芸人を取材するたびに、気になることがある。においだ。 体臭ではなく、まとっている雰囲気のようなもの。芸能界のオーラを漂わせている業界人なのか、誰も傷つけないアットホーム派か、競技としての笑いを追求するアスリート系か。 カオスな空気感 笑福亭鶴瓶(69)の場合は、ふるさとの街のにおいがする。商人の街大阪土着の、濃くてカオスな空気感。いつ何時、誰にでも腰の低い商売人風情。とっくに国民的芸人となっているのに、珍しいと思う。 映画「バケモン」には、鶴瓶らしさが表れている。鶴瓶を17年間追い続ける山根真吾監督(62)によるドキュメンタリーで、鶴瓶と落語「らくだ」の関係を描いた物語。本人が映るシーンはもちろん、本人不在の場面さえ、人となりが浮き彫りになる。 「バケモン」は全国各地で公開中。近畿ではなんばパークスシネマ、京都シネマなどで。シネ・ピピア(兵庫県宝塚市)では9月17日から。ナレーションは香川照之。 子ども時代を過ごした大阪の下町のカットもその一つ。開けっぴろげで壁の低い感じが、芸人のふるさとらしさを物語る。 以前、別の映画で鶴瓶を取材し、住んでいた長屋について話してもらったことがある。それはまるで落語のようで、たとえば近所にお腰(下着)のまま歩いてくるおばあちゃんがいたり、テレビを泥棒みたいに安くくれるおっちゃんがいたり。銭湯では、「ちゃんとリンスしいや」と入れ墨のやくざが子どもに声をかけていたとか。 雑多な世界に驚いたが、この映画で鶴瓶の地元を見ると腑(ふ)に落ちる。 奮い立つ街のにおい 映画には出てこないが、初舞台を踏んだ場所もそう。松竹芸人の登竜門的劇場だった新世界の「新花月」。その日暮らしや酔っ払いの多い街中にあり、劇場の周りは強烈なにおいだった。糸井重里との対談で、鶴瓶はこう語っている。「そういうところで育っとんねや、ほんまに」「そこの臭いのところに行くと、自分は、また奮い立って何かをしようって思う」 街の住人もハチャメチャだったらしい。マジックで眉毛を描いているのにパンツははいていないおばちゃん、そんなおばちゃんに求婚しているおっちゃん。串カツ屋の犬がしょっちゅう姿を消しては新入りの犬が入ってくる。駆け出し時代の鶴瓶は、そういう混沌(こんとん)としたにおいにもまれ、大衆を笑かす術を学んでいった。 この映画のもう一つの主人公… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪、ワイン片手にスマホ観戦 感染爆発中の渋谷の夜
オリンピック(五輪)開催中に新型コロナの感染爆発に至った東京。30日夜には、日本勢のとった金メダルは17個と過去最多となり、国内感染者数も1万743人と過去最多を更新した。外出自粛が要請されるなか、公園や飲食店には人の姿が少なくない。なぜいま、そこに? 週末の夜、東京・渋谷を記者が歩いた。 午後8時過ぎ、飲食店の明かりが消え始めると、JR原宿駅方面からコンビニのポリ袋を手にした若者らが一人、また一人と「五輪橋」を渡って代々木公園に吸い込まれていった。 1964年の東京五輪で一帯は選手村となり、橋はそのころ架けられた。その後出来た公園には今回、五輪のパブリックビューイング(PV)会場ができる予定だったが中止に。代わりにワクチン接種会場ができた。 若者たちは「飲酒自粛」の看板が立つ園内のあちこちで談笑していた。20代の会社員男性は、大学の同級生と2人で缶チューハイをあおった。コロナの新規感染者が急増しているのは知りつつも「公園なら換気もいい」。勤め先のIT企業は在宅が基本で、飲み会は1年以上していない。「久しぶりに顔を合わせて飲むから」と、1万円分のすしを買った。 ブルーシートを広げて、同僚3人とワインを飲んでいた女性(30)は「PV気分を味わおうと思って」足を運んだ。一つのスマホの五輪中継をみんなでのぞく。「本当は歓声をあげ、ハイタッチしたかったな」とつぶやいた。 「メダルだ!」声を上げた2人 渋谷駅そばの区立宮下公園… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1143文字/全文:1769文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
原爆投下「恐るべき罪悪」 マザー・テレサは手を握った
【動画】被爆76年 芳名録物語 マザー・テレサ編 被爆地広島・長崎には、政治や文化、スポーツなどの第一線で活躍する人々も数多く訪れました。核兵器廃絶を訴え続ける「原点」とも言える地で、何を考え、どんな言葉を残したのか。広島の平和記念資料館と長崎の長崎原爆資料館の「芳名録」に記されたメッセージを手がかりにたどりたいと思います。 《長崎では悪魔の行いを見た。核を作った人、武器を作った人、武器として使った人に資料館を見てもらい、その恐ろしさをわかってほしい》(1982年4月26日、長崎市の原爆資料館で) まだ肌寒さの残る季節だった。1982年4月25日、マザー・テレサは長崎市を訪れた。当時71歳の小柄な体がまとっていたのは、白地に3本の青いしまが入った質素な木綿のサリーと、着古したカーディガンだけだった。 長崎市を訪れたマザー・テレサ(中央)を歓迎する市民ら=恵の丘長崎原爆ホーム提供 翌26日には原爆落下中心地と原爆資料館を訪問。館内では上半身のケロイドをあらわにした男性の写真パネルに見入った。館内の案内役を務めたのが、その写真の男性、故・山口仙二さんだった。山口さんは2カ月後に、被爆者として初めて国連で演説し、「ノーモア・ウォー、ノーモア・ヒバクシャ」と訴えたことで知られる人物だ。 原爆の被害の深刻さを伝える資料を目の当たりにしたマザー・テレサはこう語った。《長崎では悪魔の行いを見た。核を作った人、武器を作った人、武器として使った人に資料館を見てもらい、その恐ろしさをわかってほしい》 そして山口さんに「あなたの尊い今の仕事が続けられるように、神があなたを生かしてくれた」と語りかけた。 被爆者の手、両手で握り… 84年11月の再来日の際には、広島市を訪れた。 広島市中区のカトリック幟町… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沖縄・名護東道路が全線開通 菅首相肝いり 振興の成果
国吉美香2021年7月31日 16時51分 沖縄県名護市で31日、自動車専用道路「名護東道路」(全長6・8キロ)が全線開通した。内閣府沖縄総合事務局によると、アクセスの向上が課題になっている沖縄本島北部で、交通混雑の緩和や中南部との移動時間の短縮が期待できるという。 12市町村ある本島北部には沖縄美(ちゅ)ら海水族館(本部町)など多くの観光施設があるが、名護市の沖縄道許田インターチェンジ(IC)以北の交通混雑が地域の課題になっている。総合事務局によると、許田ICから水族館までは1分、世界遺産の今帰仁(なきじん)城跡(今帰仁村)へは11分の移動時間の短縮が期待されるという。 開通の合図をした渡具知武豊(たけとよ)市長は「多くの県民、観光客が北部に訪れることが期待できる」と話した。 道路は2012年に一部4・2キロ間が開通し、今回残り2・6キロの工事が完了した。総合事務局によると事業費は約960億円で、負担率は国が95%、県が5%。菅義偉首相が官房長官時代から力を入れた政策の一つで、建設現場を視察した17年には、全線開通を予定より1年半前倒しして21年夏までに完成させる考えを表明していた。また、今年1月の施政方針演説のほか、6月の沖縄・慰霊の日に寄せたビデオメッセージでも沖縄振興の成果として触れていた。(国吉美香) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「泣いてる子に気をとられ」確認の手順守らず 園児死亡
会員記事 城真弓、古畑航希、板倉大地2021年7月31日 20時47分 福岡県中間市の私立の認可保育園「双葉保育園」で、倉掛冬生(とうま)ちゃん(5)が送迎バスに閉じ込められて死亡した事故で、園長が登園した園児たちをバスから降ろした際、「他の子に気をとられた」と市に説明していることがわかった。園長は普段職員に降車後の忘れ物確認を指示していたが、今回その手順を守らなかったため冬生ちゃんに気づけなかったという。市と県は特別監査をする方針。 県警によると、冬生ちゃんは7月29日、登園の際に乗った送迎バスに取り残され、熱中症で死亡した。バスは園長の40代女性が運転し、園児7人が乗車。午前8時半ごろ園に到着し、別の職員が出迎えて園児たちをバスから降ろした。しかし、2人は車内を確認する手順を守らなかったという。市によると、園長は、当時別の女児が泣いていたため「泣いている子をなだめるのに気をとられていた」と話したという。 また、担任は冬生ちゃんが登園していないことに気づいたが、休みだと思い込み、保護者からの欠席連絡を受けることになっている園長との間で確認をしなかったとみられる。 園には23人の保育士 バスに職員が添乗しないこと多かった 園には23人の保育士がおり… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:318文字/全文:819文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
被災地3姉妹の「恩返し」 五輪会場へ導いた善意の連係
10年前のあの揺れが起きた時、小学校と保育所にいた幼かった3姉妹が30日、東京オリンピック(五輪)の女子サッカー準々決勝があったキューアンドエースタジアムみやぎ(宮城県利府町)で英語の横断幕を掲げた。「支援をありがとう、日本は希望とともに進みます」。観戦が実現するには、ちょっとした善意のつながりがあった。 3姉妹は、石巻市で生まれ育った小向佑奈(ゆうな)さん(21)、杏奈(あんな)さん(17)、遥奈(はるな)さん(14)。 2011年の3月11日。3人は何が起きたかわからず、ただ恐怖を感じた。 長女の佑奈さんが通っていた市立門脇小は、津波による火災で焼けた。海沿いにあった自宅は流された。がれきだらけの光景に、本当にあそこに住んでいたのかな、と思うこともあったという。 一家は近くの高校に一時避難した後、約半年間は親戚の家、その後は市内の仮設住宅に移った。元の家は2階建てだったが、仮設住宅は3部屋のみ。祖母を含め6人で住むには手狭で、ストレスを感じることも多かったという。仮設での生活は16年秋まで続いた。 支えになったのが国内外からの支援だった。海外から「頑張れ」と書かれた横断幕をもらったり、あこがれていた女子サッカー日本代表の選手が石巻に来て、サッカー教室を開いてくれたりした。 3姉妹は、半年後からは支援する側にも回った。同県南三陸町や福島県南相馬市などで炊き出しのボランティアをした。「支援を受けたのだから、何かで返すものだ」と当たり前に思っていた。 震災から10年。いまは石巻市内の新たな家で生活を送る。3姉妹はそれぞれ大学、高校、中学に通っている。 スポーツ好きだが、五輪を観戦する予定はなかった。招待してくれたのは、ちょんまげ姿で復興支援に10年かかわる角田(つのだ)寛和さん(58)=千葉県柏市=だ。震災直後、地元サッカークラブの復興支援イベントで知り合ったのを機に、小向家と交流してきた。 角田さんは21日から五輪観… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ロケット「MOMO」、3回目の打ち上げ成功 北海道で
中沢滋人2021年7月31日 19時30分 北海道大樹町の宇宙ベンチャー、インターステラテクノロジズ(IST)は31日、同町の発射場で小型ロケット「MOMO」の7回目の打ち上げを行い、高度92キロ(速報値)に到達したと発表した。打ち上げ成功は今回で3回目。搭載していた積み荷のスポンサーのフィギュア(全長約8センチ)も放出した。ISTは「全ての機器が正常に動作しており、打ち上げは成功した」としている。人形は海上に落下したとみられ、同社で回収作業に当たっている。 同社では、7月初めにもMOMOの6回目の打ち上げを実施し成功している。 ISTは2013年、「世界一低価格で、便利なロケット」をコンセプトとして、実業家の堀江貴文氏らの出資で設立。17年から弾道飛行を行う小型ロケットMOMOの打ち上げを始め、19年5月に3号機で民間単独のロケットとしては国内で初めて宇宙空間への到達に成功した。現在、23年度の打ち上げを目指し、超小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」の開発も進めている。(中沢滋人) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「核なき世界へあらゆる努力を」 広島で国際平和シンポ
国際平和シンポジウム「核兵器廃絶への道~『希望の条約』が照らす新しい世界~」(広島市、広島平和文化センター、朝日新聞社主催)が31日、広島市の広島国際会議場で開かれた。 基調講演する国連事務次長の中満泉さん=2021年7月31日午前10時33分、滝沢美穂子撮影 第1部の討論に参加した中満泉・国連事務次長は、核兵器禁止条約の発効に伴い、来年1月にも開かれる締約国会議について、「(条約に未署名の)日本がオブザーバー参加すれば、条約の理念そのものは共有していると発信する機会になる」と述べ、前向きな検討を呼びかけた。 核兵器禁止条約は50カ国以上の批准を経て、今年1月に発効した。ただ、核兵器保有国や、米国の「核の傘」の下にある日本などは署名していない。 中満さんは討論前の基調講演で「日本の被爆者が条約成立に非常に重要な役割を果たした」と称賛した。条約をめぐる各国の対立を踏まえ、「条約に批判的な国も、現実に発効した核軍縮の枠組みの一つとして取り扱うよう求める」とし、「核兵器のない世界という共通の目標を達成するため、あらゆる努力がなされることを望む」と述べた。 米国からオンラインで参加した元国務次官のローズ・ゴットメラーさん=2021年7月31日午前10時49分、滝沢美穂子撮影 討論にはほかに、米オバマ政権で軍備管理を担当したローズ・ゴットメラー元国務次官がオンラインで参加。フォトジャーナリストの安田菜津紀さん、中西寛・京都大教授を交え、条約発効後の核軍縮の方向性について意見を交わした。 第2部特別トークでは、1954年の太平洋ビキニ環礁での米国の水爆実験から着想された映画「ゴジラ」に主演した俳優の宝田明さん(87)が、大学生2人と対談した。 宝田さんは旧満州で迎えた終戦後、ソ連兵に銃撃された体験を振り返り、「私も肉体的に苦しみを受けた一人。そのことを思い出しながら、外部のプレッシャーに負けず発言していきたい」と話した。 第2部の特別トークでは俳優の宝田明さん(右端)が旧満州・ハルビンで迎えた終戦時の体験を語った=2021年7月31日午後2時6分、滝沢美穂子撮影 シンポは27回目。新型コロナウイルスの影響で、昨年に続いて参加者を募らず、インターネットでライブ中継した。 ◆6日付朝刊で詳報します。朝日新聞デジタルの特集「核といのちを考える」(https://www.asahi.com/special/nuclear_peace/)で録画をご覧になれます。 核兵器禁止条約「希望の光」 国連事務次長の中満泉さん シンポジウム冒頭では国連事務次長・軍縮担当上級代表の中満泉さんが「核兵器禁止条約は世界をどう変えるか」と題して基調講演した。主な内容は以下の通り。 ◇ 核兵器の完全廃絶は、1946年に最初の総会決議が採択されて以来、軍縮における国連の最優先事項であり、それは今日も変わっていない。近年、国際安全保障環境の悪化により、核軍縮の努力がますます緊急に必要であることは明確だ。核のリスクはここ40年で最高レベルにある。 しかし、いくつかの希望の光もある。その一つは、軍備管理に関する米国・ロシア間の新たな取り組みだ。今年2月に新戦略兵器削減条約(新START)が5年延長され、6月のプーチン・ロシア大統領とバイデン米大統領の首脳会談では、「核戦争に勝者はなく、決して戦ってはならない」という(1985年の米ソ首脳会談での)レーガン・ゴルバチョフの声明が再確認された。 多国間軍縮の分野では、核兵器禁止条約の発効が今年の最も重要な出来事だ。条約には、核兵器に関連するあらゆる活動への参加に対する包括的な禁止事項が含まれている。また、犠牲者に対する支援と、環境修復に関連する義務も含まれている。人道的原則に基づいて成立したいくつかの他の軍縮条約にも存在するこのような規定は、核兵器の分野では新しいものだ。この内容の形成には被爆者の方々が大きく貢献した。 発効によって核兵器禁止条約は、多国間、複数国間、二国間の軍縮・不拡散条約や協定、合意を含む幅広い枠組みの一部となった。いくつかの異なる条約や合意と核兵器禁止条約とが補完し合う関係となり、それによって枠組み全体が強化されていくことは、核軍縮を前に進めていくために極めて重要だ。 変容した地政学的情勢を考慮した軍縮と軍備管理の新しいビジョンを求めることを、既存の条約を捨て去って新しいグローバルな体制を一から作る呼びかけ、と誤解してはならない。むしろ、既存の条約を強化して、その上に積み上げていくものであり、多国間軍縮機構を再活性化し、強化する方法についても真剣に考えるべきだ。 核兵器禁止条約を支持するかどうかにかかわらず、「核兵器のない世界」という私たちの共通の目標を達成するための前向きな力となるよう、あらゆる努力がなされることを望む。 この条約が成功するかどうかは、究極的には条約がどう運用されていくか、そして条約支持国が核兵器保有国を含め、条約反対国とどうかかわっていくかによって決まる。核兵器の完全廃絶という国連の軍縮における最優先事項を達成するために、私たちは一層の努力をしなければならない。 米中ロ「核戦争防ぐパートナーに」 元米国務次官のローズ・ゴットメラーさん 元米国務次官のローズ・ゴッドメラーさんがパネル討論の冒頭発言で述べた要旨は以下の通り。 ◇ 被爆70年だった2015年、広島と長崎を訪れた。広島では、被爆者の記憶を後世に伝える若者たちに出会った。長崎では、街を一望できる丘の上から、被爆者の証言をその風景に重ねた。「空は真っ黒で地面は真っ赤で、その間を黄色がかった雲が覆っていた。この3色が、逃げ惑う人々に不気味に迫った。あの火の海、あの煙の空……」。核兵器が戦争の道具として二度と使われないことを確実にするためにも、今日のような議論の場は重要だ。 核兵器廃絶への道のりは長い。しかし、米ソが核戦争の瀬戸際まで行った1962年のキューバ危機で、あの恐ろしさを体験して以降、両国は核兵器を管理して削減するために交渉のテーブルに着いてきた。 94年に戦略兵器削減条約(START)が発効した時、米ロはそれぞれ約1万2千発の核弾頭を配備していたが、それを各6千まで半減させた。新STARTではそれを1550まで減らした。そして今、バイデン政権はロシアと戦略的安定対話を再開した。新しい技術の影響に焦点を当て、新STARTに代わる条約づくりをめざしている。 核弾頭数は冷戦時代に比べて着実に減っている。だが、これらの成果をつぶす恐れのある新たな軍拡競争が起きようとしている。中国が核戦力の増強を図っている証拠が出てきた。 核リスクを低減させる米ロの共同作業に、中国を招き入れる努力が必要だ。中国とも戦略的安定を話し合い、情報交換を習慣化する。ロシアと協力してそれを進めることができる。米中ロ3カ国は友達ではなくても、核戦争や混乱を防ぐためのパートナーにはなれるはずだ。 ■「ゴジラもヒバクシャ。その… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全国の高校生が2年ぶりに集う開会式 わかやま総文開幕
会員記事 高田純一、尾崎希海2021年7月31日 20時30分 第45回全国高校総合文化祭「紀の国わかやま総文2021」(文化庁、公益社団法人全国高等学校文化連盟など主催)が31日、和歌山県で開幕した。新型コロナの影響でオンライン開催となった昨年のこうち総文を経て、2年ぶりに全国から高校生が集まった。8月6日まで。 感染防止策として、参加者と関係者全員に2週間の健康観察を義務づけるほか、一般の観覧を制限。合唱や弁論はマスクやフェースシールドをつけて行う。 約1900人が参加した和歌山市での総合開会式には、47都道府県の代表生徒がステージにそろい、開会宣言が行われた。和歌山を紹介する開催地発表は、高野山真言宗のお経を唱えたり、紀伊半島の水害で被災したピアノを演奏したり。市中心部の大通りでは吹奏楽部とバトン部の生徒によるパレードが開催され、華やかな演技で開幕を盛り上げた。 コロナ禍で、企画の一部は中… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:686文字/全文:1061文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
園長「泣いてる他の子に気を取られ」置き去り 園児死亡
会員記事 城真弓、古畑航希、板倉大地2021年7月31日 20時47分 福岡県中間市の私立の認可保育園「双葉保育園」で、倉掛冬生(とうま)ちゃん(5)が送迎バスに閉じ込められて死亡した事故で、園長が登園した園児たちをバスから降ろした際、「他の子に気をとられ、(冬生ちゃんが残っていることに)気づかなかった」と市に説明していることがわかった。市は職員間の連携に問題があった可能性があるとみて、県と合同で特別監査を実施する方針。 県警によると、冬生ちゃんは7月29日、登園の際に乗った送迎バスに取り残され、熱中症で死亡した。バスは園長の40代女性が運転し、園児7人が乗車。午前8時半ごろ園に到着し、別の職員が出迎えて園児たちをバスから降ろした。しかし、冬生ちゃんが車内に残っていることに2人とも気づかず、バスを施錠して離れたという。 市によると、園長は車内を確認しなかったことについて、当時別の女児が泣いていたため「泣いている子をなだめるのに気をとられていた」と話したという。 園には23人の保育士 バスに職員が添乗しないこと多かった また、担任は冬生ちゃんが登… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:399文字/全文:847文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル