないよう求められた。このため市は過去の経緯も踏まえ、陸自が搬入日時やルートなどの詳細を公表するよう23日に申し入れた。 新型コロナの感染拡大で市は今月18日から「来島中止」を呼びかけていることから、「多くの自衛隊員の来島は市民の反発を招く懸念がある」として、緊急事態宣言明けまでの搬入延期も申し入れた。 駐屯地を管轄する陸自西部方… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:392文字/全文:926文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
消防署員、インスタで時計を宣伝し報酬 減給処分に
2021年8月24日 20時29分 消防署員であるにもかかわらず、自身のSNSで企業の商品の宣伝をしたとして、東京消防庁は24日、日野消防署の男性消防司令補(49)を減給100分の20(1カ月)の懲戒処分とし、発表した。消防司令補は「フォロワーから認められたいという承認欲求を満たすためにやった」などと話しているという。 同庁によると、消防司令補は2017年11月ごろから今年2月ごろにかけて、自身のインスタグラムで時計やレジャー用品を宣伝し、見返りに商品を無償で受け取っていた。 企業から依頼を受けて応じたという。また、消防司令補は雑誌の取材を受け、報酬も受け取っていた。商品の代金と受け取った報酬は計約50万円に達したという。 今年2月下旬、東京消防庁トップの消防総監あてに匿名の投書があり、同庁が消防司令補に事情を聴いたところ、認めたという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
白金高輪駅で硫酸?かけられ通行人けが 野球帽の男逃走
【動画】硫酸かけられ?地下鉄白金高輪駅で男女がやけど。現場を調べる警察=岩田恵実撮影 24日午後9時10分ごろ、東京都港区白金1丁目の東京メトロ白金高輪駅で通行人が薬品をかけられてけがをした、と119番通報があった。 東京消防庁によると、20代前半の男性が顔と背中にやけどを負い、30代前半の女性が足にけがをした。2人は意識があり、命に別条はないという。中年とみられる男が男性に硫酸をかけたとみられ、警視庁が傷害事件とみて行方を追っている。 男性は駅の改札と地上の2番出口を結ぶエスカレーターの踊り場付近で、小瓶に入った硫酸とみられる液体を男にかけられた。近くにいた女性は滑って転んだとみられる。 逃げた男は40~50代で、身長175センチほど。黒い靴と野球帽姿で、白いマスクをしていた。現場から北の麻布方面に逃げたという。 近くにいた男性会社員による… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:229文字/全文:567文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル