名古屋地検特捜部は28日、21世紀法律事務所(名古屋市東区)の弁護士渡辺一平容疑者(58)=名古屋市瑞穂区=を有印私文書偽造・同行使の疑いで再逮捕し、発表した。 認否は明らかにしていない。 渡辺容疑者は、特別清算手続き中の会社の預かり金1億5千万円を横領したとして、業務上横領容疑で7日に逮捕されていた。 特捜部によると、渡辺容疑者は2~3月、自らが代表清算人代理人を務める特別清算手続き中の会社に、未払いの工事代金があるように装い、工事の請負契約書や未払いを認める申入書を偽造。 工事を請け負った業者の代理人弁護士に渡して代金の支払いを求める訴訟を起こさせ、証拠として名古屋地裁に提出させた疑いがある。 特捜部は、会社に債務があるように見せかけて特別清算手続きを遅らせ、預かり金の横領の発覚を免れようとしたとみている。 「気持ち悪い、変な話」 知らぬ間に原告に 訴訟資料によると、この請負契約書の日付は「令和27年4月1日」だった。 平成27年(2015年)と書こうとして誤記したとみられる。 名古屋市内のカフェの内装工事を約2600万円で業者が請け負うというもので、裁判はこのうち820万円が未払いだとする内容だった。 原告とされた名古屋市内の業者は実在するが、代表者は取材に「裁判は起こしていない」と証言。5月に検察から知らされて初めて訴訟のことを知ったといい、「気持ち悪い、変な話です」といぶかしがった。 業者の代理人弁護士は取材に、訴訟手続きを取ったことを認めたが、請負契約書などが偽造されたものとは知らなかったと説明。 被告の会社に内容証明を送ったところ、同社の代理人弁護士でもあった渡辺容疑者から「勝訴すれば、原告にも弁済する理由ができる。原告も入れて債権者に分配する」と、提訴するよう依頼されたという。 この訴訟はすでに取り下げられた。 特別清算は、株式会社の清算時に債務超過などがあった場合、会社側の清算人や債権者らの申し立てを受け、裁判所の命令で行われる手続き。 債権者集会での協定や債権者との和解を通じて、超過債務の解決を目指す。会社側が手続きを主導することも可能なため、破産に比べ柔軟に進められるなどの利点がある。 東京商工リサーチによると、2020年の倒産7773件のうち、破産は6896件と9割近くを占めるのに対し、特別清算は322件と約4%。ここ10年ほどは年間300件前後で推移しているという。(大野晴香、山下寛久) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鹿児島・諏訪之瀬島の噴火警戒レベルを2に引き下げ
2021年7月29日 13時42分 気象庁は29日、鹿児島県十島(としま)村の諏訪之瀬島の噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げた。6月下旬から7月上旬にかけて爆発が増えたが、現在は噴火活動が低下し、御岳(おたけ)火口から1キロを超える範囲に影響する噴火の可能性は低くなったと判断した。ただ、噴火活動は続いており、火口から約1キロの範囲での大きな噴石に警戒を呼びかけている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大坂選手に差別的投稿 徳間書店が編集者との契約を解除
東京オリンピックのテニス女子シングルス3回戦で敗退した大坂なおみ選手について、ツイッターで差別的な投稿をしたなどとして、徳間書店は28日、業務委託していた編集者との契約を解除し、ホームページ(HP)に謝罪の文書を掲載した。 同社広報担当者によると、編集者は同社が運営するWebメディア「&GP」で取材や記事の執筆を委託されていた。27日、編集者が私的なアカウントで投稿した差別的な内容について読者からメールで同社に問い合わせがあり、本人に確認したところ自身の投稿だと認めたという。 インターネット上では、同じアカウントが過去にも差別的な投稿を繰り返していたとして、批判の声が上がっていた。同社はそうした一連の差別的投稿を問題視して、28日付で契約を解除したほか、編集者が担当した「&GP」の記事を非公開とし、問題のある内容が含まれていないか調べている。 同社はHPに掲載した文書で… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:251文字/全文:645文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
書き直された申請書 餓死の無戸籍女性 市との「接点」
