鶴信吾2021年8月4日 18時49分 多くの若者が集う東京・原宿の竹下通りの入り口に車止め(ライジングボラード)が設置された。2019年元日に起きた車の暴走事件を受けた取り組みで、安全・安心に買い物を楽しんでもらうのが狙い。通りに車止めができるのは初めてで、普段は地中に収納し、歩行者が多い時間に使うという。 車止めは、「原宿竹下通り商店会」が渋谷区や警視庁原宿署に相談し、通りのJR原宿駅側の入り口に7本設置し、7月に使用を始めた。直径22センチ、高さ70センチ。ステンレス製で、約7トンのトラックが時速約50キロの速度でぶつかっても進入を防げるという。費用は約1900万円で、年間に数百万円の維持・管理費が必要だ。 使うのは、通りが「歩行者天国」になる午前11時~午後6時。商店会の遅沢一洋会長は、「観光客や買い物客が事故に遭わないようにする責任が商店会にはある。安心して来ていただきたい」と話している。 暴走事件では、20代の男の軽乗用車が通りに進入し、10~50代の男性8人をはねて重軽傷を負わせた。男は殺人未遂や殺人予備などの罪で起訴され、今年3月、東京地裁で懲役18年の判決を言い渡された。(鶴信吾) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
公明議員の事務所捜索 融資の違法仲介に秘書関与か
2021年8月4日 20時24分 日本政策金融公庫からの融資を無登録で仲介したとされる事件に公明党衆院議員の秘書2人が関与した疑いがあるとして、東京地検特捜部は4日、関係先として東京・永田町の衆院第1議員会館の事務所などを貸金業法違反の容疑で家宅捜索した。特捜部は押収資料を分析し、秘書らが不当に利益を得ていなかったかなどの解明を進める。 秘書2人は、吉田宣弘衆院議員(比例九州)の政策秘書と太田昌孝衆院議員(比例北陸信越)の元政策秘書で、両議員の会館事務所は4日午前から午後8時ごろまで捜索を受けた。吉田氏の秘書は以前、遠山清彦・前衆院議員の政策秘書を務めており、遠山氏が代表のコンサルタント会社(東京都千代田区)なども捜索対象になった。 関係者によると、2人は、遠山氏の知人が公庫と借り手の融資契約を無登録で仲介したとされる事件に関わった疑いがあるという。太田氏の秘書は7月下旬に辞任している。 貸金業法は「貸金業」について金銭の貸し付けのほかに貸借の仲介も含まれると定義し、いずれも登録が必要となる。無登録営業に対する罰則は10年以下の懲役か3千万円以下の罰金。 財務副大臣などを務めた遠山氏は今年2月、コロナ禍の緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブに行った問題で議員辞職し、吉田氏が繰り上げ当選して秘書も引き継いだ。太田氏は17年に初当選し、1期目。 公明党の石井啓一幹事長は4日夜、「党衆院議員の国会事務所が議員や秘書以外の人物に関わる被疑事件に関連して捜査された。厳粛に受け止め、捜査に全面的に協力していく」とのコメントを出した。 吉田氏は「ある方の被疑事実による捜索差し押さえ令状により、私の事務所の捜索が行われた。ある方は私や私の秘書ではない。今後、事案の全容解明のために全面的に協力していく」、太田氏は「私自身は全く関与していないものの、ご心配をおかけし、心よりおわびする」とコメントした。 捜査の端緒になったのは、太陽光発電関連会社「テクノシステム」(横浜市西区)の社長・生田尚之被告(47)を5~7月に詐欺罪で逮捕・起訴するなどした事件だとみられる。生田被告は昨年、太陽光発電やバイオマス発電事業への融資名目で3金融機関にうその見積書を提出するなどして計約22億円をだまし取ったとされる。融資金を他の借金返済に充てる自転車操業だったとみられ、特捜部はその後も捜査していた。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
床に落ちた天ぷらで客転倒、店が逆転勝訴 避けるの可能
新屋絵理2021年8月4日 20時28分 スーパーの床に落ちたカボチャの天ぷらで足をすべらせひざを打撲したとして、利用客の男性が店側に約120万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が4日、東京高裁であった。平田豊裁判長は「店側に特段の措置をとる法的義務があったとは認められない」と指摘し、一審・東京地裁判決のうち店側の敗訴部分を取り消し、男性の請求を棄却した。 昨年12月の一審判決は、店内の転倒事故の約2割が野菜くずなど落下物が原因とする消費者庁の調査をふまえ、「事故は異例ではない。総菜を床に落とすことは容易に予想できた」と店の賠償責任を認めた。 これに対し高裁判決は、総菜売り場は落下物が多い可能性があるものの、レジ付近通路に商品が落ちるのは「通常想定しがたい」と言及。さらにレジ付近の通路は見通しがよく、「混んでいても客が落下物を避けることは困難ではない」と結論付けた。(新屋絵理) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女児死亡、17歳兄を傷害致死容疑で逮捕 転落を偽装か
2021年8月4日 22時23分 小学1年生の妹(6)に暴力を振るい、死亡させたとして、滋賀県警は4日、無職の少年(17)を傷害致死の疑いで逮捕し、発表した。妹は今月1日、大津市の児童公園から救急搬送され、少年は当時、近所の人に「ジャングルジムから落ちた」という趣旨の説明をして119番通報を頼んでいたという。県警は転落事故を装った可能性もあるとみて事情を聴いている。 県警によると、少年の逮捕容疑は、7月下旬から8月1日までの間、大津市内の自宅で、妹の腹や背中を足で蹴るなどの暴行を複数回加え、内臓破裂などの大けがを負わせ、1日に死亡させたというもの。県警は少年の認否を明らかにしていない。 1日午前9時40分ごろ、大津市北大路3丁目の公園で「ジャングルジムから女児が落ちた」と近所の人から119番通報があった。女児は搬送先の病院で死亡が確認された。全身に多数の皮下出血があり、死因は外傷性ショックだったという。県警は当初、転落事故とみて捜査していた。少年は妹と母との3人暮らしだったという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
解決願い続けた両親 11年前の高2殺害、容疑者逮捕
神戸市北区で2010年10月、私立神戸弘陵高校2年の堤将太さん(当時16)が殺害された事件は、当時17歳だった元少年(28)が殺人容疑で逮捕され、急展開を見せた。堤さんの両親らは11年近くにわたり、解決を願って情報提供を呼びかけ続けてきた。 堤さんの父、敏さん(62)は容疑者逮捕が報じられた4日夜、北区の自宅前で報道陣の取材に応じた。「『ほんまなのか』という驚きがある」と話し、「事件のことをすべて知りたい。遺骨はまだ自宅にあり、墓はつくっていない。息子にはすべてが終わり、自分がすべてを理解した上で報告したい」とかみしめるように語った。逮捕については4日昼ごろに兵庫県警から連絡を受けたという。 家族は県警を通じて談話も出した。「『本当なのか』と驚くとともに、これまで情報提供を求める活動を重ねてきた思いもあいまって、涙がこみ上げてきました。警察の捜査には大変感謝しております。現在、私たちに出来ることは、静かに冥福を祈ることです」とつづった。 事件は北区筑紫が丘4丁目の路上で10年10月4日夜に起きた。堤さんが友人の女子中学生(当時15)と話していたところ、無言で近づいてきた男に刃物で首や頭を突き刺されるなどして亡くなった。男は逃走した。 捜査が難航するなか、堤さんの遺族は事件の風化を防ぎたいと活動を続けていた。 敏さんや母の正子さんは事件があった10月4日を中心に毎年数回、現場近くの駅や神戸市中心部の繁華街などに立ってビラを配るなどしてきた。 敏さんは17年10月には… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:670文字/全文:1320文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
11年前の高2殺害事件、元少年を殺人容疑で逮捕 兵庫
遠藤美波、井岡諒2021年8月4日 20時51分 2010年10月、神戸市北区の路上で同市の私立神戸弘陵高校2年の堤将太さん(当時16)が刺殺された事件で、兵庫県警は4日、愛知県に住む事件当時17歳だったパート従業員の男(28)を殺人容疑で逮捕し、発表した。 捜査1課によると、男は10年10月4日午後10時45分ごろ、神戸市北区筑紫が丘4丁目の路上で、堤さんの体を刃物のようなもので複数回刺すなどして殺害した疑いがある。 県警によると、堤さんは当時、中学生だった女性と路上で話していたという。司法解剖の結果、堤さんは頭や首などを数カ所刺されており、死因は右首の静脈を刺されたことによる失血死だった。刃物を防ぐ際にできる手や腕の傷がほとんどなく、県警は、堤さんがいきなり刺された可能性が高いとみていた。 現場から約100メートル離れた側溝からは調理用のナイフ(全長約20センチ、刃渡り約10センチ)が見つかった。刃から検出された血痕が堤さんのDNA型と一致したため、県警は事件の凶器と断定していた。 現場は、神戸電鉄有馬線・山の街駅の東約1・5キロ。周辺には戸建て住宅が並んでいるが、当時、夜間は人通りはほとんどなかった。(遠藤美波、井岡諒) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
パラ選手団が初入国 フランスから金沢へ、24日開会式
東京パラリンピックに出場するフランスの選手団が来日し、4日、事前合宿地の金沢市で練習を始めた。内閣官房によると、東京パラの海外選手団としては初めての来日。20日まで市内に滞在し、東京・晴海の選手村に移動する予定だ。 来日したのは水泳選手8人とスタッフ5人の計13人。金沢市によると、3日午前に成田空港に到着し、PCR検査で全員の陰性を確認。3日夜に金沢市入りした。金沢では、選手らは市内の宿泊施設に滞在し、行動は宿泊施設と練習会場との往復に限る。宿泊施設もワンフロア貸し切りにし、一般客と接触しないようにしているという。 金沢市内のプールでの練習を当初、公開する予定だったが、市にまん延防止等重点措置が適用されたことを受けて中止になった。動画をネットで公開することを検討しているという。 東京パラは24日に開会式があり、9月5日までの予定。組織委員会や関係者によると約4400人が参加予定で、選手団の入国ピークは8月19~20日という。(山田健悟、山本亮介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
神恵内で「核のごみ」交付金配分決まる 道と1町は辞退
北海道神恵内村は4日、「核のごみ」(原発から出る高レベル放射性廃棄物)の最終処分場選定に向けた文献調査で得られる国の交付金の配分額を決めた。文献調査に反対する道と近隣の積丹町は受け取りを辞退し、神恵内村と古平町、共和町、泊村が交付金を分け合う形になる。一方、同様に調査が進む寿都町でも配分協議が始まった。 全国初となる文献調査は、昨年11月に2町村で始まり、期間は2年間で交付金は最大20億円。5割以上を調査地の自治体が受け取り、残りを近隣自治体や都道府県に配分できる。 神恵内村は今年7月以降、近隣4町村や道と協議してきた。道は、核のごみを「受け入れ難い」とする条例を2000年に定めており、当初から辞退を表明。核のごみを町内に持ち込ませないとする「核抜き条例」を3月に制定した積丹町も辞退した。 4日、神恵内村役場で行われ… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:896文字/全文:1263文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪の感染、3カ月ぶり1200人超 過去5番目の多さ
2021年8月4日 17時54分 大阪府は4日、府内で新たに1224人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。1日あたりの新規感染者数が1千人を超えるのは2日連続で、1200人を超えるのは5月1日以来、約3カ月ぶり。過去5番目の多さだった。新たに2人の死亡も確認され、府内の感染者数は延べ11万7842人、死者は計2724人になった。 入院中の軽症中等症患者は前日より27人増えて、1187人になった。確保している対象病床(2510床)の使用率は47・3%。一方、重症患者は83人で、確保する重症病床(587床)の使用率は14・1%だった。新たに重症化した12人のうち、8人は60歳未満だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪運転手、仕事なくパイプいすで10時間 「無駄だ」
50代のタクシー運転手の男性はこの夏、勤めている大手タクシー会社が請け負った五輪関係者の輸送を担った。だが、6日間勤務して、実際に客を乗せたのは3回だけ。詰め所では、ほかにも多くの運転手が待機していた。給料は支払われるものの、「経費の無駄では」と疑問が募る。 「仕事が少なすぎて、やりがいが全くない」 こう話す男性は、7月24~31日の間の計6日間、五輪関係の仕事をした。記念として五輪に関わりたいと会社に希望を出した。 五輪では無償の大会ボランティアと、タクシー会社大手らが有償で輸送業務に就いている。男性の勤務は夜間で、午後10時~午前8時、選手村と空港などを移動する五輪関係者の輸送を担う役割だった。 出勤していた選手村(東京都中央区)にある運転手の詰め所には、他の数社の運転手も含めて計80人ほどが常に待機し、密の状態が長く続いていたという。 6日間の勤務で、客を乗せたのは3回だけ。大会ボランティアを自宅に送り届けたり、成田空港にスイスの関係者を輸送したりした。 依頼は1日20件、運転手は80人 なぜそんなに少ないのか。 男性によると、そもそも依頼… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り:713文字/全文:1202文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル