会員記事 平岡春人、川村さくら2021年6月12日 11時00分 「後ろから襲ってきます」 札幌市中心部、大通公園の貼り紙が注意を呼びかけるのは、カラス。東京五輪マラソンの発着点にも選ばれた観光名所の大通公園では、たくさんのカラスが飛び回り、憩う人たちが食べ物をかすめ取られることもある。 記者は札幌に赴任したばかりの4月中旬、カラスに後頭部を蹴られた。 曇り空の午後、自宅付近の並木道を歩いていた。ふと、頭に何かが当たった。木の実が落ちてきたような感覚だったが、頭上を飛び去るカラスが視界に入り、蹴られたと気づいた。 そのカラスは近くの街路樹に止まり、支柱のひもをくちばしで引きちぎり始めた。巣作りの材料を集めていたのだろうか。 拡大する記者を蹴ったカラス=2021年4月18日午後3時25分、札幌市中央区、平岡春人撮影 「札幌のカラスは、ひなが巣立ちを迎える5月末から7月上旬にかけて、よく人を蹴ります」 NPO法人「札幌カラス研究… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1567文字/全文:1913文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
のんびり優雅に泳ぐマンボウ ユニークな体形の秘密は
【いきもの目線】マンボウ@横浜・八景島シーパラダイス=2021年5月25日、竹谷俊之撮影 今回の「いきもの目線」で取り上げるのは「マンボウ」。体の後ろ半分を切断したようなユニークな体形が人気だ。高さ7メートルの巨大な円柱水槽でマンボウを飼育、展示している横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)の協力で、360度カメラを設置した。マンボウと一緒に、優雅に泳いでいる気分を味わってみてはいかが。 マンボウはフグ目に属し、日本では北海道から沖縄まで各地に生息。例年4月頃から数カ月間接岸してくる。成長すると体長3メートル、体重2トンを超すという。撮影時は、神奈川県横須賀市の定置網にかかり、飼育されている7匹のマンボウが泳いでいた。 ウェットスーツ姿の飼育員・楊為善さんに機材を手渡し、大水槽にカメラを設置。撮影時間は約30分。マンボウたちは警戒しているのか、カメラから離れてゆっくり回っている。カメラの高さ調整のため、エサを手にした楊さんが再び潜水。マンボウたちが楊さんに近づいてきた。 楊さんによると、ダイバーを認識して餌をねだる個体もいれば、近寄ってこない個体もいるという。自然界ではクラゲや小型の魚などを食べているが、飼育下では魚やエビをミキサーにかけ、ゼラチンで固めたものを食べさせている。 【動画】横浜・八景島シーパラダイスの飼育員がマンボウを解説=竹谷俊之撮影 記者がガラス越しに撮影していると、一匹のマンボウが近寄ってきた。丸っこい目で、見つめられているようで愛らしい。すると、マンボウの目が閉じたように見えた。フグの仲間の特徴で、実際にはまぶたはなく、目の後ろから白い皮が伸びてきて目を覆い隠すため、目を閉じているように見えるという。 他にも、フグとマンボウには肋骨(ろっこつ)がないという共通点がある。楊さんによると、フグは体を膨らませることで体を守り、肋骨があると膨らむときに邪魔になるために無いという。マンボウは体が大きく成長するため、フグのように膨らむことはないが、骨格はフグの姿を受け継いでいるため、おなか周りには骨がないという。 また、マンボウには腹ビレと尾ビレはなく、尾ビレに見える部分は「舵(かじ)ビレ」と呼ばれ、方向転換などの役割を担っている。上下に直立している「背びれ」と「尻びれ」を同じ方向に動かすことができ、フグも背ビレと尻ビレをパタパタと動かして泳ぐという。 マンボウはストレスに弱く、飼育は難しいとされている。泳ぎの直進性が強いために水槽に激突しやすく、水槽にビニールシートを張って対応する水族館が多いが、八景島シーパラダイスでは円柱状の水槽に水流を作って壁への接触リスクを抑えているという。(竹谷俊之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アイドル握手会、プリウス…… ワクチン接種に企業の技
【動画】トヨタ生産方式でワクチン接種を進める福岡県宗像市の集団接種会場=藤脇正真撮影 新型コロナウイルスの感染対策の「切り札」として期待が高まるワクチン接種。各地に設けられた集団接種会場の運営には、意外な企業のノウハウが生かされている。社会貢献という側面だけでなく、一刻も早く、コロナ禍前の日常を取り戻したいとの企業側の思いもにじむ。 トヨタの「カイゼン」採り入れ 愛知県豊田市の集団接種の会場運営でタッグを組んだのが、地元の自動車メーカー・トヨタだ。作業のムダを省く「カイゼン」のノウハウを採り入れている。 ハイブリッド車「プリウス」などを生産するトヨタ堤工場(同市)にある福利厚生施設に6日、住民が集団接種を受けに続々と訪れていた。 豊田市では約25万人の接種が見込まれ、市と連携協定を結ぶトヨタは、産業医や看護師ら延べ計450人を派遣。四つの会場提供やレイアウト設計といった運営支援を無償でする。 会場入り口でスタッフが問診票やクーポン、身元証明書などの必要書類をバインダーにまとめ、接種者に手渡す。受け付けや問診時に書類を取り出すムダを省くためだ。その後は書類の記入漏れチェック、受付、問診、接種と進む。動線は最短ルートで「一筆書き」だ。ここまで最短約5分。15~30分間待機し体調の異変がなければ帰れる。待機時間に2回目の接種予約もする。 運営支援にあたるのは、トヨタの生産現場で効率化を図る「カイゼン」を重ねてきた社員だ。市や医師会の助言のもと「受け付け80秒」「手指消毒12秒」と作業ごとに時間を算出し、最適な人員配置を考えた。会場の床には進路を矢印で示し、約60の案内板を設置した。トヨタの担当者は「接種者に負担をかけず、最低限の声かけで進んでもらえるようにした」。 福岡県宗像市も従業員が市内に多く住むトヨタ自動車九州と連携協定を結び、効率化を図る。「お年寄りの1歩でも無駄にしてはダメです」。5月下旬、市の集団接種会場で、トヨタ九州の菅原利彦・TPS推進室主査は市の担当者に厳しく指摘した。市は当初、医師が接種できるかを確認する予診ブースと、注射するブースを分けていたが、それでは接種を受ける高齢者の移動距離が長くなり、時間もかかる。 市は助言を受けて動線を見直し、まずは予診と接種のブースを一つにまとめ、移動時間を減らした。1人の医師が2ブースずつ担当し、ブース間を移動して予診。予診が終わった人から各ブースにいる看護師らが注射する流れにした。予診票は別の看護師が記入漏れなどを事前にチェックし、予診時間の短縮を図った。 会場で接種した男性(77)は、副反応に備える健康観察も含めて20分余りで終えた。「スムーズで密にもならず、安心して受けることができた」と話した。(三浦惇平、小川裕介) 拡大するキョードー大阪がかかわった兵庫県宍粟市の集団接種会場の運営シミュレーション=同市、キョードー大阪提供 アイドル握手会ノウハウも イベント業の「キョードー大阪」(大阪市)は兵庫県尼崎市や同県宍粟(しそう)市の集団接種会場の運営を担う。AKB48グループなど1日に1万人以上の客を受け入れた「アイドルの握手会」を担ってきた企業だ。 握手会では、アイドルと接す… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
憧れのロマンスカーに会える 運転手は私 神奈川
会員記事 文・豊平森、写真・山本裕之2021年6月12日 17時00分 拡大する館内の1階にある「ロマンスカーギャラリー」では、引退したロマンスカーに会うことが出来る。右からLSE(7000形)、NSE(3100形)、SE(3000形)の車両=神奈川県海老名市 拡大するロマンスカーの運転体験ができるシミュレーター=神奈川県海老名市 「出発進行!」。まるで本物の特急を運転しているようだ。それもそのはず。実物の運転台から作ったシミュレーターなのだ。 順路を曲がると一気に視界が広がった。丸みを帯びたオレンジ色の車体が目前に迫る。東京・新宿と箱根(神奈川県)などを結ぶ小田急電鉄の特急ロマンスカー。その引退した5車種などを集めたロマンスカーミュージアムが4月、小田急線海老名駅(同県海老名市)の隣にオープンした。 拡大するロマンスカーミュージアム館長の高橋孝夫さん=神奈川県海老名市 高橋孝夫館長(57)は元ロマンスカーの運転士だ。5車種とも運転した経験がある。特に思い入れのあるのが、2018年まで38年間走り続けたLSE(7000形)。大きな前面ガラスの展望席が特徴だ。「あこがれのロマンスカーの運転士になるための試験も、LSEで受けました」 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。 30年近く前のことだ。LS… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:954文字/全文:1292文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
歴史学者・姜徳相さん死去 在日韓国人初の国立大教授
2021年6月12日 17時44分 姜徳相さん(カン・ドクサン=滋賀県立大名誉教授、朝鮮近現代史、朝鮮民族運動史)は12日、悪性リンパ腫で死去した。89歳だった。通夜は19日午後6時から7時まで、東京都渋谷区西原2の42の1の代々幡斎場で。喪主は長男祐成さん。 現在の韓国・慶尚南道生まれ。1989年に在日韓国人初の国立大教授として一橋大教授に就任。文化センターアリラン、在日韓人歴史資料館の館長を歴任。関東大震災時の朝鮮人虐殺の関連資料を発掘し、朝鮮独立運動にも詳しい。著書に「関東大震災」「朝鮮独立運動の群像」「時務の研究者 姜徳相」など。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沖縄の米軍基地で有害物質流出 24時間以上経って通報
国吉美香2021年6月12日 19時17分 沖縄県うるま市の米軍基地で10日夕、発がん性が疑われる有機フッ素化合物PFOS(ピーフォス)などを含む汚水が基地外に流れ出たことが、県などへの取材でわかった。汚水は最大でドラム缶12本分(約2400リットル)という。県や防衛省沖縄防衛局などは12日、日米地位協定の環境補足協定に基づき基地内に立ち入り、米軍から説明を受けた。市は水や土の採取を求めたが、認められなかったという。 県によると、流出があったのは沖縄本島中部に広がる米陸軍貯油施設のうち、うるま市内にある「金武湾第3タンクファーム」。10日午後4時46分、大雨の影響で施設の地下に貯蔵していた汚水があふれ、基地の外とつながる排水路から流出したと米軍は説明しているという。貯蔵していた水はPFOSなどを含む泡消火剤が混ざっていたという。県が沖縄防衛局を通じて米軍から連絡を受けたのは、流出から24時間以上経った11日午後6時半ごろだった。 12日午前に現場を訪れたうるま市の中村正人市長は「市内では2日に米軍ヘリの不時着があり抗議したばかり。施設管理体制についても徹底を申し入れたい」と憤りを示した。 PFOSをめぐっては昨年4月、米軍普天間飛行場(宜野湾市)から14万3千リットルが基地外に流出する事故が起き、県が米軍などに再発防止の徹底を求めていた。(国吉美香) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
署名活動 知事もコメント 朝乃山の再起望む富山の人々
田添聖史2021年6月12日 15時00分 富山県出身の朝乃山に対し、11日、6場所出場停止などの処分が決まった。出身地の富山市呉羽町では関係者らが地区会館に集まり、日本相撲協会理事会の知らせをじっと待った。テレビのニュースで処分内容が伝わると、「厳しい」との声が漏れたが、一様に再起を願い、横断幕を掲げてエールを送った。 「辞めろという話になるかと心配していた。判断に感謝したい」。呉羽地区自治振興会の原島義正副会長(71)は、安堵(あんど)の表情を浮かべた。 同振興会の関係者らは5月から、寛大な処分を求めて署名を募った。県外の相撲ファンの協力もあって、最終的に1万1549人の署名が集まり、今月1日、協会へ郵送した。子どもの頃から朝乃山を知るという原島さんは「メンタルが弱かったことが今回の行動につながった。新たなスタートと思って精進してほしい」と注文した。 「メンタル弱い」「残してもらって感謝」 朝乃山富山後援会の青木仁理事長(44)も朝日新聞の取材に、「協会に残していただいたことに感謝している。安心した」。朝乃山には「出場停止中の1年間、厳しい稽古を積んでほしい」と期待した。 富山県の新田八朗知事は「県民の期待に応えるためにも、いま一度原点に立ち返り、相撲道に精進し再起されるよう願っています」とのコメントを出した。(田添聖史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
欠陥住宅Gメンは見た 階段に貼り紙「踏まないように」
会員記事 横山輝、増山祐史2021年6月12日 15時00分 東京都八王子市で4月、築8年の賃貸アパートの外階段が崩れ住民が転落死した事故。同じ施工業者が過去10年に手がけたアパート6棟でも同様の腐食が確認された。欠陥住宅の調査を手がける専門家とこのうち1棟に赴くと、「危険」な箇所が次々に出てきた。 5月26日に訪れたのは、八王子市にある築9年の賃貸アパート。事故が起きた建物と同じく、相模原市の則武地所=破産手続き中=が施工した。木造3階建て、外階段付きという構造も事故現場と全く一緒だ。 「これはひどい」 NPO法人建築Gメンの会(東京都)の理事長で、1級建築士の大川照夫さん(71)は言葉を失った。40年で約1千棟の欠陥の有無を調べてきたプロだ。この日、住民の立ち会いの下で建物を調べた。 注目したのは、1階と2階を… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:1035文字/全文:1371文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ロシア通商代表部職員が出国 警察は出頭要請 羽田から
在日ロシア通商代表部の職員に渡す意図を隠して不正に文献を入手したとして神奈川県座間市の無職の宮坂和雄容疑者(70)が電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された事件で、この職員が12日午前、ロシアに向けて出国した。県警は、職員が男と共謀して文献を不正に入手したとみて、外務省を通じてロシア側に任意の出頭を求めていた。 捜査関係者によると、職員は通商代表部に所属する40代の男性。12日午前8時過ぎ、羽田空港からロシアへと出国した。 県警外事課によると、無職の男は2019年7~12月、職員と共謀し、データベースサービス提供法人のシステムに会員登録して、文献8点を入手した疑いがある。 文献は半導体の研究開発にかかわる先端技術や無人戦闘車両に関するもので、男は「約30年にわたって約15人のロシア人に軍事、科学技術関係の資料を渡し、対価として1千万円以上を受け取った」と供述していた。県警は、文献に基づく技術がロシアで軍事転用された場合、安全保障環境に悪影響を生じさせる恐れがあったとみている。 ロシア大使館は12日、公式… この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。 残り:288文字/全文:748文字 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani stars on the mound and at the plate as Angels win in 10
Shohei Ohtani allowed two runs over five innings and doubled twice to help the Los Angeles Angels earn a 6-5 win in 10 innings against the Arizona Diamondbacks in the opener of the three-game series on Friday night in Phoenix. Ohtani struck out eight and walked two and yielded five […]