大阪府高石市の火葬許可申請書のひな型。女性の内縁の夫が死去した際の申請書では、下段の「申請者」欄に修正の跡があったという 昨年9月、大阪府高石市で戸籍がない高齢女性が餓死し、同居の息子が保護された。高石市は「過去に母子と接触したことはなかった」としていたが、取材を進めるうち、5年前に市職員が母親と会っていた可能性が浮上した。確かに生きていた母子の存在がなぜ、公には「いないもの」とされ続けてきたのか。 分け合った最後のソーメン 無戸籍の母子が暮らしていた住宅=2020年12月25日、大阪府高石市、添田樹紀撮影 女性の遺体は昨年9月22日朝に見つかった。司法解剖で、栄養不足による餓死と判明した。家にいた息子も衰弱しており、府警に保護された。 母子ともに戸籍がなかった。 息子を支援してきた関係者によると、息子は保護された際、「8月末に知人がくれたソーメンを母と分け合ってからは、水と塩でつないでいた。無戸籍なので、役所に相談しづらかった」と話したという。 女性はかつて、内縁の夫で息子の実父にあたる世帯主の男性を加えた3人で暮らしていた。男性は2016年8月に74歳で病死した。母子は男性が残した約300万円を切り崩して生活していたという。 息子は自称1971年生まれの50歳。「学校に通わず、母から読み書きを教わった。大人になると仕事を転々とし、最近は無職だった」と説明した。「母は1941年生まれの78歳だった。長崎県・五島列島出身で、戦争孤児だったと聞いた」とも。 女性の死が最初に報じられたのは昨年12月だった。当時、記者が取材した高石市幹部は「市が過去に母子から相談を受けたことはなく、困っていたことを知ることは難しかった」と話した。 無戸籍の女性と内縁の夫、息子の3人がかつて暮らしていたというアパートの跡地=2021年1月26日、大阪府高石市、山本逸生撮影 書き直された申請書 女性が無戸籍だった理由は定かではない。 知人らによると、女性は若い頃、東海地方で働いていた。そこで内縁の夫と出会い、高石市に移った。息子が生まれた時も父母は出生届を出さなかった。 一方、内縁の夫は戸籍を持っており、高石市への住民登録もしていた。 取材を進めると、内縁の夫が亡くなった直後、高石市役所に死亡届が出されていたことがわかった。 餓死した無戸籍の女性。市役所との間にあったとみられる唯一の「接点」を生かすことはできなかったのか。記者たちが追いかけました。 いったい、誰が死亡届を出し… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪のみたらし団子、東京へ 新幹線でGO
朝倉義統2021年7月29日 14時00分 東海道新幹線が30日、みたらし団子を新大阪から東京へ運ぶ。賞味期限が当日限りで地方発送をしていない喜八洲総本舗(大阪市淀川区)の人気商品だ。 JR東海グループの東海キヨスクが、新幹線を活用した荷物輸送のニーズを探る試みとして、30日の早朝に新幹線に乗せ、正午頃に東京駅構内で販売する。 5本入り490円は大阪と同価格。東海キヨスクの担当者は「今回は試みのため、輸送代は度外視。大阪でしか味わえない人気のスイーツをぜひどうぞ」。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「黒い雨判決、コロナと同じ部局だが」元厚労官僚の視点
2021年7月29日 14時00分 朝日新聞デジタルで6月に始まった「コメントプラス」。最新のニュースや話題を伝える記事に続けて、専門的な知識や豊かな知見をもつコメンテーターのコメントを読むことができます。記事の見出し横にある吹き出しマークが目印。最近注目を集めたコメントの中身を紹介します。 「中国、塾や多すぎる宿題を規制」の記事に小室淑恵さんがコメントプラス 26日の「中国、塾や多すぎる宿題を規制 重荷減らして少子化対策」(https://www.asahi.com/articles/ASP7V451ZP7VUHBI007.html)の記事に、株式会社ワーク・ライフバランス社長の小室淑恵さんがコメント。「1点の差を求めて本質ではないことまでも暗記するような学び方は、どんなにそこで上位になっても、社会に出てから社会課題を解決するイノベーティブな発想力にはつながらない。オランダの入試では、ある程度までテストで人選したら、最後はあえて『くじびき』だ。本質的ではない細かい知識まで覚えるような過当競争を、心を育てる大事な時期の子どもたちにさせないためだ」と指摘します。 「黒い雨訴訟」上告断念の背景に迫った記事に千正康裕さんがコメントプラス 原爆投下後に「黒い雨」を浴びたと訴えた84人全員を被爆者と認めた広島高裁判決について、菅義偉首相が上告を見送った背景に迫った26日配信の「上告『不可避』の政府内 覆した首相、世論を読んだ?」(https://www.asahi.com/articles/ASP7V6VSTP7VUTFK01D.html)には、元厚労省官僚の千正康裕さんがコメント。「急遽、首相の政治判断で結論を出したようなので、どのように論理的な制度設計をするのか課題はかなり残されている」とし、「あまり知られていないかもしれないが、この問題の厚生労働省の担当部局はコロナ対応と同じ部局だ。今の状況で、この重い課題に対応するだけの余裕がないと思われる。コロナ対応と被爆者の補償に向けた制度設計を両立するためには、体制強化の意思決定も必須だろう」と問題提起します。 ワクチン証明書をめぐる記事に中野円佳さんがコメントプラス 26日の「『ワクチン証明書』申請受付始まる 世界でも導入本格化」(https://www.asahi.com/articles/ASP7V41R8P7RUHBI03V.html)の記事には、シンガポール在住ジャーナリストの中野円佳さんがコメント。「日本政府は他国が発行している証明書を持参した入国者について隔離免除の措置を取っていないということですが、今海外在住の人は海外で接種してしまっているわけですから、日本での証明書を発行することができません。相互に認めて行ってほしいと思います。8月に日本で仕事があってシンガポールから一時帰国する友人はワクチン以外でもとにかく手続きが複雑で、書類に不備があって入国拒否になったら致命的だからと何度も不備がないか厚労省に電話で確認したと言いました。お互いの労力の無駄なので、手続きが分かりやすくスムーズにしていってほしいです」と指摘しています。 ※コメントプラスは有料会員向けサービスです。専門家27人、朝日新聞記者30人が日々コメントします。有料会員登録はこちら(https://digital.asahi.com/info/price/)。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
実は…オバマ氏からの折り鶴 広島での「色あせぬ」一言
【動画】被爆76年 芳名録物語 バラク・オバマ編 被爆地広島・長崎には、政治や文化、スポーツなどの第一線で活躍する人々も数多く訪れました。核兵器廃絶を訴え続ける「原点」とも言える地で、何を考え、どんな言葉を残したのか。広島の平和記念資料館と長崎の長崎原爆資料館の「芳名録」に記されたメッセージを手がかりにたどりたいと思います。 《核保有国として、核兵器を使用したことがある唯一の核保有国として、米国は行動する道義的責任を持っています》(2009年4月のプラハ演説から) 第2次世界大戦が終わりを迎えつつあった1945年8月6日、米軍のB29戦略爆撃機が広島に原爆を投下した。人類が初めて核兵器を生身の人間に使用した瞬間だった。ソ連が旧満州に侵攻した8月9日には、長崎にも米軍は原爆を投下する。戦時に核兵器が使われたのは、今のところこれが最後だ。その後、実際に核兵器を使用した米国の現職大統領が被爆地を訪れるまでに、71年を要した。 《それが、私たちが広島を訪れる理由です》 5年前の2016年5月27日夕、現職の米国大統領として初めて被爆地・広島を訪れたオバマ大統領は、平和記念公園での17分間の演説の中で、被爆地に立つことの意味を説いた。 《私たちが愛する人のことを考えるためです。朝起きて最初に見る私たちの子どもたちの笑顔や、食卓でそっと手に触れる伴侶の優しさ、親からの心安らぐ抱擁のことを考えるためです。私たちはそうしたことを思い浮かべ、71年前、同じ大切な時間がここにあったということを知ることができるのです》 被爆地を訪れることは、改めて自分の日常を振り返り、平和を自分事として考えることだと問いかけていた。 その直後、被爆者の坪井直(すなお)さん(96)と握手をしながら声を交わし、被爆者で米兵捕虜の研究を続けてきた森重昭さん(84)との「ハグ」が世界に配信された。最後まで「謝罪」の言葉がなかったことに今も批判がある。核ミサイルの発射指示を出す「核のフットボール」も携え、今この瞬間も米ロの核がいつでも発射可能な状態にある現実を見せつけた。それでも、核兵器なき世界をめざすモラルを全世界に発信し、「核のタブー」を強めたことの意義は大きい。 オバマ氏は09年11月の初来日の際、こう語っていた。「広島、長崎を将来訪れることができれば、非常に名誉であり、私にとっても有意義なことだ」と。 大統領就任から間もない同年4月のプラハ演説で「核兵器のない世界をめざす」と表明し、その年のノーベル平和賞の受賞が決まっていたころだ。 核兵器を絶対悪とみなす「人道的アプローチ」を世界へ広めるきっかけとなったオバマ氏の広島訪問。被爆者を抱き寄せる写真はその象徴として、世界へ配信されたが、実現するには様々なしがらみとジレンマを克服する必要があった。記事中盤でその困難さを、終盤にはオバマ氏が平和記念資料館に残した2羽の折り鶴を紹介します。 しかし、この訪問を実現させ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
先生の声を社会に 元教員らがアンケートサイト創設へ
学校現場の働き方改革が課題となるなか、先生の声を社会や行政に届ける回路をつくりたいと、全国各地で教員研修を担当する教育ファシリテーター武田緑さん(35)らが、アンケートのサイトを9月に立ち上げる。「学校の外に何を言ってもわかってもらえないと諦めている先生も少なくないが、自分の意見が届くという実感を持ってほしい」と話す。 武田さんは常勤講師として小学校で働いた経験を持つ。その後、教育委員会の研修で人権教育の講師を務めたり、教育イベントの企画運営をしたりして教職員との関係を広げてきた。 アンケートサイトをつくろうと考えたきっかけは、2018年、大阪市の吉村洋文市長(当時)が、全国学力調査の結果を校長や教員の人事評価とボーナス額に反映させる案を打ち出したことにある。武田さんのSNSのタイムラインには教職員の怒りや悲しみの声が次々寄せられたが、「書かずにはいられないから書いていても、変わると思っているわけではないと感じた」という。 先生の声の「出口」が必要 それらの声を社会につなげたいとネット署名を呼びかけると、教職員以外の人も含め、約1万6千筆が集まった。全国学力調査の結果を教員の評価に反映させる案はなくなった。 この経験から、「先生の思い… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:831文字/全文:1362文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Tokyoを記録する 花火は今年も上がらなかった
今年も、隅田川に花火は上がらなかった。 例年、7月下旬に開催されてきた「隅田川花火大会」。毎年約100万人が訪れる夏の風物詩は、去年は中止に。そして新型コロナウイルスの収束を見越して開催時期を10月にずらした今年も深刻な感染状況が続く中で中止が決まった。 この夏、川辺にはゆったりとした時間が流れている。 新型コロナウイルス禍の東京でオリンピックが始まった。街は今、さまざまな感情がごちゃ混ぜになっているように見える。スポーツの祭典を楽しみたい。五輪だけが特別でいいの? 選手は応援したい。自分の暮らしで精いっぱい……。 「2021 Tokyoを記録する」。どこまでも特殊なこの年の東京で、どんな景色が見え、どんな時が流れ、どんな思いで人々は生きているのか、書き記していきたいと思う。 川の右岸の台東区立隅田公園… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:524文字/全文:694文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
閉鎖中の海水浴場で16歳死亡 施設職員が引率 兵庫
2021年7月29日 10時10分 兵庫県洲本市五色町の都志海水浴場で28日午後5時55分ごろ、特別支援学校に通う神戸市北区の男子生徒(16)が沖合約15メートルの海面で浮いているのが見つかったと、119番通報があった。男子生徒は救助されたが、搬送先でまもなく死亡した。県警洲本署は水死とみている。 署などによると、男子生徒は北区の民間の障害者施設の入所者。この日は職員2人が入所者6人を引率し、午後4時ごろから海水浴をしていたという。姿の見えなくなった男子生徒が、うつぶせの状態で浮いているのを職員が見つけ、通報した。 海水浴場は新型コロナウイルスの影響で閉鎖しており、ライフセーバーはいなかったという。 署は事故の状況や経緯などを詳しく調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル